【戦争では無く平和のゲーム 囲碁】

【戦争では無く平和のゲーム 囲碁】
昨日は囲碁サミット2015 in みやま・柳川が開催されました。

みやま市では毎年プロ棋士をお招きして、「囲碁フェスティバル」を2011年から開催しています。この囲碁サミットはその全国大会みたいなもので、囲碁を活用したまちづくりを行う全国14自治体と日本棋院和田紀夫理事長、大竹英雄碁聖をはじめとするプロ棋士の皆様がみやま市と柳川市に集結。

昼の部はみやま市まいピア高田にて石倉昇九段の基調講演、14自治体の市長や教育長をパネリストとしたパネルディスカッション、プロ棋士による指導碁や子供・初心者教室。その後柳川市御花に移動して交流会が開催されました。

石倉昇九段が「教育における囲碁の効用」と題して行った基調講演は、囲碁をよく知らない私にも大変示唆に富んでいました。
特に記憶に残ったのは

「囲碁は相手の言い分も少し聞いてやるゲーム。チェスやテレビゲームのようにボスを攻略するのと違い、殺しあいのゲームではない。相手にもある程度取らせるが、相手よりちょっとだけ多く取るゲーム。すなわちgive & take。戦争では無く平和のゲーム。」

という一節。地方議員として、今後の活動に是非活かしたいと思います。その為にはまず囲碁を嗜まなければ!

実は石倉昇九段監修の「囲碁講座ー入門編」というiphoneアプリを持っていたのですが、石倉九段からは「それよりパンダネットのヒカルの碁っていうビデオ講座が役に立ちますよ」とのアドバイス。がんばります!

そして今年も柳川市出身の大渕盛人九段にお越し頂きました。紳士で知的で更にダンディーな佇まいの大渕九段。会う度にファンになります。

母君が私と同じ山門高校卒業と聞き、益々親近感を覚えました。今後とも故郷の囲碁を活用したまちづくりの為に引き続き力を貸して頂くようお願いをしました。

写真上「石倉九段と金子柳川市長」下「大渕九段と和田日本棋院理事長」

 

【平成27年9月議会代表質問無事終了】

【平成27年9月議会代表質問無事終了】
9月29日に自民党福岡県議団の代表質問者として大役を果たす事が出来ました。
質問骨子は下記の通り
○知事の政治姿勢について
ー中小企業振興条例について
ースポーツの振興による地方創生と地方活性化について
ー総合戦略の概要と策定スケジュールについて
ー若者の結婚・家族形成のための意識づけについて
ー政府関係機関の地方移転について
ー移転が実現した場合の県勢振興と移転実現のための具体的施策について
ー本県への本社機能の誘致について
ー新たな財政改革の目標について
ー県債残高に占める臨時財政対策債の割合について
ー平成26年度決算について
○新社会推進部の組織改編について
ー新社会推進部の名称について
ー男女共同参画推進課が担う機能、業務及び名称について
ー今後のアンビシャス広場事業について
○乳幼児医療費支給制度の拡充について
ー乳幼児医療費支給制度の改正時期について
ー乳幼児医療費支給制度の自己負担額の設定について
ー乳幼児医療公費負担に対する国の考え方について
ー乳幼児医療費支給制度改正にかかる市町村との協議について
○耕作放棄地対策について
ー耕作放棄地再生への取組について
○「全国豊かな海づくり大会」の本県開催について
ー全国豊かな海づくり大会を「福岡県らしい大会」とすることについて
ー県を挙げた大会とするための取組みについて
○教育問題について
ー新たな科目「歴史総合」について
ー新たな科目「公共」について
ー全国学力・学習状況調査の目標を達成できなかったという結果と要因について
ー学力向上に向けたこれまでの施策の成果と課題について
ー学力向上に向けた今後の取組について

以上25項目。NHKニュースにも取上げて頂きましたが、総合戦略をはじめとし全て今後の県政運営のなかでも基本となるべき重要な問題ばかりです。
知事答弁に関しては議会が落ち着いてからまた後日レポートしたいと思います。
質問・知事答弁を含めたインターネット録画中継は10月2日頃から視聴可能になる予定です。URLは下記の通り↓
http://www.fukuoka-pref.stream.jfit.co.jp/?tpl=speaker_result&speaker_id=388
後援会有志の皆さんも応援に駆けつけて頂き心強かったです。本当に有り難うございました。

 

【9月議会開会、初めての代表質問を行います】

【9月議会開会、初めての代表質問を行います】
昨日より福岡県議会9月定例議会が開会しました。

人件費や資材高騰による伊良原ダムの予算増額や服部副知事の人事案件などが議題として上っています。

私は自民党県議団の代表質問者にご指名頂き、9月29日に代表質問を行う事となりました。

議員個人が普段の政務活動から得た視点で行う一般質問と違い、県内幅広く選出されている自民党県議団所属議員43人の総意として、県政の方向性や知事の政治姿勢を問う質問内容となります。質問の持ち時間も45分が上限(知事答弁時間は除く)。質問項目は30近くに及びそのボリューム・内容ともに自民党県議団として恥ずかしくない重みのあるものとなっております。

その詳しい内容については質問当日まで取扱注意で門外不出。様々な情勢に応じて修正や変更がかかる場合もあります。プレッシャーたるやたまりませんが、しっかり務めたいと思います。

自民党県議団の一般質問は9月29日(火)午前11時からです。傍聴希望の方は事務所まで御連絡ください。
またネットにて生中継も行われます(録画中継は10月2日頃から)
http://www.fukuoka-pref.stream.jfit.co.jp/
どうぞ宜しくお願いします!

 

【熊本県に延伸!新たな生活圏を創造する有明海沿岸道路】

【熊本県に延伸!新たな生活圏を創造する有明海沿岸道路】
有明海の沿岸地域を結び新たな生活圏を創造する地域高規格道路「有明海沿岸道路」

現在福岡県内を中心とした一期工事は、三池ICから徳益ICまでの自動車専用道路部を中心に順調に工事が進んでおります。その中で、本日初めて熊本県側への延伸工事の端緒を開く「三池港IC連絡路中心杭打ち式」が本日荒尾競馬場跡地にて開催されました。

有明海沿岸道路は無料ということもあり、当初の予想をはるかに超えた利用率を誇ります。しかし事業開始当初は、「コンクリートから人へ」で象徴される公共工事への逆風もあり大変な苦労があったと、期成会特別顧問である古賀誠先生のお話がありました。また、それを受けて野田毅衆議院議員から「公共事業は乗数効果(ストック効果)だけで語れない、先行投資という視点を忘れてはならない」とのお話し。

生まれてくる子供達は故郷を選べません、その中で国土の保全と均衡ある発展を強く願う者として大変心強いお言葉を頂いた気がします。

有明海沿岸道路が熊本方面に延伸されれば、そこから徳益ICで下車し、みやま柳川IC経由で九州自動車道を活用される熊本県民も増えるでしょう。ではみやま市柳川市はどうやってこのインフラを活用していくのか。市も県もぬかりなく策を練らねばなりません。

福岡県・熊本県から国会議員・県知事・県議会関係者・市町長・市議会議員・期成会関係者が集い、杭打ち式は有明沿岸地域の未来を彷彿させるとても華々しいものとなりました。

そして違和感無くダークスーツの集団に紛れ込むあやしい黒い影。。。。

 

東日本豪雨被災地へ、まず第一陣

本日は矢部川漁協組合主催の「あゆ祭り」が中ノ島公園で行われました。

「あゆ祭り」と言っても浜崎あゆみさんの野外コンサートでは無く、矢部川漁協の皆さんと川魚の「鮎」を頂きながら矢部川の環境を考える催しです。

しかし話題の中心は東日本豪雨、特に鬼怒川の氾濫。

筑後川河川事務所の方にお話しを窺うと、事務所で所有する2台の排水ポンプを、災害協定を結んでいる建設会社のご協力を頂き、早速被災地に発送したそうです。

排水ポンプの運搬を請け負った建設会社の社長ともたまたまお話しする機会に恵まれましたが、「3年前の北部九州豪雨では全国からお世話になったので、出来る限りのご恩返しをしたい」とのこと。

これから募金や人的支援など色々な被災地への支援活動が始まると思いますが、私も出来る限りのご協力をするつもりです。

全ての被災者の方々へお見舞い申し上げると共に、一日も早い復旧復興を心よりお祈りいたします。

【がんばれ女性消防団員!】

【がんばれ女性消防団員!】
本日は第二回福岡県女性消防操法大会が福津市の福岡県消防学校にて開催。私が委員長を務める総務企画地域振興委員会は防災危機管理局も所管しており、視察をして参りました。

この大会は女性消防団員の士気高揚を図り地域における消防活動を充実させるために2013年に第一回が開催され、それを見学された7名の女性が新たに消防団に加入されたそうです。

前回優勝の久留米市女性消防隊から優勝旗が返還され、飯塚市女性消防隊の指揮者が堂々たる選手宣誓。

出場9団体、その全てが普段の厳しい訓練を彷彿させる素晴らしい操法を披露されました。
そして栄えある第二回優勝は福岡市早良女性消防隊。10月に開催される全国大会でのご活躍を祈念しております。

福岡県では消防団員を自主防災組織の指導者として要請する「福岡方式」と呼ばれる防災対応を推進しており、高齢化や独居世帯増加が進む中、女性消防団員への期待も高まっています。この大会が女性消防団の士気高揚や団員加入に貢献することを期待します。

 

大家敏志参議院議員の政経フォーラムにて司会を務めさせて頂きました。

大家敏志参議院議員の政経フォーラムにて司会を務めさせて頂きました。
記念講演として麻生太郎副総理、金美齢先生が登壇。会場も立ち見が出る大盛況でした!貴重な機会を頂きまして、大家先生有り難うございます。
フォーラムの内容については大家先生のFacebookページをご覧下さい(click!)

 

【レインボー九州少年ソフトボール大会開催】

【レインボー九州少年ソフトボール大会開催】
今年で35回目となる、レインボー九州ソフトボール大会がみやま市高田町で開催されました。

旧三池郡高田町の頃から少年の健全育成を目的に開催されているこの大会。今年も福岡県内はもとより鹿児島や宮崎など九州一円から合計48チームが参加しました。

高田町では冬に九州選抜少年剣道大会も開催されており、一自治体として二つの九州大会を開催している事は昔よりこの地がスポーツを通じた青少年育成・地域振興に大変力を入れていたことが窺えます。

チーム旗に囲まれた選手宣誓。今年は高田オールジュニアの原田君が清々しい感動的な宣誓をしてくれました。

接近する台風が心配されましたが、予想を覆す晴天。明日の決勝戦までは問題なさそうです。
熱中症や怪我がなく、全てのチームが全力を出し切る試合を期待しております。

 

総務企画地域振興委員会視察報告(みやま、柳川、大牟田、筑後)

8月3日から4日にかけて、総務企画地域振興委員会の委員長として記念すべき第一回目の委員会管内視察に行って参りました。みやま、柳川、大牟田、筑後の地方創生に関する取組がテーマです。ちょっと時間が掛かりましたが、今回視察した4カ所について備忘録

1)リニューアルされた西鉄柳川駅を中心とする周辺地域の再開発
金子健次市長直々にご説明頂きました、ご多忙の中有り難うございました。現在年間130万人を迎える柳川市の観光振興の玄関口となる柳川駅のリニューアルについては、西鉄柳川駅周辺地区デザイン会議を立ち上げ、その下で「利活用市民ワークショップ」や「柳川らしいデザインを考える会」など住民レベルの意見交換を取り入れられたそうです。
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2)明治日本の産業革命遺産を構成する三池港の閘門
今年7月に世界遺産登録を受けた、三池港の閘門は干満差が日本一激しいと言われる有明海において港内の水位を一定に保つために1908年に竣工されました。100年前から動き続ける僅か40馬力のモーターで今も開閉されます。このモーターの音が、現在のものと機構が違う為に発する違い甲高いカラカラカラという音色が何とも言えない歴史を感じさせます。

また、閘門を渡るための橋は、日本唯一と言われる非常に珍しい引き込み式の人道橋。

しかしながら、この閘門施設は一般公開されておりません。このように「明治日本の産業革命遺産」は実際稼働中の施設が多く含まれ、その維持保存もさることながら、地域資源としての活用に関して課題も少なからず感じます。

3)ソフトバンクホークス新ファーム本拠地
2013年12月に筑後に誘致が決定し、来シーズンより移転するソフトバンクホークスファームの本拠地。3000人収容のメインスタジアム、天然芝のサブスタジアム、高さ23メートル縦横65mで日本最大となる屋内練習場、選手寮、クラブハウス。来年2-3月の引き渡しに向け、約200人の現場作業員の方が炎天下の中、工事を進められています。新ファーム本拠地では、ファーム運営自体も事業化出来るよう色々と検討されているそうで、飲食スペースなども整備し、年間10万人の来場を目指すそうです。
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地域の皆さんが大変期待しており、県や近隣市もしっかり協力する体制を作りたい旨お伝えしました。

4)みやま市 大規模HEMS情報基盤整備事業
西原親市長と「みやまスマートエネルギー株式会社」の磯部達社長からご説明を頂きました。
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みやま市では経済産業省の大規模HEMS情報基盤整備事業が自治体として唯一採択されております。市内約2000世帯でモニターを設置し、個々の電気使用を見える化し、様々な実証事業を行います。また同時に、電力の自由化を睨み「みやまスマートエネルギー株式会社」を立ち上げ、低圧電力の売買事業に自治体として初めて参入しております。こちらは将来的に「ふるさと納税」ならぬ「ふるさと買電」のような新たな自治体の魅力作り・活性化に繋がる可能性があり、多くの自治体から視察が舞い込んでいるそうです。
地元に住んでいると現状が当たり前になってしまい鈍感になるのですが、委員の皆さんの質問が一番活発だったのはみやま市の視察でちょっと嬉しくなりました。

やっと第一回の常任委員会視察の報告をアップします。

やっと第一回の常任委員会視察の報告をアップします。第一回はみやま・柳川・大牟田・筑後の地方創生をテーマに勉強させて頂きました。それぞれ地域の特色を活かす施策が行われており、大変勉強になりました。委員の皆様方と福岡県のまちづくりに活用していければ幸甚です。しかし相変わらず落ち着かない日々が続きます。インプットとアウトプットのバランスを取りながら、頑張っていきたいと思います。

【みやま市議会議員選挙始まる】

【みやま市議会議員選挙始まる】
昨日7月19日、みやま市議会議員選挙が告示されました。

定数が2削減されて、19から17に減った議席を目指し、現職12人、元職1人、新人9人の合計22名が立候補する激戦となりました。

地方議会において議会は二元代表制の一翼となり、首長へのアクセルやブレーキとなり行政運営を健全に行う大変重要な役目です。

一人だけの首長に対し、議員は地域毎の諸課題について住民の声を行政に届ける役割もあります。

県や国の行政だけで地方創生がどうにかなるというものでは有りません。市政こそがまちづくりの基礎の基礎です。

多くの住民の皆さんが、前向きな議論の中で、今回の市議会議員選挙の関心を高めて頂き投票率が上がる事を期待しております。

投票日は7月26日(日)です!

 

【6月議会最終日、福岡よかとこバスツアー出発式】

【6月議会最終日、福岡よかとこバスツアー出発式】
改選直後の、長い長い6月議会もやっと最終日になりました。予算特別委員会を含め、内容については県政レポートや地元の県政報告会にて随時行いたいと思います。また、最終日に総務企画地域振興委員長として付託された議案について、審査の結果報告議場にて行います。

本会議前に、県庁では「福岡よしもと芸人と行く、福岡よかとこバスツアー」の出発式が行われました。
この事業は「ふるさと名産品・旅行消費拡大事業」の一貫で行われ、お一人様1000円で、福岡よしもとの芸人さんがエスコートして県内選りすぐりの観光コースを巡る日帰りツアーです。

コンバット満さんはじめ福岡よしもと芸人の方も多数参加されたので、出発式は凄い賑わいでした。

栄えある出発式のツアーに選ばれたのは、「産業革命遺産と筑後の特産をめぐる旅」!

みやま市では日本唯一の国産線香花火を生産して、オリジナル花火体験が行える筒井時正花火玩具製作所が見学先に入っています。

 

【世界遺産観光土産に石炭シュー】

【世界遺産観光土産に石炭シュー】
みやま市高田町の「あづまや」さんが石炭を模ったシュークリームを発売されています。

ネーミングもそのまま「石炭シュー」

見かけは石炭そのままですが、なんと食べると中のクリームが衝撃の真っ黒!まさに黒いダイヤ。

お味も、しつこい甘さではなく大人の風味。「自分は酒飲みで辛党だけど」と仰る先輩にも気に入って頂けました。

あづまやさんは福岡県の経営革新センターから経営革新計画を承認されており、新商品の開発、販路拡大など様々な新しい取組をされている中、今回の世界遺産登録も更なる追い風にしようと、パッケージの見直し含め販売促進に力を入れようとされているそうです。

こういう地元の皆様の盛り上がりに触れると、今回の世界遺産登録は地域に活力をくれる本当にありがたいことだと感じます。

石炭シューは注文を受けてから中にクリームを詰めるそうです。だいたい作って2時間以内が食べ頃。
高田町の店舗以外に、みやま市の道の駅でも売っていますので、お越しの時は是非。

 

【喜んでばかりいられない、世界遺産登録】

【喜んでばかりいられない、世界遺産登録】
明治日本の産業革命遺産が世界遺産に登録されました。おめでとうございます。

8県23遺産で構成され、私のお隣の大牟田市にも「三池港」「宮原抗」等があり、地方版を含む新聞各紙には関係者や地域住民の喜びの声が溢れています。

構成自治体においては、知名度向上や観光客増など地域振興へ繋がる期待感は最高潮。荒尾市で遊園地を運営している「グリーンランド」の株価が世界遺産登録決定翌日にストップ高になったのも、海外旅行客の増加を見越した思惑買いが原因と言われています。

しかし、世界遺産に登録されたという事は、これを人類共通の貴重な遺産として後世に伝えていく責任も同時に発生するわけです。

例えば1993年に世界自然遺産登録された屋久島は、急激な訪問者・登山客急増によりゴミ問題・登山道の荒廃・自然破壊・島民生活への悪影響などが発生し、島民のなかでも世界自然遺産登録に関する賛否両論がわき起こったり、本来の世界遺産の趣旨を逸脱しかねない状況となり、入山規制をはじめとする対応策が必要となりました。

活用と保護、この両面をバランス良く行い、地域だけでなく人類の宝として明治日本の産業革命遺産が末永く愛される事を祈ってやみません。
(写真は、登録を記念して頂いたポスターです)

 

【一般質問の要旨と答弁骨子】

【一般質問の要旨と答弁骨子】
一般質問は先週の金曜日無事終了しました。
新たなメンバーも加わった県議会、心新たに演壇に向かいましたが2期目になっても相変わらず緊張します。
特に、今回は2期目の小川体制に対して一般質問トップバッターという事で気合いを入れて挑みました。

質問原稿をブログに上げております。また同じページから中継録画が7月1日頃から観ることが出来ます。
http://itahashi.info/blog/20150626110040

質問要旨と知事の答弁骨子は下記の3点

板橋「景気回復の県内地域格差についてどう考えるのか?また、景気回復の振れ幅が小さい地方に対する具体的・効果的な施策について」

知事: 景気回復の道筋に関する基本的考え方を披瀝。県の民間設備投資刺激・地域消費喚起・民間賃金アップに関する具体的取組を表明。公共事業を「幅広い分野で生産誘発効果が有る」とした上で、必要に応じた事業量確保し、国からの補助減少について県単費で補い、地域毎にメリハリをつけて執行する旨答弁。

板橋「給与格差により地方における技術人材の確保が困難になっている、人材多様性の確保のためにどのような施策を打つのか」

知事: 中小企業が必要な人材を確保し、地域のものづくり企業等が多様性を維持することの重要性を共有。「正規雇用促進企業支援センター」における新しい取組により企業が行う多様な人材確保を支援する事を表明。

板橋「中小企業振興条例は公共事業を担う企業の意見や、地域後の特徴もしっかり反映させて、地方の景気回復に実効性のある条例を目指すべきではないか」

知事: 条例制定の為に行っている、約1200社に対するアンケート調査は県内企業の業種構成を反映し、サービス業4割、小売業2割、建設業、製造業、卸売業が各1割程度の比率に設定している。一方で92社に対して行った経営者に対するヒアリングは 製造業53社、サービス業16社、小売業7社、建設業4社、卸売業3社、その他9社。引き続き出来るだけ幅広く経営者の声を聞き、県内各地域の中小企業の課題やニーズの把握に努めて条例に反映させるとの答弁。

ーーーー
引き続き、この答弁を基本に、県内各地で景気回復を実感して頂けるような施策が行われているかしっかり執行部と協議して参ります。

 

【6月26日に一般質問を行います】

【6月26日に一般質問を行います】
本日より6月議会代表質問が始まりました。
私は6月26日(金)11:00より、2期目に入る小川県政に対する一般質問のトップバッターとして議場に立ちます。

質問要旨「景気回復の地域格差と地域の人材多様性確保について」

こちらのページから生中継が観られます
http://www.fukuoka-pref.stream.jfit.co.jp/

見逃した方は7月1日頃からこちらのページで録画中継が観られます
http://www.fukuoka-pref.stream.jfit.co.jp/?tpl=speaker_result&speaker_id=300

ところで、西日本新聞の福岡都市圏版で「地方議会『見える化』計画」という特集記事が、福岡市議会の開会に併せて掲載されています。
筑後版には載っていませんので、エッセンスをWEB版で御確認ください。
http://www.nishinippon.co.jp/feature/local_councilor/

大変良い試みと思います。
個人個人で報告会を開いたり、活動レポートを配布したり、WEBで情報発信しても限界がありますし、そもそも観る気もない方大勢です。なんだかんだ言っても、地方議会に興味を持って頂けるにはマスコミに取り上げて貰うのが一番です。

後輩から紹介して貰い、やっと読み終えたこの本が面白かった
「ええ、政治ですが、それが何か?」岡田憲治著
http://www.amazon.co.jp/dp/4750340170
20150624081020
小難しい政治の話ではなく、自分と政治の関わりを平易な文章で綺麗に解説してくれる。

【福岡よかもん広場にキジ車登場】

【福岡よかもん広場にキジ車登場】
今年4月にリニューアルされた、福岡県庁11階にある「福岡よかんもん広場」にみやま市の郷土玩具である「キジ車」。子供が乗れる大型版がキジ車保存会の皆様から寄贈されました。
寄贈式には、キジ車保存会の宮本会長、県観光物産振興課武濤課長はじめとする関係者がご出席。

キジ車は約1200年前、伝教大師が現在のみやま市にある清水寺を訪れた際、道に迷い、そこを一羽の雉が道案内をしたという伝説が由来です。

今までも何体か寄贈して頂いておりましたが、今回は子供が乗って遊べる大きさ。
たまたま飯塚市の小学四年生が県庁見学にお越しで、早速初試乗してもらいました。

 

【6月議会スタート、政策審議会について】

【6月議会スタート、政策審議会について】
先週末、第一回開催となる「みやま市文化協会邦楽部会発表会」に参加しました。
邦楽部長で女性和太鼓グループ「媛太鼓」の主席でもある藤吉先生の発案で、私も媛太鼓に混ぜて貰い一曲叩く機会を頂きました。見るのとするのは大違い、自分的には「気分は鬼太鼓座」だったのですが(苦笑)良い機会を頂き有り難うございました。
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6月議会が昨日開会しました。
平成27年度の当初予算1兆7769億円余等を審議する大変重要な議会です。
各会派の代表が行う代表質問の時間も、予算審議する議会においては持ち時間を45分から60分に延長して行います。

自民党県議団には政策審議会(略して政審会)というのがあり、こちらで代表質問を練り上げます。
政審会は、会長・副会長・事務局長と8つの常任委員会を代表する部会長の計11名で構成されており、私は総務企画地域振興の担当部長を拝命しています。

昨日は代表質問草稿の一回目のチェックでした。60ページ近くに上るボリュームにも圧倒されたのですが、その中でも総務・企画地域振興に関連する項目が4割以上!項目も予算や財政関連のみならず多岐に渡り大変でした。

代表質問の草稿は本番まで門外不出の為、詳しい内容は公表出来ませんが、2期目のスタートを切る小川県政に対し二元代表制の一翼として牽制機能をしっかり果たせるよう政審会一同頑張ってます。

【目指せ、奇跡のむらづくり〜山川町伍位軒集落】

【目指せ、奇跡のむらづくり〜山川町伍位軒集落】
「限界集落」、高齢化・過疎化が進み、共同生活の維持が難しくなり存続が危ぶまれる集落の事で、昨今では多くの方々に認識されている言葉です。特に中山間地をイメージされる方が多いのでは。

そんな中山間地の典型のような場所に位置する、みやま市山川町の伍位軒(ごいのき)集落。私も議員の仕事をするまではなかなか足を運ぶ機会も少なかった地域ですが、この伍位軒集落が平成27年度の「豊かなむらづくり全国表彰事業」で九州のベスト3に選ばれ、今後天皇杯や内閣総理大臣賞を頂くチャンスとなっております。

豊かなむらづくり全国表彰事業は、農山漁村におけるむらづくりの全国的な展開を助長し、地域ぐるみの連帯感の醸成及びコミュニティ機能の強化を図り、農林漁業及び農山漁村の健全な発展に資することを目的として、昭和54年度から農林水産祭の表彰行事のむらづくり部門として実施されています。

伍位軒は標高180mに位置し、総世帯数わずか29戸、人口110人の集落です。この地域は江戸時代末期よりみかん栽培が始まり、今も29戸の内27戸がみかんの専業農家。過去オイルショックやオレンジ輸入自由化という2回の価格大暴落を品種転換や園地整備による省力化で乗り超えましたが、まだまだ不安定なみかん経営、高齢化、後継者不足などのし掛かる課題山積でした。

しかし「『みかんの里』を守る為に自分達やれることは自分達でやろう!」と一念発起、平成12年より推進体制を整え、中山間地域直接支払制度等を活用し伍位軒独自のむらづくりを推進。

結果、現在の山川みかんのブランド戦略を牽引するまでになった優良品種「北原早生」が誕生、集落の平均所得が向上し、後継者が増加。更に小学生以下の子供の数が年々増加し、青年部や女性農業者をはじめコミュニティーも向上するという、少子化に頭を抱える自治体にとって信じられないようなスパイラルで地域の活性化を実現しています。

この取組みを、この度「豊かなむらづくり全国表彰事業」に「集落みんなで守る『みかんの里』〜子供の声がこだまする郷づくり〜」というテーマで紹介した次第です。

7月16日の現地視察審査を経て、その後各1点が選定される「天皇杯」「内閣総理大臣賞」「日本農林漁業振興会長賞」を目指す事になりました。伍位軒の北原区長ともお話しし、県においてもトップを目指すべく農業普及センターなどを中心に最後までバックアップさせて頂くことをお約束しました。

行政は「地域の特色を活かす」と良く言います。聞こえは良いのですが、それを実現しているところはまだまだ少数です。伍位軒は小さな集落ですが、だからこそ地方創生の大きなヒントが隠れています。

 

【予算案勉強会、質問が形になる感動】

【予算案勉強会、質問が形になる感動】
本日は自民党県議団において平成27年度予算案勉強会が開催されました。朝10時から順番に12部署の重点施策に関する説明が夕方まで続き、頭を使いすぎました。
一方で過去4年に執行部へ働きかけた事が様々な形で事業化されていたり嬉しい限りです。
以下、重点施策として今回説明頂いた中で、過去私が行った質問内容をよく酌み取って頂いていると感じたものを列記してみます。

総務部「防災行政情報通信ネットワーク整備・防災情報システムの設計」
⇒平成23年度決算特別委員会質問「自主防災組織の育成と災害時の情報収集」
http://itahashi.info/blog/20121030091558

企画地域振興部「スポーツを活用した地域振興プロジェクト」
⇒平成26年2月議会一般質問「スポーツによる広域地域振興について」
http://itahashi.info/blog/20140311110007

新社会推進部「青少年アンビシャス運動推進費・放課後児童クラブと連携する新たなアンビシャス広場作り」
⇒平成26年6月議会一般質問「自治体の消滅可能性を遮る具体的施策について」
http://itahashi.info/blog/20140616110021

新社会推進部「福岡ソフトバンクホークスファーム開業記念事業」
⇒平成26年2月議会一般質問「スポーツによる広域地域振興について」
http://itahashi.info/blog/20140311110007

新社会推進部「若年層意識啓発の為の出張授業の実施」
⇒平成26年6月議会一般質問「自治体の消滅可能性を遮る具体的施策について」
http://itahashi.info/blog/20140616110021

農林水産部「ブランド農林水産物育成対策」
⇒平成26年9月議会一般質問「人口減少社会への対応について」
http://itahashi.info/blog/20140929134543

農林水産部「総合的な鳥獣被害対策の推進」
⇒平成25年決算特別委員会質問「鳥獣害対策について」
http://itahashi.info/blog/20141030104708

建築都市部「空き家活用モデル普及促進費」
⇒平成27年2月議会一般質問「中山間地における果樹産地の新規就農者対策」「空き家予備軍対策」
http://itahashi.info/blog/20150217142539

教育委員会「放課後学習活動支援費・「学び道場の実施」」
⇒平成26年6月議会一般質問「自治体の消滅可能性を遮る具体的施策について」
http://itahashi.info/blog/20140616110021

自分も2期目となり、議会や会派を裏方で支える立場になると質問機会は減るかも知れませんが、形を変えても引き続き地域の皆さんの声を頂きしっかりと反映させることが出来るよう努力して参ります。

6月議会では一般質問を行う事になりそうです。詳細が決まりましたらまた報告します。