若大将市場本日オープン!

今から26年前、平成元年に高田町商工会青年部のメンバーが中心となって設立された若大将グループが新たな試みとして「若大将市場」をまいピア高田前に本日オープンしました。
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過去はJA高田の直販所「花野果館(はなやかかん)」だった建物を借り受けて、新たに誕生した若大将市場の経営理念は

「地域に賑わいばもたす事ば一番に考え、いっでん喜ばるる品もんと、ばさろ面白か催しば提供し、『ばぁ、そげんこつまで?!』 ち言わるるごつほういっぺつかえて、だっでんの楽しゅして豊かな生活にち~とでん役に立てるごつがまだします。」

須崎会長を中心としたメンバーが趣向を凝らしたおもてなしで、地域の活性化を目指します。
オープン初日は地元で活躍する鼓動会のパフォーマンス、福袋の販売、2000円以上お買い上げのお客様に「がね」を進呈、投げ餅等々催し物盛りだくさんで押すな押すなの大盛況でした!
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街の若大将たちの手作り感がたまらなく良い感じの「若大将市場」、まいピア高田のすぐ目の前ですのでまいピアにお越しの際は是非お立ち寄り頂き、彼らの暖かいお持てなしとまちづくりに対する情熱を感じて下さい!

第8回九州クリエイターズマーケット開催中!

本日より第8回九州クリエイターズマーケットが筑後広域公園体育館で行われています。ものづくり・パフォーマンスの祭典を行おうと、山門青年会議所が2007年に立ち上げたこの事業。最初は出展者が果たして集まって貰えるか冷や冷やの状態でしたが、なんと今年は約180組の出展者を迎えての開催。私も第一回、第二回と青年会議所メンバーとして参加しており、とても感慨深いものがあります。
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これ↓なんで出来ていると思いますか?なんとストローですよ!
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出展ブースも革製品、アート、似顔絵、鉄工細工、ネイル、竹細工、そして野外ブースのバンドなどなど様々なものがありますが、個人的には子供の体験ゾーンも大のお気に入りで、私の子供達は左官体験を満喫していました。
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毎年大川の木工所から端材をご協力頂き行われる、工作広場も大好評でした。
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未来のクリエイター達の真剣な眼差しは、見ているこっちもワクワクしてきますね。

今年のもう一つの目玉は、11月1日に復活式典が行われる「矢部川くすべえ」との連携です。くすべえを模ったふわふわトランポリンが入り口前に登場、小学生までの子供達が中に入って遊べるそうです。
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出展者有志が独自の技巧を凝らして作り上げたくすべえグッズも展示・販売されています
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明日が最終日ですが、全国から集まった精鋭クリエイターがお届けする「クリエイターの秋」を是非ご堪能下さい。

九州国際大学山本啓一教授講演「安全安心な地域づくりに必要な知識とは?」

指定暴力団工藤会の活動拠点である北九州地区の「暴力団追放!地域決起会議」が、北九州地区の暴追・防犯団体など約400名のご参加の下、昨日豊前市にて開催されました。

その中で行われた、九州国際大学法学部の山本啓一教授の「安全安心な地域づくりに必要な知識とはなにか?」という講演が大変示唆に富んで勉強になったので備忘録
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山本教授は北九州安全・安心条例の制定にも関わっていらっしゃったそうです。

・防犯意識だけでは犯罪は減らない。防犯知識が伴わなければならない

・犯罪の認知件数は減少しているが、体感治安は向上していない。犯罪の多くは公共の場所で起きている。例えば性犯罪は51%が道路・公園・駐車場・駐輪場で起きている
・少年非行が多く、再犯も多い。
⇒どうやって「犯罪の起きにくい社会を作るか」が課題

・犯罪は「機会」によって起こる。「機会」とは場所の構造や雰囲気。
⇒「(外部の人間が)入りにくい」「(外から)見えやすい」領域性と監視性が高い場所は安全。その逆は危険

・「行政による都市計画」「企業の都市開発・商業施設開発」のような街が作り替えられる時は、そこに防犯の視点を組み込むことが重要

・非行防止・少年犯罪の減少の為に、どんな劣悪な家庭環境で育っていても学校で頑張れば新しい人生が開けるという希望が持てる事が大切。その為には地域に支えられた教育・人づくりの力が必要。噛み砕いて言えば、今の学校の先生は雑事で忙しすぎる。地域の理解・協力で学校の先生がしっかりと教育に専念出来るような環境を作るべき

・防犯は「まちづくり」である。犯罪とは「マイナス」、犯罪を無くすということはマイナスを減らすという事で、街がギスギスする。一方で、防犯とはまちづくりであり、「まちづくり」とはプラスの事。マイナスを0にするのではなく、プラスを高める事によってマイナスを打ち消す事が肝要。

・安全安心社会の実現の為に、自分達の手によって自分達の社会の価値を高めるべき。

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「割れ窓理論」に通ずる部分もありますが、住民がより積極的・主体的に関わる事で「取締り」というネガティブな方向性より「まちづくり」というポジティブな行動で安全安心な地域づくりを実現する近道であると理解しました。私の地元を管轄する柳川警察署長からも同じようなお話しを耳にしたことがあります。
安全安心に限らず、政策だけでどうにもならない、地域のまちづくり・ひとづくりを盛り上げどうリンクしていくのか?地元の情勢に照らし合わせながら思いを巡らせ帰路に就きました。

九州自立の会政策提言とスポーツの秋

東京一極集中と中央と地方の格差拡大を打破するため、福岡県議会議員が中心となり広く九州の政財界の賛同を頂き、平成23年9月に発足した「九州の自立を考える会(略称『九州自立の会』)」が約半年間の時間をかけて政策提言を取りまとめ、10月8日に発表しました。

その提言内容は、以下の5つの柱からなっています
(1)観光振興
(2)農林水産業の経営力強化
(3)先端中小企業の育成とエネルギー供給戦略
(4)空港、港湾等の機能強化その他インフラの整備
(5)スポーツの振興、スポーツ関連産業の育成

特に「(5)スポーツの振興、スポーツ関連産業の育成」は私が今年の2月議会にて質問した「スポーツによる広域振興」とリンクする部分も多く、今後の展開に大変期待を抱いています。

提言ではスポーツを、トップを目指し見るものを感動させる「チャンピオン・スポーツ」と、老若男女・上手下手を問わず皆で楽しむ「スポーツ・フォア・オール」の二つに定義し、それらを車の両輪と捉え、相互補完的・一体的に推進すべきと論じてあります。私も全く同感で、特に地方では「チャンピオン・スポーツ」に直接触れる機会が少なく、スポーツがテレビの先にある手の届かないエンターテイメントになってしまい結果的に「スポーツ・フォア・オール」の精神が根付き難いような気がしてなりません。そういう意味で提言にある「政策2 各種の国際スポーツ大会やキャンプ地の誘致」は面白い。特に、注目度が低くても継続的に開催する事による効果に言及してあるところが現実的で、その先にある「政策4 スポーツ関連産業、健康産業等のスポーツビジネスの振興」とイメージをもって結びつけられます。

今後この提言により大きな方向性が提示されたと考えます。この流れをうまく組み込んで県南の振興に繋げていきたいと考えます。

これらの政策提言は下記のリンクから概要版と全文が読めます。ご参考までに
【「九州の成長戦略に係る政策提言】概要版
【「九州の成長戦略に係る政策提言】本文

さてスポーツ繋がりですが、私を支援頂く有志の皆様により恒例のゴルフコンペを10月16日17日の二日間にわたり開催して頂きました。
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昨年は季節外れの台風に直撃をくらい、記憶に残るコンペとなり参加者の皆様に大変苦労を強いることとなりましたが、今年は無事二日とも晴天無風!
気持ちよくラウンドして頂いたのではないでしょうか。私はプレイせずスタートホールで皆様のお見送りをさせて頂きましたが、最高の秋空のもと、次々と放たれる豪快なティーショット(たまにミスショット)に見ている此方も気分爽快でした。

そしてその後の表彰式でも皆様満面の笑顔!スポーツの後、勝った負けたは置いておいて楽しく談笑するのは最高です。
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ご参加頂いた皆様、またゴルフ場の段取りからメンバー取りまとめ、懇親会の準備・進行まで色々な工夫をして盛り上げて頂いた世話役の皆様本当に有り難うございました!
これからも春のグラウンドゴルフ大会と秋のゴルフ大会を通じ、スポーツで地域の皆様と交流を深めたいと思う次第です。

平成26年10月8日皆既月食の観察、感動しました!

本日は皆既月食でした。皆既月食自体は日食に比べて結構頻繁に起こっているらしいのですが、月の出直後から開始する子供でも見やすい時刻に始まり、しかも地球の影にすっぽり入るため皆既状態が1時間近くある観察にしては最高のコンディション。

これは子供と一緒に観察せねばと、昨年11月の国際宇宙ステーション観察以来久々に三脚を出して天体ショーを楽しみました。

18時14分頃から始まった部分食ですが、18時46分頃でこんな感じ
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その後、雲に隠れたりしながら19時5分頃。だいぶ影が掛かってきました。地球の大気により太陽の光が屈折するため、影の部分はだんだん赤銅色に見えてきます。頭の部分と影の部分のコントラストがなんとなくドングリっぽく見えて可愛いです。
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更に10分後の19時15分。殆ど影に隠れてしまい、紅いお月様になりました。
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さて、ここからが面白い。19時16分30秒、紅いお月様から湯気が噴き出してきます。
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正確には湯気では無く、光の屈折で出来た何かなんでしょうが、皆既日食の時のダイアモンドリングのようで綺麗です。
19時17分30秒、湯気は更に大きくなります。
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19時17分51秒、これは皆既月食のダイアモンドリングと言いたくなるほど、美しい光の状態になりました。
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その後、このダイアモンドリング(風のなにか)はだんだんと収まり、19時24分頃、皆既月食状態が始まるとお月様は赤銅色の神秘的な姿となりました。
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いやー、楽しかったです。ここまで観てから少年ソフトボール連盟の会合にダッシュで参加、その会合が終わる頃には元通りの満月になっていました。
次は来年の4月にも皆既月食が日本で観られるそうです、今回見逃した人は是非お楽しみ下さい!!
我が家の辛抱力が無い長男、最初は月がちょっと欠けているのを確認するとすぐ家に帰りたがりましたが「つべこべ言わず最後まで観ろ!」と一喝。最後は神秘的な天文ショーに感動していました。百聞は一見にしかず、と思ってくれたと信じてますが、ねぇ。

みやま市総合美術展、二川まつり、下庄校区敬老祭等々

台風18号が接近したため風が強い週末でした。直接的な被害は無かったものの、日曜日に予定されていた多くの運動会ではテントが張れずに開催した所や、会場を体育館に移した所など、お世話役の皆様はお疲れ様でした。

第8回みやま市総合美術公募展がまいピア高田にて10月10日まで開催されています。瀬高町時代から半世紀以上に渡り続いている、歴史有る美術展です。
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書道、洋画、陶芸、写真、ジュニア作品などの部門があり、昨日は表彰式が行われました。
私も下手の横好きで写真の部に出品しているのですが、皆様のレベルが高すぎて入賞には至りません。しかし美術協会の会員さんから「入賞を狙った写真より、ちょっとした表情や仕草からジワッと心が温かくなるような写真が本当は良いんですよ」とお言葉を掛けて頂き来年に向けての励みになりました。なかなか昔の様に時間は取れませんが、写真を撮る楽しみは忘れないようにしたいと思います。

その後、二川まつりに参加しました。
初めてご招待頂いたのですが、二川小学校とPTA、育成会、行政区が協力して、学校の表現学習の発表から始まり、バザー、模擬店、福引きなどアトラクションもある楽しい催しでした。
圧巻は最後の投げ餅
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大人も子供も大興奮!学校と地域が一体となって盛りあがっている姿に感動しました。

下庄校区の敬老祭ではアトラクションに博多にわか塾の皆さんが本場の博多にわかをご披露なさいました。
筑後地域ではあまり馴染みがない博多にわかですが、最長83歳、平均68歳の博多にわか塾の当意即妙な言葉遊びに会場は大爆笑。
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いやー久々に大笑いしました。笑いは健康の素、敬老祭にお越しのおじいちゃんおばあちゃん、来年も元気なお顔を拝見出来ること楽しみにしております!また下庄公民館のお世話役の皆さん、ありがとうございます!

9月議会一般質問のお知らせ

9月17日に開会した9月定例議会も代表質問が終わり、本日より一般質問が行われます。

私も下記の通り一般質問を行います。インターネット中継も行われますので是非ご覧下さい。

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板橋 聡一般質問のご案内
9月29日(月)午後1時20分頃(昼休み後、2番目(吉武議員の後)に登壇予定)

要旨
一、人口減少社会への対応について
  1.県における「まち・ひと・しごと創生」
  2.農村地域振興

インターネット中継はこちら
録画も10月2日木曜日頃から観ることができます
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5月に発表された日本創成会議の所謂「消滅自治体リスト」の衝撃は記憶に新しいところですが、その後政府は7月に「まち・ひと・しごと創成本部」設立準備室を立ち上げ、9月には石破茂氏が担当大臣に就任、第一回の地方創成本部初会合を開催と矢継ぎ早に対策を打っております。

その基本方針は「従来の延長線上にはない次元の異なる大胆な政策を中長期的な観点から、確かな結果が出るまで断固として力強く実行していく。」という断固たる決意を感じるものです。

福岡県が国の動きを受けて、どのように対応するのか、県南の主要産業である農業振興を絡め知事の姿勢を質す予定です。9月は予想外の色んな事情が立て込み、原稿作りの時間もままなりませんでしたが週末頑張ります!

9月23日、みやま市のみならず県南の医療の重要拠点であるヨコクラ病院の落成式が行われました。
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ドクターヘリ用のヘリポートを含め先進的な5階建ての新病院。
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私の後援会名誉会長をお務め頂いている日本医師会長である横倉義武院長と、ご令息の義典院長代行の地域医療に対する責任を情熱を感じる充実した施設となっております。
新ヨコクラ病院が県南の安全安心を支える拠点病院として益々大きな役割を果たされること、心より祈念しております。

景気雇用特別調査委員会視察

Facebookでもご報告していたとおり、所属している景気雇用特別調査委員会の視察で兵庫県と大阪府を訪問しておりました。

兵庫県では県議会を訪問し政策労働局より兵庫県が取り組む職業能力開発についてご説明頂きました。

中でも印象的だったのは、兵庫県立ものづくり大学校に併設された「ものづくり体験館」。兵庫の匠や企業OB、賛助団体等の熟練技能者が先生となり、調理・左官・石工・服飾・木工・電工・金工・造園等々中学生に対して匠の技を実演し体験指導を行います。平成25年度に本格オープンして初年度から申込み殺到で、予算一杯一杯の102校1万2千人以上が利用しています。今年度もほぼ同じ規模の参加者を見込んでいるとのこと。

中学生位の多感な時期に、実際の職人技に触れる事は子供達にとっても将来の進路を左右するような大きなきっかけになると思いますし、企業OBなど地域の先達にとっても後輩達へ自らの分身とも言える熟練した技能を披露することはやりがい有ることでしょう。

大阪府では府の施設である「ものづくりビジネスセンター大阪(MOBIO)」と「OSAKAしごとフィールド」を視察。
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特徴的だったのは、本庁の担当課が本庁舎ではなく丸ごと施設内に入り込み施設運営、事業運営にきめ細やかな携わり方をしていました。また普通2-3年で人事ローテーションが行われる公務員ですが、こちらの担当者の方は10年以上の方が居たり、その道のプロとしてビジネスマッチングや就業支援に取り組んでいます。官のビジネス支援や就業支援において、相談者との信頼関係構築は大切で、その点でローテーションの長期化は有効だと思います。

また、広報や施設の雰囲気がなんか「役所」っぽくない。
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ちなみに「レイブル」とは「Late bloomer(遅咲き)」の意味で、働いていない所謂ニートと呼ばれる人々の中で働く意欲を持ち行動をする人々を「レイブル」と呼んで、効果的な就業支援策を講じているとの事。
業務委託されているパソナの担当者に聞いたところ、これはパソナだけの方針ではなく大阪府が主導で「役所っぽくない」雰囲気作りを行っているとの事でした。

それと、所謂ブラック企業等を排除して、就業者がトラブルに巻き込まれないような中小企業を大阪府自らが金融機関と協働でピックアップし、冊子に纏めた「関西優良企業就活ガイド」
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大企業指向が強まり、求人に苦労している中小企業にとっては行政のお墨付きになります。一方で、公平性の観点でどうなんだろうという議論もあり、よくここまで踏み込んだなぁというのが率直な感想です。

民間企業では、東大阪が産み出した世界一企業「ハードロック工業」を訪問しました
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この会社、知る人ぞ知る「世界一緩まないネジ(正確にはナット)」を発明した会社です。写真は「ナニワのエジソン」こと若林克彦社長。

鉄道車両・施設、エネルギープラント、鉄塔、橋・道路等々、最近では東京スカイツリーに40万本が使用されていたりするハードロックナット。開発されて40年以上経っていますが、未だにこれを置き換えるような製品が出てこないというのが凄い。まさにコア・コンピタンス。若林社長から直接開発秘話などをお話し頂き大変参考になりました。

広島土砂災害に思う

広島の土砂災害発生から一週間が経過しました。現時点で犠牲者70人、行方不明者18人を数える未曾有の大災害となり、犠牲となった方々に心からご冥福をお祈りすると共に、一日も早い復旧復興を願うばかりです。自然災害を100%防ぐことはできませんが、本当にやり切れない気持ちになります。

2年前の九州北部豪雨で私の地元は堤防の決壊や道路の冠水などによる水害に見舞われましたが、増水の様子など視覚による状況判断がある程度出来る水害と違って、土砂災害は音や匂いにより危機を察知しなければならず、局地的な豪雨では発生箇所も予測し辛い。一度発生すると広島の土砂は時速140キロ以上のスピードで襲いかかったそうで、スピード、破壊力ともに想像を絶します。

避難勧告のタイミングや、激しい雨と雷の中防災無線がまともに機能するのか?避難するにしても明け方4時という時間的な難しさなど、様々な課題を突き付けられたと思っています。また行政側の対応だけではなく住民一人一人の防災意識を普段から研ぎ澄ます必要も有るでしょう。

福岡県では13150有る土砂災害危険箇所について全ての土砂災害警戒区域指定を終えていますが、油断は出来ません。局地的な集中豪雨により、地盤が緩んだり、過去対策を打っている箇所が劣化していたりする場合も有ります。治水、砂防の対策は地味で評価されにくいですがしっかり対応するよう県にも働きかけていきます。

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景気雇用特別委員会の為に県庁へ向かうと、大河ドラマ「軍師官兵衛」が九州編に入ったからか、県庁入り口にある官兵衛関連の展示コーナーが豪華になっていました。

早稲田大学バドミントン部の御縁

8月11日から15日のスケジュールで、早稲田大学のバドミントン部が筑後広域公園体育館にて合宿を行っています。
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私自身はバドミントン部OBではありませんが、私のブログをご覧になった早稲田大学OBで崇城大学にご勤務の石黒先生より、稲門のよしみでご案内を頂き激励に伺うことになりました。

折角ならということで、これまた私の母校である山門高校のバドミントン部に声を掛け、練習に混ぜて頂けることとなりました。
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山門高校のバドミントン部は荒木顧問の下、インターハイ出場を目指して練習を積み重ねており、先日も男子ダブルスが福岡県大会で優勝したとのこと。その2人が胸を借りることになりました。

迎え入れる早稲田大学バドミントン部は全日本学生選手権や関東大学リーグ優勝を目指す、日本のなかでもトップレベルの集団。高校生では体力的にも技術的にも大変厳しいものがあったかと思いますが、地方にいては触れる事も難しいトップレベルの選手達に揉まれ、練習姿勢を含め大変勉強になったと思います。これをきっかけに地域のバドミントンを牽引して、更なる高みを目指して欲しいと思います。

日本バドミントン協会の専務理事であられる今井監督や、ロンドンオリンピック銀メダリストのコーチとしても名高いルネサスの本田コーチともお話しさせて頂き、世界のバドミントン情勢、自治体のスポーツ大会誘致やオリンピックのキャンプ地誘致などについて貴重な情報を頂きました。2020年のオリンピックパラリンピック東京開催に向けて、現在福岡県ではオリンピックキャンプ地誘致をめざし、自治体と誘致連絡会議を設立しております。またスポーツを基盤とした広域地域振興プロジェクトの研究会が今年から立ち上がっております。今日頂いたヒントを参考にして今後の県政に反映させていきたいと思います。石黒先生からは筑後広域公園体育館の施設としての素晴らしさを評価して頂き、今後ともいろんな形で交流をしていこうと盛りあがりました。

しかし、筑後広域公園の体育館のお陰で合宿が開催され、私がブログに書いた稲門会の記事から派生して様々な出会いがあり、ひょんな御縁から色々と繋がるんだなぁと感動した次第です。忙しさにかまけて更新が滞りがちなブログですが、もっと頑張りたいですね。

さて、お盆。それぞれのご家庭で御霊をお迎えされていることと存じます。
昨日はみやま市にて遺族会が主宰するみたま祭りが、古賀誠福岡県遺族会連合会長をはじめとする多くのご来賓をお迎えし開催されました。
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遺族会の皆様のお陰で今年も美しくライトアップされた忠霊塔。英霊の御霊が安らかなることを心よりお祈りすると共に、遺族会の皆様の常日頃の活動に心より感謝したいと存じます。
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警察庁への陳情&皇宮警察

私は現在福岡県議会の警察常任委員会副委員長を仰せつかっていますが、この度野原委員長と共に警察庁を訪問し陳情をして参りました。
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主たる内容として

(1)暴力団壊滅のための抜本的措置として、新たな捜査手法の導入など法的措置、街頭防犯カメラ設置に対する自治体への財政的支援等
(2)暴力団対策の充実強化として、福岡県に対して捜査員・機動隊員の派遣継続、資機材車両の整備強化、暴力団犯罪捜査員への手当拡充等
(3)特殊詐欺撲滅に向けた水際対策の強化として、レターパックや宅配便が送金手段に使われる疑いがある場合の通報制度導入、携帯電話を不正取得し詐欺に使われないよう対策強化等
(4)治安基盤の充実強化として、凶悪犯罪・暴力団対策の推進の為に地方警察官の定員基準拡大、警察車両の充実、高齢者による交通事故対策として交通安全施設の充実

をお願いし、また福岡県に向けては既に暴力団対策として、全国の警察本部から捜査員・機動隊員を派遣して頂いておりそちらの御礼もしてきました。対応して頂いた組織犯罪対策部暴力団対策課長からは、福岡県警の樋口本部長が不退転の決意で暴力団対策に取り組んで頂いている事を高く評価して頂き、県下の状況について危機感を共有する事が出来たと感じました。

平行して、同様の陳情を福岡県選出国会議員に対しても行いました。来年度以降の政策への反映を切望するばかりです。

また昨日は皇宮警察本部を視察してきました。
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あまりご存じない方も多いかも知れませんが、枢密院の流れを汲み皇室守護という任務に特化し、全国の警察本部の中で最も定員が少ない(福岡県警本部が約1万人に対して、皇宮警察本部は約920名)のが皇宮警察です。
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同じ警察庁とは言え、枢密院をルーツにする皇宮警察は、事件の犯人を探して逮捕するという業務は殆どなく、皇室を護る為に警備・護衛・警戒・警防に特化した組織体制は我々が接する県警本部とは全く異質でした。

実は皇宮警察、定員数に対して福岡県出身者が多いらしく50名以上いらっしゃるとの事です。今回の視察の対応をして頂いたのも北九州市門司出身の方で、事前準備から説明まで大変懇切丁寧に対応をして頂きました。普通では入れない皇居の部分まで見学させて頂き大変勉強になりました、本当に有り難うございます。

ライオンズカップ開会&九州沖縄防衛議連総会

昨日より第15回瀬高ライオンズカップ杯みやま市少年ソフトボール大会が開催されます。
私はみやま市少年ソフトボール連盟会長として開会式のご挨拶をさせて頂きました。

みやま市少年ソフトボール連盟は8チームが加盟しています。決して多いとは言えませんが、その中から今年は大和ファイターズが県大会を優勝し8月9日から開催される九州大会に進出が決まりました。また先週末開催された第20回筑紫野市長杯小学校ソフトボール大会では36チームを勝ち抜き大江少年ソフトボールクラブが優勝の栄冠を手にしました。
みやま市民として地元チームの活躍を大変誇らしく思います。
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瀬高ライオンズカップは、瀬高ライオンズクラブの皆さんが地元少年ソフトボールの活発化とレベルアップを図るために開催して頂いているナイターのリーグ戦です。土日に行われるトーナメントタイプと違い1ヶ月近くで行われる長丁場、自ずと戦い方も違ってくると思いますが、今後控えるレインボーソフトボール大会など大きな大会に向けて鎬を削って欲しいです。

また昨日は九州沖縄防衛議員連盟連絡協議会総会が福岡県で開催され、九州・沖縄の8県24市町から防衛議員連盟が参加しました。
護衛艦「あしがら」や自衛隊装備品の見学を行った後、航空自衛隊西部航空方面隊司令官の宮川空将から「我が国を取り巻く安全保障環境と航空自衛隊の活動」というご講演を頂きました。
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地政学的に九州・沖縄は古来から重要な国防の要所であります。また一昨年の北部九州豪雨等大規模災害の時には自衛隊の災害対応が被害の拡大を防ぎ迅速な復旧を果たせました。
様々な情報収集や意見交換を行い、正しい知識の下自衛隊の活動実態に理解を深め、防衛意識の啓発を図る事は大切です。各地の防衛議連が住民の皆様と自衛隊の相互理解に寄与する事を期待します。

その防衛議連の見学会の最中、机からカメラを落としてしまったのですが、見事に液晶が割れてしまいました
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そんなに高い机じゃなかったのですが、、、、重宝していたカメラなのにショックです。

カリフォルニア州視察完了

7月14日から3泊5日でカリフォルニア州を視察して参りました。

福岡県が既に友好提携しているハワイ州以外にも、米国本土で連携が模索できないかというテーマで、福岡県が事務所を設置しているご縁もあるカリフォルニア州に白羽の矢が立ちました。
カリフォルニア州は自動車による排ガス問題や水問題、IT・新エネルギーなどで福岡とも共通点が多い州です。また、日本で唯一県の事務所を置いているのが福岡県。カリフォルニア州政府、在サンフランシスコ総領事館、JETROロサンゼルスや600人の会員を誇る南加福岡県人会・サンフランシスコ福岡県人会との意見交換など、短い行程でしたが充実した内容でした。
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特に水素自動車に関しては、州政府として100カ所の水素ステーションを早急に設置し、普及を加速させたいとの意向をブラウン州知事が持っており、福岡県としても連携には大いに意味があります。
カリフォルニア州は1994年に大阪府と既に友好姉妹都市提携を結んでおり、一つの州で複数の日本の都道府県と提携できるのか?ちょっとハードルが高いのは正直なところですが、今後、議員間の交流や、現地福岡県事務所や福岡県人会を有効活用して部分的な連携も視野に入れ友好関係を模索できないかと思います。

これから報告書まとめを始めねば。。。

時差ぼけのせいか、この時間でも眠れません、決して眠くない訳ではないのですが、海外出張はコンディションの調整が大変ですね。

帰りの飛行機で「ガリレオX 科学との付き合い方」というビデオを見たんですが、これが面白かった!
統計の悪用により、相関関係をあたかも因果関係のように錯覚させるような物の言い方は以前から気になっていたのですが、そんな心のモヤモヤを晴らしてもらいました。「科学的に証明されている」という決め台詞に惑わされること無く、慎重に物事を見極めなければなりませんね。

台湾・故宮博物院展

ちょっと書きそびれてた台風8号関連のメモ。

台風8号は幸いにして福岡は被害が殆ど無かったのですが、台風が北西側を通過するか、南東側を通過するかで影響が全く違う事を再認識しました。
テレビなどで「7月では観測史上最強クラスの台風」や「沖縄に特別警戒」「命を守って下さい」など強烈なメッセージが流れていたため、肩透かしを食らった方で報道が大げさだとの批判もあったようです。
古屋防災担当相が特別警戒を発表した頃、[空振りを恐れず、被害を最小限に留める」と仰っていました。しかし安全サイドに流れ過ぎて、いつも三振ということになると、警報の受け止め方が「またか」となる。また、台風にばかり注目が集まり、刺激された梅雨前線による集中豪雨への警戒が心理的に薄れたかも知れない。結果論だけで語るとどうとでも批判は出来るから、本当に難しい判断だと思います。
私自身、台風シーズンはじめに防災グッズや避難経路の点検が出来た事に意味があると思ってます。今後も様々な警戒警報が出された際は、油断しないようにしたいですね。

この秋、九州国立博物館では台湾・故宮博物院展が10月7日から11月30日の予定で開催されます。
既に6月24日から東京国立博物館でも開催されており、門外不出の「翠玉白菜」には押すな押すなの長蛇の列。最長4時間待ちの日もあったとか。
九州国立博物館では「翠玉白菜」と並ぶ秘宝である「肉形石」が展示されます。こちらも10月7日から20日までの期間限定なので混雑が予想されますが、本当に楽しみです。
この展覧会は、東京と日本国内もう一カ所で開催が予定されておりましたが、日台友好議員連盟で台湾との友好を推進していた福岡県議会から平成24年10月に議員団を派遣し、強く福岡開催を要望し実現したものです。

先日台湾駐福岡経済文化辦事處の戎所長から、故宮博物院展を記念した「故宮経典文物郵票別冊」なるものを頂きました。
中には「翠玉白菜」と「肉形石」等の記念切手やポストカードが!
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戎所長、いつも細やかなお心遣いありがとうございます。展覧会サポーターとしてソフトバンクホークスの王貞治会長などが就任され、段々と機運が盛りあがりつつあり、私も日台議連の一員として盛り上がりのお手伝いをしたいと思った次第です。

台風8号接近&絵手紙教室

7月としては最強クラスと言われる台風8号が接近しております。福岡県には10日早朝にかけて上陸するような予報です。
気象庁   台風情報
平成24年の北部九州豪雨の経験を経て、福岡県防災ホームページがあります。

私も福岡県庁ホームページからのリンクの張り方だとか、情報の見せ方含め色々と執行部に提案をさせて頂きましたが、かなり見やすくなったと思っております。
是非、お気に入りに登録して頂き、何かの時には情報を確認されるようお願いします。

福岡県防災ホームページへのリンク

今日の筑後地方は嵐の前の静けさで、真夏を思わせるようなカンカン照り。外に出るだけでうだるような暑さです。
今の内に、玄関やベランダに置いてある飛びやすい物を片付けたり、側溝・排水口の掃除、非常用品の点検をしておきましょう。

さて、先週の日曜日は大雨でしたが、道の駅みやまの情報コーナーで絵手紙友学の皆さんが絵手紙とコンサートのイベントを催しておられたので参加してきました。
絵手紙友学メンバーの皆さんが着ているTシャツのデザインはもちろんお手製。各自思い思いの夏らしいデザインで楽しまれていました。
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当日は土砂降りで、参加者も少ないかなぁと思いきや、会場の椅子が足りなくなる位の大勢の参加者(お子様連れを含む)で、皆様和気藹々と絵手紙に精を出されていました。絵手紙友学を主宰されている宮川さんともお話ししましたが、絵手紙が取り持つ不思議な御縁があるそうで、友達の友達のそのまた友達と、どんどん絵手紙の輪が広がっていくのが楽しいそうです。

8月は絵手紙に加え、地元名産のキジ車に絵付け教室が開催されるらしく、子どもを連れて行ってみようかと思っています。
開催は8月3日(日)10〜12時、場所は道の駅みやま情報コーナー。問い合わせ先はみやま市観光協会との事。ご興味の有る方は是非!
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皆さんの活き活きとした作品を見ると自分も絵手紙を書いてみたいなぁと、気持ちだけは盛りあがっているのですが。。。

レゾンデートルを磨き上げる

6月議会が6月24日に無事終了しました。
私の一般質問の原稿、動画に関してはコチラ(link)をどうぞ。

知事部局・教育庁からの回答の要点を列記すると

○ 少子化の要因となる未婚化・晩婚化の流れを変えるためには、若者に結婚したい、家庭を持ちたいと思って頂けるような機運を社会全体で高めていくことが重要。とりわけ家族の役割は重要。
○ 今後福岡県PTA連合会等と連携し、保護者を対象とした研修会の中で、家庭を築く意義や子どもを育てる喜びについて親が子どもに日常的に意識して伝えていく重要性を啓発していく。
○ 児童の成長や小学校・放課後児童クラブの指導・支援に役立てるために、学校とクラブの連携は不可欠。十分に連携していない状況も見られるので、今後管理職研修などの中で学童保育などとの連携の必要性を啓発する。
○ 放課後児童クラブに入所している子どもとそうでない子どもに差が生じないよう、今後国が総合的放課後対策を検討している中、県としても全ての児童の放課後の居場所の充実を検討する。

今後、どのように進捗していくのか議会の立場でしっかりと見届けたいと思います。

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昨日は朝から二つの講演に参加してきました。
一つは大家敏志参議院議員のモーニングセミナーにて、甘利明産業再生大臣の講演。

以下、備忘録代わりに要旨を取りまとめ。

○ アベノミクスが世界的に評価され、実際あらゆる経済指標がプラスに転じ、その幾つかは「何十年ぶり」という枕詞付きで失われた20年を取り戻すような大幅改善がされている、と安倍政権の経済政策の実績について強調。
○ 成長戦略については補正予算と今年度合わせて39本の法律を成立させた。法整備が整い、これから効果が具体的に現れる。
○ 今後は今までの政策を更にバージョンアップさせる。特に医療・医薬品分野が日本は2兆円の貿易赤字、これは新薬などの許認可に時間が掛かりすぎていたのが要因。これを規制緩和して安全性とスピード感のバランスを取る。
○ 科学技術政策を司る総合科学技術会議に具体的に権限を持たせ、科学技術政策の整合性を上げて予算効率を高める。
○ 世界を変える為には既存技術の改良型ではなく、基礎研究から応用研究、実用化へのスピードアップが必要。
○ 国の収益力を上げていくには、大企業が閉塞感をBreakthroughするのはベンチャー買収で突破力を得ること。賛同してくれる企業を100社集めて協会を作る。
○ アベノミクスは進化する成長戦略。出来上がったところがゴールではなくてスタート。一年ごとに進捗を検証し、担当大臣は目標に到達していないと到達するために必要な政策を開示しなければならない。アベノミクスは絶対成功する、なぜなら成功するまでやるからだ。

という非常に力強い内容でした。

また、その後、地元のマルヱ醤油さんの創立93周年記念講演に参加。講師は、私の聡政会でもお世話になった石村萬盛堂社長の石村僐悟様。守・破・離やホワイトデーの話は何度聞いても色んな感動があります。今回はそれに加えて特に印象に残った2つをご紹介:

○ 長く生き続ける企業には「レゾンデートル」=「存在理由・存在意義」が有る。「あなたがそこに居て良いよ」「君がそこに居てくれないと困るんだ」と周囲から言われる理由がある。企業だけでなく個人一人一人もそうである。それは決して自分が良い給与が貰いたいとか個人の話ではない。レゾンデートルに磨きをかけるのが企業が長続きする秘訣ではないか。
○ 近江商人の家訓によく用いられる「先義後利」。社会正義・顧客の信頼信義が先にあるべきで、利はちょっとだけ後回しにすれば事業は長く続く。会社はちっぽけな利を優先して義を後回しにしたら簡単に潰れる(不二屋や船場吉兆の例)。不注意のミスしょうがない、しかしそれも結果として先利と見られる場合があるから要注意

レゾンデートルが「存在理由」である事は知っていましたが、それは字面だけの話でした。石村社長のお話で、深くその意味を心に刻むと共に、自分自身のレゾンデートルを磨き上げる意識で日々の活動に取り組みたいと思います。

ソフトバンクホークスOBチームとヤフオクドームで対戦!

福岡県議会には、議員有志で結成されたスポーツ議員連盟やソフトバンクホークス・アビスパ・ギラバンツを応援する同好会があり、野球をはじめとする様々なスポーツイベントを自主的に応援したり参加したりしています。議会では鍔迫り合いをしながらも、共にスポーツを通じて親交を深める時はわだかまりなく交流できるのはやはりスポーツが持つ底力だと思います。

そんな中、先日ソフトバンクホークスが発表した、プロ野球OBチームとの対戦プランの記念すべき第一試合目として我々福岡県議会野球部が対戦することとなり、本日ヤフオクドームにて試合を行いました。

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ホークスOBは若菜嘉晴さん、池田親興さん、藤原満さんなどメディアでお馴染みの方々もいれば、つい先日まで現役だったような印象の小椋真介さんや河野昌人さん等、タカファンにとっては夢のような草野球をさせて頂きました。
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私は3回からレフトの守備位置で、一度打席に立ち1打点を稼ぎました。自分の名前が電光掲示板に載る幸せ!
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私自身野球はど素人ですが、目の当たりにするプロフェッショナルが魅せる一挙手一投足に感銘を受けると同時に、こういう機会をきっかけに目覚める才能もあるんだろうなぁと感じました。百聞は一見にしかず。

スポーツの持つ底力は凄いです。そしてこんな素敵な企画を世に出したソフトバンクホークスにエールを送りたいと思います。
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是非、この企画、ファーム本拠地が筑後に出来た暁にはそちらでも開催して頂ければと切望します。

6月議会、少子化対策に関して質問します

6月議会が6月6日から開会されております。

今回、私は一般質問の機会を頂きましたので、その準備でアップアップしております。登壇の日程が決まりました、インターネットで生中継もありますので是非ご覧下さい↓

6月16日(月)11時頃に登壇します

質問要旨 「自治体の消滅可能性を遮る具体的施策について」
      1.未婚化晩婚化対策
      2.子育て支援(学童保育等)
      3.外国人労働者 (高度人材他)

議会生中継はコチラ⇒福岡県議会中継のページ
また6月19日頃から録画中継もご覧になれます⇒板橋聡 一般質問の録画中継ページ
スマートフォンでも視聴可能です

5月8日に発表された日本創成会議の人口減少予測を受けての質問となります。代表質問でも4会派中3つの会派が触れていましたが、代表質問ではなかなか細かい話まで出来ませんので、一般質問では少し具体的な施策を問うてみたいと思います。

少子化対策というのは施策が多岐に渡り、極端な話、県政全体が少子化対策とも言える訳です。その中で3つの点ににフォーカスを合わせる事にしました、それでも関連部署は企画地域振興部、福祉労働部、労働局、新社会推進部、教育庁に跨がってしまいます。打合せや下準備もその分だけ増えるので時間的にも結構キツイですが、6月議会一般質問トップバッターとしてしっかりとやり抜きたいと思います。

さて明日は父の日、長男と娘がプレゼントに絵を描いてくれました。普段ゆっくり触れ合える時間がなく、一番可愛い頃を見逃しているようで寂しい限りですね。しっかりした親父の背中を子供に見せているか、自問自答の日々です。
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グラウンドゴルフ初体験!

私が大会会長を務める「聡寿杯(そうじゅはい)争奪グラウンド・ゴルフ大会」、記念すべき第一回大会が約300人の参加者をお迎えし開催されました。
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市のグラウンドゴルフ協会や老人クラブの協力を頂き、企画から運営まで本当にスムースに進める事ができました。

栄えある第一回優勝は、男子の部が坂田さん、女子の部が河野さんでした。おめでとうございます!表彰前に行ったホールインワン大会も大盛り上がりでした。
それにしても、じいちゃん・ばあちゃんパワーは凄い!今日は真夏を感じるようなカンカン照りだったのですが、バテる事も無く一人のリタイヤも出さずに無事終了。
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私も初めてプレイしましたが練習を積まれた先輩方には遠く及ばない成績。でも、冗談を言いながら一打一打ワイワイ盛り上がるのは、本当に楽しいですね。よく歩くし。心と体の健康、両方にとっても効くスポーツだと思いました。

2月議会にて私が質問した「スポーツによる広域地域振興について」を受けて、早速「筑後田園都市計画評議会」においてスポーツを活用した筑後地域振興の為の研究会が立ち上がることになりました。それを紹介した5月21日の西日本新聞の記事です:
20140521西日本新聞記事
(クリックすると拡大します)
今後具体的な県の施策に繋がっていく事になります。
私自身、グラウンド・ゴルフ大会やゴルフコンペ等のスポーツイベントを主催させて頂いておりますが、スポーツを通じ年代・世代・地域を越えた絆作りは地域活性化の礎となるものです。是非、奮ってご参加頂ければと存じます。

信無くんば立たずの意味

先日は「みやま市政治学級 みやまいいまち会」が主催されるまちづくり懇談会にお招き頂き講演をして参りました。
その中でも紹介した「『信無くんば立たず』の誤解」について改めて、ここに記しておきたいと思います。

「信無くんば立たず」は孔子の説いた言葉で、論語に収められています。孔子の弟子である子貢に「政」を説明する言葉ですので、政治関係の話題でよく使われます。小泉純一郎元総理の座右の銘でもあります。最近ではこんなニュースもありました:

首相、小泉元首相と日本料理店の会合で同席 「脱原発の話せず」(産経ニュース 2013.12.17) 
小泉氏は会合後、記者団に「脱原発の話をしたのか」と問われ、「いや、原発の話はしなかった」と否定。「安倍首相には一番大事なのは国民の信だ。『信なくば立たず』と言った。安倍首相も国民の信が一番大事だと言っていた」と明らかにした。

この文脈を見れば明らかなように、「信無くんば立たず」とは「社会は政治への信頼なくして成り立つものではない」という意味で大辞泉という辞書に解説してあります。この言葉、逆説的に信頼を失った政治家に進退を迫るような場合にもよく使われていますね。

しかし先日、致知という月刊誌を読んでいたら、安岡定子さんのコラム「子供に語り継ぎたい『論語』の言葉」に目から鱗が落ちる解説がありました。

まず「信無くんば立たず」はこのような子貢とのやり取りから始まります

子貢、政(まつりごと)を問う。子日わく、食を足し、兵を足し、民之(これ)を信にす。

子貢が政治で大事なことは何か聞いた。孔子は、「経済を豊にし、軍備を充実させ、道義心のある民を育てること」と答えた。

「民之を信にす」、つまり「民」を「信にする」とは「道義心のある民を育てること」と解説してあるんですね。信を「国民の信用」としていない訳です。
そして後半、いよいよ「信無くんば立たず」が出てきます

子貢日わく、必ず已(や)むを得ずして去らば、斯(こ)の三者に於て何れをか先にせん。日わく、兵を去らん。日わく、必ず已むを得ずして去らば、斯の二者に於て何れをか先にせん。日わく、食を去らん。古(いにしえ)自(よ)り皆死有り、民信無くんば立たず。

子貢が尋ねた。「三つのうちどれか一つ捨てなければならないとしたらどれを先にしますか」。孔子が言われた。「兵を捨てよう」。子貢がさらに尋ねた。「二つのうちどちらか捨てなければならないとしたらどうしますか」。孔子が言われた。「食を捨てよう。昔から食の有無にかかわらず人は皆死ぬものだ。国は人で成り立っている。善き人物さえ残れば国は発展していく」

お馴染みの「民信無くんば立たず」が、ここでは「国は人で成り立っている。善き人物さえ残れば国は発展していく」と解説されています。

私が思っていた一般的な意味とは全く違う解釈になります。「信」をなぜこのように訳したのか、このコラムではこれ以上の詳しい説明はありません。そこで、様々なサイトを通じて意味を確認したところ、引用文として「信無くんば立たず」を使っているサイトでは、その殆どが「信」を「国民の政治(家)に対する信用」と解釈してありました。

一方で、論語解説を行っているサイトでは、選挙どころか民主政治体制が存在しない論語の時代背景を考慮して「信」は「信義の心」あるいは「信義の徳」というニュアンスで解釈されているものが多く散見されます。すると顔淵第十二にある「民之を信にす」とは「民衆に信義の徳をもたせる」つまり「教育を行う」、「民信無くんば立たず」は「(教育を行わず)民衆が信義の徳を持たなければ、国は成り立たない」と解釈する方がしっくりとします。

その上で、「信義の心」「信義の徳」を国民がもてば、その国民からの信頼を得る政治は自ずと正しい道を歩んでいるでしょう。逆に、教育が行われていない状態で、「国民の信」ばかりを政治が気にすればポピュリズムに走らざるを得なくなるという点で、孔子の考えと矛盾するのではと感じます。

もちろん論語の素晴らしさは、その時々の時代背景に併せた解釈により色あせることのないリーダー論である事ですが、私は論語顔淵第十二は「政の要諦は、外交、経済、教育。特に大事なものは教育だ」と理解したいと思います。

そう思って読んで見ると、最初に紹介したニュース記事にある小泉元総理と安倍総理のやり取りがもの凄く意味深に見えてきませんか?

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