【地域の次世代の皆さんへ】

【地域の次世代の皆さんへ】
2月6日未明に台湾南部を震源としてM6.4の大地震が発生しております。
ニュースで流れる倒壊したビルなどショッキングな映像からも分かるように、多くの犠牲者・行方不明者・被害者が発生しております。日本からも支援チームが既に派遣されておりますが、一日も早い復旧を心からお祈り致します。
日本赤十字社でも「2016年台湾地震義援金」の募金が開始されました、東日本大震災の際に巨額の義援金等破格のご支援を賜った台湾の皆さんを応援したいと思われる方は是非ご活用下さい。
http://www.jrc.or.jp/contribute/2016/index.html

さて、2021年の世界水泳が福岡市で開催されることが決定しました。現在、筑後広域公園では50m競技用プールと25m温水プールを備えたプール施設が着々と工事されております。2020年のパラリンピック・オリンピック、2021年世界水泳と世界的スポーツイベントのキャンプ地などとして是非地域の盛り上がりに一役買って欲しいと思っております。その工事現場を地元の県立山門高校の1年生が見学に来られました。

冒頭、ご挨拶の機会を頂きましたが、その中で高校生達にお伝えしたのが、「地元で巨大建設プロジェクトの現場に触れる事はめったにある事ではありません。生徒さん達の将来の夢が少しでも広がるきっかけになることを期待する」また「18歳投票権の導入に伴い、この見学会が公共事業の持つ意義を考えるきっかけにして頂き、政治への関心を高めて貰いたい」という事でした。

現場視察後、生徒代表の感謝の言葉の中で「自分は文系でしたが、今日の見学を通じて進路を改めて考え直したいと思いました」という発言。なんか嬉しかったなぁ、

これからも地域の次代を担う皆さんに一石を投じるような機会を作っていきたいと思います。

 

【やっと逢えた!憧れの「ばかもの」木村俊昭先生】

【やっと逢えた!憧れの「ばかもの」木村俊昭先生】
1月28日に九州各県議会議員研修会が熊本で開催されました。当初、他のスケジュールとの兼ね合いもあったのですが、その講師が木村俊昭先生(東京農業大学教授)と知り一も二も無く参加する事させていただきました。

2009年にNHKで放送された「プロフェッショナル 仕事の流儀」、「”ばかもの”が、うねりを起こす」というテーマで当時内閣官房・内閣府・企画監として地方創生(当時はそんな言葉はありませんでした)に奔走している木村俊昭さんを知り、その後刊行された「『できない』を『できる!』に変える」という書籍を貪り読み、それまで考えもしなかった故郷への熱い想いを呼び覚まされた事を昨日のように覚えています。
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その二年後に会社員の職を辞して県議会議員に挑戦する決断をし、初めての一般質問の結びで「できない理由を探すのではなく、県民のために一緒に知恵を絞り、どうやったらできるのか前向きに取り組んでいただくことを要望する」と知事に伝えたのはまさに木村さんが地域に伝え続ける「できないをできるに変える」精神に感化されてのものです。その想いは今でも全く変わりません。

いつもより短い講演時間だったそうですが、その中で「地域の産業・歴史・文化を徹底的に掘り起こし磨き上げる」「故郷を愛する子供達を育てる」「行政は順番を間違っている」「何故出来ないのか?一部の地域の一部の人が決めているから。広聴が大事」「誰をパートナーにして誰をブレインにするのか?」「3年やって駄目なら永遠に出来ない」などなど、貴重な木村イズムをたっぷり注入して頂きました。

特に皆さんと共有したいのは「順番」の話。行政は最初に企業誘致や移住など外部に助けを求めるのではなく、地元企業・基幹産業の振興⇒地元からの起業⇒企業誘致、或いは、定住促進⇒移住、という順番で今まで地元に住んでいる、地元で商いをしている方々の満足度を上げることが優先順位の最初にこなければならないという内容。私も人口減少対策は、まずは地域の基幹産業に後継者がUターンしてくるような環境を作ることこそが持続可能な地方都市にする一丁目一番地と考えます。その為にも「地域の産業・歴史・文化を徹底的に掘り起こし磨き上げる」事が必要になるんですね。
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7年前に故郷に対する考え方を一変させられ、いつかこの人と会いたいと思って、その願いが叶うことに奇跡を感じずにいられませんでした。
ちょっとオーバーですか(^_^;)
でも、この感動を必ず県政振興に反映させるよう努力致します。

また、もう1人の講師である徳島県神山町の「神山プロジェクト」仕掛け人、大南信也先生(NPO法人グリーンバレー理事長)の講演も素晴らしかった。
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徳島県神山は人口僅か6000人の中山間地。地域課題を「雇用が無い・仕事が無い」と設定し、「若者が古里へ帰ってこられない」「移住者を呼び込めない」「地域を担う後継人材が育たない」という現状を打破するために「神山プロジェクト」を立ち上げます。

その手法は木村俊昭先生とは全く逆の発想で「IT・映像・デザインなど働く場所を選ばない企業の誘致」「町の将来にとって必要になる働き手や起業者の誘致」「求職者支援訓練制度を活用し、首都圏出身・クリエイター系の若手を呼込み、後継人材の育成」という、町に無いものを外部から招き入れ健全な人口構成や、ビジネスの場としての魅力や産業のバランスを目指すというものでした。

しかし、そのプロジェクトの先には、本丸である地元農業の振興や、資金の地産地消による地域からの起業家の創造という地域内経済循環が最終目的地として存在しており、手法は様々あれど地方創生という頂は同じなのだと納得します。

大南先生の「人口減少は絶対に避けられない。だから過疎化の現状を受け入れ、数では無く内容を改善する」すなわち「創造的過疎」を目指すというコンセプトには唸ってしまいました。弱点を特徴として捉える前向きな発想に裏打ちされる、「隠された図書館」や「山の中の歯医者さん」などの解説には元気づけられます。
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書き始めると止らないほど、充実したお二人のご講演でした。じっくり咀嚼して今後の活動に取り入れていきます。木村先生・大南先生ありがとうございました!

【大雪、琴奨菊初優勝、そして冷や汗の新春の集い】

【大雪、琴奨菊初優勝、そして冷や汗の新春の集い】
1月24日、日曜日、40年ぶりの大寒波が襲う天気予報や、琴奨菊関が10年ぶりに日本出身力士として幕内最高優勝を目指すなど話題の多い1日でしたが、そんな中私の新春の集い 県政報告を開催させていただきました。

後援会一同熟慮の上開催を決断させて頂きましたが、小康状態だった天気が開催時刻が近づくにつれ崩れていき「誰も来ないんじゃないか」と冷や汗をかいておりました。しかしながら、最終的には昨年同様ほぼ会場一杯の来場者をお迎えすることが出来ました。これも偏に支援者の皆様のご厚情の賜物だと感じます。このご恩を忘れずに今後とも故郷のために県政振興に邁進して参る所存です。

また、24日は13勝1敗で向かえた地元柳川の琴奨菊関の初優勝がかかった千秋楽。来場された方が気もそぞろにならないよう、開会前に大型モニターにて全員で応援をさせて頂きました。優勝の瞬間は会場全体が熱気に包まれ、その後も祝福ムードで会を進行出来たのは助かりました。琴奨菊関、おめでとうございます!

今回の県政報告では次の3つのテーマでご報告させて頂きました、(1)統一地方選後の県議会、(2)総務企画地域振興委員会について、(3)目指せ奇跡のむらづくり。詳しくは今後各校区で開催される県政報告会でもご報告しますので、どうぞ宜しくお願いします。

 

【努力は裏切らない。宇津木妙子監督、みやま市でソフトボールクリニック】

1月10日、山門高校で「ふくおかスポーツ夢体験事業」の一環として「みやま市ソフトボールクリニック」が開催されました。
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講師はソフトボール女子日本代表をシドニー五輪で銀メダル、アテネ五輪で銅メダルに導いた宇津木妙子監督と、北京五輪で指名打者として全試合出場し金メダルを獲得した藤本索子選手。そして、私が会長を務めるみやま市少年ソフトボール連盟のチームを中心に100名近くの小学生と、更に同じくらいの指導者・保護者が集合しました。

自分は「フィールド・オブ・ドリームス(1989年公開 ケビン・コスナー主演)」という映画が大好きなんですが、宇津木監督と藤本先生が舞い降りた山門高校グラウンドは、少年ソフトボールの選手達とその監督・コーチ・保護者とともに、まさに「フィールド・オブ・ドリームス」状態。

みやま市で世界と戦い世界一を目指した方とふれあい直接指導して頂けるなんて本当に夢のような時間でした。

宇津木監督の指導は、子供達だけでなく指導者や保護者を意識したもので、これからのチーム作りに大いに活用されるものだと思います。またソフトボールだけでなく、常日頃の心構えなど学ぶことが子供も大人も多かったに違いありません。

厳しいけど愛に溢れる、子供も大人も笑いがたえないクリニック。子供達のノックの時の写真、宇津木監督自身も口元が優しく笑っていらっしゃるのを忘れません。
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子供のノックが終わった後、各チームの監督と私も宇津木監督の速射ノックの洗礼を浴びました。子供達は大喜び(というか足元がもつれる大人達に大笑い)。

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自分が小学生の頃、夏休みは近所の神社でラジオ体操をして、その後昼間でソフトボールの練習。お盆前に開催される町の行政区対抗ソフトボール大会で優勝するのが夢。そんなソフトボール全盛の地域・時代。今は学校で一つチームをつくるのさえ困難な状況ですが、ソフトバンクファーム本拠地が筑後でオープンし、2020年東京オリンピック・パラリンピックで野球とソフトボールが正式競技として復活の可能性の有る中、今回のソフトボールクリニックがこの地域のソフト復活の起爆剤になることを心から願います。
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宇津木監督から頂いた色紙にある「努力は裏切らない」の言葉を胸に私もスポーツを核とした広域地域振興に邁進する所存です。
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【平成28年、今年もやります新春の集い 県政報告会!】

【平成28年、今年もやります新春の集い 県政報告会!】
明けましておめでとうございます。板橋さとし事務所も1月4日より始動しております。今年もどうぞ宜しくお願い致します。
恒例となりました「新春の集い 県政報告会」を、本年は「総務企画地域振興委員長就任報告」として下記のとおり開催します。

日時 1月24日(日)
受付 16:30〜 開会17:00〜
場所 まいピア高田
会費 2,000円

託児コーナー有ります。お母さん大歓迎!(事前に事務所へ御連絡下さい)

県政報告会においては、板橋さとしが務めております総務企画地域振興常任委員長の役割など統一地方選後の県政を中心にご説明したいと存じます。
またその後の懇親会では皆さんと大いに歓談し、懇親を深めさせて頂くつもりです。
ご多忙とは存じますが、御家族、ご友人、ご近所様でお誘い合わせの上ご参加頂ければ幸甚です。
宜しくお願い申し上げます。
(写真は昨年の様子です)

 

【横倉弘吉先生お別れの会。

【横倉弘吉先生お別れの会。人をみる】
初代みやま市名誉市民であり、みやま市の重要な医療拠点となるヨコクラ病院の創設者横倉弘吉先生が11月29日にご逝去され、そのお別れの会が本日行われました。

御子息の日本医師会会長横倉義武先生が喪主を務められ、会場には麻生太郎副総理、塩崎恭久厚生労働大臣、小川洋福岡県知事、古賀誠元自民党幹事長をはじめとする多くの皆様がご参列されていました。

弘吉先生は医師としてのご活躍にとどまらず、戦後の荒んだ青少年の健全育成を目指し、地域の子供達をあつめ「子鹿子供会」を立ち上げ、地元密着の社会教育の先駆けとなられ、最終的には福岡県の教育委員長までお務めになられました。

私自身は議員になってからのお付き合いですが、みやま市文化協会の会長としてお目に掛かることが多く、ご高齢でも矍鑠とされて、いつも温厚な笑顔で接して頂いた事が忘れられません。

医療と教育には大切な共通項があり「それは『人をみる』事だ」というお話しや、大学時代の恩師から頂いた「病む人の気持ちを大切に」という言葉から病院の基本理念「病む人の心を大切に全人的医療を行う」が生まれたエピソードや、幼き頃から仏教への信心が厚く、亡くなる二日前には数珠と経典を持ってきて貰い自らお経を唱え安らかに浄土へ旅立たれたという最後のご様子など、本日のお別れの会で耳にすること全てが大切な教えを頂いているかのようでした。

心からご冥福をお祈りするとともに、地域の人々に広く遍く様々な形で注いで頂いた愛情を胸に刻み、私も自分の立場でしっかり故郷に恩返しをせねばならないと改めて心に誓いました。

写真は会場入り口に飾ってあった、私も所属する絵手紙友学のみなさんが作成した旧高田町の町花であるすいせんの寄せ書きです。

 

【部制条例合同審査会が8年ぶりに開催、議員のもう一つの役割】

【部制条例合同審査会が8年ぶりに開催、議員のもう一つの役割】
12月議会も終盤ですが、今回は部制条例合同審査会というものがあり、時間的にも精神的にも仕事量的にも大変貴重な経験をさせて頂きました。

合同審査会とは委員会条例20条に規定されており、審査や調査の内容により複数の委員会で合同で審査した方が効率的且つ内容の充実が見込める場合、委員会同士で協議し開催する事が可能となります。

今議会で委員会付託された「部制条例の一部改正」いわゆる「新社会推進部から新設される『人づくり・県民生活部』等の組織改編」に関しては、私が委員長を務める総務企画地域振興委員会だけでなく、新社会商工推進と文教の2委員会も関係しており、執行部の答弁にあたり担当者が錯綜したり、重複する質問が各委員会から出る可能性もあり、3委員会が合同で審査するために合同審査会を開催するのが妥当という判断をいたしました。

その中で私が合同審査会の委員長に選任されました。総務企画地域振興委員会の所管には、行政組織を統轄する人事課や行政改革を担当する行政経営企画課があり、これも宿命なのかも知れませんが、なにしろこの合同審査会、過去には8年前と16年前の本庁組織再編時に開催された以外は、昭和40年代、この時の記録は見つけることができなかったほどのレアケース。県政史上4回目の開催。

前例が殆どないという事は、細かい審査会運営の手法などもまったく決まっておらず、まさに「どうすりゃいいと?!」状態。
悪戦苦闘する中で自民党県議団の先輩方や議会事務局、伊豆・守谷両委員長、同僚議員の皆さんから親身になって多くのご指導やご協力を賜り、力不足の私でもなんとか委員長職を全うすることが出来ました。

多くの皆さんは、正論を携えて議会や委員会において執行部相手に丁々発止の議論をするのが議員というイメージがあるかも知れませんが、一方で議会や委員会が紛糾しないよう、円滑な議事進行、そして充実した審議を行えるよう環境作りや行司役をするのも議員の大切な役割です。今回頂いた、合同審査会の委員長という貴重な経験は、私の今後の議員活動の大きな糧となることでしょう。

自民党県議団執行部をはじめとする関係者の皆様、本当に有り難うございました。

 

【12月議会一般質問の答弁概要について】

【12月議会一般質問の答弁概要について】
無事一般質問が終了しました。今回は他の公務が入り乱れ、準備には本当に苦労しましたが、納得のいく知事答弁を引き出すことが出来ました。

特に「2020・2019をターゲットにした、福岡県のブランディング戦略策定」に関する問いに、ブランディングとは単に地域資源の情報発信にとどまらず、地域への信頼・共感を高めることが目的という理解を共有して頂き。ラグビーワールドカップ日本大会・東京オリンピックパラリンピックにターゲットを合わせ、関係機関・専門家を交え県としてブランディング戦略のあり方を検討する事を表明して頂きました。

また、「邪馬台国・卑弥呼を活かした観光振興」については、沖ノ島と関連遺産群が平成29年に世界遺産登録される可能性が高いことを踏まえ、今後市町村・観光協会と協力して、古代の歴史や文化にまつわる資源の掘り起こしを行い、誘客・周遊につなげるべく、歴史や観光マーケティングの専門家の意見を取り入れて検討する事を約束頂きました。

12月16日頃から、県のサイトで録画中継が見ることが出来ます。上記二つ以外に、「県産食材と加工品のコラボ」「生物食品研究所の機能強化」に関しても知事がかなり踏み込んだ答弁をして頂き、これからの展開が非常に楽しみな一般質問となりました。正式議事録が上がるまでは、県の録画中継サイト(12/16頃から)又は、私のブログの質問原稿をどうぞ!
http://www.fukuoka-pref.stream.jfit.co.jp/?tpl=speaker_result&speaker_id=388
http://itahashi.info/blog/20151211110047

今議会では主権者教育の一環として、県立香椎高校2年生、全9クラスの皆さんが3日間にわたり一般質問を傍聴頂きました。どのように感じられたか、私には想像もつきませんが、この傍聴をきっかけに、県政について、また私ども地方議員の様々な活動につき共感していただけることを期待します。

また、地元南校区まちづくり協議会の皆さんも、私の一般質問の傍聴にお越し頂きました。
南校区の大神には、邪馬台国九州説の大きな手がかりの一つと言われる、七支刀を持つ神像を祀る「こうやの宮」があり、邪馬台国を取り上げた質問内容に大変喜んで頂きました。写真前列右が南校区まちづくり協議会紫牟田会長です。

地域の歴史・文化を知ることは、郷土愛を育む第一歩です。今後ともしっかり取り組みたいと思います。

 

【みやま市建設業クラブからの次世代へのバトン】

【みやま市建設業クラブからの次世代へのバトン】
みやま市建設業クラブ35周年式典にお招き頂きました。
35年前、この地域の建設業界の後継者育成を目的に結成された会。その創立メンバーも多数ご参集頂く中に式典は和やかに進みました。
35周年の記念品贈呈として、私が会長を務めるみやま市少年ソフトボール協会に対して賞品を贈呈頂きました。
建設業クラブの今のメンバーは、創設メンバーからすれば子供の世代。その方々から更なる次世代の為に御芳志を頂ける。
次の世代へのバトンを繋ごうと設立された団体が時を経て、その次の世代へのバトンを力強く手渡しして頂いてる事を実感しました。
有り難うございます。

 

【筑後アート往来2015 ダブルファンタジー:キム・ハンナx武内貴子x芸文館】

【筑後アート往来2015 ダブルファンタジー:キム・ハンナx武内貴子x芸文館】
今日から九州芸文館で「筑後アート往来2015 ダブルファンタジー」が開催されています。

これは福岡県がおこなっている「ちくご移住計画」と連動しています。韓国釜山のキム・ハンナさんと福岡県出身の武内貴子さんという二人のアーティストに筑後市で2ヶ月間共同で移住体験をしていただき、その体験や地域の伝統工芸を見事に作品に反映されていました。

うさぎをモチーフに作品を作成されたキム・ハンナさんの絵日記が展示されているのですが、日本語訳された日記を読んでいると2ヶ月間ふるさとを離れて頑張っていらっしゃるよく姿が伝わってきました。

また武内貴子さんは、芸文館の一室を丸ごとアートにした作品を展示されています。敷き詰められた藁を踏みつぶすのも憚られ「入っていいんですか?」と聞くと「もちろんです!」とのこと。中では大曲福岡県副知事、田村筑後市副市長をはじめ女性4人がまるで牧場にピクニックにきた女の子のように並んで談笑してらっしゃいました。写真真ん中が武内さんです。

12月23日迄開催で、開催中は筑後に滞在されるとの事。師走の慌ただしい日が流れていきますが、こういう時だからこそアートに触れて気持ちを豊かにしたいものです。

 

【南筑後普及センターが農林水産大臣賞を受賞】

【南筑後普及センターが農林水産大臣賞を受賞】
本日より12月議会が開会されました。今回の主な議案は(1)先の決算特別委員会でも議論になった防災減災・災害復旧や地域活性化等についての補正予算約67億円 (2)「新社会推進部」を新しい組織に改編する件 (3)福岡県人口ビジョン・地方創生総合戦略の策定などです。私も一般質問に立つ予定ですが、詳細が決まりましたらまた報告します。

さて、つい先日みやま市山川町伍位軒地区が全国豊かなむらづくり農林水産大臣賞を受賞した事をご紹介しましたが、今度は全国の農業普及指導員が展開している農業普及活動の中から特に創意工夫・独創性に秀でた優良事例を表彰する「普及活動高度化全国研究大会」において、みやま市にある「福岡県南筑後普及指導センター」が全国366カ所あるセンターの中から農林水産大臣賞を受賞をされました。

受賞報告に訪れた石川センター長によると、受賞対象になったのは「アスパラガスの産地づくり」。新規生産者が3年で独り立ち出来るよう生産部会による強力な支援体制を構築させ、個別生産者も規模拡大を図り、収量向上・長期安定生産技術を確立することで、生産農家が5年前の1.3倍になる156戸に伸び、販売金額も5年間で1.6倍の8億9500万円に増えたそうです。
今ではアスパラガスは南筑後普及指導センターの管轄内で福岡県内80%の生産をしめるとの事。

農業関連でみやま市関連が立て続けの大臣賞受賞。この地域の屋台骨である農業に弾みが付くことを切に願います。この受賞を励みに、南筑後普及指導センターの皆さんには所管地域における質の高い技術指導・経営指導を通じ農業の経営力強化に磨きを掛けて頂く事を期待します。

 

【筑後七国 卑弥呼の火祭り 2015】

【筑後七国 卑弥呼の火祭り 2015】
本日は筑後広域公園・九州芸文館にて「筑後七国 卑弥呼の火祭り2015」が開催されました。
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「伝統はおもしろい」をテーマに、筑後七国各地で伝承されている伝統芸能や伝統文化、食文化などを招いて、九州芸文館という新たな地域のランドマークから発信するお祭りです。
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みやま市からは県の指定文化財である「本郷・どんきゃんきゃん」「北新開寶満神社・新開能」「上庄八坂神社・大人形さん」などが登場。どんきゃんきゃんと新開能は芸文館大ホールに立ち見まで出る満員のお客様を前にオープニングを飾り、大人形さんは芸文館入り口で除幕式が行われ、多くの方々が列をなして股をくぐり無病息災を祈っておられました。
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また新しい文化では、八女の「サタデー太鼓フィーバーズ」という和太鼓とダンスなどを組み合わせたグループが会場と一体となる圧巻のパフォーマンスを披露されていました。これはひょっとしたら全国区行くんじゃないかというクオリティー。中学生を中心にした若いメンバーに無限の可能性を感じます。
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少子高齢化で地域の伝統を継承するのが困難な時代。少しでも多くの方に知って貰い、お祭り自体にお越し頂くきっかけになればと思うと同時に、多くの皆さんに披露する事で伝統継承をする方々の意識高揚に繋がる事を切に願います。

【第二回福岡駅伝開催!優勝は】

【第二回福岡駅伝開催!優勝は】
昨日は筑後広域公園で第二回福岡駅伝が開催。県内の60市町村が中学生男女、ジュニア男女、一般男女、シニアからそれぞれ選抜した9人の走者が、合計30.1kmタスキを繋ぎ健脚を競いました。
優勝は昨年に続き北九州市で二連覇を達成。我がみやま市は28位と、昨年の32位から順位を上げる大健闘でした。
写真はご当地であるみやま市・筑後市両選手の選手宣誓。参加市町村の旗がずらりと取り囲む光景は圧巻!
また昨日は筑後広域公園にて「まかない飯グランプリ」という食のイベントや、家族向けの「こどもあそびフェスタ」、物産販売の「ふるさとフェア」、「恋ぼたる物産館4周年」、など幅広いイベントを同時開催し県内のみならず各地からもの凄い集客があり、交通渋滞が問題になりそうな程でした。
また筑後広域公園以外では、みやま市では東照寺さんで「九州大金魚博覧会」、柳川市でも「柳川よかもん祭り」が開催されておりました。折角の遠方から沢山のお客さんが集まる絶好の機会。県南の魅力を発信するチャンスを広げるために、これらの近郊のイベントとも上手く連携をとれないものか思案した次第です。
最後になりましたが、イベントを支えて頂いた多くの関係者・ボランティアの皆さん本当に有り難うございました!

 

【伍位軒地区、全国豊かなむらづくり農林水産大臣賞受賞!】

【伍位軒地区、全国豊かなむらづくり農林水産大臣賞受賞!】
過去にブログでも紹介した(「目指せ、奇跡のむらづくり〜山川町伍位軒集落」http://itahashi.info/blog/20150613113428 )、山川みかんのトップブランド北原早生の発見場所でもある山川町伍位軒集落。

彼らが取り組んでいる「集落みんなで守る『みかんの里』〜子供の声がこだまする郷づくり〜」が、このたび平成27年度「豊かなむらづくり全国表彰事業」において農林水産大臣から表彰を受け、11月9日に九州農政局において伝達式が行われました。

早速、伍位軒地区の北原区長が受賞報告にお越し頂きました。

お話しを伺う中で「自分達が色々と地域の為に活動しているのを見て、子供達が『お父さん達は楽しそうやね』と言うようになった」という言葉が印象的でした。子供が輝くには、大人が活き活きとしていなければなりません。伍位軒地区では「みかんの里」を軸に、そんなむらづくりが出来つつあるのかも知れません。

山川みかんを食べる時には是非伍位軒の事も思い出して頂ければと思います。

 

【イングランド・ロンドン視察 その2】

【イングランド・ロンドン視察 その2】
10月29日から11月4日迄小川知事と県議団有志にて行ったイングランド視察の備忘録第二回目です。前回のレポートは此方で↓
http://itahashi.info/blog/20151105180654

ブライトン・コミュニティスタジアム:
ロンドン市内からバスで移動して約2時間半。「ブライトンの奇跡」と称される日本対南アフリカの試合が開催された競技場。2019年の大会で福岡県の会場となるレベルファイブスタジアム(正式名称:東平尾公園博多の森球技場)と近い規模との事もあり、大会に向けての会場運営について視察して参りました。
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この競技場、普段はイングランド・プロサッカーリーグであるフットボールリーグ2部に所属するブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFCのホームグラウンド。名称もAMEXがネーミングライツを取得し「アメリカンエクスプレス・コミュニティスタジアム」の名称で運用されています。しかし今回のラグビーワールドカップのメインスポンサーがAMEXのライバルであるマスターカードであったため、試合二日前よりラグビー用にグラウンドコンディションを変更し、AMEXの看板を全部撤去するなど数千万円規模の改修に迫られたとのこと。一方で、サッカーの試合の時はホームとアウェイのファン同士が喧嘩をしないよう観客席に緩衝地帯を設けなければならず、最大収容人数30750人のキャパを活かしきれないが、ラグビーの場合は緩衝地帯を設けずに最大収容人数分の観客を受け入れる事が出来たそうです。
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レベルファイブスタジアムも現在サッカーのアビスパ福岡の本拠地であり、またレベルファイブがネーミングライツを取得しており、2019年大会では同じような問題点があると考えられ大変参考になりました。
また九州は福岡・熊本・大分と3カ所の試合会場を擁しますが、ロンドンーブライトン間の2時間半という移動時間を経験することで、キャンプ地としても観客の周遊コースとしても九州全域に大いなる可能性を感じます。
また視察の最後にはピッチの中にご案内頂き、ヘスケス選手の逆転トライの場所を拝むことが出来ました。にわかラグビーファンも感無量!
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余談ですが、日本対南アフリカ戦では抽選の結果、南アフリカがホームチームの控室、日本がアウェイチームの控室をつかったそうです。それぞれの控室を視察させて貰ったところ、ホームチームの方が全然設備が良いんですよね(写真左が日本代表、右が南アフリカ代表。随分扱いが違いますよね(^_^;))。
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ロンドン福岡県人会:
福岡県は他県に比べ圧倒的に海外県人会活動が盛んです。今年もアルゼンチンやシアトル、バンクーバーの県人会との交流が予定されております。
ロンドン福岡県人会は、38年前、福岡県出身のロンドン在住者が交流し親睦を深める中、自然発生的に設立。その当時からのメンバーで、現在は留学コンサルタント会社代表の佐藤幸夫氏(大牟田市出身)が会長。会員数約70名で、年に1−2回の交流会を開催しているそうです。
日本人にとってロンドンは移住者より転勤・留学で訪れる方が圧倒的に多く、1年経つと顔ぶれが変わるため会の運営には色々とご苦労もあるようですが、佐藤会長の人柄が滲み出る温かい福岡弁(というか大牟田弁)に惹き付けられた皆さんの交流の輪が広がり続けているそうです。
今回は14名の参加でしたが、福岡をはじめとする日本企業の駐在員、現地企業勤務の方、ロンドンで会社を立ち上げている移住者などなど様々な皆様と意見交換出来ました。
昨今ロンドンでは「WASABI」や「WAGAMAMA」という日本食チェーンが隆盛ですが、これらは中国・韓国資本。日本人のこだわりが逆に日本人の海外進出に対する障壁をつくっているという厳しいご指摘は大変参考になりました。また英国の会計制度、法制度などの違いを面白おかしく解説頂いたり、日本のWifi環境が外国人観光客にとって具体的にどういう困難があるのか等、こういう生のざっくばらんな意見を賜れることは本当に貴重な福岡県の財産です。議会としても引き続き全世界の県人会の皆様と友好関係づくりを続けなければなりません。
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「ジャパン・ツーリズム・ウィーク」オープニングセレモニー:
ロンドンでは、11月2日より世界最大級の観光産業向け国際見本市「ワールド・トラベル・マーケット」や11月5日から「The Telegraph スキー&スノーボードショー」という大規模な観光イベントが開催されます。日本の自治体や旅行会社もイベントに出展するため訪英するため、それに併せて世界的な旅行ガイドブックとして著名なロンリープラネット社はじめとする英国のメディア関係者・旅行会社をご招待して行う、外務省と観光局が共催する日本観光のPRイベントです。
会場となった在英国日本大使館には北は北海道から南は沖縄県まで多くの自治体が参加されていましたが、特に今回は福岡県と2020年東京オリンピックでの英国キャンプ誘致が決定している岐阜県が県産酒のPRを行うという事で小川知事と古田岐阜県知事はじめとする両県関係者は議会関係者含み多数参集していました。
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【「走りとーなる筑後。」展開催中!】

【「走りとーなる筑後。」展開催中!】
11月8日(日)、福岡マラソンが開催されます。12000人がエントリーされており、応援も含め全国各地から沢山の方々が福岡の地を訪れていらっしゃることと思います。そんな中、天神のソラリアプラザ1階で「走りとーなる筑後。」展が7日ー8日の二日間開催されます。

私は平成26年2月議会の一般質問で「スポーツによる広域地域振興について」知事に質しました
http://itahashi.info/blog/20140311110007

その際スポーツを柱とした広域地域振興を筑後地域で行うことを表明頂き、その一環としてはじまったのが「走りとーなる筑後。」プロジェクトです。
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/hashiritonaru.html

筑後地域の色々な自治体で開催されているマラソン・駅伝・ウォーキング大会を連携させ、ランナーの皆さんに筑後の様々な大会を認知してリピートして頂くことで地域振興を目指します。(詳しくは上記リンク先にパンフレットのPDFがあります)

マラソン愛好家の皆さん、是非「走りとーなる筑後。」をご活用頂き、筑後で行われている様々な大会を楽しんで頂ければと思います。

ロンドン視察レポートその2は明日以降に。。。

 

【イングランド・ロンドン視察 その1】

【イングランド・ロンドン視察 その1】
10月29日から11月4日迄小川知事と県議団有志にてイングランドを視察しました。
ロンドンで開催されていたラグビーワールドカップの次回試合会場開催地として世界中からご参集頂くラグビーファンの受入体制を実際に学び、またラグビーワールドカップ2019、東京オリンピック・パラリンピック2020のキャンプ地誘致や観光客誘致の為のプロモーションを主たる目的としております。
主要な視察内容について備忘録代わりに、2回にわたり書き留めます。

福岡プロモーション:
到着初日に行われた、メディア関係者・在英旅行代理店・英政府関係者向けに行われた「福岡プロモーション」には在英日本大使の林様、VisitJapan大使のMartin Barrow氏、そしてラグビーワールドカップ2019組織委員会事務総長の島津様など多くのご来賓にお越し頂き、賑やかに楽しく福岡の事をPRする機会を頂きました。
小川知事も英語とスライドを駆使して福岡のプレゼンテーション。01-DSC00751
見聞きするだけで無く、福岡の食を体験して頂こうと、県産日本酒を含めて設けられた飲食ブースも大人気。特に一風堂さんが提供された博多ラーメンは長蛇の列でした。最後に琴の生伴奏で舞う日本舞踊が披露され、大きな拍手のなか終了しました。
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トラファルガー広場ファンゾーン:
トラファルガー広場に開設された「ファンゾーン」。超大型の特設スクリーンで、決勝戦では約4万人を向かえてのパブリックビューイングが予定されているとの事。我々が訪問したのは昼間でしたが、子供がラグビー体験を出来るスペースがあったり、仲間とトライシーンを再現する写真撮影コーナーがあったり(これが意外に大人も盛りあがる)と試合が無くてもラグビーファンが気軽に立ち寄れるような交流スペースになっていました。日本も「Japan Pavilion」の宣伝ブースを開設し、時期開催国としてのPRに余念がありません。
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ジャパンパビリオン:
Japan Pavilionを訪問。当日はレセプションが開催されており、小川知事・高島福岡市長をはじめとする試合開催地の首長が勢組織委員会揃い。ラグビーフットボール協会、ラグビーワールドカップ2019組織委員会の会長はじめ役員の皆様。それ以外にも森元首相、初代スポーツ庁長官鈴木大地氏、現在ロンドン在住の布袋寅泰氏など錚々たるメンバーが集いました。その後、小川知事と井上議長は英国オリンピック協会の「キャンプ地選定責任者」を訪問し福岡県のPRと福岡県におけるキャンプ実施の検討を依頼しております。
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ラグビーワールドカップ3位決定戦:
「南アフリカ VS アルゼンチン」で行われた3位決定戦をオリンピックスタジアムにて観戦。運営・セキュリティ体制を中心に会場内外を視察させて頂きました。もちろん試合も観戦。前評判ではアルゼンチンが優勢で、応援団もアルゼンチンの声が圧倒的に大きかったのですが、序盤より日本が下した南アフリカが攻め続け危なげなく勝利。
何より嬉しかったのは、会場内で販売されていた「3位決定戦試合ガイド」の巻頭に特集されていた「10 Magic moments from RWC2015」の中で、最も観客を魅了した瞬間として日本VS南アフリカの試合が一番最初に紹介されていた事です。あの試合の素晴らしさは日本だけで無く、世界のラグーファンも認めてくれているんだと本当に実感する事が出来ました。会場内でもボランティアや観客の方に日本から来たと言うと、皆さん「おお、あの日本か!」と随分喜んでくれました。ラグビーを通じて日本に対する親近感が増している事を感じます。この流れを2019に向けて加速させたいものです。
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【イングランド・ロンドン視察 その2】に続く http://itahashi.info/blog/20151108124157

【イングランド視察に行ってきます】

【イングランド視察に行ってきます】
本日より小川知事と県議団有志にてイングランドを視察します。現在ラグビーワールドカップ2015が開催されているイングランド。次回開催地は日本です。福岡県は試合会場を持ち、多くの地域がキャンプ地候補として名乗りを上げています。次なる受入側の目線で試合会場・ファンゾーン(世界中のラグビーファンが集い交流を深める場所)の運営やイベント、セキュリティ体制などを視察予定です。またラグビーW杯2019・東京オリンピック・パラリンピックのキャンプ地誘致ブース等を設けた福岡プロモーションを行い、英国政府・メディア・在英旅行代理店などの関係者を招待し福岡の猛烈PRも行う予定です。
私自身一般質問などでスポーツによる広域地域振興やキャンプ地誘致を要請し、また現在スポーツ議連副会長を仰せつかっております。しっかり福岡の魅力をPRして、2019/2020に繋がる充実した視察にしたいと思います。
写真は結団式前に取材を受ける小川知事と井上議長。では行ってきます!

 

【果樹議連でみやま市のみかん産地を視察頂きました】

【果樹議連でみやま市のみかん産地を視察頂きました】
議員連盟、略して議連。有志の議員により特定目的の調査を行い県政に反映させようというグループです。その中に果樹産地選出議員有志で構成される福岡県果樹振興議員連盟(略して果樹議連)というのがあります。

昨日は果樹議連の皆様にみやま市を視察して頂きました。視察先は(1)今年度建て替えられたJAみなみ筑後山川総合集出荷施設、(2)伍位軒地区におけるみかん栽培の状況、(3)道の駅みやま、でした。

JAみなみちくご柑橘部会は部会員370名、生産面積370haの国内有数のみかん産地を形成しています。
生産者の意欲向上、産地活性化の為に、園地(いわゆるみかん畑)を3つに区分。それぞれ別集荷、別販売、別計算して差別化を図っています。生産者にしてみれば、園地を区分されるのは抵抗があったと思いますが柑橘部会長の強いリーダーシップにより園地区分のポリシーが浸透し、今では北原早生を中心とする山川みかんのブランド戦略の要諦となっています。

また伍位軒地区は以前ブログでも紹介しましたが
http://itahashi.info/blog/20150613113428
11月上旬に発表される平成27年度「豊かなむらづくり全国表彰事業」で、みかんを中心とした村づくりが評価され選考に残っております。
低コスト園地整備や農道拡幅、鳥獣害防止対策などを直接視察していただき、美しいみかん畑を眺めながら山川みかんトップブランドである「北原早生黒箱」を議連メンバーにご賞味頂きました。

この視察を機会に、県議会の中でJAみなみ筑後柑橘部会の取組に理解が深まり一層のご支援を頂ければと思います。

 

【こども・子育て特別委員会で田川・みやこ町を視察しました】

【こども・子育て特別委員会で田川・みやこ町を視察しました】
先週は総務企画地域振興常任委員会の視察を報告させて頂きましたが、本日は所属している「こども・子育て支援調査特別委員会」の管内視察で田川・京都郡みやこ町を訪問しました。
以下、視察先と備忘録

(1)田川児童相談所
児童福祉法や児童虐待防止法に基づき相談援助活動を行う児童相談所は、平成21年度から児童虐待などの相談に迅速に対応するために6カ所体制で運営されています。
田川児童相談所が管轄する地域は旧産炭地域、生活状況(経済的)が不安定な世帯が多い、生活保護受給率が高いなどの特徴があります。平成26年度の相談件数は1665件とここ3年は減少傾向にあります。その内122件が虐待の相談との事。
児童虐待事案に適確に対応するために平成27年度から警察官を配置し、援助要請、対置入り検査、臨検・捜索などに関する所轄警察署との連携体制推進が図られています。
視察では実際に保護された児童の居室なども見せて頂きましたが、不安定な精神状態から壁が蹴破られていたり、壁紙が引きはがされていたり、乱暴な落書きがあり、その心中にある我々では計り知れない闇を目の当たりにしました。職員の皆様も24時間体制で対応が求められ、体力・メンタル面共に厳しい職場環境で頑張っておられます。
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(2)豊津寺子屋
平成16年に開設された、子育て支援事業「豊津寺子屋」は「子供の元気・熟年の元気・女性の元気」を目的に、「保育」と「教育」を統合した安心安全な「居場所作り」+「活動づくり」を中核機能としています。
放課後児童クラブ(学童保育)とアンビシャス広場と放課後子供教室を足して割ったようなイメージ。
ボランティアの有志指導者は55名いらっしゃいますが、タダでは絶対に長続きしないとの信念の下、3時間程度の指導に対し1500円の活動支援を行っています(この活動支援費はみやこ町からの補助金)。
また、「体力」「我慢強さ」「約束や決まりを守る」「思いやりや協力の心を持つ」「発表力、発言力」などの目指す子供像を設定。時には厳しい指導も行うそうで、そういった指導方針や必要経費(1日100円)に賛同された保護者が同意書を添えて申込みをするスタイルだそうです。
実際の指導現場を見学しましたが、最初に寺子屋の理念と宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の暗唱からはじまり、規律ある中にも伸び伸びと群れ遊びに興じる子供達の姿をみてこちらも元気になりました。
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(3)認定こども園「太陽の森」
太陽の森は県内では大変珍しい「保育所型認定こども園」です。平成26年に認定されました。
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最大の特徴は施設に併設して妊婦や就園前の乳児を抱えたお母様が集い育児に対するサポートを受けることができる「子育て支援センター(いわゆる、子育てひろば)」や小学生の放課後の居場所を確保する「放課後児童クラブ」を併設していること。またこの園のとなりには小学校があり、妊娠時期から小学校6年になるまで一貫して子育てサポートが受ける事が出来ます。まさに地域に密着した安心して子育てが出来る環境が構築されており、これから子供を持とうというご夫婦にとって凄い魅力に映るのではないでしょうか?
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また外観・内装ともに非常にお洒落!写真だけみたらちょっとしたCafeですよ。そして、見た目だけではなく、いたる所に子供が喜びそうな隠れ場所やハシゴがあり、遊び心が刺激される作りでした。また1階は仕切り扉を開放すると大きなホールに変身し、入園式・卒園式はそこで行われるそうです。
施設自体は国のこども園建設の補助金を含め、過疎債なども上手く活用しているとの事。運営的にも工夫が凝らされており、大変参考になりました。
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