【公民館のUNDOKAI】

【公民館のUNDOKAI】
昨日はみやま市内の5つの校区で運動会が開催されていました。

山川南部・山川東部・飯江の3つの校区の運動会は、小学生の生徒数減少から公民館と合同の運動会として開催されておりましたが、この3校と竹海小学校は来年統合されて「桜舞館小学校」となります。桜舞館小学校になると300人以上の生徒数となり、小学校単体での運動会が開催可能なため、山川南部・山川東部・飯江の小学校・公民館合同運動会は今年が最後の予定だそうです。

それぞれの校区で「やっぱり最後だから、例年より参加者が多い」という声が聞こえました。

公民館の運動会は、準備段階からしっかりと組織単位の協力体制が固まっていて、競技も年齢や性別、得手不得手を超えて誰でも盛り上がれるような工夫がしてあります。競技に使う小道具なんかは地域毎に特徴的な自作だったり。引き継がれた伝統というかノウハウの厚みが凄い。そしてなにより、やってる人も応援する人も一緒に盛り上がる。

地域のお世話役に尋ねてみると、今後公民館単位の運動会はどうなるのか全く未定だそうです。子供が少なければ人も集まらないので開催しないという選択肢もあるとの事。

NHKなどでも紹介されましたが、日本の運動会が「UNDOKAI」として世界に輸出される動きがあります。これは所謂学校の運動会というより、地域ぐるみで世代を超えて一緒に楽しむ「公民館の運動会」こそがルーツだと認識しています。その効果が世界的に広がりつつある中、統合小学校となる地域でも良い形で存続して欲しいものです。