みやまで落語体験

先週末は「第3回まるごとみやま秋穫祭」が開催されました。商工会やJAはじめ16団体の皆様を中心に沢山の出店やイベントが披露されましたが、その一つとしてみやま市とご縁がある女流落語家 林家扇(せん)さんをお招きして、落語や寄席講座が開催されました。

扇さんは御尊父がみやま市山川町の出身で、子供の頃にはよく里帰りで山川町を訪れていたそうです。23歳の今年6月二つ目に昇進し、日本でただ一人となる平成生まれの女性二つ目だそうです。

生の落語に触れる機会は滅多にないので、私も小学一年生の息子と娘を連れて聴きに行ってきました。ちなみに我が家ではNHK BSで再放送されている「ちりとてちん」がマイブームなもので。。。
演目は「ざるや」。小一にはちょっと難しいかなと思ってましたが、途中からスイッチが入ったように笑う笑う。
後で何が面白かったのか聞くと、「分からない言葉も多かったけどテンポや雰囲気で楽しくなって笑ってしまった」との事。さすが噺家!

夜は、扇さんを囲んでの打上にもご招待頂き、落語界隈の話を色々と聞かせて頂きました。
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人を前に話す機会の多い議員という仕事、噺家さんのプロの技に学ぶべき所は多い。演説上手の政治家には落語好きが多いとの話もよく耳にします。

自民党の若手ホープと呼ばれる小泉進次郎代議士は大の落語好きらしく、移動中に落語を聞かれることも多いそうです。父である小泉純一郎元総理が在職中、お疲れ気味のところを察し、綾小路きみまろの本を渡して気分転換を勧めたのは有名です。
また、その昔、麻生太郎副総理の祖父である吉田茂元総理も落語好きで、春風亭柳橋をひいきにして自宅に招き一席演じさせたり、幼少の麻生副総理を連れてお忍びで寄せに通ったりしたとの事。雑誌で古今亭志ん生との対談の際、志ん生が何度も「総理、総理」と呼ぶので「総理はやめとくれ、茂公(しげこう)と呼んどくれよ」と頼んだという逸話もあるそうです。

子供達にとっても落語に触れる機会がもっと増えればと思います。
話の中身や話術もさることながら、羽織袴に三味線、お囃子、座布団に正座。そしてその所作。日本の粋を学ぶには最高のお手本ではないでしょうか。

林家扇さんにはもっともっと活躍して頂くと同時に、みやま市に落語の楽しさを運んでくる伝道師になって頂きたいものです。頑張って下さい!!

柳河特別支援学校青柳祭視察

健康管理の為に週に2回はジョギングするよう心がけています。三日前いつものように走っていたところ3km位で右ふくらはぎに刺すような痛みが。診察したところ軽度の肉離れでした。準備運動を怠ったのと、最近体調不良だったのが原因のようです。肉離れは準備運動によって防ぐことが可能とのこと、皆さんお気を付け下さい。

お医者様から、早く治す為にも右足に負担がかからないように杖の使用を勧められたので、生まれて初めて杖歩行を経験しています。
杖を使うといつも通っている道が全く別の風景に見えました。歩行スピードが物凄く遅くなるので、普段気にもしていなかったお店を発見できたり楽しみもあるのですが、いつもより時間的余裕をもって行動しなければなりませんし、博多駅等人混みの移動は他の通行人の邪魔にならないよう動線をちょっと外れて歩いたりして気を遣います。階段は無理なのでエスカレーターかエレベーター、しかし県庁でも議会棟と行政棟の間には10段程度の小さな階段があったり、エスカレータ・エレベーター設備が少ない施設では遠回りをする必要がある。
一番問題だなと思ったのは、そういう諸々の不自由があると外出や移動すること自体が億劫になることかも知れません。

やはり自分が経験しないと見えてこない部分は大きい。今後とも健康管理に気を付けたいと改めて思いましたし、同時に今回の経験を今後の活動に活かしたいと思います。

先週末、柳河特別支援学校で開催された文化祭「青柳祭」を視察して参りました。
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視覚障害児童が結成している琴クラブによる琴の演奏や、小学部生徒による演劇、中学部生徒による「となりのトトロ」の演奏等々、肢体不自由と視聴覚障害などのハンディを持つ生徒達ですが、先生方はじめ多くのスタッフの皆さんがお世話を始めプロジェクターの活用など趣向を凝らすことで観る側・演じる側双方にとっても大変充実しているように見受けられました。

柳河特別支援学校は私が当選した2011年にも視察させて頂きました。当時、肢体不自由児童が利用される通学バス停車場の防雨用屋根が小さく、健常者ならそんなに問題では無いでしょうが、乗降に時間が掛かる車椅子の場合、ゲリラ豪雨だと生徒さんも介助する方もずぶ濡れになって大変だったそうです。教育庁でも色々と検討して頂いた結果今年改築が施され、ちゃんと改善されていました。
柳河特別支援学校バス停車場2年前
柳河特別支援学校バス停車場現在
写真上が2年前。乗降口にだけ掛かった屋根は、小雨ならば良いのですが、風雨が強い時は横から雨が吹き込んできて介助される方共々びしょ濡れだったそうです。
写真下が現在。屋根を大きくして、ゲリラ豪雨時はバス全体をすっぽり屋根の下に停車するようになりました。これで雨を気にせずゆっくり安全にバスに乗り込めます。

現場に居なければ分からないこと、身をもって経験しなければ分からないこと、沢山あります。全てを叶えることは出来ませんが、自分が常識と思っている事に囚われず、地域と県との架け橋になりたいものです。

2013年白秋祭水上パレード

昨晩は柳川が産んだ詩人、北原白秋先生の遺徳を偲ぶ「白秋祭水上パレード」に参加してきました。
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八十隻以上のどんこ舟が約一時間半かけて柳川のお堀をパレードします。沿道では花火で歓迎する子供達や、多数の特設ステージで太鼓や雅楽の演奏などで途切れることの無い市民上げてのおもてなし。
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最終目的地では市民劇団による白秋ソングの合唱
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そして全てのどんこ船が到着すると花火が打ち上がりグランドフィナーレ。市街地での打上の為、高所まで打ち上げることが出来ず、低い位置で爆発する花火なので迫力満点です
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光と闇と白秋ソングが奏でる幻想的な雰囲気と、暖かい柳川の皆さんのおもてなしに包まれる、これぞ日本のお祭り!とても清々しい気分にさせてもらえました、有り難うございます。

金美齢先生との再会

本日から福岡県の平成24年度決算を集中審議する決算特別委員会が始まりました。来年度予算策定に向けての重要な委員会です。私自身は、今回委員会メンバーではありませんが自民党県議団の一員としてオブザーバー出席です。

しかし、先週からの無理がたたり朝から身体がだるい。県庁の診療所に行くと37.7度の熱。平熱が低いので結構辛いのです。この後夜の会合は早々に失礼させて頂き、明日に備えたいと思っています。

三嶋隆夫オーナーシェフが率いられるフランス菓子16区の取引先などで作られる16区会という団体があるのですが、そのお世話役を私の後援会長が務められているご縁で総会に先週お邪魔しました。

目的は金美齢先生の特別講演会です。約90分の講演を、79歳という年齢にも関わらず立ったまま務めきられた事にただただ敬服するばかり。

金美齢先生とは、私が6年前に母校山門高校の同窓会総会のお世話役をした時に記念講演を引き受けて頂いて以来のお付き合いですが、今回は講演終了後ゆっくりお話しをする機会にも恵まれました。
私も議員になって2年半を過ぎ、色々な壁にぶつかる事も多いのですが、先生からは

「有権者に阿るためにブレてはいけない、それによって敵が出来ても51%の味方を作ればいい」
「やりたいことを実現するにはお金もポストも必要。そして大望を持つ者はストイックに生きなさい」
「政治家はチャーミングであること」

等々、ここには書き切れない程の多くの厳しくも暖かいアドバイスと共に、安倍晋三首相からの熱い期待を得て委員に就任されたクールジャパン推進会議の裏話など地方議員の私にとっては普段触れようもないダイナミックな中央の話を熱く語って頂きました。
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また、福岡県議会に台湾友好議連があること、福岡県人で台湾の近代化に寄与した蓬莱米の育ての親・末永仁氏の胸像が福岡農業試験場に台湾から贈られたこと、日台友好のために桜絆会(おうばんかい)という会を作り台湾の公園に100本の桜を植樹したこと、その繋がりのお陰で来年九州国立博物館で台湾・故宮博物院展覧会が開催され、門外不出と言われた「肉形石」が展示される事等々、福岡に於ける日台友好活動をお話しをご紹介するとそれはそれは目を細めて喜んで頂きました。

金先生の凛とした生き方が発するオーラを全身に浴び、もやもやした気持ちが吹き飛んだかのようです。この様な素晴らしい機会を与えて頂いた三嶋社長、大塚会長に衷心より感謝申し上げます。

金美齢先生の著作で、私が一番お気に入りの「政治家の品格、有権者の品格」。2008年出版ですので今では書店に殆ど置いていないのですが、kindle版がなんと50円で販売されていました。ご興味有る方は是非!

伊豆大島土石流災害について

台風26号による伊豆大島の土石流災害は18日朝の時点で死者22名行方不明27名という甚大な被害をもたらしています。衷心よりご冥福と一日も早い復旧をお祈り致します。

この災害に関して、下記のようなニュース解説がありました:
FNNニュース 台風26号 なぜ伊豆大島に特別警報が出なかったのか解説します。

まず、基準というものがあるんですが、大雨の特別警報の場合、50年に一度の大雨という基準があります。
これには、3時間雨量と48時間雨量という、2つの指標があるんですね。
まず、これに該当するか、そしてあとは、雨の範囲の広がりという2つあるわけです。
今回、3時間の雨量、伊豆大島で、どれだけ降ったのか見ていきましょう。
実は、明け方にかけて335mmという猛烈な雨が続いていた状況がわかるんですね。
これを伊豆大島の3時間の50年に一度という指標に当てはめてみますと、147mmですから、これ、大幅に超えている状況だったんですね。
では、なぜ出なかったのか。
もう1つの指標、広がりというところにポイントがあります。
実は、その50年に一度という雨が、日本列島を5km四方のマスと見立てて分けた場合に、10カ所以上該当するときに、特別警報というのは発表されるんですね。
今回、気象庁によりますと、伊豆大島の大雨では、午前4時の段階で、9カ所だったんですね。
1カ所足りないということで、今回、大雨の特別警報発表されませんでした。
ただ、その伊豆大島の5kmを見てみますと、そもそも9カ所しかないので、伊豆大島だけの大雨では、基準としては出ないということになっているんですね。
また、その東京都内で50年に一度という雨は、ほとんどないと判断されたので、発表はしなかったということなんですが、伊豆大島からおよそ20kmほど離れた利島という場所で、同じ時間にこの50年に一度に該当する雨が降っていたので、トータルすれば、10カ所となるわけなんですね。
ただ、今回はトータルでという見方をされなかったようですが、今後、このあたりが課題になるのかなとは思います。

5キロメートルのマス目で伊豆大島を覆ってみると下記のようになるそうです
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3x3の9マスですっぽりと島が覆われてしまう。確かにこれでは伊豆大島全体に豪雨が降り注いでも物理的に大雨特別警報の基準は満たす事はありません。

ゲリラ豪雨などによる被害が全国的に増えている昨今、気象庁の大雨特別警報の基準では引っかからないけど非常に危険な状況はあり得るわけです。
警報や勧告だけを頼りに杓子定規に対応しても、人の命は守れません。市町村、県において現場の判断を重視するようにしなければなりません。
福岡県では現在も、災害対策本部の立ち上げなど色々な基準が設けてありますが、それに縛られること無く気象予報や現場の状況を鑑みて柔軟に対応しているそうです。

一方で、避難勧告が出たけど大した被害も無かった場合住民の方から不平不満が出たり、行政側がセーフティーサイドに傾きすぎて避難や警報を安易に発してしまう可能性もあり、非常に難しい問題も孕んでいます。

また伊豆大島は東京都ですが、地図をみれば一目瞭然
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地理的には静岡県と言ったほうが適切なんですよね。

私は昨年の豪雨災害を受け9月議会で「市町村域をまたぐ避難について」質問しましたが、それを思い出しました。
自然災害には人間の決めた市や町や県の境界は関係ありません。先程の大雨特別警報等も静岡県の雨量などとの合わせ技で判断をした方が現実的だと思いますが、その点東京都はどう考えているのか興味があります。
いずれにせよ、今回の災害を我々福岡県にとっても教訓として防災減災対策を考えていかねばなりません。

小規模クリーク整備事業について

本日は筑後川下流域農業開発事業促進協議会の陳情に参加しました。この協議会は筑後市長を会長に、みやま市、大牟田市、久留米市、柳川市、八女市、大川市、大木町が会員として参画しています。

筑後川下流域はご存じの通り農業が盛んで、土地改良事業・圃場整備などにより農産物の生命線とも言える用排水施設が整備されてきました。
この用排水施設は集落周辺の環境整備に資するのはもちろん、防火用水や湛水防除の面から地域の防災・減災対策にもなります。ちなみに柳川市は市内になんと930km(福岡~羽田間と同じくらいの距離)のクリークが存在するとの事です!

福岡県では、平成23年度に事業期間3年間で県単独で行う小規模クリーク整備事業を創設し、経年劣化や豪雨などで法面が崩壊しないよう整備を行っている所です。
この事業が平成25年度以降も継続できるよう、筑後川下流域農業開発事業促進協議会の各首長様と共に小寺農林水産部長への陳情活動を行いました。

私自身昨年9月議会の一般質問にてクリーク整備の現状と今後の取り組み方針について知事へ質問しております、その流れを踏まえてこの陳情により地域の熱い要望を酌み取って頂けるよう引き続き努力致します。

その後、警察委員会副委員長として飯塚市で開催された「暴力団追放!地域決起会議(筑豊地区)」に参加してまいりました。
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写真左の地元選出江藤秀之県議をはじめ海老井副知事や飯塚警察署長のご挨拶に始まり、力強く大会宣言が読み上げられました。その後あさひ保育園の可愛い園児さん達の太鼓披露のあと筑豊地区暴力団情勢の講演。
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そして、一日暴追隊長には地元福岡よしもとのコンバット満さんとぶんぶん丸さんが任命され、来賓一同壇上にあがり「暴力団を利用しない、恐れない、金を出さない、交際しない!」のシュプレヒコールを行いました。

福岡県は日本で初めて暴力団排除条例を施行し暴力団を許さない社会作りを推進しています。一方で、県内に5つの広域指定暴力団が存在しており、発砲事件や抗争事件が相次いで発生しているのも事実です。
福岡県と福岡県警は警察、行政、事業者、住民が一体となってこのような暴追集会を各地で開催し、安全安心なまちづくりの実現を今後も目指していきます。

第8回海外福岡県人会世界大会開幕

第八回海外福岡県人会世界大会の記念式典が昨日開催されました。
今回は企業の海外駐在員で構成される海外福岡県人会も含めて、16カ国21県人会から合計約300名がルーツである福岡に集結されました。またお迎えするために我々県議会議員から国会議員・市町村の首長・議長・国内県人会・各種団体の皆さんも勢揃い。

式典冒頭、国家斉唱が行われましたが、日本人であることの誇りを噛みしめるような会場一杯に溢れる歌声に心が震えました。「ルーツは福岡、夢は世界へ」を体現された皆さんだからこその、日の丸への想いが伝わってきます。
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各国の県人会代表者がご登壇の後、海外県人会を代表してトロント福岡県人会の冨永会長へ小川県知事と松尾議長から感謝状と記念品の贈呈が行われました。

その後、九州合唱コンクール・福岡予選で金賞を獲得した春日西小学校の皆さんが春の小川・茶摘み・赤とんぼなどの童謡を披露してくれました。
最後は会場全体で「ふるさと」の大合唱。
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「こころざしを果たして、いつの日にか帰らん♪」の歌詞は、海外へ夢を抱き移住された方々の気持ちを慮ると涙腺が緩くなります。会場全体が感動に包まれ無事式典は終了しました。

その後の歓迎レセプション
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幟旗や福岡県の特産品を展示しお出迎え。乾杯は県産日本酒。会場のあちこちで談笑の環が広がります。

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こちらは日系人として、アジア系アメリカ人として初めてハワイ州知事になられたジョージ有吉さん御夫妻。豊前市のご出身です。姉妹都市であるハワイ州との交流事業では様々なお力添えを頂いております。
(ジョージ有吉さんのエピソードは、安倍晋三総理大臣の講演でも触れられています。ご一読下さい⇒「安倍晋三・元総理 講演録 素晴しい日本人 紘一郎雑記帳」

これから12日のサヨナラパーティーまで、故郷訪問ツアー含め沢山のイベントでお持て成しを致します。
短い期間ではありますが、ふるさとを存分に満喫して頂きたいと思います。

海外福岡県人会世界大会、ホークスファーム本拠地誘致

非常に強い台風24号が、8日午後から9日にかけて福岡に接近します。
暴風や豪雨に対しての備えをお願いします。

みやま市の消防長と今朝話したところ、昨日より準備を進め、今日は泊まり込みで警戒にあたるとの事です。柳川市では8日午前10時から市民会館公民館を避難所として提供しているとの緊急速報メールが届きました。
各自治体とも万全の体制で対応にあたっているようです。

残念な事に本日夜に開催予定だった「第八回海外福岡県人会世界大会参加者歓迎会(前夜祭)」も中止となりました。
1885年から福岡県からの海外移住が始まり、北米中南米に移住した人々は遠く離れた異国の地で助け合いながら生きていくために「海外福岡県人会」を設立しました。
現在は移住者やその2世3世4世で構成される海外福岡県人会は9カ国21箇所で活動を行っています。

その海外福岡県人会が一堂に会す「第八回海外福岡県人会世界大会」が12年ぶりに福岡県で10月9〜12日まで開催されます。
テーマは「ルーツは福岡、夢は世界へ」。一般の方も参加出来る、海外物産や料理、音楽、ダンスなどを楽しめる海外福岡県人会フェアも12〜13日に天神中央公園で開催されますので、ご興味有る方は是非お立ち寄り下さい!

今日は福岡ソフトバンクホークス ファーム本拠地誘致のプレゼンテーションが行われるそうですね。
私も先週日曜日に筑後広域公園で開催された「決起集会」に行ってきました。
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残る候補地は福岡市、北九州市、宮若市、そして筑後市の4つ。

筑後市を応援するために久留米市、大牟田市をはじめとする県南筑後の全市町村の行政・議会・商工会が集結し、約1万人のファンの皆様と一緒に「ホークスファーム本拠地を『筑後』に」と気勢を上げてまいりました(『筑後市』じゃなくて『筑後』なのがポイントです)。

今回の誘致合戦、残念ながら1次選考で落選した大牟田市、小郡市、うきは市も一緒になって「オール筑後」で応援して頂く、「1次選考落選の悔しさを倍返しだ!いや100倍返しだ!」の心意気、嬉しいじゃないですか。

当日は自民党県議団藏内勇夫会長が福岡ソフトバンクホークス王貞治会長に直接一万人集会の件をお伝えし、地元の盛り上がりをご理解頂いたそうです。

あとは人事を尽くして天命を待つ、良い結果が出ることを期待しています。

9月議会終了

本日9月議会が終了しました。

景気の下支えをする事前防災・減災等の公共事業や、電気料金・燃油・飼料価格高騰に対応する省エネ・節電対策を含む、総額135億円余の補正予算案等上程された議案が無事可決されました。内容については県政レポートなどでお知らせしたいと存じます。

また議会後には在福岡アメリカ領事館に新たに赴任されたユーリー・フェッジキフ首席領事が松尾統章議長を訪問されましたので、私も日米友好議員連盟の事務局長として司会進行役で同席させて頂きました。
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今回の議会から議会棟1階にお客様向けの掲示板が設置されたことをお伝えしましたが、その掲示板にもフェッジキフ首席領事官を歓迎するメッセージが。
その前で記念撮影
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オハイオ州出身で、過去に大分市役所に勤務経験もある新首席領事。赴任中に博多弁でスピーチしたいという目標もご披露頂きました。

夜は長裕海副議長の就任祝賀会でした。
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長先生が以前秘書として使えていらっしゃった山崎拓先生も来賓として祝辞を述べられましたが、暖かいお人柄を感じさせる素晴らしい祝賀会となりました。県議会を牽引するリーダー役として松尾統章議長との絶妙なコンビネーション期待しております。

しかし9月議会が終了して10月を迎え、年末年始に向けてノンストップな日々が続きます。本当に月日が経つのは早い!一日一日を大切に頑張りたいと思います。

信号機のLED化

9月25日に行った一般質問に関して、正式な議事録が出来上がるまで原稿をコチラに掲載しています。また、知事答弁を含めた録画中継は9月30日頃からコチラでご覧頂けます。

生中継をご覧になったみやまいい町会のブログで取り上げて頂きました。また、複数の同僚議員の方からも内容に興味があるので質問原稿が欲しい旨要請頂き、反応があると質問作成の苦労も報われるようで嬉しい限りです。

今回の質問は観光政策に関する大枠の話をさせて頂き、執行部とも認識を共有させる事が出来たと感じています。今後は定期的に状況をレビューして「福岡でもう一泊、もう一食」したくなるような観光政策を邁進させていければと思います。

また本日は各常任委員会が開催され、付託議案の審議が行われました。
私が副委員長を務める警察委員会でも所管の補正予算について審議を行い、無事採決されました。

警察の補正予算は信号機LED化の費用です。本年度当初予算で827交差点の信号がLED化される予定でしたが、補正予算で新たに173交差点をLED化し、合計1000箇所の交差点がLED信号になります。
LED化する事によって以前の電球タイプより視認性が向上するうえに、消費電力を1/5程度にする節電効果があります。
具体的には1交差点で年間約6万8千円の電気料削減が出来るとのこと。また寿命も10倍程度になる為、以前は毎年交換作業が必要だったメンテナンスコストも大幅に削減される見込みです。

信号のLED化は平成23年度から本格的に開始され。平成25年度末で県内10136箇所の交差点の内、4999箇所、比率にして49.3%がLED化されます。
今の予算規模が続けば平成30年頃に県内全ての信号がLEDに置き換わる計算です。

さて、福岡県議会棟の一階に案内モニターが導入されました。
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今のところメモリカードを使っての情報更新らしいですが、当日開催の議会の内容が確認出来るのは傍聴者にとって便利ではと思います。
開かれた議会を目指し、一同頑張っています。議会の見学、傍聴など興味の有る方は是非ご相談ください!

一般質問日程決定、今度のテーマはワンモア福岡

9月定例議会の一般質問日程が決まりました

9月25日(水)です。私は1番目に質問予定ですので、開会が遅れなければ11時頃登壇します。
「議会中継」のページ(Click!)で生中継が行われます、また見逃した方も9月30日頃から録画中継を観ることができます。PCだけではなく、スマートフォンでも視聴可能ですので、ご興味の有る方どうぞご覧下さい。

質問要旨は下記の通り
「ワンモア福岡の取り組みについて」
 1.観光協会との取り組み強化
 2.歴史観光政策
 3.MICE戦略都市等との連携

「ワンモア福岡」とは、福岡を訪れた観光客に「福岡でもう一箇所、もう一泊、もう一食」して頂くことを目指す、小川知事が就任以降力を入れている観光政策です。
私が顧問を務めるみやま市観光協会の総会に出席して色々思う事があったのが今回の質問のきっかけの一つです。
執行部始め関係各所に下調べを十分にさせて頂き、あとは原稿作成だけですがこれが一苦労しています。この連休中に仕上げねば。。。

秋は叙勲の御祝いが盛んなシーズンでもあります。本日は柳川農業協同組合 成清組合長の黄綬褒章受章祝賀会にお招き頂きました。「組合員、農業者を路頭に迷わさない」の信念の下、地域農業振興の為に長年ご尽力頂いた功績を称えようと集った会場一杯の出席者。成清組合長のお人柄が窺えます。本当におめでとうございました!
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9月議会開催中&瀬中で貰った元気

9月12日より平成二十五年度9月議会が開催されています。今回は景気下支えを目的とした「事前防災」「減災」の公共事業や、高騰する原油価格や電気料金値上げなどの問題に対応するため、「防災拠点等再生可能エネルギー導入推進費」「LED信号機導入」「道路照明省エネルギー化」などを推進する為の補正予算135億円の審議等が行われます。

私も今回は一般質問に立つ予定です(恐らく9月25日または26日)。詳しい内容や日程が決まりましたらお知らせします。ネットによる生中継や録画中継がございますので是非ご覧下さい。

さて、この三連休みやま市内の中学校の運動会や各地域の敬老会が沢山開催され、いよいよ夏が終わり秋が始まるという感じです。
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瀬高中学の運動会では丁度男子生徒の組体操が披露されていました。クライマックスは四段タワー(人間円塔)。三段タワーはそれほど苦労せずに出来ていましたが、さすがに四段はなかなか出来ない(実際練習でも一回しか成功しなかったそうです)。

最初の円陣の組み方が難しく、そこが緩んでいると二段目以上は覚束ない。

10分、20分、時間ばかりが過ぎ、何度も組み直している内に最下段の生徒達の疲労が蓄積しているのが観客にも伝わってくる。

「ちょっと無理かもしれないなぁ」という悪い雰囲気を振り払うように、円塔の中に入って指導をされている先生が

「お前達!絶対出来るぞ!絶対!」

と大声で生徒達を鼓舞し続けます。そして何度かの休憩を挟み、最終的に本当に出来ました!
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応援していた生徒達、先生方、観客席からの大歓声と鳴り止まない拍手。タワーを崩したあとに整列する生徒達のちょっと照れくさそうな顔。大変素晴らしいものを見せて頂きました。

一つの目標に向かい一致団結する、「絶対出来る」と信じて諦めず自分の与えられた持ち場で一所懸命頑張る、そんな基本的なことを再認識させられる良い機会でした。
そして明日への元気を頂き有り難うございました!

おめでとう東京!がんばろう日本!

2020年の夏期オリンピック・パラリンピックの開催地が東京に決定しました!おめでとうございます!!
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早速経済効果は3兆円なんて気の早い報道もありますが、それ以上に7年後の巨大プロジェクトに向かって日本が一丸となって進んでいく効果は計り知れないものが有ります。
アベノミクスの3本の矢「大胆な金融政策」「機動的な財政出動」「民間投資を喚起する成長戦略」、このうち金融政策と財政出動は政府主導で進められますし、具体的な効果が株価や為替で既に感じられています。一方、成長戦略については効果が見えにくく、疑心暗鬼になっては民間企業の設備投資が進みません。そんな中、7年後の東京オリンピックという時期・効果ともに明確な旗頭が決定したことは日本経済復活に対する神風と言っても言い過ぎではないと思います。

福岡県も東京オリンピックを軸として進んでいくであろう経済成長を、地域にどう取り込んでいくか前向きな議論を始めなければなりません。そしてオールジャパンで東京オリンピックをバックアップし日本全体の飛躍に導けるよう頑張りましょう!

さて、9月6日に福岡県酒類鑑評会・ふくさけ祭りが開催されました。
八女市の喜多屋さんがInternational Wine Challengeでチャンピオン・サケを受賞して、福岡県の地酒に対する認知度はグッと上がってきていますが、それを裏付けるような大盛況でした。
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開催前は「どれくらい人が来るか不安だなぁ」と仰っていた江崎俊介福岡県酒造組合長、蓋を開けてみると約1600人の来場者(主催者発表)で会場は身動きが取れないほど。まさに嬉しい悲鳴。若い女性のグループが目立ったのも印象的でした。酒所ふくおか、みんなで盛り上げましょう!

私も酒造組合顧問として、福岡県名産のカナトフグ、博多地鶏、有明海産海苔、イチジクなどの生産者の協力を仰ぎ「福岡の最高の酒と最高の肴」のコラボ実現に協力させて頂きました。
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今まで地酒は商工部管轄、農産品は農林水産部管轄でこのような交流は活発では無かったのですが、今後は農産品のフェアに逆に福岡の地酒が登場するような横串の連携を強化し、食・酒・観光へ繋げて行ければと思います。
なにはともあれ酒造組合の皆様お疲れ様でした!

台風15号接近(追記有り)

台風15号の影響で県内全域で大雨洪水警報が出ています。
昨日正午の降り始めから今日の午後8時までで太宰府、飯塚、行橋で200mm以上の雨量です。梅雨時期の合計雨量の平均が約550mmですから広範囲で短期間の内にそうとうな雨量です。
福岡県防災ホームページをはじめとする気象情報・災害情報にご注意下さい。

天神の一部も道路が浸水するような状況のようです。自分の自宅でも物凄い雨音が聞こえてきます。
河川周辺の方は是非上流のダムの状況もご確認下さい。上に示した福岡県防災ホームページからのリンクみることが出来ます。

昨年の豪雨災害依頼、強い雨音を聞くとどうも寝られません。

====追加情報です====
8月31日午前10時現在日向神ダムの状況がネットで確認出来ません
県の担当部署に確認したところ、午前5時頃までは問題なく表示していたのですが落雷の影響でダムのデータを伝送する中継局が故障したとのこと。
現在復旧作業に取りかかる予定ですが、現地の雨の状況などで完全復旧にはもう少し時間が掛かるかも知れません。

尚、県庁では日向神ダムの情報は把握しており、午前10時の段階で貯水位304.8m、流入量80㎥/s、放流量67㎥/sとの事。
まだ容量的には十分余裕があるとのことです。引き続き情報有ればお知らせします。

台風15号は温帯低気圧に変わりましたが、引き続き大気が不安定な状況にあります。雨などの災害情報には十分ご注意下さい。

====追加情報です====
日向神ダムの状況が31日17:00頃復旧したそうです。
担当部署の皆さん迅速な対応有り難うございました。

ILC候補地関する西日本新聞の報道について

8月22日付け西日本新聞の一面です
20130822西日本新聞ILC
福岡県も誘致をしていたILC(国際リニアコライダー)、国内の候補地に東北が決定したとの記事です。

私は福岡県議会議員としてもちろん脊振山地が候補地となることを切望していました。しかし、それ以上にこの記事に関しての問題点は、国会議員で構成される国際リニアコライダー推進議員連盟に対してILC戦略会議は8月23日に正式な説明をすると言っておきながら、その前にマスコミに情報をリークしている事だと思います。
西日本新聞にしてみれば記者さんの取材活動により「特ダネ」をゲットしたわけですから御目出度いことですが、研究者で組織するILC戦略会議にしてみればただでさえ数千億と見込まれる莫大な建設費用を含め国民・政府の理解を必要とする国家プロジェクトにも関わらず情報管理の杜撰さが露呈されたわけです。今後どの候補地に決定するにせよ一番日本国内に誘致を望んでいる研究者サイドとして、果たしてこのやり方が最善なのか首をかしげる次第です。

国際リニアコライダー推進議員連盟メンバーでもある井上貴博議員のFacebookでも疑問の声が上がっています。福岡県のILC誘致を担当している部署に問い合わせても「我々にはなんの連絡もありません。正式な発表は23日と聞いています」と困惑しているだけです。

繰り返しますが、私自身は福岡県議会議員としてILCの脊振山地誘致を切望していましたが、しかしそれが叶わなくても日本初の国際研究施設としてILCが国内に誘致出来ればと期待していました。地域で開催している県政報告では必ずILCについて説明しています。それは最終的に巨額の建設費を日本が負担する故に、その意義を一人でも多くの方に知って頂き、応援団になって頂くためでした。同様に有権者に対しILCの理解を得ようと頑張っていた県議仲間も沢山居ます。

その人達は、候補地が脊振山地であろうと東北であろうとILCの意義を理解し応援の輪を広げる将来の同志となるはずなんです。
8月23日にILC戦略会議としての候補地が「正式」に発表されますが、今回の顛末についてILC戦略会議として納得できる説明がなければ、今後の誘致活動に禍根を残すのではと心配しています。

父母も、その父母も我が身なり 我を愛せよ、我を敬せよ

今日はみやま市戦没者遺族会の瀬高・山川・高田、それぞれの支部にて「みたままつり」献灯祭が執り行われました。
毎年、同じ日程でほぼ同時刻に開催されるので3会場全てに出席出来ません。今年は瀬高と山川の会場を訪問しました。
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左が瀬高、右が山川。みやま市の各忠霊塔には瀬高847柱、高田527柱、山川236柱、合計1610柱の英霊が祀られていますが、飾り付けに各地域の遺族会のこだわりが感じられます。
今年も心穏やかに英霊をお迎えすることが出来ました、遺族会の皆様本当に有り難うございます。

歳を取るにつけ、「自分は生かされている」と感じる瞬間が増えてきました。
二宮尊徳翁の「父母も、その父母も我が身なり。我を愛せよ、我を敬せよ」という歌があります。この歌は私にとって、血の繋がったご先祖様だけでなく、今の日本を築いた先輩方の想いもしっかりと受け止めて次の世代に紡いで行くことだと解釈しています。

お盆です、そんな事を子供達と話してみました。

今森光彦の世界展等、夏休み企画で九州芸文館が盛り上がってます!

すっかり書きそびれていたんですが、今春オープンした九州芸文館にて「今森光彦の世界展 -生命をみるまなざし-」が開催されています。

私は7月20日のオープニングセレモニーに参加させて頂き、今森先生直々の解説を頂きながら作品を堪能させて頂きました
(右が今森光彦先生、左は海老井悦子福岡県副知事)
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今森先生は滋賀県のご出身で、その当時駆け回った琵琶湖や里山に溢れる自然、昆虫、人々の生活をテーマに写真撮影やペーパーカット(切り紙)を行っていらっしゃいます。
今では一般的になった「里山」という単語ですが、今森先生がNHKスペシャルで使用されるまでは普及していなかったコンセプトだそうです。

今森先生は開口一番「ここは周囲が緑と水に囲まれていて素晴らしいところですね。私の故郷と似ているものを感じます」と言って頂きました。
普段生活をしていると、なーんも無い田舎そのものです。しかし今森先生の作品にはその「なーんも無い」事こそがまるで最高の財産かのように、自然が昆虫が人々が織りなす日々の営みを美しく切り取って作品にされています。
こういう感性を忘れずにいる事ができれば、毎日が新鮮で感動に包まれるんだろうなぁ。見習いたいです。

写真家であると同時にペーパーカット(切り紙)でも素晴らしい作品を産み出される今森先生。今までは写真展と切り紙展は分けて開催していたそうですが、初めて今回写真と切り紙を同一会場にて展示する事となったそうです。
また芸文館の工房では今森先生が講師となり子供向けの切り紙ワークショップも開催されました。開場は子供達で満杯です。
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冒頭、今森先生が如何にハサミを愛していらっしゃるかが伝わる「ハサミLOVE!」なトークから始まり、ぐいぐい引き込まれました。我が家の子供達も参加させたのですが、娘がすっかり切り紙に夢中になって「夏休みの自由研究は切り紙を使って作る!」と張り切っています。

私も見よう見まねで作ってみましたが、楽しい!
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この夏休み、九州芸文館では「九州芸文館のなつやすみ2013」と題して様々な子供向けのワークショップが開催されています。夏休みの楽しい想い出づくりにどうぞ!
尚、「今森光彦の世界展 -生命をみるまなざし-」は9月1日まで開催されています。

「島根・山口豪雨災害」「福岡県発世界一のお酒」

7月28日の大雨で島根県・山口県を中心に豪雨災害が発生しております。住宅の床上床下浸水は7月31日朝の時点で1500軒以上、避難者200人。24時間降雨量を比較すると、昨年の九州北部豪雨レベルの豪雨だったとようです。被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます。

昨年の九州北部豪雨は実は7月3日から4日にかけて最初の猛烈な豪雨があり、被害が発生しました。その後、復旧作業がやっと始まるかと思いきや7月11日から14日まで再度豪雨に見舞われ、想像を超える甚大な被害が発生しました。今回の豪雨がこれで止むことを祈りますが、皆様もこの時期の豪雨は二度三度襲ってくる可能性がある事を忘れず、対応に当たって頂きたいと思います。

一方で、先日のNHKニュースを見ていると、昨年の豪雨災害を教訓とした避難活動などで被害を免れたお年寄りの事例などが紹介されていました。災害をゼロにする事は出来ませんが、減災する事は可能です。他の地域の皆さんも是非避難訓練等では他地域の事例を是非参考にして頂ければと思います。

平成23年には福島・新潟及び紀伊半島、平成24年は九州北部、そして今年は島根・山口と、「記録的な雨量」による豪雨災害は毎年必ずどこかで起こるという認識を持って、今後の災害・減災対策に取り組みたいと思います。

さて、話は変わりますが、
International Wine Challenge2013にて583銘柄の中から第1位となるChampion Sakeを受賞された喜多屋さんが、受賞報告をするために小川知事を本日訪問されました。
私は福岡県酒造組合顧問を務めておる関係で同行致しました。

福岡県は工業技術センターの生物食品研究所において酒造組合と協力し酵母の実験を行ったり、農林水産部では酒造好適米である夢一献を育成・品種改良したり。そして昨年からは県酒造組合主催の清酒鑑評会において県知事賞・県議会議長賞を設けたりと、長年にわたり「酒所福岡県」を盛り上げるよう様々な努力をして頂いております。その中で喜多屋さんが世界的に名誉ある賞を受賞され、まさに福岡県から「世界一の日本酒」を誕生させて頂いたことは感無量です。

これがそのトロフィーと賞状です
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注目度も高く、多くの報道機関が取材に来ていました。その前で記念撮影。私の左手にいらっしゃる紋付き袴の男性が喜多屋の木下社長。International Wine Challenge表彰式と同じ出で立ちだそうです。
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この反対側の取材陣はこんな感じでした。
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これぐらいのカメラが入るのは知事室でも珍しい気がします。日本酒というと寒い地方というイメージがありますが、酒所福岡にも美味しいお酒が沢山ありますよ!この受賞をきっかけに是非お試し下さい!!

藤崎一郎前在米特命全権大使講演

うう!腰を捻ったらしく昨日から腰痛で立ったり座ったりも一苦労です。特にお辞儀をすると激痛が!!土日の会合では痛々しい姿を見せすると思いますがご容赦を。

昨日は福岡日米協会の主催で藤崎一郎前駐アメリカ合衆国特命全権大使を囲む懇談会に、日米友好議連事務局長として出席して参りました。
日本の全権大使として米国で活躍されていただけあって、豊富なご経験や人脈に基づく情報とその分析は唸るものがあります。以下、講演内容をメモしておきます
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(写真左から二番目が藤崎大使)

○沖縄普天間基地の辺野古移設問題について
NewYorkTimesなど一部米国メディアでは基地問題について「小さな問題」と矮小化する論調もあるが、安全保障というものはパッケージであり、切り分けして大小を語る事は適切で無い。一度米国のトップの了承を経た案件は全て大きな問題である。

○尖閣問題
安全保障という大きな約束事を日米は行っている。日本の一部論調では「中国が尖閣にちょっかい出してもアメリカは守ってくれない」というものもあるが、これを日本が言い出すというのは当事国自ら日米安保を第三国に軽視させることになる。安全保障条約は大変重いものである。
個人的に次にあげる尖閣三原則という考えを持っている「(1)譲らず、(2)油断せず (3)挑発せず」。「譲らず」というのは、交渉ではどちらか一方が100%の結果を得るなんてあり得ない、必ず合意するために妥協をする必要がある。その意味で尖閣については交渉をするべきでない。
安倍首相が自ら中国・韓国に対して会談を求めない姿勢は交渉術という観点から評価できる。こちらから一方的に会談を求める必要は無く、双方の必要があれば会えば良い。

○3.11東日本大震災
海軍のトモダチ作戦ばかりが目立っているが、その後ろで国務省・ホワイトハウスも同時に動いていたという事。自国の災害でもないのに24時間泊まり込みで数週間緊急体制を取っていた。

○日米協会
2017年には創立100周年を迎えるがそろそろ見直しの時期ではないかと思う。その理由は、米国自体が大きすぎ、日米の関係性も多岐に渡り広がっているので、日米と一括りにしても一体感が生まれにくくなった。
しかしながら、日米協会は全国30箇所に団体を持ち、中立性が高いというメリットがある。これを活かしながら新しい活路を見いだしたい。

○ケネディ新駐日米国大使
大変良い事。セレブリティであるケネディ大使、米国プレスがその動きに注目するはず。是非日本の理解者になってもらうべき。
日米関係は強くて永い。人事異動で新しい駐日大使がきたら、その人を味方に付けていくことが肝要。

○オバマ・習近平会談
大騒ぎする人もいるが、自分自身は大した話じゃないと考えている。
米中関係は、米国から見るとプラスとマイナス両面ある。どちらか一方に大きく振り切れることは無い。

○移民政策
国民を増やすための移民政策というより、単純労働者の短期在留を認めるような弾力的運用が良いのではないか。
留学生という観点では日本語圏へ他国の留学生が来るのも、日本人が米国留学するのも日本語がハードルになって難しい。英語教育の充実が必要。

日米の同盟関係について深い信頼を置いていらっしゃるのがヒシヒシと伝わってきました。
信頼関係というのは片務的なものでは無いと改めて認識し、日米議連の活動に限らず日常において心構えとしたいと思います。

第23回参議院選挙を終えて

第23回参議院選挙の投開票が昨日行われ、自民党は松山政司候補の当選を含め65議席を獲得することが出来ました。
これにより参議院では自公合わせて135議席の過半数となり「衆参のねじれ状態」は解消することになりましたが、その国民の期待を裏切らずスピード感を持って政策を推進させなければなりません。国政には強くそう要望し、同時に県議会においても責任政党自民党の一翼を担う立場として引き続き努力して参りたいと思います。

衆議院解散がなければ、次の大規模選挙は2015年の統一地方選挙。つまり私達地方議員が審判を受ける選挙となります。一日一日を掛け替えのないものとして、凡事徹底の精神で頑張ります。