参院選、期日前投票の方法と比例代表投票の仕組み

毎日うだるような暑さが続いています。この暑さで、早朝に農作業や庭仕事を開始して10時頃に家に戻って朝ご飯を食べる生活リズムのご家庭も多いようです。
こまめな水分・塩分補給で熱中症対策には十分ご注意ください。

さて、本日は読売新聞、毎日新聞、日経新聞、西日本新聞などでも参議院選挙の終盤情勢記事が特集されていました。いよいよラストスパートです。
松山政司参議院議員外務副大臣も精力的に遊説・激励集会をこなしてあります。

今週末、7月21日(日)が投票日ですが、夏休み最初の週末で、天気も良さそう、もちろん気温も灼熱状態が予想されます。
投票し忘れがないよう、是非期日前投票をお勧めします!

期日前投票は簡単です。みやま市では、みやま市役所・山川支所・高田支所、柳川市は柳川市庁舎・三橋庁舎・大和庁舎に期日前投票所が設置してあります。
投票日前日の7月20日まで毎日朝8時半から夜8時の間開いています。

皆さんのお手元にはすでに投票所入場券が郵送されていると思いますが、その裏側に「期日前投票宣誓書」という欄があって、そこに住所・名前・生年月日を記入し、当日投票できない理由(例えば「仕事」など)に○を付けて持っていくとあっという間に受付は終わります。
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投票入場券を紛失したり、忘れても大丈夫です。期日前投票所にて受付係から本人確認をしてもらい、「期日前投票宣誓書」を書けば投票できます(入場券持参の時よりちょっと時間は掛かりますが)。

投票率が高いという事は、政治に関心をもっている有権者が多いという事です。議員もそういう認識をもって地域に接するわけで、良い意味での緊張関係が地域と議員の間に構築されます。

インターネット選挙が解禁になりましたが、メールを使って一般有権者が特定候補への投票呼びかけをする事は出来ません。しかし特定候補とは関係ない「投票に行こう!」という働きかけは可能です。是非、御家族・ご友人・知人・職場・学校の仲間にお声かけ頂き期日前投票促進運動で投票率を向上させましょう!

で、もう一つ。

参議院議員選挙では選挙区と比例区の二つの種類があります。選挙区は理解しやすいと思いますが、比例区は衆議院選挙とは違う独特の方式です。

参議院比例区は「比例区に立候補している個人名」または「政党名」を書くことが出来ます(一方衆議院の比例区は政党名のみなので、これがややこしいのです)。そして当選者の決め方は次の通りです:

  1. まず最初に各政党に何票入ったかを集計します。「個人名」が書かれている場合は、その候補者が所属している政党に一票で計算します。そして各政党の得票数によって比例区議席(全部で48議席)を割り振り、政党別の議席数が決定します。
    例えば自民党からは今回29名の比例区候補がいますが、その中で何人当選するかがまず決まるわけです。
  2. 次に、それぞれの政党の中で誰が当選するかを決めるのが「個人名が書かれた票数」です。例えば自民党に20議席が与えられたら、自民党比例区候補の中から個人名を書かれた票数が多い順番に上から20人当選するという訳です。

ですから比例区では個人名で投票すれば「政党」と「個人」の両方を同時に応援することが出来るので、参議院選挙の比例区では「個人名」で投票することを強くお勧めします!

個人名で100万票得票して当選した候補と、20万票得票して当選した候補では当選後の発言の重みも違い、党内での立場も変わってくると言われます。
自民党は色々なキャリアを持った意欲溢れる比例区候補を取りそろえています、比例区では「この人を応援したい!!」という候補者を見つけて個人名で投票して頂く事で、一人でも多くの有権者がもっと国政に興味を持って頂くことを期待しています!

本郷地区自主防災組織、頑張ってます!

昨年の九州北部豪雨災害から丁度1年が経った昨日、沖端川の堤防決壊で大きな被害を受けた本郷地区において自主防災組織による避難訓練が開催されました。
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本郷地区は昨年の豪雨災害の際、あまりに急な増水だったため市からの避難勧告・指示などの情報が住民の避難準備等初期対応に間に合いませんでした。その反省を踏まえ、自分の命は自分で守るとの強い決意の下、まちづくり協議会が主体となり本郷自主防災計画を策定し、昨日の水害時避難訓練が開催の運びとなったわけです。
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今回の訓練の要点は「災害時要援護者の避難支援活動」「避難後の全戸の安否確認」です。
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避難準備情報が10時半に発令されたという前提で、避難支援者がそれぞれ担当する要援護者宅へ向かい一時避難場所へ避難しました。本郷地区には約30名の要援護者がいらっしゃいますが、その中でも足が不自由だったり特に援護が必要な方15名ほどを対象に、「避難支援の指示を受けた時間」「要援護者宅に到着した時間」「一時避難場所へ到着した時間」「避難時の支援方法」など一軒一軒チェックシートを作成。
また避難終了後、消防団、水防団、公民館の3つの組織がそれぞれ手分けして、本郷地区全戸を回り安否確認の訓練を行いました。
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その後、一時避難場所において即座に反省会が開催され、今後の避難活動への改善点などが討議されました。

例えば「要援護者は薬や酸素吸入器など医療機器を持って避難する必要があるので、普段から要援護者-支援者間で持ち出すべき薬や医療機器の確認をしておくべきだ」という意見等、机の上だけではなかなか察しきれないような細かい改善点が多く挙げられ、実際に訓練を行う意義深さを改めて感じました。

現在福岡県では自主防災組織の拡充を目指していますが、自主防災計画の内容をはじめここまで先進的に取り組んでいる地域はまだまだ少ないのが実情です。県消防防災指導課にこれを是非県下のモデルケースにして他組織にも紹介するよう提案したところ、三連休中日にも関わらず増本課長以下数名の職員の方が視察にきて頂きました。有り難うございます。

災害はいつ起こるか分かりません、このような訓練を地道に定期的に行う事が減災に繋がると思います。私も、今後とも地域のこのような活動を積極的に支援して参ります。

現在本郷地区では、九州北部豪雨災害の復旧支援に駆けつけて頂いた多くのボランティアの皆さんに対する感謝の幟旗が立てられています。
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参議院議員選挙の争点は「成長」です

本日は地元みやま市瀬高町公民館で松山政司外務副大臣の激励集会を開催しました。
土曜日の午前十時からの開催、しかも連日の猛暑という事でどれ位人が集まるか心配しておりましたが開場はほぼ満員で立ち見の方もチラホラ出るような状況でした。
ご多忙な中足を運んで頂いた皆様、本当に有り難うございました。

来賓として藤丸敏衆議院議員、古賀誠前衆議院議員、西原親みやま市長、柗本俊介農政連委員長が公務ご多忙にも関わらず駆けつけて頂き、激励の言葉を頂戴しました。
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松山先生は昨年12月より外務副大臣として国内外を飛び回っておられ、なかなか地元福岡に帰ってくる事が出来ませんでしたが、この県南の主要産業である農業従事者の一大関心事項であるTPPの交渉窓口として国益にかなう交渉結果を得る事ができるよう頑張ることを力強く宣言して頂きました。
3期当選の栄に浴し、国会で飛躍して頂く事を切に願うと同時に、それにはやはり勝ち方が重要になってきます。圧倒的な票数で勝たねばなりません。
自民党優勢の声がマスコミでは踊っています、しかしながら逆に「もうよかろうもん」と無関心になる方が増えるのは残念な事です。

今回の選挙について興味深い考察をされているブログ記事をご紹介します
↓↓↓
長谷川幸洋 ニュースの深層「今回の参院選は与党勝利の「つまらない選挙」ではない 成長をめぐる歴史的選挙だ」
以下、要点を抜粋します

  党首討論で、海江田はそこから一歩踏み込んで「子ども手当や高校授業料無償化を通じて消費を増やす」という考えを披露した。しかも、それが「健全な消費」という認識である。子ども手当も高校授業料無償化も元は税金だ。消費の源泉を税金に求めて、どこが健全なのか。

 税金を子育て世代に配って消費させるという政策は、所得の再配分にほかならない。

 つまり、民主党は「所得再配分が成長を促す」という考え方である。世界標準の経済政策は「まず成長を目指して、次に所得を再配分する」と考える。まったく因果関係、優先順位が逆なのだ。所得再配分が成長を促すのだとしたら、政府の役割はひたすら高所得者や儲かっている企業から税金を徴収して、若年者や低所得者に配ればいいという話になってしまう。

民主党政権で官房長官、経済産業相を経験した枝野が「成長は幻想だ」という認識なのである。簡単にいえば「もう低成長だからパイは増えない。夢は捨てよ。コストやリスクの分担を考えよう」という主張だ。控えめに言っても、枝野はパイをどう増やすかに熱心でない。

これに対して、アベノミクスはデフレ脱却を目指して金融と財政のマクロ政策を総動員し、その後、中長期の安定成長を目指して規制改革を進めるという政策である。改革の進展具合に不十分さはあるが、もちろん景気回復も成長もあきらめてはいない。

 肝心要の経済成長について、自民党は言葉だけでも「全力を尽くす」姿勢なのに対して、民主党は「まず分配政策。成長幻想から覚めよ」と言っている。両党の考え方がこれだけ違ってしまうと、いまの段階では、とてもまともな議論にならない。根本が違うからだ。

民主党敗北がきっかけになって「成長こそが肝心」という認識が広まれば、政治の重要課題は少なくとも1つが「成長をどう実現するのか、なのだ」という点がはっきりする。そうなれば、成長政策をめぐる議論が活性化する。ひいては日本の政治全体が活性化するからだ。

まさに正鵠を射る分析です。「もう低成長だからパイは増えない。夢は捨てよ。コストやリスクの分担を考えよう」という前提では人々は現状維持に汲々とすることに精一杯になるでしょう。ちゃんと成長戦略を示して、次の一歩を踏み出す。それなくしてデフレ脱却も日本の再生も有り得ません。
今回の参議院選挙で「成長こそが肝心」との認識を多くの国民が持ち、今後の争点が「成長をどう実現するのか?」という真っ当で前向きな国会運営を心から望むと同時に、私も「現状維持すなわち退歩也」の精神で県政の立場で努力していきます。

7月21日の参議院選挙、「成長こそ肝心」という視点を忘れずに、成長をめぐる歴史的選挙として多くの方に一票を投じて頂きたいと思います。
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警察委員会初視察

週明けから気持ちの良い青空が続き、九州地方も梅雨明けした模様との事です。
しかしながら、梅雨明け時期のゲリラ豪雨には皆さんご注意をお願いします。

さて、本日は警察委員会の視察で警察学校と警察犬訓練所を訪問しました。

まず警察学校
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1886年に福岡県巡査教習所として設置された警察学校は、現在443人が在席し法学などの基本科目、捜査や警備を学ぶ警察実務、柔剣道、逮捕術、救急法などを学ぶ術科科目を通じ警察官としての訓練を受けています。職場での実習を含め、高校卒業で約21ヶ月、大学卒で15ヶ月の研修期間があるそうです。たまたま友人の娘さんが在籍中でしたのでご挨拶したところ、学校を卒業後、警察学校に入学して僅か3ヶ月程にも関わらず非常にきびきびとした所作だったことに感動しました。厳しい指導の下、福岡県の安全安心の要である素晴らしい警察官になられる事を期待しています。
4階には過去に殉職された警察官の遺影と遺品が飾ってある遺品室があり、公務中に無念にも命を落とされた皆様に手を合わせて参りました。

警察犬訓練所は昭和49年福岡市中央区平尾にて3頭の警察犬で開所され、平成22年に移転して現在は6頭の警察犬が配置されています。
平成24年は捜索追求31件、行方不明者捜索103件、爆発物捜索5件など計143件の出動がありました。
視察では本物の覚醒剤や乾燥大麻の匂いをつけた目標物を選別する訓練が披露されました。
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警察犬訓練所は鑑識課に所属するとの事で、指紋識別の最新技術の説明も頂きました。
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指紋採取というと刑事ドラマなどでポンポンみたいな機具で白い粉(正体はアルミの粉だそうです)をはたいていたような認識しか無かったのですが、捕まえる側と捕まえられる側のイタチごっこの中で最新鋭のハイテク機器を使い技術は相当進化しているとのこと。とは言え、アルミの粉を使った採取方法は今でも基本中の基本だそうですが。

警察委員会に所属して初めての視察でしたが、委員会が変わると視察内容も全く違うので大変勉強になります。

流石Facebookシティ武雄

先日、警察常任委員会の副委員長に選任されたことをご報告しましたが、それ以外にも幾つか新たな役職が加わりましたのでFacebookの情報を更新しました。

景気・雇用対策特別調査委員会は、経済を活性化し、景気及び雇用を回復するための諸施策の推進を図るため、地域中小企業の技術開発などの高度化支援対策、新規成長産業の創出支援対策、職業能力開発支援対策、中高年求職者就職支援対策について調査活動する特別調査委員会です。県議会議員は常任委員会と特別調査委員会にそれぞれ所属します。
また、警察委員会の関係で福岡県青少年問題協議会委員を拝命しました。

また福岡県日米友好議員連盟の事務局長にも選任され、早速7月1日に開催されたアメリカ合衆国独立237年記念レセプションにご招待を頂きました。
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日米両国の国家斉唱が厳粛な雰囲気の中行われ、在福岡アメリカ領事館主席領事代行のマイケル・チャドウィック氏のご挨拶やジョンケリー国務長官のビデオレターが上映。その後はカントリーミュージックをBGMに福岡から集まった政財界の皆さんと一緒に、領事館の皆様と交流を深める事が出来ました。商社勤務時代、米国の取引先から招待を頂きこういうアメリカンな雰囲気のパーティーに顔を出したことが懐かしい!久々にあの頃を思い出しました。
福岡県はハワイ州と友好姉妹都市で、現地県人会の皆様を含め定期的に交流を深めていますが、私も事務局長としてその一翼を今後担っていきたいと思います。

さて、現在(7月3日14:30)激しいゲリラ豪雨が福岡県をはじめとする九州各所を襲っているようです。みやま市もカミナリを伴った豪雨です。
福岡県の防災ホームページは、私も決算特別委員会等で情報提供の充実を要請しましたが、昨年の豪雨災害以降改良されて各地の雨量、ダム・河川の状況、監視カメラのリアルタイム情報がワンストップで確認出来るようになっています。是非ご活用下さい。

で、感心したのが武雄市
私は武雄市のFacebookページを「いいね!」登録しているのですが、この様な緊急時はカバー写真(ページトップにある大きな写真)を「只今、防災情報配信中」というものに変更されるようです。
これが凄いところは、カバー写真を変更すると「いいね!」している人のFacebookタイムラインにカバー写真の変更情報が周知され、あたかもテレビなんかである「番組の途中ですが…」のような告知効果があることです。
私のFacebookのタイムラインに流れてきた武雄市のカバー写真変更のお知らせは下記のような感じ↓
Facebook
Facebookページを持っている自治体は増えてきていますが、Facebookの特性を活かしたこのような活用方法は流石Facebook City武雄!巧いなぁと思いました。
Facebookを使っていない人には分かり難いかも知れませんがちょっと感動したものでご紹介まで。

九州国際重粒子がん治療センター視察など

纏めて備忘録

6月23日に自民党福岡県連の政経セミナーが開催されました。
今回の講師はサンデープロジェクトなどマスコミでも活躍されている双日総合研究所の吉崎達彦副所長。
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私自身、吉崎氏が運営されている「かんべえの不規則発言」というブログの読者(しかも小泉政権の頃から)で、日米の選挙事情やら政局やら経済動向に対する数字を使った鋭い洞察にいつも感服していたものですから「生かんべえ」にワクワクしておりました。
講演のポイントは

○2013年は先進国経済が再評価される。BRICs台頭や中国経済が一段落
○アベノミクス効果で家計部門は動きが出始めたが企業部門は慎重
○企業の動きはコーポレートカレンダーから考察するに、5月の決算発表から6月下旬の株主総会が終わるまでは社内根回しのタイミング。7月以降の動きを注視。
○企業決算はP/LイマイチでもB/Sは劇的に良化。この点を踏まえても企業は夏頃から動き出すのでは。
○日本は所得収支(投資によってもたらされる効果)が良い。海外の利益を海外へ再投資するのでは無く、円にして日本への投資を促進する為にも円安は重要。
○第二次安倍内閣が置かれた状況は、関東大震災から犬養内閣で高橋是清蔵相が誕生した頃によく似ている。歴史に習えば、今後安倍内閣が直面するのは出口戦略の難しさだ。
○対中政策について安倍総理は「日中が協議するドアは開かれている」と繰り返すが、これは「自分から行きませんよ」というメッセージ。習近平にとって対日政策は内政関数である事を鑑みれば非常に上手い対応だと思う。

自民党政経セミナーでの講演と言う事で、ブログみたいなノリではありませんでしたが大変勉強になりました。

その後6月24日に九州国際重粒子がん治療センターを福岡県議会として視察に訪れました。この施設は佐賀県のJR九州新幹線新鳥栖駅の目の前にありますが福岡県も5億9千万円を寄付しています。
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写真左上は理事長の十時忠秀氏、理事長みずから我々素人にも分かり易く重粒子線治療や施設についてご説明頂きました。右上は治療室です、まさにここで重粒子のビームを癌病巣に照射します。
左下は重粒子線を病巣に確実に照射するため、身体を動かさないようにする固定具。これを患者さん一人一人専用で作成するそうです。

6月1日のオープン以降83名のセカンドオピニオン外来を受け付けたそうですが、その内福岡県から53名という事でした。国内に3箇所しかない重粒子線がん治療センター。すべての癌に効果があるわけでは無いですが、一人でも多くの患者さんを救うことができればと思うと同時に将来の保険適用を切望します。

そして29日は上庄校区の県政報告会。
地域に合わせた説明資料作りは本当に大変ですが、終わった後「分かり易かった!」「定期的にやってくれ!」というお言葉を頂くと本当に嬉しく思います。
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特に国際リニアコライダー誘致の話は夢があるので盛り上がりますね。また上庄校区は昨年の水害で大きな被害が出ていますので、災害対策に関しても熱心に耳を傾けて頂きました。
これから8月に掛けてほぼ毎週各所で県政報告会を行います。今年の活動目標である「地域毎の県政報告会」着々と進めています。開催場所、日時等のお問合せはこちらにてどうぞ。

30日は江浦の祇園大蛇祭りの小屋入り。頭を始め世話方の皆さん、これから本番当日まで本当にお疲れ様です。アップテンポでテンション上がるお囃子を聴くと「夏が来たな!」とワクワクします。今年は7月20日開催で参院選投票日の1日前で、それ以外にも花火大会他多数イベント目白押しですが四山競演は絶対に見たい!
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とまぁ写真が手元にあるものをダイジェスト。その日のうちに一つ一つブログを書けば良いのですが、本当に何が何やらという感じでアレコレ奔走してます。もっと活動の質と密度を高めたいと思います。

議員連盟の活動事例

議会の中には議員有志がなんらかの目的をもって結成する「議員連盟」略して「議連」というのが多数存在します。
福岡県には16の議連が存在します。日米友好議連のような国際交流を目的とした議連、観光産業振興議連、果樹振興議連、林業活性化議連のような産業活性化を目的とした議連、過疎地活性化対策議連、産炭地活性化議連のような地域特有の問題に取り組む議連、それ以外にも防衛議連、文化議連、スポーツ議連等々。

議会開催中は本会議だけが行われている訳では無く、ほぼ連日各種議員連盟の催しが行われます。特に勉強になるのは講演会。
先週金曜日は台湾友好議員連盟の主催で、台北駐福岡経済文化弁事処長である戎 義俊氏を講師に招き「日台関係と経済交流の現状について」というテーマで講演を頂きました。
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台湾は3万6千㎢でほぼ九州と同じ面積に人口2300万人を抱え、1人当たりGDPはUSD20,378−です。
そして一昨年の東日本大震災では台湾の民間から250億円の義援金が日本に寄せられるほどの親日国家。講演は「なぜ台湾が世界一の親日国家になったのか?」を軸に日台の特別なパートナーシップや経済貿易関係について解説がありました。
最後に戎処長が仰った「漫画や芸能によって日本に対する認識はあるが、浅い部分での認識である。もっと両国が歴史・文化をお互いに知って深く理解し合って欲しい」という言葉が胸に響きました。

一方で、昨年台湾議連を中心として「桜絆会」という会を作り有志を募って、台湾のとある公園に桜を100本以上植樹しました。またその際、台湾議連の働きかけにより、故宮博物館の所蔵品を九州国立博物館で展示する「故宮展」が2014年10月に開催されることとなりました。議連がその目的を果たし日台の絆作りに一役買っている事例です。その他の議連も地道な活動を通じ、地域に貢献するために努力しています。なかなか一般的に理解してもらいにくい議連の活動ですが、折に触れここでもご説明したいと思います。

ところで先週の日曜日は父の日、子供達からの手紙は嬉しいものです。
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幸福度日本一を目指す福岡県ですが、私も個人的に父の日の週末は忙しいながらも幸せな一時を過ごす事が出来ました。家族に感謝です。

横倉義武日本医師会長講演

6月議会も各会派の代表質問が終わり、来週から一般質問です。
前回ブログで告知したとおり私も一般質問を予定しておりましたが、執行部側から実態に即した回答をするための調査に時間が必要とのことで今回は見送る事としました。9月か12月の議会にて詳しくやりますのでお待ち下さい。

今朝は私の後援会名誉会長でもある日本医師会会長横倉義武先生が、大家敏志参議院議員の朝食会にて講演を行われました。
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ポイントは3つ。まず一つは、医師会の立場から見たアベノミクスについて。政府が打ち出した成長戦略の一つとして健康寿命の延伸が取り上げられていますが、健康寿命は平均寿命より8.9年短い。これを伸ばすことによってより多くの方が健康に長生きして頂き社会活動に関与すると同時に、医療介護費の抑制が目指せる。その為には現在相対的に受診率が低い市町村国保と中小企業が加入している協会健保の健康診断受診率の向上を目指す。
二つ目は薬のネット販売に対する懸念。大前提として「薬=毒」。タイミングや量を上手くコントロールして服用することで効果が生まれる。また、咳止めなど一部の薬には覚醒剤や麻薬の成分も(微量ですが)含まれており常習性がある。だから対面販売が必要。
三つ目はTPPに関する医師会の問題提起。国民皆保険制度の必要性や、混合診療全面解禁や医療に営利企業が参入する事により発生するリスクをご説明頂きました。
横倉先生は医療を取り巻く様々な問題を、素人の我々にも分かり易く簡潔に伝えて頂き大変勉強になりました。

その後、7月に選挙を向かえる松山政司参議院議員がご挨拶に登場されました。
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大家先生からも国政報告がありましたが、衆議院で2/3の議席をもつ与党とはいえ、参議院がねじれているために法律や条約に関して衆議院を通過してから成立するまで30〜60日のタイムラグが発生するそうです。日本再生の為に政府が取る施策に遅れが生じる事は今の日本に許されません。7月の参議院選挙において、ねじれ状態を解消させ安定した政権運営で日本再生を加速させられるよう、私も県議の立場でしっかり頑張りたいと思います。

小川知事被災地視察と6月定例議会開会!

6月3日は前日の荒れ模様から一転して梅雨の中休みの素晴らしい晴天にめぐまれました。
その中、小川洋県知事が昨年7月14日の九州北部豪雨災害の被災地であるみやま市・柳川市を視察に訪れました。知事は被災以降、公式・非公式含め事あるごとに当地を訪れて頂いており、地元の区長さんともお互い声を掛け合える関係を築いてもらいました。
今回は梅雨時期を前に災害復旧の現状と被災企業等の状況を把握して貰う事が大きな目的です。

沖端川の決壊箇所は梅雨を前にここまで復旧が進みました。
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右側が新たに築堤された部分ですが、養生するまで3年程度時間が必要なので左側の土嚢で作られた仮堤防もその間しっかりバックアップ機能を果たします。
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マスコミの取材も多く、復旧の現状を多くの方に知って頂けたのではないでしょうか。

被災した企業も訪問しました。
一つは本郷の松木漬物食品。地元名産の高菜漬けなどを生産販売しておられ、TV番組などで紹介されたそうで地元のみならず全国的に伸びていた会社です。昨年の9月に視察した時は、製造機器や冷蔵庫などが水に浸かり大変な状況でした。食品製造業ですので衛生第一。相当な負担だったと想像しますが、新たに設備投資を行い営業を再開されていました。社長のご子息に丁寧にご対応頂きました。
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次に訪問したのは中山の(株)フコク。元々綿製品を作っていた会社ですが、その技術を派生させ今は自動車の内装材や建材の分野で成長しています。沖端川の決壊箇所のすぐ裏に工場があり、被災時は腰の辺りまで水没し大変な状況でしたが、社員のみならず取引先や知人・友人が一丸となって復旧活動を行い予想以上に早く元通りの生産が開始出来たとのこと。
視察に伺うと全社員そろってのお出迎え。胸が熱くなりました。
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大変嬉しかったのは松木漬物食品もフコクも若き経営者、これからの地域の経済界を引っ張っていって欲しい世代です。水害という大変な困難に見舞われても前を向き、一歩一歩着実に踏み出している姿に私の方が逆に勇気と元気を頂きました。
本当にありがとうございました。

6月7日より定例議会が開会されました。被災地視察の件はもっと早く書きたかったのですが、議会前のバタバタですっかり遅れてしまいました。今回私は一般質問を行う予定です。恐らく6月18日(火)または19日(水)になると思います。詳しい内容が決まりましたら告知致しますのでどうぞ宜しくお願いします。

平成25年県総合防災訓練。災害情報収集システム運用開始!

本日は福岡県総合防災訓練が開催されました。福岡、北九州、筑豊、筑後と福岡県の4地域を持ち回りで開催されているこの訓練、大牟田で開催されるのは20年ぶりだそうです。
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私の地元からほど近い開催地という事も有り、多くの方に見学をお勧めしましたが、残念ながら昨日からの大雨で足下はグチャグチャでした。
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訓練開始の頃には雨は上がりましたが、予定されていた訓練メニューが変更され、ヘリコプターによるビルや海上からのレスキュー訓練等が中止となり見せ場は減ってしまいました。
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しかしながら、国の指揮命令系統にある自衛隊、県の配下で有る警察、市町村の配下で有る消防等、指揮命令系統の違う各種組織が一堂に会し災害訓練を行う事は重要です。今後とも県総合防災訓練の趣旨をご理解頂ければと存じます。

昨年11月の決算特別委員会で私が質問したGPS機能付き携帯電話を活用した災害情報収集システムについて福岡県としてきちんと対応して頂き、6月1日から運用開始されたそうです。九州北部豪雨災害時に現場を駆けずり身にしみた情報収集の大切さ、それを踏まえた提案が実を結び感無量です。今後の災害対応に大いに役立つことを期待します。
こちらがプレスリリースです↓
「福岡県災害情報収集システム」の運用開始について

今のところ県及び市町村の防災関係職員を対象としたシステムですが、災害時に混乱する現場で適切な状況把握をする第一歩になると確信します。
速やかに導入に動いて頂いた県執行部に感謝すると共に、今後とも現場感覚に基づいた提言を行っていきたいと思います。

九州沖縄防衛議連協議会感想、平成25年県総合防災訓練について

第八回九州・沖縄防衛議員連盟連絡協議会に出席するために熊本を訪問しました。

最初に研修事業として第八師団が駐屯する北熊本駐屯地を視察。模擬戦闘訓練、装備品展示、除染活動などを視察しました。
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特に除染活動の設定に驚きました。
北朝鮮が先日発射をちらつかせた長距離弾道ミサイル(自称人工衛星)のロケット燃料にはメチルヒドラジンという物質が使用されています。気化したヒドラジンを大量に吸い込むと神経系が侵され死亡に至ったり、液体が身体に触れると大やけどを負う可能性がある強烈な毒性物質です。

北朝鮮のミサイルの件は、PAC3配備などミサイル防衛の方にばかり目が奪われていましたが、ミサイル発射後に切り離されるロケット部分が落下する事により発生するヒドラジンの被害まで想定して訓練をされていたとは。改めて北朝鮮のミサイルに対する怒りを覚えると同時に、自衛隊の対応に心強さを感じました。

その後、前防衛大学校校長だった五百旗頭 真(いおきべ まこと)先生より「日本の安全保障」という演題で防衛講話を頂きました。
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白村江の戦いから蒙古襲来、戦国時代、江戸時代、産業革命、日清日露戦争、第二次世界大戦と時系列で国際情勢と日本の対応をご説明頂きました。歴史観としては自分とはちょっと違う点もありましたが、非常に興味深い示唆に富む分析でした。
最後に述べられた「外交能力を駆使して平和をもたらし、領民の生産能力を高めるのが政治の力」という言葉は胸にしっかり留めたいと思います。

さて、話は変わりますが6月2日(日)に大牟田市で福岡県総合防災訓練が行われます。
自衛隊、警察、消防を始め各種組織、団体が大規模災害を想定して連携した訓練を行います。
私も毎年参加しており、その感想をブログにも綴っております(進化する総合防災訓練平成23年度福岡県総合防災訓練)が、災害時にどういう事が起こり、どういう指揮命令系統で避難、救助が行われるか、一般市民の目線から知っておくことは現場の混乱を少しでも押さえるために大変重要だと思います。
当日は炊き出しカレーが振る舞われたり、各種イベントも開催されますので、お時間有る方は是非見学をされる事をお勧めします。会場や時間などの詳細はこちらをご覧下さい(click!)

警察委員会副委員長に選任されました。

去る5月23日に臨時議会が開催され、正副議長辞職の意向を受けて、新正副議長選挙が行われました。
第63代議長に就任したのは松尾統章議員(八幡西区選出)、第75代副議長は長裕海議員(福岡市東区選出)です。二元代表制の一翼を占める議会のリーダーとしてこれまで以上の活躍を期待致します。

また常任委員会の任期は2年なので、私の所属委員会が総務企画地域振興委員会から警察委員会に変わりました。
その後委員会にて互選の結果、警察委員会副委員長に選任されました。
県警察は約11,000人の条例定員を抱えており、暴力団犯罪、飲酒運転など多くの課題が有りますが、副委員長として福岡県の安全・安心の為に粉骨砕身職責を果たしたいと思います。

5月は総会シーズンでも有りますが、本当にバタバタしていました。
筑波と北九州への視察が二件入った後、私が支部長を務める自民党山門支部の総会。参議院選挙間近な松山政司外務副大臣はじめ古賀誠先生、藤丸敏衆議院議員に来賓としてご列席頂きました。
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みやまいいまち会の皆さんへ県政報告。質問がバンバン飛び出す非常に緊張感のある会合、昨年に続き2度目ですが今年も3時間近く喋りっぱなしの県政報告会でした。
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その直後、江浦校区の皆さんへ県政報告会。今年の目標で有る地域毎の県政報告会第一弾です。江浦聡会の皆さんのおかげで懇親会を含め大変盛り上がりました。
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そして、私の後援会の一つである「聡政会」の主催で県政セミナー。講師には福岡県中小企業診断士協会会長の槇本健次氏をお迎えし、「見直そう、地域の底力!」というテーマでご講演頂きました。会場には父の代から応援して頂いている皆様はもちろん、私と同世代の若き地域を担う方々にも多数お集まり頂き、異業種交流も含め楽しい一時を過ごさせて頂きました。
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自分が務める総会や県政報告は会合そのものより、その準備が時間的にも精神的にも大変です。そういう意味で5月は本当にしんどかった。お世話役の皆さんと力を合わせてとにかく突っ走ったという印象ですが、困難を一つ一つ乗り越える度に手応えが少しずつ増してくる気がします。
任期4年の折り返し地点を過ぎましたが、初心を忘れず凡事徹底して県政の為に邁進する所存です。今後とも宜しくご指導ご鞭撻をお願い致します。

国際リニアコライダー(ILC)福岡誘致に向けて視察

国際リニアコライダー(以下「ILC」)ってご存じですか?
直線約31キロの線形加速衝突装置で電子と陽電子の衝突実験を行い、質量の起源を明らかにして、3次元を超える次元を明らかにして、さらにはダークマターの正体を突きとめる事も夢ではなくなる。これまでの宇宙像を変革してしまう底力を秘めた研究設備です。とまぁ自分で書いていても難しいので、概要はこの漫画でどうぞ。時間の無い方向けにものすごーく噛み砕いて、かつ大雑把に言うと「31kmのトンネル内で陽子と陽電子を光の速度で衝突させて、宇宙が出来た瞬間=ビッグバンの状態を創り出し宇宙創造の謎を解き明かそう」という計画です。
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今、科学者の間ではこのILCを日本に作ろうという動きがあり、その候補地として福岡県・佐賀県にまたがる脊振山地と岩手県の北上山地の2箇所が上がっています。
福岡空港にはこんな横断幕が揚がっており、徐々に盛り上がりを見せています
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先日、このILC計画と関係が深い茨城県つくば市の「高エネルギー加速器研究機構」を視察しILCについて理解を深めて参りました。
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設備や研究内容の詳細についてはオフィシャルページをご覧下さい。
とにかく事業そのもののスケールが大きい、そして波及効果も計り知れない、近年希に見るビッグプロジェクトである事は間違い有りません。予算的にも。そして宇宙の根源を解明する学問は決して「明日の糧にすぐなる」ものでもありません。しかしながら、宇宙を知ることは永遠のテーマで有り、子供の夢・学問・基礎科学を大切にする文化がその地域に芽生えます。そしてそんな巨大施設を運営するには先端技術が必要となり、地域の企業の技術向上が期待されますし先端企業やベンチャー企業が集積されます。施設を運営するために世界中の科学者が数千人集い、その家族も含め施設周辺に在住する事になります、またそんな世界唯一の研究施設へ世界中の科学者(及びその卵)が定期的に短期の研修に集います。
研究結果だけでなく、その波及効果を含め本当に夢が広がるプロジェクトです。今年計画している地域の県政報告会では必ず話しますね。
一緒に視察に行った議員同士で「是非福岡に誘致したい」と誓い合ったくらい盛り上がりました。しかしながらこの計画、科学者グループの中で議論・調整されている段階で、まだ国として正式に進めて行くと決まったわけではありません。県議会も政府、国会としっかり連携して国際リニアコライダー計画が実現するよう努力していきます。

山門高校同窓会総会 小久保裕紀氏講演会

毎年5月3日は我が母校、福岡県立山門高校の同窓会総会です。
この同窓会は40歳になった卒業生達が担当学年として手作りで運営し開催されます。

百周年記念事業で建設された正門、水色のスタッフTシャツに身を纏った担当学年がお出迎え。
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同窓会総会の目玉は記念講演ですが、今年の講師は昨年までソフトバンクホークス等で活躍し引退した小久保裕紀氏でした。
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流石、ホークスの精神的支柱と言われていた小久保さん、講演内容もスポーツの枠を超えて頷けるようなものばかりでした。以下、私にとって印象的だったものを書き留めておきます

○ プロに入るという目標が現実のものに近づいて来た時、モチベーションをアップするように目標を更に具体的に深化させ慢心しない。
○ 主力選手になると負けた時、調子の悪い時にもマスコミから注目を浴びる。その時こそ逃げるな。チームの負けを背負えるのが主力選手。
○ 負けて悔しさが出ないのは準備が足りないから。「くそー!」が思わず出てくるようで無ければ勝利の女神は微笑まない。
○ 森福投手を例に、小さな成功体験の積み重ねが自信に繋がり周囲の信頼を勝ち取る、小さな成功体験を得るための目標設定の大切さ。

当時王貞治監督から薫陶を受けキャプテンシーを身につけた小久保選手ですが、長島茂雄氏の流れをくむ野球選手の話とはまた趣の違う話の内容で、1000人を超える満員の来場者もきっと満足して頂けたと思います。また、印象的だったのは在校生や父兄に同伴された野球少年達が大勢傍聴に訪れていたことです。これからの将来を背負っていく彼らにとって記憶に残る講演になったのではないでしょうか。

小久保選手の後ろに映える「感謝」の文字、これは山門高校書道部の作品だそうです。講演会後の懇親会では書道部の皆さんが登場。見事な書のパフォーマンスを披露して頂きました。
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懇親会終了後、今年度担当学年から次年度担当学年への感動の「同窓会総会実行委員長タスキ」の受け渡し。
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次年度の皆さんもグッと緊張感が高まり、来年の総会への思いがプレッシャーになったのではないかと表情を観ていて思います。仕事や家事で忙しい年頃ではありますが、一生一度の母校への恩返しと思って全身全霊を傾けて欲しいと思います。
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最後に、担当学年の皆さんが壇上に上がり事務局長の黒木雄平君から感謝の言葉を頂きました。

今年度担当学年の平成3年卒業の皆さん1年以上の準備期間、本当にお疲れ様でした。皆様の努力のお陰で、多くの方々が良い同窓会だったと口々に賞賛される素晴らしい会でした。このノウハウをしっかり後輩達に伝え、山門高校同窓会の今後なお一層の繁栄に寄与することを心から願います。

墨一色、筆一本

5月1日です。今日から福岡県もクールビズ開始ですが、天気は良いのに肌寒い一日になってしまいました、皆さん体調には十分に気を付けてください。

さて、先日オープンした九州芸文館ですが福岡県美術協会2013筑後地区会員秀作展が5月1日から6月2日まで開催されます。本日はその開会式に来賓として出席しました。
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福岡県展でも上位の賞を複数回受賞された方々による作品展です。1998年から筑後・北九州・筑豊の各地区で2年おきに開催されて、三巡目の開催が九州芸文館オープンに合わせてこの筑後地域で開催されました。日本画・洋・書道をはじめとする7つの部門の福岡県美術協会筑後地区会員135名の作品が展示されているそうです。

見学していると「聡君!」の声。全く知らなかったのですが、私の高校時代の同級生の書道家成清マリさんも出展されていました。
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同級生の活躍が嬉しくって、思わず出席されていた松本國寛福岡県議会議長にご紹介。ご丁寧に作品の解説をして頂きました。
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松本議長は作品を堪能されながら「書道は墨一色、筆一本。究極の芸術だよね」とコメントされていました。
文化・芸術は披露する場が無いと広がりは望めません。九州芸文館が県南地域の芸術文化の牽引役になる事を心より願っています。

九州芸文館オープン!

4月27日は県営筑後広域公園内に設置された九州芸文館の開会セレモニーに出席しました。
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出店があったり、ライブがあったりで周辺もお祭り騒ぎ
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2012年ミス・インターナショナルグランプリの吉松育美さんが一日館長でした。
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スタイルが凄い。あっという間に周囲に黒山の人だかりが出来て撮影会がおこなわれていました。

27日から29日までの3日間趣向を凝らしたオープニングイベントが実施されます。世界的に有名な建築家、隈研吾先生が設計された九州芸文館。私自身物凄く魅力を感じるのは、これは建物が完成したからゴールではないという事。ここがスタートで、九州芸文館という箱を使って、筑後七国(筑後市・八女市・大川市・柳川市・みやま市・大木町・広川町)の芸術・文化を通じたコミュニティの形成や盛り上がりを作っていくわけです。
山門青年会議所が主催していた「九州クリエイターズマーケット」も今年は九州芸文館で開催されるそうで、さっそくそういう動きが出てきているのは頼もしい限りです。

地域の方々のアイディアを実現出来るよう、しっかり私も県政の立場から筑後七国の芸術・文化活動を支えていきます。

日向神ダム視察と矢部川沖端川復旧工事説明会

昨日は水利組合の皆さんと日向神ダム管理出張所を訪問し、福岡県が管理している日向神ダムを視察しました。
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今年は例年より若干雨量が多かったため、現在水位は標高299.7mまで上がっています(底面からおよそ67.2m)、貯水量は1230万トン。梅雨期制限推移は292.7mですので、これから梅雨の時期に備えて徐々に水位を低下させるそうです。しかしながら下流では先日お伝えしたとおり河川改修工事中ですので、下流と連携を取り放流する必要があるとのこと。

昨年7月14日の九州北部豪雨では1時間最大1005トンの流入量で、ダムの水位は最高298mまで上昇しました。298mってことは今の299.7mより低いじゃないか?!と思う方もいらっしゃるでしょうが、あの雨量があと4時間続いた場合、水位は308.5mに達し緊急操作(つまり、流入した分だけすべて放流)をおこなう可能性があったそうです。また緊急操作をおこなうには県知事の許可が必要なので、その決済を取る為にもまさにギリギリのところで雨が小降りになった状況だったとのこと。ちなみに緊急操作は日向神ダムが出来てから一度もありません。
違う視点で捉えれば、7月14日の矢部川の増水は日向神ダムだけの問題でなく、増水した笠原川・星野川水系からの流入も大きく関係していたという事です。

治水は何か一つだけ改善すれば全て解決するような問題では無く、上流、中流、下流すべての様々な要素が絡み合っており、対策の難しさが窺い知れます。

その後、夜には九州北部豪雨で沖端川が決壊し大被害を受けた本郷地区の復旧工事説明会を藤丸敏衆議院議員、西原親市長、渡辺筑後川河川事務所長、森田南筑後県土整備事務所長等々の皆様と行いました。
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多くの質問が飛び交い、大変活発な意見交換が出来ました。
とにかく、不安な箇所があれば区長さん経由で教えて頂き調査を行い、適切なフィードバックを行うよう国・県の各事務所と認識を同じくしました。

今後も、故郷に安心して暮らせるよう国・県・市一体となって頑張ります。

今日は九州芸文館の開館記念式典も行われたのですが、これはまた後で。
とにかく会場は盛り上がっていますので、是非覗いてみてください!

沖端川決壊箇所の現状

昨日のみやま市周辺は朝から強い雨が降っていました。強い雨音で目が覚めると、昨年の7月14日の豪雨災害がフラッシュバックします。
沖端川の堤防決壊現場の修復工事が始まったばかりだったので、大丈夫だろうかと居ても立ってもおれず現場を観に行ってきました。
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水かさも殆ど増しておらず、全く問題は有りませんでした。ホッ。
ちなみに決壊直後はこんな感じでした
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工事は順調に進んでいます。新たに築堤した場合、それがきちんと根付くまで3年ほどの期間が必要ですので、決壊箇所の外側に仮堤防を作るという大規模な工事です。
工事関係者の皆さんは安全に気を付けて、安心して住民の皆さんが本郷に住めるような堅牢な堤防を作って頂きたいと思います。

なお、明日26日金曜日には本郷校区にて工事説明会を住民の皆さん向けに開催する予定です。宜しくお願いします。

地元国会議員活躍中

「さぁ平成25年度」なんて年度初めのスタートダッシュのブログを書いて置きながら10日以上更新しておりませんでした。
最近会合などでお目に掛かる色々な方からブログやFacebookの感想を伝えて頂けるので有難くモチベーションが上がる反面、忙しさにかまけている現状に申し訳なさで一杯です。

4月12日は国会で予算委員会分科会が開催されており、我が地元の藤丸敏代議士が「TPPと攻めの農業政策」について初質問をされていました。
藤丸敏代議士質問の録画中継へのリンク(1時間56分10秒頃から)
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また県議会議員の先輩であった福岡二区選出の鬼木誠代議士も「NHKのあり方について」質問をされました。
これはネットで相当な反響があるようで、ニコニコ動画のコメント付きで観ることをお勧めします。
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良く存じ上げている方の質問は俄然注目度が上がります。そういう観点でも地元議員の活躍を映像で知ることが出来るのは、有権者の政治全体への関心を高めるのに有効ですね。
県議会では本会議の録画しか観ることが出来ません。議事録は公開されておりますが、予算特別委員会や決算特別委員会のような重要な委員会が映像公開されれば県議会への有権者の関心も更に高まることでしょう。研究してみます。

さぁ平成25年度!

4月1日です。福岡は素晴らしい青空で、新しい年度を向かえました。

私は2月議会の余韻で頭の中がまだ議会モードですが、気持ちを切り替えて活動せねばなりません。

4月は人事異動の季節ですので、異動された県職員の皆さんと引継・懸案事項の確認があります。もちろん各種団体・地元企業なども新体制になりますので人間関係づくり含めて大変です。

また私が支部長を務める自民党山門支部及び、私の後援会の一つである聡政会の総会を5月に行いますのでその準備を早急に進めなければなりません。

そして今年度の目標でもある校区毎の県政報告会開催に向けて全校区における体制づくりを急がなければならない。事務仕事も2月議会終了後の県政レポート作成、政務調査費の収支報告書作成、政務関連提出資料作成等々、書き出すだけでもお腹いっぱいになりそうです。あっという間に6月議会がやって来そう。ブログの更新も間延びしそうですが、どうぞお許し下さい。

さて、昨日はみやま市消防団本郷分団の格納庫開所式に出席しました。
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この地域は昨年7月の豪雨災害で甚大な被害を受けました。その際に、自らも被災をしながら住民の安全確保に全力で頑張って頂いたのがみやま市消防団、とりわけ本郷分団の皆さんです。

格納庫は新しくなりますが、その時の貴重な経験を今後の消防・防災活動に役立てるよう将来にわたり引き継いでいって欲しいものです。

柳川の三柱神社では恒例の流鏑馬が行われました。
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特設される250mの舞台で行われる流鏑馬は迫力満点です。特に昨日は風が強く、舞い散る桜吹雪の中を疾走する姿は美しかった。観客の皆さんも感動されたのではないでしょうか?

立花家17代藩主であり柳川商工会議所会頭の立花寛茂さんも初代立花家藩主立花宗茂に扮し参加。記念撮影をさせて頂きました。
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立花会頭曰く「立花宗茂は戦の神様だから選挙の御守りにもなるよ」と言って頂きました。この写真、大事にします!