昨日遠賀郡の芦屋港で行われた平成23年度福岡県総合防災訓練を見学してきました。
遠賀郡消防本部、県警、海上保安庁、自衛隊をはじめ約150機関、訓練参加人員約1300人が参加する大規模な防災訓練でした。
小川県知事が総括訓練本部長
訓練の内容も東日本大震災の教訓を活かし、津波災害対策訓練や地域の要援護者を支援する訓練が行われ、また住民参加型訓練は内容が拡充されたそうです。
がれきの中から生存者を救助する訓練があったり
倒壊した家屋の屋根を壊して救助する訓練では津波を想定しているのか屋根に土砂が被っていったりしました
インパクトが強かったのは倒壊しそうなビルの屋上から避難民をヘリで救助する訓練
ヘリのプロペラが発する強風にあおられ砂が舞い散りあっという間に頭から砂だらけになってしまいましたが、凄い迫力でした。緊迫感が伝わってきます。
地元婦人会の方々が訓練用に作られた炊き出しのカレーも頂きました
訓練用炊き出しとはいえ普通に美味しかったです。ごちそうさまでした。
思ったこと2点:
一つ一つの訓練内容も大切だが、なにより消防・警察・自衛隊・海上保安庁そして地域住民等、複数の組織が一つの指示命令系統で防災訓練を行うことはとても重要。これなしに迅速でスムースな連携が取れた防災活動は難しい。総合訓練のコストや準備は大変だろうが決して無駄にはならないと確信した。
37も訓練項目が有り、初めて見学している自分は「どうせなら一つ一つゆっくり見せてくれればいいのに」と最初思ったが、実際の災害現場では全ての防災活動が同時並行して行われるのが当然であり、その意味でとても実践に即した訓練内容だと思い知った。
初めての見学でしたがとても勉強になりました、訓練に参加した皆さん本当にご苦労さまでした!