福岡県立山門高校大運動会

昨日は延期されていた福岡県立山門高校の第14回大運動会を見学してきました。
山門高校は私の母校でもあり同窓会総会などで思い入れも有るのですが、正直、これ程まで素晴らしい運動会を行っているとは想像していませんでした。

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以前は一学年320人、全校で約1000人の生徒数でしたが、現在は一学年200人全校で約600人の規模。確かに規模は小さくなりましたが、中身は着々と進化しています。
生徒会が実行委員となり、学校を3ブロックに分け学生の自主的運営の中で行われた競技は、一つ一つに細やかな工夫が成されており、観戦者を中だるみさせずぐいぐい引っ張っていく力がありました。若さ故の荒削りな強引さもあれば、細やかな演出で人を惹きつける一捻りもあり、緩急取り混ぜて今の若者のポテンシャルが伝わってきます。
とは言え、とにかく若い人たちが全力で何かに集中している様子は見ている此方側にとてつもないパワーを与えてくれます。

公務のため午前中の競技しか拝見できませんでしたが、最後まで観戦できなかったことが本当に残念でなりません。
午前中最後の競技、男子組体操。青・黄・赤ブロックの演技を映像に納めました。私の高ぶった思いを共有できればと思います
青ブロック 6段ピラミッド

「六段ピラミッド乗り込め!」の掛け声以降の盛り上がり、見ているだけでも血湧き肉躍ります。そして完成した後、肩を叩き隊列に戻るように指示する組体操リーダー達の優しさに涙。

黄ブロック 動く人間ピラミッド

ど迫力!3段ピラミッドの前進に思わずのけぞりました、凄い!そして、このブロックだけ太鼓を二人で叩いていましたが、これが前進する人間ピラミッドを見事に盛り上げてくれました。演出賞。

赤ブロック 五段ピラミッド

5段ピラミッド完成直前「がんばるばい!がんばるばい!」と励ましの掛け声、もうね歳のせいか無性に涙腺が緩みます。
そして完成してしまうと「いち!に!さん!し!ご!」の掛け声と共にあっけなく潰れてしまうピラミッド。未来を見据えて過去に囚われない潔さを連想するのは私だけでしょうか?

昼休み後も素晴らしい競技が披露されたと確信しますが、いずれにせよ今回の大運動会は14回目、私が卒業した以降に始まったこの運動会を見るにつけ、山門高校はしっかりと成長し新しい文化を育みつつあるんだと実感します。僅か1ヶ月強の準備期間でここまで生徒達をまとめ上げた井上校長先生はじめ教員の皆様、そしてブロックリーダーを中心に一致団結して頑張った生徒さん達、本当にご苦労様でした。そして有り難う。

少子化などで今後も厳しい運営が強いられる県立高校ですが、ここから巣立つ卒業生達はみやまを青春の地として成長し、そう遠くない将来に今度はこの地域を成長させる人物が出てくることでしょう。
地域と学校の関係や、郷土愛について深く考えさせられた一日でした。