週明けから気持ちの良い青空が続き、九州地方も梅雨明けした模様との事です。
しかしながら、梅雨明け時期のゲリラ豪雨には皆さんご注意をお願いします。
さて、本日は警察委員会の視察で警察学校と警察犬訓練所を訪問しました。
まず警察学校
1886年に福岡県巡査教習所として設置された警察学校は、現在443人が在席し法学などの基本科目、捜査や警備を学ぶ警察実務、柔剣道、逮捕術、救急法などを学ぶ術科科目を通じ警察官としての訓練を受けています。職場での実習を含め、高校卒業で約21ヶ月、大学卒で15ヶ月の研修期間があるそうです。たまたま友人の娘さんが在籍中でしたのでご挨拶したところ、学校を卒業後、警察学校に入学して僅か3ヶ月程にも関わらず非常にきびきびとした所作だったことに感動しました。厳しい指導の下、福岡県の安全安心の要である素晴らしい警察官になられる事を期待しています。
4階には過去に殉職された警察官の遺影と遺品が飾ってある遺品室があり、公務中に無念にも命を落とされた皆様に手を合わせて参りました。
警察犬訓練所は昭和49年福岡市中央区平尾にて3頭の警察犬で開所され、平成22年に移転して現在は6頭の警察犬が配置されています。
平成24年は捜索追求31件、行方不明者捜索103件、爆発物捜索5件など計143件の出動がありました。
視察では本物の覚醒剤や乾燥大麻の匂いをつけた目標物を選別する訓練が披露されました。
警察犬訓練所は鑑識課に所属するとの事で、指紋識別の最新技術の説明も頂きました。
指紋採取というと刑事ドラマなどでポンポンみたいな機具で白い粉(正体はアルミの粉だそうです)をはたいていたような認識しか無かったのですが、捕まえる側と捕まえられる側のイタチごっこの中で最新鋭のハイテク機器を使い技術は相当進化しているとのこと。とは言え、アルミの粉を使った採取方法は今でも基本中の基本だそうですが。
警察委員会に所属して初めての視察でしたが、委員会が変わると視察内容も全く違うので大変勉強になります。