台風15号接近(追記有り)

台風15号の影響で県内全域で大雨洪水警報が出ています。
昨日正午の降り始めから今日の午後8時までで太宰府、飯塚、行橋で200mm以上の雨量です。梅雨時期の合計雨量の平均が約550mmですから広範囲で短期間の内にそうとうな雨量です。
福岡県防災ホームページをはじめとする気象情報・災害情報にご注意下さい。

天神の一部も道路が浸水するような状況のようです。自分の自宅でも物凄い雨音が聞こえてきます。
河川周辺の方は是非上流のダムの状況もご確認下さい。上に示した福岡県防災ホームページからのリンクみることが出来ます。

昨年の豪雨災害依頼、強い雨音を聞くとどうも寝られません。

====追加情報です====
8月31日午前10時現在日向神ダムの状況がネットで確認出来ません
県の担当部署に確認したところ、午前5時頃までは問題なく表示していたのですが落雷の影響でダムのデータを伝送する中継局が故障したとのこと。
現在復旧作業に取りかかる予定ですが、現地の雨の状況などで完全復旧にはもう少し時間が掛かるかも知れません。

尚、県庁では日向神ダムの情報は把握しており、午前10時の段階で貯水位304.8m、流入量80㎥/s、放流量67㎥/sとの事。
まだ容量的には十分余裕があるとのことです。引き続き情報有ればお知らせします。

台風15号は温帯低気圧に変わりましたが、引き続き大気が不安定な状況にあります。雨などの災害情報には十分ご注意下さい。

====追加情報です====
日向神ダムの状況が31日17:00頃復旧したそうです。
担当部署の皆さん迅速な対応有り難うございました。

ILC候補地関する西日本新聞の報道について

8月22日付け西日本新聞の一面です
20130822西日本新聞ILC
福岡県も誘致をしていたILC(国際リニアコライダー)、国内の候補地に東北が決定したとの記事です。

私は福岡県議会議員としてもちろん脊振山地が候補地となることを切望していました。しかし、それ以上にこの記事に関しての問題点は、国会議員で構成される国際リニアコライダー推進議員連盟に対してILC戦略会議は8月23日に正式な説明をすると言っておきながら、その前にマスコミに情報をリークしている事だと思います。
西日本新聞にしてみれば記者さんの取材活動により「特ダネ」をゲットしたわけですから御目出度いことですが、研究者で組織するILC戦略会議にしてみればただでさえ数千億と見込まれる莫大な建設費用を含め国民・政府の理解を必要とする国家プロジェクトにも関わらず情報管理の杜撰さが露呈されたわけです。今後どの候補地に決定するにせよ一番日本国内に誘致を望んでいる研究者サイドとして、果たしてこのやり方が最善なのか首をかしげる次第です。

国際リニアコライダー推進議員連盟メンバーでもある井上貴博議員のFacebookでも疑問の声が上がっています。福岡県のILC誘致を担当している部署に問い合わせても「我々にはなんの連絡もありません。正式な発表は23日と聞いています」と困惑しているだけです。

繰り返しますが、私自身は福岡県議会議員としてILCの脊振山地誘致を切望していましたが、しかしそれが叶わなくても日本初の国際研究施設としてILCが国内に誘致出来ればと期待していました。地域で開催している県政報告では必ずILCについて説明しています。それは最終的に巨額の建設費を日本が負担する故に、その意義を一人でも多くの方に知って頂き、応援団になって頂くためでした。同様に有権者に対しILCの理解を得ようと頑張っていた県議仲間も沢山居ます。

その人達は、候補地が脊振山地であろうと東北であろうとILCの意義を理解し応援の輪を広げる将来の同志となるはずなんです。
8月23日にILC戦略会議としての候補地が「正式」に発表されますが、今回の顛末についてILC戦略会議として納得できる説明がなければ、今後の誘致活動に禍根を残すのではと心配しています。

父母も、その父母も我が身なり 我を愛せよ、我を敬せよ

今日はみやま市戦没者遺族会の瀬高・山川・高田、それぞれの支部にて「みたままつり」献灯祭が執り行われました。
毎年、同じ日程でほぼ同時刻に開催されるので3会場全てに出席出来ません。今年は瀬高と山川の会場を訪問しました。
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左が瀬高、右が山川。みやま市の各忠霊塔には瀬高847柱、高田527柱、山川236柱、合計1610柱の英霊が祀られていますが、飾り付けに各地域の遺族会のこだわりが感じられます。
今年も心穏やかに英霊をお迎えすることが出来ました、遺族会の皆様本当に有り難うございます。

歳を取るにつけ、「自分は生かされている」と感じる瞬間が増えてきました。
二宮尊徳翁の「父母も、その父母も我が身なり。我を愛せよ、我を敬せよ」という歌があります。この歌は私にとって、血の繋がったご先祖様だけでなく、今の日本を築いた先輩方の想いもしっかりと受け止めて次の世代に紡いで行くことだと解釈しています。

お盆です、そんな事を子供達と話してみました。

今森光彦の世界展等、夏休み企画で九州芸文館が盛り上がってます!

すっかり書きそびれていたんですが、今春オープンした九州芸文館にて「今森光彦の世界展 -生命をみるまなざし-」が開催されています。

私は7月20日のオープニングセレモニーに参加させて頂き、今森先生直々の解説を頂きながら作品を堪能させて頂きました
(右が今森光彦先生、左は海老井悦子福岡県副知事)
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今森先生は滋賀県のご出身で、その当時駆け回った琵琶湖や里山に溢れる自然、昆虫、人々の生活をテーマに写真撮影やペーパーカット(切り紙)を行っていらっしゃいます。
今では一般的になった「里山」という単語ですが、今森先生がNHKスペシャルで使用されるまでは普及していなかったコンセプトだそうです。

今森先生は開口一番「ここは周囲が緑と水に囲まれていて素晴らしいところですね。私の故郷と似ているものを感じます」と言って頂きました。
普段生活をしていると、なーんも無い田舎そのものです。しかし今森先生の作品にはその「なーんも無い」事こそがまるで最高の財産かのように、自然が昆虫が人々が織りなす日々の営みを美しく切り取って作品にされています。
こういう感性を忘れずにいる事ができれば、毎日が新鮮で感動に包まれるんだろうなぁ。見習いたいです。

写真家であると同時にペーパーカット(切り紙)でも素晴らしい作品を産み出される今森先生。今までは写真展と切り紙展は分けて開催していたそうですが、初めて今回写真と切り紙を同一会場にて展示する事となったそうです。
また芸文館の工房では今森先生が講師となり子供向けの切り紙ワークショップも開催されました。開場は子供達で満杯です。
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冒頭、今森先生が如何にハサミを愛していらっしゃるかが伝わる「ハサミLOVE!」なトークから始まり、ぐいぐい引き込まれました。我が家の子供達も参加させたのですが、娘がすっかり切り紙に夢中になって「夏休みの自由研究は切り紙を使って作る!」と張り切っています。

私も見よう見まねで作ってみましたが、楽しい!
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この夏休み、九州芸文館では「九州芸文館のなつやすみ2013」と題して様々な子供向けのワークショップが開催されています。夏休みの楽しい想い出づくりにどうぞ!
尚、「今森光彦の世界展 -生命をみるまなざし-」は9月1日まで開催されています。