ILC候補地関する西日本新聞の報道について

8月22日付け西日本新聞の一面です
20130822西日本新聞ILC
福岡県も誘致をしていたILC(国際リニアコライダー)、国内の候補地に東北が決定したとの記事です。

私は福岡県議会議員としてもちろん脊振山地が候補地となることを切望していました。しかし、それ以上にこの記事に関しての問題点は、国会議員で構成される国際リニアコライダー推進議員連盟に対してILC戦略会議は8月23日に正式な説明をすると言っておきながら、その前にマスコミに情報をリークしている事だと思います。
西日本新聞にしてみれば記者さんの取材活動により「特ダネ」をゲットしたわけですから御目出度いことですが、研究者で組織するILC戦略会議にしてみればただでさえ数千億と見込まれる莫大な建設費用を含め国民・政府の理解を必要とする国家プロジェクトにも関わらず情報管理の杜撰さが露呈されたわけです。今後どの候補地に決定するにせよ一番日本国内に誘致を望んでいる研究者サイドとして、果たしてこのやり方が最善なのか首をかしげる次第です。

国際リニアコライダー推進議員連盟メンバーでもある井上貴博議員のFacebookでも疑問の声が上がっています。福岡県のILC誘致を担当している部署に問い合わせても「我々にはなんの連絡もありません。正式な発表は23日と聞いています」と困惑しているだけです。

繰り返しますが、私自身は福岡県議会議員としてILCの脊振山地誘致を切望していましたが、しかしそれが叶わなくても日本初の国際研究施設としてILCが国内に誘致出来ればと期待していました。地域で開催している県政報告では必ずILCについて説明しています。それは最終的に巨額の建設費を日本が負担する故に、その意義を一人でも多くの方に知って頂き、応援団になって頂くためでした。同様に有権者に対しILCの理解を得ようと頑張っていた県議仲間も沢山居ます。

その人達は、候補地が脊振山地であろうと東北であろうとILCの意義を理解し応援の輪を広げる将来の同志となるはずなんです。
8月23日にILC戦略会議としての候補地が「正式」に発表されますが、今回の顛末についてILC戦略会議として納得できる説明がなければ、今後の誘致活動に禍根を残すのではと心配しています。