第四回新春の集い「県政報告会」、2期目への挑戦

1月25日 まいピア高田にて4回目となる「新春の集い『県政報告会』」を開催させて頂きました。
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藤丸敏衆議院議員、大家敏志参議院議員・財務政務官、西原親みやま市長、金子健次柳川市長、牛嶋利三みやま市議会議長、浦博宣柳川市議会議長をはじめとするみやま・柳川両市議会議員の皆様、各種団体、行政区長など多くのご来賓をはじめ、お手伝いの後援会有志含め550名程の皆様にご出席を頂き、大変申し訳ないことに立ち見までして頂く盛会となりました。

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託児コーナーでは例年同様、多くの子供たちが大騒ぎ。パワーを頂きました!
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来賓挨拶にて藤丸先生からはみやま柳川IC周辺を含めた地域の振興策についての心強いお話し、大家財務政務官からは税制改正のポイントについて簡潔且つ分かり易いご説明を頂きました。
後援会有志の力を借りた手作りの会合故、行き届かない点も多々あったと存じますが、どうぞご容赦下さい。

私は今回県政報告の中で3つのお話しをさせて頂きました

(1)昨年5月に報道された日本創世会議の所謂「消滅市町村リスト」に関して、地域の少子化対策に関して県に行ってきた提言
(2)地方創生の過去の経緯における問題点と受け止め方
(3)県南の底力について悪魔の呪文と3つの可能性

敢えてここでは詳細は書きませんが、今後個人演説会等でお伝えするつもりですので今回ご参加頂けなかった方は是非その機会に宜しくお願いします。
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また、最後に次期県議会議員選挙における私の2期目の挑戦について決意表明をさせて頂きました。

「次代の懸け橋に、責任世代として」しっかり努力して参ります。皆様のご支援、どうぞ宜しくお願いします。

ようこそ「地続きのエアポケット」へ

福岡県と筑後12市町によって構成される「筑後田園都市推進評議会」が進める「筑後ネットワーク田園都市圏構想」

そのプロジェクトの一つ「ちくご定住促進プロジェクト」の一環として、様々なテーマで4ヶ月ほどちくご暮らしを仕事をしながら体験して頂く「ちくご移住計画」というのがあります。

みやま市は「クリエイター」をテーマとして、フォトグラファーの渡部晋也氏にみやま市グルメマップの制作を依頼し、移住体験をして頂きました。

平成26年9月22日から始った移住体験も、1月21日が最終日という事で、今日はその報告会に参加しました。
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写真の通り、見た目ちょっと怪しげな渡部さん、そのプレゼン内容は、外部の人が感じたみやまの魅力・課題・今後をストレートに、でもなんか笑える、そしてためになる。

まちづくりの講演は色んな機会に聞いてますけど、実際みやまに住んで、多種多様な住民と交わり溶け込み、様々な体験を共有した人が語るみやま市のまちづくりはスーッと心に染み渡る。いやー素晴らしい報告会でした。

今日の報告会は4ヶ月の間に渡部さんが関わった方を中心に参加されてましたが、これみやま市のまちづくりに関わる全ての人に聞いて欲しい、素直にそう思いました。

これ絶対、みやまでもう一度発表して貰おうと報告会参加者一同で盛りあがったのですが、印象に残った部分を備忘録代わりに列記:

みやまの第一印象「地続きのエアポケット」
引越当初、買物には名の知れた全国チェーンのお店(大牟田にはあるヤマダ電機、Mr.Maxとか)に通ったけど、みやまで足りないことは無い(ナフコやコメリが有るじゃないか)。
みやま市の印象を東京をはじめとする市外の知人に聞くと、「どこにあるの?」知名度はほぼゼロ。一方、みやま市内の人に、東京から取材で移住しに来たと言うと「何が面白いの?」「(みやまに)いいとこなんてあるの?」
渡部さんが感じたみやまの魅力↓
  新開能:能舞台を自作するのは全国でも珍しい
  線香花火・木蝋・樟脳:消え去りつつある伝統産品が残っている
  中之島公園のクスノキ:街中に存在するクスノキの森は魅力的
  奉納・お祭りの種類が多様。殿様への奉納を大切に伝えている
  農産物:美味しさ・規模共にポテンシャルの高い産品を持っている
みやま市を例えると「7番バッターのような街」「価値あるモノが『確実に』ある街」

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書き始めるときりがない程充実した内容でこれじゃ全然書き足りないのですが、移住体験を元にしたみやま市活性化への提言含め、今後の私の活動にしっかり反映させていきます。

そして、みやま市観光協会は渡部さんとの御縁を更に発展させて市の活性化に寄与するべく、渡部さんをアドバイザーに就任頂いたそうです!これからも一緒に「地続きのエアポケット」みやまを盛り上げましょう!!

正月恒例、出初式、うすかぶり、成人式

正月らしい行事が続きます

1月10日にみやま市消防団の出初式が開催されました。団員712名が参加。
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昨年までは知事代理は地域の県土整備事務所などの出先の所長・支所長が務めていましたが、今年から知事代理は各部の部長が各地に赴くことになりました。
みやま市には県土整備部長にお越し頂きましたが、この方は平成24年の九州北部豪雨の際に、被災した翌日に県知事とご一緒に本郷地区をはじめとしたみやま市を視察頂き、みやま市消防団の獅子奮迅の活躍を目の当たりにされた方です。訓練展示等をご覧になられて、みやま市消防団の常日頃の訓練と士気の高さを感じていただけと思います。
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二川分団、岩田分団合同の小隊訓練。山川南部第二分団のポンプ車操法共に素晴らしい披露でした。
放水の先には美しい虹が
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今年も消防団の皆様がご活躍をされ、地域の安全安心を確実なものにして頂く事を心より祈念申し上げます。

1月11日、まずは江浦の「うすかぶり」
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お餅をつく「うす」を頭の上に被って投げ落とし無病息災を祈る神事です。座元の大坪さんのお宅で支度中のところにお邪魔しました。江浦は大蛇をはじめとして若手の皆さんの結束が強くて、本当に羨ましい限りです。地域のお祭りが、世代を超えた地域づくりに結びつく理想的な町です。腰を悪くしそうなのでうす投げは出来ませんが、いつか同じ衣装に身を包み参加したいと画策しています。

その後、みやま市の成人式に出席。
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テレビでは「荒れる成人式」を面白おかしく報道しますが、みやま市の成人式は厳かで感動的です。新成人代表挨拶も、緊張の中に感謝と決意が込められており素晴らしかったです。今年も想い出に残る式典になったと思います。
440名の新成人を前に祝辞のなかで私は以下の3つを地域の先輩として伝えさせて頂きました。

○ 吉田松陰の「夢なき者に成功なし」という言葉の通り、大きな夢を持って欲しい。夢を持つことによって、理想が、目標が、計画が生まれ、日々の行動が変わってくる。
○ 思うような仕事を任せて貰えない、理想の就職が出来なかった、今後そういう壁に皆さんがぶつかると思う。そんな時は、阪急の創始者・小林一三の「君が日本一の下足番になったら、 誰も君を下足番のままにしておかない」という言葉を心の処方箋にして欲しい。与えられた仕事にベストを尽くして日本一を目指して欲しい。必ず、努力している姿は誰かが見ているし、その誰かがきっと味方になってくれる。
○ 「一隅を照らす」、一人一人の力は小さいけど、それぞれの持ち場持ち場で一所懸命頑張ることで国全体が輝く。好きな事、得意な事を是非見つけて、一度や二度の失敗は構わない、一隅を照らす人物になって欲しい。私も自分の持ち場で精一杯の努力をしている最中だが、皆さんと共に一隅を照らすことで、みやま市を、福岡県を、国を、世界を明るく輝かせたい。共に頑張ろう。

ご成人おめでとうございます!

ソフトバンクホークスファーム×県南

私は「スポーツを核とした広域地域振興」について昨年2月議会で質問させて頂きましたが、その中でも目玉と言える2016年に筑後広域公園横にオープンするソフトバンクホークスのファーム本拠地。
その地鎮祭が、ソフトバンクホークス王貞治会長をはじめとする関係者ご参集の中、本日執り行なわれました。
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マスコミの注目度も高かったです。テレビのニュースでも放映されていた王会長の刈初の儀、我々の席から見るとこんな感じでした
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会場には完成予想図も
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72000㎡の敷地に、3000名収容のメーンスタジアムとサブグラウンド。室内練習場と温水プール付きのクラブハウス、そして選手寮が併設。2016年が待ち遠しくてたまりません。
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さぁ、これからは近隣自治体がホークスファームをどう有効活用して地域活性化に繋げるか知恵比べです。そういう意味では地方創生と同じ構図。
私が一般質問で要望した、ファーム本拠地を地域活性化に繋げるためのホークスと県と近隣自治体の三者協議会も来月スタートする見込みです。
互いに切磋琢磨し、そして足りない部分を補いながら、県南をスポーツで盛り上げて欲しいと切望します。

ここから始る、ソフトバンクホークスファーム本拠地と県南の物語、皆様どうぞご注目下さい!

平成26年福岡県警年頭視閲式

福岡県警察本部の年頭視閲式に警察副委員長として参加させて頂きました。
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冒頭、樋口警察本部長の「悪と対決する姿勢を堅持し、それぞれの持ち場持ち場で全力を尽くすことが安全安心な福岡県の実現に繋がります」という訓示。参加した約660名をはじめとする全ての警察官の胸にずしりと響いたのでは無いでしょうか。
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昨年の雁ノ巣レクリエーションセンターから、今年はヤフオクドームに会場が変更。藤本公安委員長の挨拶で触れられたとおり、天候を心配せずに1人でも多くの県民の皆様に福岡県警の弛まぬ訓練の成果をご覧頂きたいとの願いが叶ったのではと思います。
今週末はみやま市消防団出初式が開催されますが、地域の安全安心を守る為に訓練された皆さんの凛とした姿は毎回感動を覚えます。視閲式同様、1人でも多くの皆様に触れて頂きたいと思います。
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2015年、未来に追いつきました

心穏やかに新年をお迎えになられたことと存じます、2015年が皆様にとって素晴らしい一年となることを祈念致します。

今年は未年で、私もめでたく年男です。
未年の歴史を振り返ってみると、少々きな臭い。

1967年 第三次中東戦争開始
1979年 ソビエト連邦がアフガニスタンに侵攻
1991年 湾岸戦争勃発、ソビエト連邦崩壊
2003年 イラク戦争開戦

自分の干支である「未」、牧場で群れをなし、争い事より団結を好むイメージです。今年からの「未」はイメージ通り世界に平和を運んでくれるよう祈るばかりです。

一方で、25年前私が学生の頃(1989年)に公開された不朽の名作「バック・トゥー・ザ・フューチャー2」

ここで描かれて居るのが、まさに今年、2015年です。

先日BSで放映されたのを録画して一緒に鑑賞した息子が「お父さん!2015年って今年だよ!」と大興奮した割に、劇中に登場するホバーボードもありませんし、濡れたら自動的に乾く機能がついている服も存在しません、自動車は普通に4本のタイヤで動いています。あ、大画面テレビは実現してます。25年、意外と世の中は進化していないのかも知れません。しかし胸をときめかせて見たあの映画、そこで描かれた未来に自分の存在が追いつくのは本当に不思議な気分です。

子供達に我々はどういう未来を残すことが出来るのか?年末の報道特番を見ると、暗く憂鬱になるような事ばかり取上げられていますが、25年後の未来をワクワクして語り合えるような社会で有り続ける事が日本が活力を持ち成長する原動力になる。地方創生の要諦はそこだと私は信じています。

皆さんと共に県南創生の想いを共有する為に、今年も恒例の新春のつどいを下記の要領で開催致します。

福岡県議会議員 板橋聡を囲む
第四回 新春のつどい「県政報告会」ご案内
日時:1月25日(日) 受付16:30 開会17:00
場所:まいピア高田
会費:2000円
◎ 託児コーナー有ります。お母さん大歓迎(事前に後援会事務所まで御連絡下さい)

(昨年の様子です↓)
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多くの皆様のご参加をお待ちしております。

最後に、年末ちょっと嬉しかったこと。
子供達が成長し、色々なお手伝いが出来るようになりました。
私の実家には蔵の神様、竈の神様はじめとして6つほどの神棚があり、これらを年末に掃除するのは小学校の頃から私と弟の役目でした。
その当時は給湯器もなく、寒い中バケツに水を張り凍えながら掃除して、いや「させられて」嫌で嫌でたまらなかったものですが、子供達は協力し合い一生懸命お手伝いをしてくれました。
昔、父親が自分の事をこうやって眺めていたのかと思うと、さっきのバックトゥーザフューチャー2の話では無いですが、未来に自分の存在が追いついたような気分になります。
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新ためて、子供達にワクワクする未来を感じさせる大人の背中を持ち続けたいと胸に誓いました。

消防団頑張ってます!

昨晩はみやま市消防団の夜間訓練を激励に行って参りました。
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今年は1月10日に開催される出初式。みやま市では毎年ポンプ車操法と小隊訓練を見学にお越しになった皆様に展示をします。その為に選ばれし分団の皆さんは、11月初旬から週3日夜間に訓練をしています。
今年は二川分団・岩田分団が小隊訓練、山川南部第二分団がポンプ車操法を披露する事になっています。
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先日完成した「みやま市消防署」の駐車場を利用して夜間訓練でした。昼間は天気が良かったので暖かかったのですが、夜も8時を過ぎると身体の芯から冷えてきます。その中、昼間はそれぞれの仕事をこなした上で、気合いの入った練習をする消防団員の皆様には頭が下がります。

今晩からは年末の特別警戒で夜間警備です。消防団の「自分の地元は自分で守る」という士気の高さには常々感謝しております。皆さんも、夜警の鐘の音が聞こえたら彼らの努力に想いを馳せて頂ければと存じます。

1月10日(日)午前9時より、今回初めてみやま市消防署にて開催される出初式、みやま市内の消防車が勢揃いしてお子さん達もとても喜んで貰えます。
お気軽に立ち寄って激励の声を掛けて頂ければと思います。

ホークス応援祭りが九州芸文館で開催

「福岡県議会ソフトバンクホークスを応援する会」事務局次長として「ホークス応援祭in九州芸文館」にお招き頂きました。冠は「日本一おめでとう!福岡ソフトバンクホークスファーム本拠地誘致記念 西日本スポーツ創刊60周年記念」。
パリーグ最多安打の中村晃選手のトークショーが目玉で、芸文館の駐車場が満杯になる大盛況!中には千葉県からのファンもお越しでした。
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ホークスファーム本拠地誘致については誘致者である筑後市のみならず、みやま市をはじめとする近隣市町の期待も大変高く、私も今年2月議会一般質問にて近隣市町・県・ホークスの3者で地域振興を目指すような協議会開催を要請しており、実現に向かっております。これからが地域の知恵の使い処です。みやま市もこの流れをしっかりと活用してもらえるよう頑張って貰いたいです。
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先週日曜日には第8回みやま市駅伝大会も開催されました。
小学生から大人まで、本気走りあり楽走あり。参加チームはなんと95チーム、過去最高ではないでしょうか?
残念ながら前日の大雨の為に一人1.5kmのコースを変更し900mに短縮されましたが、皆さん和気藹々、爽やかに、一本のタスキを繋ぐ光景にスポーツの力を感じました。
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現在進行中の県南を中心とした「スポーツを核とする広域地域振興」。先ずは地域マラソンイベントで面白い仕掛けが始りそうです、乞うご期待!

木蝋の里みやまキャンドルナイトで癒やされる

第16回木ろうの里みやまキャンドルナイトに参加してきました。
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以前、平成25年2月議会の一般質問「伝統産業のレッドデータ」でも取り上げましたが、みやま市にはクスノキを原料とする天然樟脳、国産線香花火、そしてハゼの実を原料とする木蝋など、世界的に見ても大変希少価値の高い伝統産業が存在します。
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木蝋から作られる和ロウソクは300年近くの伝統を持ちますが、その地位を石油由来のロウソクに取って変わられました。しかし、和ロウソクの油煙が少なく色々な表情を見せる大きく温かい灯火は、「電気を消してロウソクの灯火の下、ひとりひとりがゆっくりと考える時間を持とう」というイベントの趣旨に見事に合致します。
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コンサートの部では、二川のスコップ三味線
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そしてプロ琴奏者のLeiHaさん
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スペシャルゲストとして鬼太鼓座。世界的にも有名な創作和太鼓集団の鬼太鼓座が「なぜ、みやまに?!」と訝る方もいらっしゃるでしょう。これは、福岡県が行っている「ちくご移住計画」で現在みやま市に在住のクリエイター渡部さんの御縁で特別にお越し頂いたとの事。
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途中、みやま弁を操るサンタクロースが子供達の為にクリスマスプレゼントを持って登場。我が家含めちびっ子達も大満足のキャンドルナイトでした。毎年夏至と冬至の頃に行われる「木蝋の里みやまキャンドルナイト」、テレビだネットだスマホだ、でお疲れ気味の貴方、ちょっと癒やされに来ませんか。
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2014年第47回衆院選挙を終えて雑感

第47回衆議院議員選挙は14日投開票が行われました。寒い中投票所にご足労頂いた皆様有り難うございました。
福岡七区からは藤丸代議士が無事2期目当選の栄に浴することが出来ました(公選法上御礼が出来ませんのでご報告まで)。
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さて、今回の選挙についての備忘録

新聞には「大勝」「圧勝」の文字が踊るが、自民党は前回2012年衆議院選挙の294議席当選から当選数を3議席減らしており、前回比較では全く大勝とは言えません。これがピークアウトとならないよう、今後厳しく政権運営に対して向けられる国民の期待に応えなければなりません。

藤丸代議士については前回得票の96127票に肉薄する95796票獲得。第七選挙区の投票率が60.1%から48.5%に11.5%激減しているなか、この得票は立派です。しっかりと基礎票を固められたのではないでしょうか。

一方、第七選挙区の共産党対立候補は前回9845票から40003票に4倍増。ただし、前回は民主党・みんなの党も出馬していたので、それを併せた自民党以外の合計得票83267票からは半減しています。

  2012年⇒ 2014年   増減
共産党の得票
   9845⇒ 40003 △30158
共産+民主+みんな(自民以外)
  83267⇒ 40003 ▼ 43264

これは、前回自民党以外に投票をされた方の内、自民党は支持しないが、共産党には投票したくない人約4万人は投票を棄権し、前回民主党・みんなの党に投票した人のうち3万人が共産党(つまり自民党批判票)に流れたと考えられます。実際投票者数は18万4千人から14万6千人と約4万人減っており、今回の投票率の激減は、自民党支持以外の方々の受け皿がなかったからと想像します。

今回の選挙、共産党を除く野党は選挙協力で候補を一本化したり、準備不足で空白区を多く出し、投票率を左右する遠因になったと言われていますが、その視点で福岡県の比例区の推移をみてみると

          (単位 1000票)
  2012年⇒2014年   増減
合計 2297⇒1958  ▼ 339
自民  647⇒ 651  △  4
公明  384⇒ 384  ±   0
民主  332⇒ 314  ▼  18
共産  132⇒ 204  △ 72
維新  448⇒ 268  ▼ 180
その他 351⇒ 135  ▼ 216
(維新は2012年は維新の会、2014年は維新の党)

自民、公明、民主の得票はほぼ横ばい。2012年の総選挙で維新とその他、所謂第三極にに投票した人は今回棄権するか一部が共産に流れたと見て取れます。つまり、第七選挙区同様、前回第三極に期待して投票した方の多くが今回は棄権した事が投票率の低下に繋がったのではと推測します。民主党は組合という強固な支持基盤が全国的にありますが、第三極は確固たる支持基盤が無く、空白区や野党候補の一本化をすることによって幅広い浸透がなされず無党派層を投票所に向かわせるほどの支持が広がらなかった、と。

また、今回の選挙に対する「無駄」や「大義が無い」という批判は、「投票したい政党が無い」というフラストレーションも一つの要因かもしれません。

いずれにせよ、選挙結果は一番確実な現時点での国民世論です。しっかり受け止めて県政においても努力して参ります。

総選挙戦最終日、投票率低下・白票・棄権について私の見解

選挙最終日です。【藤丸さとし候補】は最後の激励集会をみやま市柳川市にて下記の通り開催します。
14:30- 柳川市筑後中部魚市場
16:30- みやま市JAみなみ筑後本所3階
皆様、奮ってご参加下さい!
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さて、今回の選挙戦、投票率の低下が危惧されておりますが、それについて自分の見解を明らかにしておきます。

議会制民主主義というルールの中では主権者によって選ばれた代表達によって政治について議論がなされ物事が決められていきます。投票率が低くても、無効票が多くても、棄権をした人・白票を投じた人それぞれが持つ真の想いを代弁する人がいない限り、それが議場において斟酌される可能性は低いでしょう。

「つまらん選挙しやがって」という気持ちは分からないでも無いけど、選挙は娯楽ではなく、なんらかの決断をする際に民意を問うことは至って民主的です。今回の消費税率引き上げ時期の延長は、それを財源に見込んでいた多くの施策に影響を与え、また延長する間にどのような景気対策を打って経済を立て直すかという様々な議論の余地が有り、国民生活に大きな影響を及ぼします。選挙をしないという選択も可能でしたが、それをやったらやったでもの凄い批判が起こったのではと考えます。

そして立候補している人は自らの主張を明らかにしてリスクを負って立候補しているし、今の選挙制度の中で、政権交代が2回起こったってことは、与党にだけ有利な選挙制度じゃないので解散するのもリスクがある(もちろんリスクを低下させるための最大限の努力はするでしょうが)。だから、「つまらん」「無駄」という憤りの矛先を立候補者や解散した側に向けるのは無理があります。

そんな方の想いを議会で代弁する「つまらん選挙をさせません党」とか「無駄な選挙しません党」があると一番良いでしょうけど。そういう主張をする党や候補者がいないのは、それじゃ民意を得ることが出来ないからでしょうか?いや、もしかしたら眠った民意は喝采をもってその主張を受け入れるかもしれません。それを誰がやるのか、そこが問題だと思います。

参考までに、無駄な選挙とか白票・棄権については下に挙げている辛坊治郎さんと河野太郎さんの主張に私は賛同します、興味あればご一読を↓

辛坊治郎コラム【辛坊持論】700億円の意味
河野太郎「民主主義の権利と義務」

今回の総選挙においては既に立候補の締切が行われております、今から立候補することは出来ませんので投票をする事こそが議会制民主主義において唯一無二で最良の意思表示だと考えます。選挙区、比例区、二つの投票が出来ます。是非、皆さん選挙に行きましょう。

平成26年度自民党福岡県連政経セミナー

本日は自民党福岡県連の政経セミナーが開催されました。開催にあたり、ご協力を頂いた皆様、寒い中足を運んで頂いた皆様、本当に有り難うございます。

特別講師は自民党選挙対策委員長である茂木敏充前経産大臣。
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もの凄い濃い内容で、メモ取りまくったのですが纏める時間がなく、今後私の県政報告などでお伝えしたいと思いますが、掻い摘まむと

○ 今回の選挙には大義が有る。消費税率の10%への引き上げは法律の範囲とは言え、18ヶ月遅らせることによってその税収を財源にしてた様々な施策を見直さねばならない。また18ヶ月かけてアベノミクスによる景気回復を更にどう進めるか国民の皆様の信を問う事は必要。
○ 「景気回復この道しかない」と自民党は言っている。アベノミクスには様々な評価があるのは分かるが、「この道しかない」と言っている自民党に対し、「この道ではダメだ、違う道がある」と言うのなら野党はその道をちゃんと示して欲しい。

その中で、アベノミクスが景気判断の指標をどう考えているか、地方創成、規制改革、農業振興、エネルギー問題とその明るい展望、などを非常に分かり易く笑いも交えながらご説明頂きました。
政治が安定しないと経済は上手く行かないという締めの言葉は大きく頷く方が多数いらっしゃいました。最後は選挙中ということで「頑張ろーコール」で締め。非常に気合いの入ったセミナーで、自民党の今回の選挙に賭ける意気込み、熱気がヒシヒシと伝わってきました。

セミナー冒頭、壇上に並ばれた来賓の面々が凄かった
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小川福岡県知事、高島福岡市長、北橋北九州市長が揃い踏み。

青少年のインターネット利用状況と課題

11月21日(金)に福岡県青少年問題協議会が開催されました。
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平成26年度上期の少年非行情勢や県青少年健全育成総合計画の進捗についての報告があり、その後青少年のインターネット利用状況と課題、そして適正利用に向けた福岡県の取組と課題について協議が行われました。
モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)の方から大変参考になる現状分析を頂きました、有り難うございます。

私は下記のような趣旨の発言をさせて頂きました(記憶補完モードで備忘録):

インターネットやスマートフォンの普及が及ぼす青少年に対する問題点としては二つあると考える。

一つは違法な有害情報にアクセス出来てしまう問題、もう一つはコミュニケーションの問題。先ず、有害情報の問題はフィルタリングの適切な運用で対策を進めていく。一方でコミュニケーションの問題は、これは「コミュニケーション」そのものの変化では無く、インターネット端末や接続環境の進化によって、「コミュニケーションツール」が進化したため起こっている問題。これは環境の変化であり、数十年たてば自然と収斂していく問題と考えるが、それまで放っていくわけにもいかない。それを踏まえて以下を提言する。

県のインターネット適正利用の取組は生徒に対しての働きかけが多いが、コミュニケーションの基本である家庭の対応が必要。保護者のネットや情報端末に対する知識不足に対する対応をもっと増やすべき。また、昨今、未就学児どころか生まれたばかりの乳幼児などに対して、親御さんがスマホやタブレット端末を触らせてあやす光景をよく目にする。EMAの説明では子供が最初に触れるインターネット端末は携帯ゲーム機と仰ったが、それは間もなく親御さんやおじいちゃんおばあちゃんのスマホに取って変わると考える。これは極端に言えば、三輪車にも乗れない子供にいきなりF1カーの鍵を渡すようなもの。しかも子供がスマホを弄っていると「あらすごいわね」みたいな、自分がよく分からないものを子供が扱っている事に対して手放しでポジティブに捉える傾向を感じる。未就学児や乳幼児の親御さんやお祖父ちゃんお祖母ちゃんに対して、子供とインターネット端末の関わり方について早い段階から学ぶ機会をもっと設けるべきだと考える。

しかし、「メディア依存」の一つとして解説して頂いた「コミュニケーション(きずな)型依存」とか酷いですね。SNSやチャットなどで会話を終わらせることが出来なくてスマホを手放せないとか、一人だけ止めることでグループから阻害とか、想像するだけで暗澹たる思いになります。ネットは生活を便利にしましたが、子供が健やかに成長出来る環境っていったい何だろうか、深く考えさせられました。

先週末は市町村対抗福岡駅伝が開催された筑後広域公園で、本日は福岡県南部グラウンド・ゴルフ交歓大会が開催されました。毎年県内を持ち回りで開催されており、今年はみなみ筑後南部支部グラウンド・ゴルフ協会が主管でした。
全県下からご参集頂いた916名の選手の皆様、最高の天気の下和気藹々とプレイされたのではないでしょうか。
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私のグラウンドゴルフ大会「聡寿杯」でもお世話になった方が多数お世話役として大会運営に携わっていらっしゃいました。ご苦労様でした!

第一回市町村対抗福岡駅伝(くすべえも応援)

先週末は福岡県が主催する「第一回市町村対抗 福岡駅伝」が筑後広域公園にて開催されました。
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県内60市町村がそれぞれジュニア、中学生、一般、シニアの男女選手が9区間30.1キロでタスキを繋ぎます。
結果は9区間の内、5区間で区間賞を勝ち取った北九州市が1時間32分49秒の好タイムで栄えある初代優勝者となりました。以下、福岡市、筑紫野市、久留米市、春日市が続きます。私も所属しているみやま市走ろう会の一丸さんが監督を務めたみやま市チームは1時間52分41秒で32位、選手の皆様、多くのボランティアの皆様本当にお疲れ様でした。来年もそれぞれの目標達成を目指して頑張って欲しいと思います。
シニアの区間(2.7km)で自分も走れないかなとタイムを見てみると区間賞が8分24秒、大体10分ちょっとが平均位か?とてもじゃないけどそんなスピードでは50m位しか走れません。

性別世代を超えた幅広い層の選手達が、地元の誇りをかけてタスキを繋ぐのはまさに「スポーツによる地域振興」。この大会が末永く続き、地域の盛り上がりに一役買うことが出来るよう私も応援していきます。

さて、そんな駅伝選手を応援していたのが、あの「矢部川くすべえ」

丁度、JRの鉄橋をくぐり土手沿いを走るあたりがバッチリのビューポイント。
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ランナーの皆さん、気付いて頂けたでしょうか?

かく言う私も「くすべえに会いたい!」と子供達があまりにせがむので、家族で中の島公園に行ってきました。

至近距離のくすべえ
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写真左下に写っている子供達を見れば、その大きさを感じて貰えると思いますが、デカイ!
そのあまりに非現実的なデカさと、こんなものを実現してしまった「矢部川くすべえ復活委員会」の皆さんの破天荒な実行力にただ笑ってしまいました。

次の目覚めがいつになるのかは、くすべぇのFacebookページをチェックして下さい。
そして、くすべえの目玉のところまでお出かけの時は、是非その周辺でくすべえのお守りをしている委員会メンバーに激励の言葉をかけて上げてください。

くすべえは巨大な生物のため遠くから眺めたり写真に撮ったりする方が多い為、くすべえの間近でお守りをしている裏方さんには皆さんの喜んでいる姿や反応が伝わらないのです。皆さんの励ましに背中を押されて、くすべえが目覚める頻度が増えるかもしれませんので(笑)どうぞ宜しくお願いします!

番外編
まるごとみやま秋穫祭ではみやま市公認ゆるキャラ「くすっぴ」と矢部川くすべぇの出張対応版「ふわふわくすべえ」が遭遇!この2人の関係が気になるところです。
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福島県で活躍する福岡県警察官を激励など、視察報告

11月10日から12日まで、所属する警察常任委員会の管外視察で茨城県・福島県・東京都を訪問しました。その中で幾つかを備忘録代わりにメモしておきます。

福島県では東日本大震災の福島第一原発事故の影響で昨年4月まで立ち入り禁止区域に指定されていた富岡町のJR富岡駅周辺を視察。
現在も居住制限区域となっており、ここは3.11から全く時間が止まったかのような状況でした。

地震が発生した2時46分を指して止まっている時計
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津波で半壊しているビル・家屋、放置されたままの車両
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駅舎が跡形も無く消えている富岡駅
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また、地震直後避難誘導中に津波に呑まれ帰らぬ人となった福島県警双葉署勤務の増子洋一警部補と佐藤雄太巡査部長(役職は当時)が乗車していたパトカーに向かいご冥福をお祈りしました。
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その後、福島第一原子力発電所を有し、管轄区域の多くが避難指定区域である福島県警双葉警察署の臨時庁舎を訪れ現状視察
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双葉署は元々の庁舎が避難区域の為、現在「道の駅ならは」を借りて業務を遂行しています。昨今は除染作業の為に作業者が全国から集まった為に住居が周辺に不足しており、署員の多くがいわき市から1時間ほどかけて通っている状況。避難人口67,355人、一方で完全帰還者2,453人(帰還率3.6%)という状況で留守宅を窃盗などの犯罪から守る為に日夜努力されています。

また同時に福岡県警から福島県警に特別出向している12名の警察官から報告を頂き激励して参りました。
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彼らの腕に輝く「ウルトラ警察隊」の腕章。

これは福島県に全国の警察から特別出向者として集まった皆さん(現在225名)の総称で、遠くM78星雲から地球の平和を守るためにやってきたウルトラマンになぞらえて、円谷英二さんが福島出身という御縁も有り円谷プロの全面支援を受けてこの呼称に決まったそうです。
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大変厳しい任務とは思いますが、しっかり被災地の為に頑張って頂き、大きく成長して福岡県警に戻ってきて頂く事を期待します。

茨城県ひたちなか市にある「自動車学校安全運転センター 安全運転中央研修所」は約100ヘクタール(東京ドーム20個分)の広さを持ち「運転上の危険」を安全に体験出来るコースなどを持つ総合的安全運転研修施設です。例えば路面での横滑りやスリップ、ハイドロプレーニング現象、急停止、突然の障害物から危険回避などなど、これをシミュレーションではなく、実際の車を運転して体験する事が出来ます。またバスや大型車、特殊車両などの専門技能研修や安全運転実技指導者の研修なども行い、これまで30万人以上の研修生を送り出しているそうです。

今回我々も視察の中でテスト走行をし、運転姿勢の指導や時速60kmのスピードでABS(アンチロック・ブレーキ・システム)をしっかり効かせる急停車の体験をさせて頂きました。
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時速60キロで走行する経験はあっても、急ブレーキから急停車という経験はありませんでした。運転上の危険限界を知ることで逆に安全運転への意識が芽生える事を実感しました。

また、常陸多賀駅前に設置されたランドアバウト方式交差点
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大変話題になっており、県議会などでも議論をされております。信号が必要ないので災害に強い(その為、東日本大震災の教訓から宮城県を中心に採用されています)、徐行して交差点に進入するため重大事故が起きにくい、などメリットも多いのですが、(常陸多賀駅前と同じ直径28mのラウンドアバウト交差点の場合)1時間に一方向から800台以上の車両が進入すると車が環状交差点内で数珠つなぎになり機能不全を起こす、信号は不要だがその分交差点の形状が大きくなるため用地確保が必要など、設置環境に左右される交差点のようです。
常陸多賀駅の場合、駅への侵入路はじめ、交差点自体が所謂四つ角ではなく非常に複雑な形状をしており、こういう場所には適しているのではないでしょうか。

他にも色々視察させて頂きましたが、今日はここまで。この経験をしっかりと今後の活動に活かしていく所存です!

決算特別委員会終了&矢部川くすべえ目覚めました!

10月28日から開催されている決算特別委員会が無事11月7日に閉会しました。
私は今回5つの質問を行いました、こまめに報告したかったのですが、1問約20分の持ち時間とは言え、その準備の為にヒアリング等調査に費やす時間は膨大で、結局最終日まで報告出来ませんでした。

正式な議事録が上がるのに3−4ヶ月掛かりますが、取り急ぎ感想など

10月29日(水)新社会推進部「オリンピック等のキャンプ地誘致について」
現在、県内26の自治体がオリンピック・パラリンピックのキャンプ地誘致の意向を示している。が、中にはスポーツ施設は保有していても、それ以外のソフト・ハード面の対応、例えば宿泊施設や通訳スタッフの確保など、単独では対応が困難な自治体に対する支援について県側の意向を確認。
キャンプ地誘致を成功させるためには、中央競技団体とのパイプ構築の必要性を訴え、そのようなネットワークを持つ県内のスポーツ強豪校などを連絡協議会に協力頂く事を要請。今後加速する誘致活動についての取組を質しました。

10月30日(木)農林水産部「鳥獣害対策について」
これ私が初当選後、初めての一般質問で聞いたテーマです。その後補助金を含め、国・県の予算・体制がしっかり構築されつつある鳥獣被害対策ですが、一方で地元を回っていると、まだまだ地域の農業者の皆様はその効果を十分に体感していないと思われました。そこで対策が難しいとされるカラスなど鳥類の被害、捕獲を行う狩猟者の確保、県の市町村への指導等を中心に質問。今後、地域住民が鳥獣害被害の減少が体感出来るよう施策を進めて貰うことを確認しました。

10月31日(金)商工部「伝統産業の維持振興について」
みやま市は木蝋による和蝋燭、天然樟脳、線香花火という国内に留まらず世界的にも希少価値の高い伝統産業が存在しており、これは平成25年2月議会で一般質問をしたテーマです。その後県は市町村、商工会議所・商工会などに聞き取り調査を行い希少性の高い伝統産品の実情把握を進めています。またそれら伝統産業は産業観光的な側面も有り、ルート作りや受入体制強化の為の支援を要請し、進めて行くことを確認しました。

11月4日(火)私学学事振興局「代々木ゼミナール小倉校の撤退問題について」
本年8月に大きくマスコミに取り上げられた代ゼミの予備校閉鎖問題。予備校を含む私立の専修学校や各種学校の設立認可は学校教育法により県知事が行う事になっています、が一方で裁量の幅が小さく基準さえ満たせば設立認可を出さざるを得ないのが現実です。専修学校等に認可されると固定資産税の免除など大きなメリットもあり、社会的存在となるそれら私立学校はそれ相応の社会的責任を果たすべきだと考えます。儲からなくなったら撤退しますでは、学生・職員、あるいは競合することで疲弊していった地元密着の予備校などが不利益に晒されます。今後同じようなケースが再発しないよう県の行政指導の姿勢などを質しました。

11月5日(水)総括質疑(新社会推進部・教育庁)「少子化時代のスポーツ環境について」
決算特別委員会の特徴である総括質疑。これは複数の部署が関わる問題について、横串を通すような質問をします。縦割り行政の問題点を質すという意味で大変重要な意味合いがあります。
今回私は少子化のために運営が大変難しくなっている中学校の運動部活動と、地域に根ざす総合型スポーツクラブの連携について質しました。これは学校と学童保育の関係と似ている側面があり、監督部署がそれぞれ違う部活と地域スポーツクラブ双方が歩み寄りもっと情報共有すれば、生徒達にとってスポーツの選択肢が増え、中1ギャップやイジメの問題などを解消する副次的効果も期待されます。今回教育長からは学校側が総合型地域スポーツクラブに対する理解を深め活用するよう歩み寄る姿勢を示して頂きました。一方新社会推進部からは、生徒の受け皿となるべく総合型スポーツクラブの魅力向上を目指す事をお約束頂きました。

正式な議事録が上がってきたら、またブログで照会します。
ダイジェストで書くとあっさりしていますが、制限時間内で過不足無く一問一答形式の質問に昇華させるまでは入念な準備が必要で、予算委員会が終わったときの解放感は格別でした。
来年度の予算へ反映を目指すだけでなく、今後とも継続して取り組みたいテーマばかりですので引き続き頑張ります!

ところで11月1日、矢部川にある中の島公園で「矢部川くすべえ復活式」が行われました。
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重々しい神事用の祭壇の奥に見える物体、それが300年この地に眠っていた「くすべえ」です
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山門、八女、筑後の3つの青年会議所が共同事業として3年ほど前から進めていた事業。最初はだれもが「なんね、それ?」状態。でも、情熱が人を巻き込みプロジェクトを作り上げました。
最後は福岡県、みやま市、筑後市、JR九州、芸術の森などなど各種団体はじめ多くの人達が参画したこの事業。新聞やテレビ等でも大々的に取り上げて頂いたようです。今後筑後広域公園を中心とした県南のシンボルとして愛されることを期待します。
自分からは出向かない(というか出向けない)、会いに行かなきゃならないゆるキャラ「くすべえ」。明日(11月9日(日))の午前中は眠りを覚ますそうですよ!

若大将市場本日オープン!

今から26年前、平成元年に高田町商工会青年部のメンバーが中心となって設立された若大将グループが新たな試みとして「若大将市場」をまいピア高田前に本日オープンしました。
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過去はJA高田の直販所「花野果館(はなやかかん)」だった建物を借り受けて、新たに誕生した若大将市場の経営理念は

「地域に賑わいばもたす事ば一番に考え、いっでん喜ばるる品もんと、ばさろ面白か催しば提供し、『ばぁ、そげんこつまで?!』 ち言わるるごつほういっぺつかえて、だっでんの楽しゅして豊かな生活にち~とでん役に立てるごつがまだします。」

須崎会長を中心としたメンバーが趣向を凝らしたおもてなしで、地域の活性化を目指します。
オープン初日は地元で活躍する鼓動会のパフォーマンス、福袋の販売、2000円以上お買い上げのお客様に「がね」を進呈、投げ餅等々催し物盛りだくさんで押すな押すなの大盛況でした!
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街の若大将たちの手作り感がたまらなく良い感じの「若大将市場」、まいピア高田のすぐ目の前ですのでまいピアにお越しの際は是非お立ち寄り頂き、彼らの暖かいお持てなしとまちづくりに対する情熱を感じて下さい!

第8回九州クリエイターズマーケット開催中!

本日より第8回九州クリエイターズマーケットが筑後広域公園体育館で行われています。ものづくり・パフォーマンスの祭典を行おうと、山門青年会議所が2007年に立ち上げたこの事業。最初は出展者が果たして集まって貰えるか冷や冷やの状態でしたが、なんと今年は約180組の出展者を迎えての開催。私も第一回、第二回と青年会議所メンバーとして参加しており、とても感慨深いものがあります。
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これ↓なんで出来ていると思いますか?なんとストローですよ!
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出展ブースも革製品、アート、似顔絵、鉄工細工、ネイル、竹細工、そして野外ブースのバンドなどなど様々なものがありますが、個人的には子供の体験ゾーンも大のお気に入りで、私の子供達は左官体験を満喫していました。
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毎年大川の木工所から端材をご協力頂き行われる、工作広場も大好評でした。
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未来のクリエイター達の真剣な眼差しは、見ているこっちもワクワクしてきますね。

今年のもう一つの目玉は、11月1日に復活式典が行われる「矢部川くすべえ」との連携です。くすべえを模ったふわふわトランポリンが入り口前に登場、小学生までの子供達が中に入って遊べるそうです。
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出展者有志が独自の技巧を凝らして作り上げたくすべえグッズも展示・販売されています
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明日が最終日ですが、全国から集まった精鋭クリエイターがお届けする「クリエイターの秋」を是非ご堪能下さい。

九州国際大学山本啓一教授講演「安全安心な地域づくりに必要な知識とは?」

指定暴力団工藤会の活動拠点である北九州地区の「暴力団追放!地域決起会議」が、北九州地区の暴追・防犯団体など約400名のご参加の下、昨日豊前市にて開催されました。

その中で行われた、九州国際大学法学部の山本啓一教授の「安全安心な地域づくりに必要な知識とはなにか?」という講演が大変示唆に富んで勉強になったので備忘録
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山本教授は北九州安全・安心条例の制定にも関わっていらっしゃったそうです。

・防犯意識だけでは犯罪は減らない。防犯知識が伴わなければならない

・犯罪の認知件数は減少しているが、体感治安は向上していない。犯罪の多くは公共の場所で起きている。例えば性犯罪は51%が道路・公園・駐車場・駐輪場で起きている
・少年非行が多く、再犯も多い。
⇒どうやって「犯罪の起きにくい社会を作るか」が課題

・犯罪は「機会」によって起こる。「機会」とは場所の構造や雰囲気。
⇒「(外部の人間が)入りにくい」「(外から)見えやすい」領域性と監視性が高い場所は安全。その逆は危険

・「行政による都市計画」「企業の都市開発・商業施設開発」のような街が作り替えられる時は、そこに防犯の視点を組み込むことが重要

・非行防止・少年犯罪の減少の為に、どんな劣悪な家庭環境で育っていても学校で頑張れば新しい人生が開けるという希望が持てる事が大切。その為には地域に支えられた教育・人づくりの力が必要。噛み砕いて言えば、今の学校の先生は雑事で忙しすぎる。地域の理解・協力で学校の先生がしっかりと教育に専念出来るような環境を作るべき

・防犯は「まちづくり」である。犯罪とは「マイナス」、犯罪を無くすということはマイナスを減らすという事で、街がギスギスする。一方で、防犯とはまちづくりであり、「まちづくり」とはプラスの事。マイナスを0にするのではなく、プラスを高める事によってマイナスを打ち消す事が肝要。

・安全安心社会の実現の為に、自分達の手によって自分達の社会の価値を高めるべき。

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「割れ窓理論」に通ずる部分もありますが、住民がより積極的・主体的に関わる事で「取締り」というネガティブな方向性より「まちづくり」というポジティブな行動で安全安心な地域づくりを実現する近道であると理解しました。私の地元を管轄する柳川警察署長からも同じようなお話しを耳にしたことがあります。
安全安心に限らず、政策だけでどうにもならない、地域のまちづくり・ひとづくりを盛り上げどうリンクしていくのか?地元の情勢に照らし合わせながら思いを巡らせ帰路に就きました。

九州自立の会政策提言とスポーツの秋

東京一極集中と中央と地方の格差拡大を打破するため、福岡県議会議員が中心となり広く九州の政財界の賛同を頂き、平成23年9月に発足した「九州の自立を考える会(略称『九州自立の会』)」が約半年間の時間をかけて政策提言を取りまとめ、10月8日に発表しました。

その提言内容は、以下の5つの柱からなっています
(1)観光振興
(2)農林水産業の経営力強化
(3)先端中小企業の育成とエネルギー供給戦略
(4)空港、港湾等の機能強化その他インフラの整備
(5)スポーツの振興、スポーツ関連産業の育成

特に「(5)スポーツの振興、スポーツ関連産業の育成」は私が今年の2月議会にて質問した「スポーツによる広域振興」とリンクする部分も多く、今後の展開に大変期待を抱いています。

提言ではスポーツを、トップを目指し見るものを感動させる「チャンピオン・スポーツ」と、老若男女・上手下手を問わず皆で楽しむ「スポーツ・フォア・オール」の二つに定義し、それらを車の両輪と捉え、相互補完的・一体的に推進すべきと論じてあります。私も全く同感で、特に地方では「チャンピオン・スポーツ」に直接触れる機会が少なく、スポーツがテレビの先にある手の届かないエンターテイメントになってしまい結果的に「スポーツ・フォア・オール」の精神が根付き難いような気がしてなりません。そういう意味で提言にある「政策2 各種の国際スポーツ大会やキャンプ地の誘致」は面白い。特に、注目度が低くても継続的に開催する事による効果に言及してあるところが現実的で、その先にある「政策4 スポーツ関連産業、健康産業等のスポーツビジネスの振興」とイメージをもって結びつけられます。

今後この提言により大きな方向性が提示されたと考えます。この流れをうまく組み込んで県南の振興に繋げていきたいと考えます。

これらの政策提言は下記のリンクから概要版と全文が読めます。ご参考までに
【「九州の成長戦略に係る政策提言】概要版
【「九州の成長戦略に係る政策提言】本文

さてスポーツ繋がりですが、私を支援頂く有志の皆様により恒例のゴルフコンペを10月16日17日の二日間にわたり開催して頂きました。
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昨年は季節外れの台風に直撃をくらい、記憶に残るコンペとなり参加者の皆様に大変苦労を強いることとなりましたが、今年は無事二日とも晴天無風!
気持ちよくラウンドして頂いたのではないでしょうか。私はプレイせずスタートホールで皆様のお見送りをさせて頂きましたが、最高の秋空のもと、次々と放たれる豪快なティーショット(たまにミスショット)に見ている此方も気分爽快でした。

そしてその後の表彰式でも皆様満面の笑顔!スポーツの後、勝った負けたは置いておいて楽しく談笑するのは最高です。
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ご参加頂いた皆様、またゴルフ場の段取りからメンバー取りまとめ、懇親会の準備・進行まで色々な工夫をして盛り上げて頂いた世話役の皆様本当に有り難うございました!
これからも春のグラウンドゴルフ大会と秋のゴルフ大会を通じ、スポーツで地域の皆様と交流を深めたいと思う次第です。