総選挙戦最終日、投票率低下・白票・棄権について私の見解

選挙最終日です。【藤丸さとし候補】は最後の激励集会をみやま市柳川市にて下記の通り開催します。
14:30- 柳川市筑後中部魚市場
16:30- みやま市JAみなみ筑後本所3階
皆様、奮ってご参加下さい!
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さて、今回の選挙戦、投票率の低下が危惧されておりますが、それについて自分の見解を明らかにしておきます。

議会制民主主義というルールの中では主権者によって選ばれた代表達によって政治について議論がなされ物事が決められていきます。投票率が低くても、無効票が多くても、棄権をした人・白票を投じた人それぞれが持つ真の想いを代弁する人がいない限り、それが議場において斟酌される可能性は低いでしょう。

「つまらん選挙しやがって」という気持ちは分からないでも無いけど、選挙は娯楽ではなく、なんらかの決断をする際に民意を問うことは至って民主的です。今回の消費税率引き上げ時期の延長は、それを財源に見込んでいた多くの施策に影響を与え、また延長する間にどのような景気対策を打って経済を立て直すかという様々な議論の余地が有り、国民生活に大きな影響を及ぼします。選挙をしないという選択も可能でしたが、それをやったらやったでもの凄い批判が起こったのではと考えます。

そして立候補している人は自らの主張を明らかにしてリスクを負って立候補しているし、今の選挙制度の中で、政権交代が2回起こったってことは、与党にだけ有利な選挙制度じゃないので解散するのもリスクがある(もちろんリスクを低下させるための最大限の努力はするでしょうが)。だから、「つまらん」「無駄」という憤りの矛先を立候補者や解散した側に向けるのは無理があります。

そんな方の想いを議会で代弁する「つまらん選挙をさせません党」とか「無駄な選挙しません党」があると一番良いでしょうけど。そういう主張をする党や候補者がいないのは、それじゃ民意を得ることが出来ないからでしょうか?いや、もしかしたら眠った民意は喝采をもってその主張を受け入れるかもしれません。それを誰がやるのか、そこが問題だと思います。

参考までに、無駄な選挙とか白票・棄権については下に挙げている辛坊治郎さんと河野太郎さんの主張に私は賛同します、興味あればご一読を↓

辛坊治郎コラム【辛坊持論】700億円の意味
河野太郎「民主主義の権利と義務」

今回の総選挙においては既に立候補の締切が行われております、今から立候補することは出来ませんので投票をする事こそが議会制民主主義において唯一無二で最良の意思表示だと考えます。選挙区、比例区、二つの投票が出来ます。是非、皆さん選挙に行きましょう。

平成26年度自民党福岡県連政経セミナー

本日は自民党福岡県連の政経セミナーが開催されました。開催にあたり、ご協力を頂いた皆様、寒い中足を運んで頂いた皆様、本当に有り難うございます。

特別講師は自民党選挙対策委員長である茂木敏充前経産大臣。
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もの凄い濃い内容で、メモ取りまくったのですが纏める時間がなく、今後私の県政報告などでお伝えしたいと思いますが、掻い摘まむと

○ 今回の選挙には大義が有る。消費税率の10%への引き上げは法律の範囲とは言え、18ヶ月遅らせることによってその税収を財源にしてた様々な施策を見直さねばならない。また18ヶ月かけてアベノミクスによる景気回復を更にどう進めるか国民の皆様の信を問う事は必要。
○ 「景気回復この道しかない」と自民党は言っている。アベノミクスには様々な評価があるのは分かるが、「この道しかない」と言っている自民党に対し、「この道ではダメだ、違う道がある」と言うのなら野党はその道をちゃんと示して欲しい。

その中で、アベノミクスが景気判断の指標をどう考えているか、地方創成、規制改革、農業振興、エネルギー問題とその明るい展望、などを非常に分かり易く笑いも交えながらご説明頂きました。
政治が安定しないと経済は上手く行かないという締めの言葉は大きく頷く方が多数いらっしゃいました。最後は選挙中ということで「頑張ろーコール」で締め。非常に気合いの入ったセミナーで、自民党の今回の選挙に賭ける意気込み、熱気がヒシヒシと伝わってきました。

セミナー冒頭、壇上に並ばれた来賓の面々が凄かった
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小川福岡県知事、高島福岡市長、北橋北九州市長が揃い踏み。

青少年のインターネット利用状況と課題

11月21日(金)に福岡県青少年問題協議会が開催されました。
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平成26年度上期の少年非行情勢や県青少年健全育成総合計画の進捗についての報告があり、その後青少年のインターネット利用状況と課題、そして適正利用に向けた福岡県の取組と課題について協議が行われました。
モバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)の方から大変参考になる現状分析を頂きました、有り難うございます。

私は下記のような趣旨の発言をさせて頂きました(記憶補完モードで備忘録):

インターネットやスマートフォンの普及が及ぼす青少年に対する問題点としては二つあると考える。

一つは違法な有害情報にアクセス出来てしまう問題、もう一つはコミュニケーションの問題。先ず、有害情報の問題はフィルタリングの適切な運用で対策を進めていく。一方でコミュニケーションの問題は、これは「コミュニケーション」そのものの変化では無く、インターネット端末や接続環境の進化によって、「コミュニケーションツール」が進化したため起こっている問題。これは環境の変化であり、数十年たてば自然と収斂していく問題と考えるが、それまで放っていくわけにもいかない。それを踏まえて以下を提言する。

県のインターネット適正利用の取組は生徒に対しての働きかけが多いが、コミュニケーションの基本である家庭の対応が必要。保護者のネットや情報端末に対する知識不足に対する対応をもっと増やすべき。また、昨今、未就学児どころか生まれたばかりの乳幼児などに対して、親御さんがスマホやタブレット端末を触らせてあやす光景をよく目にする。EMAの説明では子供が最初に触れるインターネット端末は携帯ゲーム機と仰ったが、それは間もなく親御さんやおじいちゃんおばあちゃんのスマホに取って変わると考える。これは極端に言えば、三輪車にも乗れない子供にいきなりF1カーの鍵を渡すようなもの。しかも子供がスマホを弄っていると「あらすごいわね」みたいな、自分がよく分からないものを子供が扱っている事に対して手放しでポジティブに捉える傾向を感じる。未就学児や乳幼児の親御さんやお祖父ちゃんお祖母ちゃんに対して、子供とインターネット端末の関わり方について早い段階から学ぶ機会をもっと設けるべきだと考える。

しかし、「メディア依存」の一つとして解説して頂いた「コミュニケーション(きずな)型依存」とか酷いですね。SNSやチャットなどで会話を終わらせることが出来なくてスマホを手放せないとか、一人だけ止めることでグループから阻害とか、想像するだけで暗澹たる思いになります。ネットは生活を便利にしましたが、子供が健やかに成長出来る環境っていったい何だろうか、深く考えさせられました。

先週末は市町村対抗福岡駅伝が開催された筑後広域公園で、本日は福岡県南部グラウンド・ゴルフ交歓大会が開催されました。毎年県内を持ち回りで開催されており、今年はみなみ筑後南部支部グラウンド・ゴルフ協会が主管でした。
全県下からご参集頂いた916名の選手の皆様、最高の天気の下和気藹々とプレイされたのではないでしょうか。
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私のグラウンドゴルフ大会「聡寿杯」でもお世話になった方が多数お世話役として大会運営に携わっていらっしゃいました。ご苦労様でした!

第一回市町村対抗福岡駅伝(くすべえも応援)

先週末は福岡県が主催する「第一回市町村対抗 福岡駅伝」が筑後広域公園にて開催されました。
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県内60市町村がそれぞれジュニア、中学生、一般、シニアの男女選手が9区間30.1キロでタスキを繋ぎます。
結果は9区間の内、5区間で区間賞を勝ち取った北九州市が1時間32分49秒の好タイムで栄えある初代優勝者となりました。以下、福岡市、筑紫野市、久留米市、春日市が続きます。私も所属しているみやま市走ろう会の一丸さんが監督を務めたみやま市チームは1時間52分41秒で32位、選手の皆様、多くのボランティアの皆様本当にお疲れ様でした。来年もそれぞれの目標達成を目指して頑張って欲しいと思います。
シニアの区間(2.7km)で自分も走れないかなとタイムを見てみると区間賞が8分24秒、大体10分ちょっとが平均位か?とてもじゃないけどそんなスピードでは50m位しか走れません。

性別世代を超えた幅広い層の選手達が、地元の誇りをかけてタスキを繋ぐのはまさに「スポーツによる地域振興」。この大会が末永く続き、地域の盛り上がりに一役買うことが出来るよう私も応援していきます。

さて、そんな駅伝選手を応援していたのが、あの「矢部川くすべえ」

丁度、JRの鉄橋をくぐり土手沿いを走るあたりがバッチリのビューポイント。
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ランナーの皆さん、気付いて頂けたでしょうか?

かく言う私も「くすべえに会いたい!」と子供達があまりにせがむので、家族で中の島公園に行ってきました。

至近距離のくすべえ
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写真左下に写っている子供達を見れば、その大きさを感じて貰えると思いますが、デカイ!
そのあまりに非現実的なデカさと、こんなものを実現してしまった「矢部川くすべえ復活委員会」の皆さんの破天荒な実行力にただ笑ってしまいました。

次の目覚めがいつになるのかは、くすべぇのFacebookページをチェックして下さい。
そして、くすべえの目玉のところまでお出かけの時は、是非その周辺でくすべえのお守りをしている委員会メンバーに激励の言葉をかけて上げてください。

くすべえは巨大な生物のため遠くから眺めたり写真に撮ったりする方が多い為、くすべえの間近でお守りをしている裏方さんには皆さんの喜んでいる姿や反応が伝わらないのです。皆さんの励ましに背中を押されて、くすべえが目覚める頻度が増えるかもしれませんので(笑)どうぞ宜しくお願いします!

番外編
まるごとみやま秋穫祭ではみやま市公認ゆるキャラ「くすっぴ」と矢部川くすべぇの出張対応版「ふわふわくすべえ」が遭遇!この2人の関係が気になるところです。
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福島県で活躍する福岡県警察官を激励など、視察報告

11月10日から12日まで、所属する警察常任委員会の管外視察で茨城県・福島県・東京都を訪問しました。その中で幾つかを備忘録代わりにメモしておきます。

福島県では東日本大震災の福島第一原発事故の影響で昨年4月まで立ち入り禁止区域に指定されていた富岡町のJR富岡駅周辺を視察。
現在も居住制限区域となっており、ここは3.11から全く時間が止まったかのような状況でした。

地震が発生した2時46分を指して止まっている時計
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津波で半壊しているビル・家屋、放置されたままの車両
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駅舎が跡形も無く消えている富岡駅
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また、地震直後避難誘導中に津波に呑まれ帰らぬ人となった福島県警双葉署勤務の増子洋一警部補と佐藤雄太巡査部長(役職は当時)が乗車していたパトカーに向かいご冥福をお祈りしました。
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その後、福島第一原子力発電所を有し、管轄区域の多くが避難指定区域である福島県警双葉警察署の臨時庁舎を訪れ現状視察
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双葉署は元々の庁舎が避難区域の為、現在「道の駅ならは」を借りて業務を遂行しています。昨今は除染作業の為に作業者が全国から集まった為に住居が周辺に不足しており、署員の多くがいわき市から1時間ほどかけて通っている状況。避難人口67,355人、一方で完全帰還者2,453人(帰還率3.6%)という状況で留守宅を窃盗などの犯罪から守る為に日夜努力されています。

また同時に福岡県警から福島県警に特別出向している12名の警察官から報告を頂き激励して参りました。
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彼らの腕に輝く「ウルトラ警察隊」の腕章。

これは福島県に全国の警察から特別出向者として集まった皆さん(現在225名)の総称で、遠くM78星雲から地球の平和を守るためにやってきたウルトラマンになぞらえて、円谷英二さんが福島出身という御縁も有り円谷プロの全面支援を受けてこの呼称に決まったそうです。
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大変厳しい任務とは思いますが、しっかり被災地の為に頑張って頂き、大きく成長して福岡県警に戻ってきて頂く事を期待します。

茨城県ひたちなか市にある「自動車学校安全運転センター 安全運転中央研修所」は約100ヘクタール(東京ドーム20個分)の広さを持ち「運転上の危険」を安全に体験出来るコースなどを持つ総合的安全運転研修施設です。例えば路面での横滑りやスリップ、ハイドロプレーニング現象、急停止、突然の障害物から危険回避などなど、これをシミュレーションではなく、実際の車を運転して体験する事が出来ます。またバスや大型車、特殊車両などの専門技能研修や安全運転実技指導者の研修なども行い、これまで30万人以上の研修生を送り出しているそうです。

今回我々も視察の中でテスト走行をし、運転姿勢の指導や時速60kmのスピードでABS(アンチロック・ブレーキ・システム)をしっかり効かせる急停車の体験をさせて頂きました。
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時速60キロで走行する経験はあっても、急ブレーキから急停車という経験はありませんでした。運転上の危険限界を知ることで逆に安全運転への意識が芽生える事を実感しました。

また、常陸多賀駅前に設置されたランドアバウト方式交差点
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大変話題になっており、県議会などでも議論をされております。信号が必要ないので災害に強い(その為、東日本大震災の教訓から宮城県を中心に採用されています)、徐行して交差点に進入するため重大事故が起きにくい、などメリットも多いのですが、(常陸多賀駅前と同じ直径28mのラウンドアバウト交差点の場合)1時間に一方向から800台以上の車両が進入すると車が環状交差点内で数珠つなぎになり機能不全を起こす、信号は不要だがその分交差点の形状が大きくなるため用地確保が必要など、設置環境に左右される交差点のようです。
常陸多賀駅の場合、駅への侵入路はじめ、交差点自体が所謂四つ角ではなく非常に複雑な形状をしており、こういう場所には適しているのではないでしょうか。

他にも色々視察させて頂きましたが、今日はここまで。この経験をしっかりと今後の活動に活かしていく所存です!

決算特別委員会終了&矢部川くすべえ目覚めました!

10月28日から開催されている決算特別委員会が無事11月7日に閉会しました。
私は今回5つの質問を行いました、こまめに報告したかったのですが、1問約20分の持ち時間とは言え、その準備の為にヒアリング等調査に費やす時間は膨大で、結局最終日まで報告出来ませんでした。

正式な議事録が上がるのに3−4ヶ月掛かりますが、取り急ぎ感想など

10月29日(水)新社会推進部「オリンピック等のキャンプ地誘致について」
現在、県内26の自治体がオリンピック・パラリンピックのキャンプ地誘致の意向を示している。が、中にはスポーツ施設は保有していても、それ以外のソフト・ハード面の対応、例えば宿泊施設や通訳スタッフの確保など、単独では対応が困難な自治体に対する支援について県側の意向を確認。
キャンプ地誘致を成功させるためには、中央競技団体とのパイプ構築の必要性を訴え、そのようなネットワークを持つ県内のスポーツ強豪校などを連絡協議会に協力頂く事を要請。今後加速する誘致活動についての取組を質しました。

10月30日(木)農林水産部「鳥獣害対策について」
これ私が初当選後、初めての一般質問で聞いたテーマです。その後補助金を含め、国・県の予算・体制がしっかり構築されつつある鳥獣被害対策ですが、一方で地元を回っていると、まだまだ地域の農業者の皆様はその効果を十分に体感していないと思われました。そこで対策が難しいとされるカラスなど鳥類の被害、捕獲を行う狩猟者の確保、県の市町村への指導等を中心に質問。今後、地域住民が鳥獣害被害の減少が体感出来るよう施策を進めて貰うことを確認しました。

10月31日(金)商工部「伝統産業の維持振興について」
みやま市は木蝋による和蝋燭、天然樟脳、線香花火という国内に留まらず世界的にも希少価値の高い伝統産業が存在しており、これは平成25年2月議会で一般質問をしたテーマです。その後県は市町村、商工会議所・商工会などに聞き取り調査を行い希少性の高い伝統産品の実情把握を進めています。またそれら伝統産業は産業観光的な側面も有り、ルート作りや受入体制強化の為の支援を要請し、進めて行くことを確認しました。

11月4日(火)私学学事振興局「代々木ゼミナール小倉校の撤退問題について」
本年8月に大きくマスコミに取り上げられた代ゼミの予備校閉鎖問題。予備校を含む私立の専修学校や各種学校の設立認可は学校教育法により県知事が行う事になっています、が一方で裁量の幅が小さく基準さえ満たせば設立認可を出さざるを得ないのが現実です。専修学校等に認可されると固定資産税の免除など大きなメリットもあり、社会的存在となるそれら私立学校はそれ相応の社会的責任を果たすべきだと考えます。儲からなくなったら撤退しますでは、学生・職員、あるいは競合することで疲弊していった地元密着の予備校などが不利益に晒されます。今後同じようなケースが再発しないよう県の行政指導の姿勢などを質しました。

11月5日(水)総括質疑(新社会推進部・教育庁)「少子化時代のスポーツ環境について」
決算特別委員会の特徴である総括質疑。これは複数の部署が関わる問題について、横串を通すような質問をします。縦割り行政の問題点を質すという意味で大変重要な意味合いがあります。
今回私は少子化のために運営が大変難しくなっている中学校の運動部活動と、地域に根ざす総合型スポーツクラブの連携について質しました。これは学校と学童保育の関係と似ている側面があり、監督部署がそれぞれ違う部活と地域スポーツクラブ双方が歩み寄りもっと情報共有すれば、生徒達にとってスポーツの選択肢が増え、中1ギャップやイジメの問題などを解消する副次的効果も期待されます。今回教育長からは学校側が総合型地域スポーツクラブに対する理解を深め活用するよう歩み寄る姿勢を示して頂きました。一方新社会推進部からは、生徒の受け皿となるべく総合型スポーツクラブの魅力向上を目指す事をお約束頂きました。

正式な議事録が上がってきたら、またブログで照会します。
ダイジェストで書くとあっさりしていますが、制限時間内で過不足無く一問一答形式の質問に昇華させるまでは入念な準備が必要で、予算委員会が終わったときの解放感は格別でした。
来年度の予算へ反映を目指すだけでなく、今後とも継続して取り組みたいテーマばかりですので引き続き頑張ります!

ところで11月1日、矢部川にある中の島公園で「矢部川くすべえ復活式」が行われました。
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重々しい神事用の祭壇の奥に見える物体、それが300年この地に眠っていた「くすべえ」です
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山門、八女、筑後の3つの青年会議所が共同事業として3年ほど前から進めていた事業。最初はだれもが「なんね、それ?」状態。でも、情熱が人を巻き込みプロジェクトを作り上げました。
最後は福岡県、みやま市、筑後市、JR九州、芸術の森などなど各種団体はじめ多くの人達が参画したこの事業。新聞やテレビ等でも大々的に取り上げて頂いたようです。今後筑後広域公園を中心とした県南のシンボルとして愛されることを期待します。
自分からは出向かない(というか出向けない)、会いに行かなきゃならないゆるキャラ「くすべえ」。明日(11月9日(日))の午前中は眠りを覚ますそうですよ!

若大将市場本日オープン!

今から26年前、平成元年に高田町商工会青年部のメンバーが中心となって設立された若大将グループが新たな試みとして「若大将市場」をまいピア高田前に本日オープンしました。
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過去はJA高田の直販所「花野果館(はなやかかん)」だった建物を借り受けて、新たに誕生した若大将市場の経営理念は

「地域に賑わいばもたす事ば一番に考え、いっでん喜ばるる品もんと、ばさろ面白か催しば提供し、『ばぁ、そげんこつまで?!』 ち言わるるごつほういっぺつかえて、だっでんの楽しゅして豊かな生活にち~とでん役に立てるごつがまだします。」

須崎会長を中心としたメンバーが趣向を凝らしたおもてなしで、地域の活性化を目指します。
オープン初日は地元で活躍する鼓動会のパフォーマンス、福袋の販売、2000円以上お買い上げのお客様に「がね」を進呈、投げ餅等々催し物盛りだくさんで押すな押すなの大盛況でした!
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街の若大将たちの手作り感がたまらなく良い感じの「若大将市場」、まいピア高田のすぐ目の前ですのでまいピアにお越しの際は是非お立ち寄り頂き、彼らの暖かいお持てなしとまちづくりに対する情熱を感じて下さい!

第8回九州クリエイターズマーケット開催中!

本日より第8回九州クリエイターズマーケットが筑後広域公園体育館で行われています。ものづくり・パフォーマンスの祭典を行おうと、山門青年会議所が2007年に立ち上げたこの事業。最初は出展者が果たして集まって貰えるか冷や冷やの状態でしたが、なんと今年は約180組の出展者を迎えての開催。私も第一回、第二回と青年会議所メンバーとして参加しており、とても感慨深いものがあります。
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これ↓なんで出来ていると思いますか?なんとストローですよ!
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出展ブースも革製品、アート、似顔絵、鉄工細工、ネイル、竹細工、そして野外ブースのバンドなどなど様々なものがありますが、個人的には子供の体験ゾーンも大のお気に入りで、私の子供達は左官体験を満喫していました。
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毎年大川の木工所から端材をご協力頂き行われる、工作広場も大好評でした。
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未来のクリエイター達の真剣な眼差しは、見ているこっちもワクワクしてきますね。

今年のもう一つの目玉は、11月1日に復活式典が行われる「矢部川くすべえ」との連携です。くすべえを模ったふわふわトランポリンが入り口前に登場、小学生までの子供達が中に入って遊べるそうです。
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出展者有志が独自の技巧を凝らして作り上げたくすべえグッズも展示・販売されています
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明日が最終日ですが、全国から集まった精鋭クリエイターがお届けする「クリエイターの秋」を是非ご堪能下さい。

九州国際大学山本啓一教授講演「安全安心な地域づくりに必要な知識とは?」

指定暴力団工藤会の活動拠点である北九州地区の「暴力団追放!地域決起会議」が、北九州地区の暴追・防犯団体など約400名のご参加の下、昨日豊前市にて開催されました。

その中で行われた、九州国際大学法学部の山本啓一教授の「安全安心な地域づくりに必要な知識とはなにか?」という講演が大変示唆に富んで勉強になったので備忘録
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山本教授は北九州安全・安心条例の制定にも関わっていらっしゃったそうです。

・防犯意識だけでは犯罪は減らない。防犯知識が伴わなければならない

・犯罪の認知件数は減少しているが、体感治安は向上していない。犯罪の多くは公共の場所で起きている。例えば性犯罪は51%が道路・公園・駐車場・駐輪場で起きている
・少年非行が多く、再犯も多い。
⇒どうやって「犯罪の起きにくい社会を作るか」が課題

・犯罪は「機会」によって起こる。「機会」とは場所の構造や雰囲気。
⇒「(外部の人間が)入りにくい」「(外から)見えやすい」領域性と監視性が高い場所は安全。その逆は危険

・「行政による都市計画」「企業の都市開発・商業施設開発」のような街が作り替えられる時は、そこに防犯の視点を組み込むことが重要

・非行防止・少年犯罪の減少の為に、どんな劣悪な家庭環境で育っていても学校で頑張れば新しい人生が開けるという希望が持てる事が大切。その為には地域に支えられた教育・人づくりの力が必要。噛み砕いて言えば、今の学校の先生は雑事で忙しすぎる。地域の理解・協力で学校の先生がしっかりと教育に専念出来るような環境を作るべき

・防犯は「まちづくり」である。犯罪とは「マイナス」、犯罪を無くすということはマイナスを減らすという事で、街がギスギスする。一方で、防犯とはまちづくりであり、「まちづくり」とはプラスの事。マイナスを0にするのではなく、プラスを高める事によってマイナスを打ち消す事が肝要。

・安全安心社会の実現の為に、自分達の手によって自分達の社会の価値を高めるべき。

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「割れ窓理論」に通ずる部分もありますが、住民がより積極的・主体的に関わる事で「取締り」というネガティブな方向性より「まちづくり」というポジティブな行動で安全安心な地域づくりを実現する近道であると理解しました。私の地元を管轄する柳川警察署長からも同じようなお話しを耳にしたことがあります。
安全安心に限らず、政策だけでどうにもならない、地域のまちづくり・ひとづくりを盛り上げどうリンクしていくのか?地元の情勢に照らし合わせながら思いを巡らせ帰路に就きました。

九州自立の会政策提言とスポーツの秋

東京一極集中と中央と地方の格差拡大を打破するため、福岡県議会議員が中心となり広く九州の政財界の賛同を頂き、平成23年9月に発足した「九州の自立を考える会(略称『九州自立の会』)」が約半年間の時間をかけて政策提言を取りまとめ、10月8日に発表しました。

その提言内容は、以下の5つの柱からなっています
(1)観光振興
(2)農林水産業の経営力強化
(3)先端中小企業の育成とエネルギー供給戦略
(4)空港、港湾等の機能強化その他インフラの整備
(5)スポーツの振興、スポーツ関連産業の育成

特に「(5)スポーツの振興、スポーツ関連産業の育成」は私が今年の2月議会にて質問した「スポーツによる広域振興」とリンクする部分も多く、今後の展開に大変期待を抱いています。

提言ではスポーツを、トップを目指し見るものを感動させる「チャンピオン・スポーツ」と、老若男女・上手下手を問わず皆で楽しむ「スポーツ・フォア・オール」の二つに定義し、それらを車の両輪と捉え、相互補完的・一体的に推進すべきと論じてあります。私も全く同感で、特に地方では「チャンピオン・スポーツ」に直接触れる機会が少なく、スポーツがテレビの先にある手の届かないエンターテイメントになってしまい結果的に「スポーツ・フォア・オール」の精神が根付き難いような気がしてなりません。そういう意味で提言にある「政策2 各種の国際スポーツ大会やキャンプ地の誘致」は面白い。特に、注目度が低くても継続的に開催する事による効果に言及してあるところが現実的で、その先にある「政策4 スポーツ関連産業、健康産業等のスポーツビジネスの振興」とイメージをもって結びつけられます。

今後この提言により大きな方向性が提示されたと考えます。この流れをうまく組み込んで県南の振興に繋げていきたいと考えます。

これらの政策提言は下記のリンクから概要版と全文が読めます。ご参考までに
【「九州の成長戦略に係る政策提言】概要版
【「九州の成長戦略に係る政策提言】本文

さてスポーツ繋がりですが、私を支援頂く有志の皆様により恒例のゴルフコンペを10月16日17日の二日間にわたり開催して頂きました。
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昨年は季節外れの台風に直撃をくらい、記憶に残るコンペとなり参加者の皆様に大変苦労を強いることとなりましたが、今年は無事二日とも晴天無風!
気持ちよくラウンドして頂いたのではないでしょうか。私はプレイせずスタートホールで皆様のお見送りをさせて頂きましたが、最高の秋空のもと、次々と放たれる豪快なティーショット(たまにミスショット)に見ている此方も気分爽快でした。

そしてその後の表彰式でも皆様満面の笑顔!スポーツの後、勝った負けたは置いておいて楽しく談笑するのは最高です。
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ご参加頂いた皆様、またゴルフ場の段取りからメンバー取りまとめ、懇親会の準備・進行まで色々な工夫をして盛り上げて頂いた世話役の皆様本当に有り難うございました!
これからも春のグラウンドゴルフ大会と秋のゴルフ大会を通じ、スポーツで地域の皆様と交流を深めたいと思う次第です。

平成26年10月8日皆既月食の観察、感動しました!

本日は皆既月食でした。皆既月食自体は日食に比べて結構頻繁に起こっているらしいのですが、月の出直後から開始する子供でも見やすい時刻に始まり、しかも地球の影にすっぽり入るため皆既状態が1時間近くある観察にしては最高のコンディション。

これは子供と一緒に観察せねばと、昨年11月の国際宇宙ステーション観察以来久々に三脚を出して天体ショーを楽しみました。

18時14分頃から始まった部分食ですが、18時46分頃でこんな感じ
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その後、雲に隠れたりしながら19時5分頃。だいぶ影が掛かってきました。地球の大気により太陽の光が屈折するため、影の部分はだんだん赤銅色に見えてきます。頭の部分と影の部分のコントラストがなんとなくドングリっぽく見えて可愛いです。
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更に10分後の19時15分。殆ど影に隠れてしまい、紅いお月様になりました。
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さて、ここからが面白い。19時16分30秒、紅いお月様から湯気が噴き出してきます。
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正確には湯気では無く、光の屈折で出来た何かなんでしょうが、皆既日食の時のダイアモンドリングのようで綺麗です。
19時17分30秒、湯気は更に大きくなります。
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19時17分51秒、これは皆既月食のダイアモンドリングと言いたくなるほど、美しい光の状態になりました。
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その後、このダイアモンドリング(風のなにか)はだんだんと収まり、19時24分頃、皆既月食状態が始まるとお月様は赤銅色の神秘的な姿となりました。
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いやー、楽しかったです。ここまで観てから少年ソフトボール連盟の会合にダッシュで参加、その会合が終わる頃には元通りの満月になっていました。
次は来年の4月にも皆既月食が日本で観られるそうです、今回見逃した人は是非お楽しみ下さい!!
我が家の辛抱力が無い長男、最初は月がちょっと欠けているのを確認するとすぐ家に帰りたがりましたが「つべこべ言わず最後まで観ろ!」と一喝。最後は神秘的な天文ショーに感動していました。百聞は一見にしかず、と思ってくれたと信じてますが、ねぇ。

みやま市総合美術展、二川まつり、下庄校区敬老祭等々

台風18号が接近したため風が強い週末でした。直接的な被害は無かったものの、日曜日に予定されていた多くの運動会ではテントが張れずに開催した所や、会場を体育館に移した所など、お世話役の皆様はお疲れ様でした。

第8回みやま市総合美術公募展がまいピア高田にて10月10日まで開催されています。瀬高町時代から半世紀以上に渡り続いている、歴史有る美術展です。
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書道、洋画、陶芸、写真、ジュニア作品などの部門があり、昨日は表彰式が行われました。
私も下手の横好きで写真の部に出品しているのですが、皆様のレベルが高すぎて入賞には至りません。しかし美術協会の会員さんから「入賞を狙った写真より、ちょっとした表情や仕草からジワッと心が温かくなるような写真が本当は良いんですよ」とお言葉を掛けて頂き来年に向けての励みになりました。なかなか昔の様に時間は取れませんが、写真を撮る楽しみは忘れないようにしたいと思います。

その後、二川まつりに参加しました。
初めてご招待頂いたのですが、二川小学校とPTA、育成会、行政区が協力して、学校の表現学習の発表から始まり、バザー、模擬店、福引きなどアトラクションもある楽しい催しでした。
圧巻は最後の投げ餅
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大人も子供も大興奮!学校と地域が一体となって盛りあがっている姿に感動しました。

下庄校区の敬老祭ではアトラクションに博多にわか塾の皆さんが本場の博多にわかをご披露なさいました。
筑後地域ではあまり馴染みがない博多にわかですが、最長83歳、平均68歳の博多にわか塾の当意即妙な言葉遊びに会場は大爆笑。
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いやー久々に大笑いしました。笑いは健康の素、敬老祭にお越しのおじいちゃんおばあちゃん、来年も元気なお顔を拝見出来ること楽しみにしております!また下庄公民館のお世話役の皆さん、ありがとうございます!

9月議会一般質問のお知らせ

9月17日に開会した9月定例議会も代表質問が終わり、本日より一般質問が行われます。

私も下記の通り一般質問を行います。インターネット中継も行われますので是非ご覧下さい。

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板橋 聡一般質問のご案内
9月29日(月)午後1時20分頃(昼休み後、2番目(吉武議員の後)に登壇予定)

要旨
一、人口減少社会への対応について
  1.県における「まち・ひと・しごと創生」
  2.農村地域振興

インターネット中継はこちら
録画も10月2日木曜日頃から観ることができます
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5月に発表された日本創成会議の所謂「消滅自治体リスト」の衝撃は記憶に新しいところですが、その後政府は7月に「まち・ひと・しごと創成本部」設立準備室を立ち上げ、9月には石破茂氏が担当大臣に就任、第一回の地方創成本部初会合を開催と矢継ぎ早に対策を打っております。

その基本方針は「従来の延長線上にはない次元の異なる大胆な政策を中長期的な観点から、確かな結果が出るまで断固として力強く実行していく。」という断固たる決意を感じるものです。

福岡県が国の動きを受けて、どのように対応するのか、県南の主要産業である農業振興を絡め知事の姿勢を質す予定です。9月は予想外の色んな事情が立て込み、原稿作りの時間もままなりませんでしたが週末頑張ります!

9月23日、みやま市のみならず県南の医療の重要拠点であるヨコクラ病院の落成式が行われました。
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ドクターヘリ用のヘリポートを含め先進的な5階建ての新病院。
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私の後援会名誉会長をお務め頂いている日本医師会長である横倉義武院長と、ご令息の義典院長代行の地域医療に対する責任を情熱を感じる充実した施設となっております。
新ヨコクラ病院が県南の安全安心を支える拠点病院として益々大きな役割を果たされること、心より祈念しております。

景気雇用特別調査委員会視察

Facebookでもご報告していたとおり、所属している景気雇用特別調査委員会の視察で兵庫県と大阪府を訪問しておりました。

兵庫県では県議会を訪問し政策労働局より兵庫県が取り組む職業能力開発についてご説明頂きました。

中でも印象的だったのは、兵庫県立ものづくり大学校に併設された「ものづくり体験館」。兵庫の匠や企業OB、賛助団体等の熟練技能者が先生となり、調理・左官・石工・服飾・木工・電工・金工・造園等々中学生に対して匠の技を実演し体験指導を行います。平成25年度に本格オープンして初年度から申込み殺到で、予算一杯一杯の102校1万2千人以上が利用しています。今年度もほぼ同じ規模の参加者を見込んでいるとのこと。

中学生位の多感な時期に、実際の職人技に触れる事は子供達にとっても将来の進路を左右するような大きなきっかけになると思いますし、企業OBなど地域の先達にとっても後輩達へ自らの分身とも言える熟練した技能を披露することはやりがい有ることでしょう。

大阪府では府の施設である「ものづくりビジネスセンター大阪(MOBIO)」と「OSAKAしごとフィールド」を視察。
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特徴的だったのは、本庁の担当課が本庁舎ではなく丸ごと施設内に入り込み施設運営、事業運営にきめ細やかな携わり方をしていました。また普通2-3年で人事ローテーションが行われる公務員ですが、こちらの担当者の方は10年以上の方が居たり、その道のプロとしてビジネスマッチングや就業支援に取り組んでいます。官のビジネス支援や就業支援において、相談者との信頼関係構築は大切で、その点でローテーションの長期化は有効だと思います。

また、広報や施設の雰囲気がなんか「役所」っぽくない。
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ちなみに「レイブル」とは「Late bloomer(遅咲き)」の意味で、働いていない所謂ニートと呼ばれる人々の中で働く意欲を持ち行動をする人々を「レイブル」と呼んで、効果的な就業支援策を講じているとの事。
業務委託されているパソナの担当者に聞いたところ、これはパソナだけの方針ではなく大阪府が主導で「役所っぽくない」雰囲気作りを行っているとの事でした。

それと、所謂ブラック企業等を排除して、就業者がトラブルに巻き込まれないような中小企業を大阪府自らが金融機関と協働でピックアップし、冊子に纏めた「関西優良企業就活ガイド」
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大企業指向が強まり、求人に苦労している中小企業にとっては行政のお墨付きになります。一方で、公平性の観点でどうなんだろうという議論もあり、よくここまで踏み込んだなぁというのが率直な感想です。

民間企業では、東大阪が産み出した世界一企業「ハードロック工業」を訪問しました
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この会社、知る人ぞ知る「世界一緩まないネジ(正確にはナット)」を発明した会社です。写真は「ナニワのエジソン」こと若林克彦社長。

鉄道車両・施設、エネルギープラント、鉄塔、橋・道路等々、最近では東京スカイツリーに40万本が使用されていたりするハードロックナット。開発されて40年以上経っていますが、未だにこれを置き換えるような製品が出てこないというのが凄い。まさにコア・コンピタンス。若林社長から直接開発秘話などをお話し頂き大変参考になりました。

広島土砂災害に思う

広島の土砂災害発生から一週間が経過しました。現時点で犠牲者70人、行方不明者18人を数える未曾有の大災害となり、犠牲となった方々に心からご冥福をお祈りすると共に、一日も早い復旧復興を願うばかりです。自然災害を100%防ぐことはできませんが、本当にやり切れない気持ちになります。

2年前の九州北部豪雨で私の地元は堤防の決壊や道路の冠水などによる水害に見舞われましたが、増水の様子など視覚による状況判断がある程度出来る水害と違って、土砂災害は音や匂いにより危機を察知しなければならず、局地的な豪雨では発生箇所も予測し辛い。一度発生すると広島の土砂は時速140キロ以上のスピードで襲いかかったそうで、スピード、破壊力ともに想像を絶します。

避難勧告のタイミングや、激しい雨と雷の中防災無線がまともに機能するのか?避難するにしても明け方4時という時間的な難しさなど、様々な課題を突き付けられたと思っています。また行政側の対応だけではなく住民一人一人の防災意識を普段から研ぎ澄ます必要も有るでしょう。

福岡県では13150有る土砂災害危険箇所について全ての土砂災害警戒区域指定を終えていますが、油断は出来ません。局地的な集中豪雨により、地盤が緩んだり、過去対策を打っている箇所が劣化していたりする場合も有ります。治水、砂防の対策は地味で評価されにくいですがしっかり対応するよう県にも働きかけていきます。

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景気雇用特別委員会の為に県庁へ向かうと、大河ドラマ「軍師官兵衛」が九州編に入ったからか、県庁入り口にある官兵衛関連の展示コーナーが豪華になっていました。

早稲田大学バドミントン部の御縁

8月11日から15日のスケジュールで、早稲田大学のバドミントン部が筑後広域公園体育館にて合宿を行っています。
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私自身はバドミントン部OBではありませんが、私のブログをご覧になった早稲田大学OBで崇城大学にご勤務の石黒先生より、稲門のよしみでご案内を頂き激励に伺うことになりました。

折角ならということで、これまた私の母校である山門高校のバドミントン部に声を掛け、練習に混ぜて頂けることとなりました。
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山門高校のバドミントン部は荒木顧問の下、インターハイ出場を目指して練習を積み重ねており、先日も男子ダブルスが福岡県大会で優勝したとのこと。その2人が胸を借りることになりました。

迎え入れる早稲田大学バドミントン部は全日本学生選手権や関東大学リーグ優勝を目指す、日本のなかでもトップレベルの集団。高校生では体力的にも技術的にも大変厳しいものがあったかと思いますが、地方にいては触れる事も難しいトップレベルの選手達に揉まれ、練習姿勢を含め大変勉強になったと思います。これをきっかけに地域のバドミントンを牽引して、更なる高みを目指して欲しいと思います。

日本バドミントン協会の専務理事であられる今井監督や、ロンドンオリンピック銀メダリストのコーチとしても名高いルネサスの本田コーチともお話しさせて頂き、世界のバドミントン情勢、自治体のスポーツ大会誘致やオリンピックのキャンプ地誘致などについて貴重な情報を頂きました。2020年のオリンピックパラリンピック東京開催に向けて、現在福岡県ではオリンピックキャンプ地誘致をめざし、自治体と誘致連絡会議を設立しております。またスポーツを基盤とした広域地域振興プロジェクトの研究会が今年から立ち上がっております。今日頂いたヒントを参考にして今後の県政に反映させていきたいと思います。石黒先生からは筑後広域公園体育館の施設としての素晴らしさを評価して頂き、今後ともいろんな形で交流をしていこうと盛りあがりました。

しかし、筑後広域公園の体育館のお陰で合宿が開催され、私がブログに書いた稲門会の記事から派生して様々な出会いがあり、ひょんな御縁から色々と繋がるんだなぁと感動した次第です。忙しさにかまけて更新が滞りがちなブログですが、もっと頑張りたいですね。

さて、お盆。それぞれのご家庭で御霊をお迎えされていることと存じます。
昨日はみやま市にて遺族会が主宰するみたま祭りが、古賀誠福岡県遺族会連合会長をはじめとする多くのご来賓をお迎えし開催されました。
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遺族会の皆様のお陰で今年も美しくライトアップされた忠霊塔。英霊の御霊が安らかなることを心よりお祈りすると共に、遺族会の皆様の常日頃の活動に心より感謝したいと存じます。
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警察庁への陳情&皇宮警察

私は現在福岡県議会の警察常任委員会副委員長を仰せつかっていますが、この度野原委員長と共に警察庁を訪問し陳情をして参りました。
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主たる内容として

(1)暴力団壊滅のための抜本的措置として、新たな捜査手法の導入など法的措置、街頭防犯カメラ設置に対する自治体への財政的支援等
(2)暴力団対策の充実強化として、福岡県に対して捜査員・機動隊員の派遣継続、資機材車両の整備強化、暴力団犯罪捜査員への手当拡充等
(3)特殊詐欺撲滅に向けた水際対策の強化として、レターパックや宅配便が送金手段に使われる疑いがある場合の通報制度導入、携帯電話を不正取得し詐欺に使われないよう対策強化等
(4)治安基盤の充実強化として、凶悪犯罪・暴力団対策の推進の為に地方警察官の定員基準拡大、警察車両の充実、高齢者による交通事故対策として交通安全施設の充実

をお願いし、また福岡県に向けては既に暴力団対策として、全国の警察本部から捜査員・機動隊員を派遣して頂いておりそちらの御礼もしてきました。対応して頂いた組織犯罪対策部暴力団対策課長からは、福岡県警の樋口本部長が不退転の決意で暴力団対策に取り組んで頂いている事を高く評価して頂き、県下の状況について危機感を共有する事が出来たと感じました。

平行して、同様の陳情を福岡県選出国会議員に対しても行いました。来年度以降の政策への反映を切望するばかりです。

また昨日は皇宮警察本部を視察してきました。
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あまりご存じない方も多いかも知れませんが、枢密院の流れを汲み皇室守護という任務に特化し、全国の警察本部の中で最も定員が少ない(福岡県警本部が約1万人に対して、皇宮警察本部は約920名)のが皇宮警察です。
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同じ警察庁とは言え、枢密院をルーツにする皇宮警察は、事件の犯人を探して逮捕するという業務は殆どなく、皇室を護る為に警備・護衛・警戒・警防に特化した組織体制は我々が接する県警本部とは全く異質でした。

実は皇宮警察、定員数に対して福岡県出身者が多いらしく50名以上いらっしゃるとの事です。今回の視察の対応をして頂いたのも北九州市門司出身の方で、事前準備から説明まで大変懇切丁寧に対応をして頂きました。普通では入れない皇居の部分まで見学させて頂き大変勉強になりました、本当に有り難うございます。

ライオンズカップ開会&九州沖縄防衛議連総会

昨日より第15回瀬高ライオンズカップ杯みやま市少年ソフトボール大会が開催されます。
私はみやま市少年ソフトボール連盟会長として開会式のご挨拶をさせて頂きました。

みやま市少年ソフトボール連盟は8チームが加盟しています。決して多いとは言えませんが、その中から今年は大和ファイターズが県大会を優勝し8月9日から開催される九州大会に進出が決まりました。また先週末開催された第20回筑紫野市長杯小学校ソフトボール大会では36チームを勝ち抜き大江少年ソフトボールクラブが優勝の栄冠を手にしました。
みやま市民として地元チームの活躍を大変誇らしく思います。
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瀬高ライオンズカップは、瀬高ライオンズクラブの皆さんが地元少年ソフトボールの活発化とレベルアップを図るために開催して頂いているナイターのリーグ戦です。土日に行われるトーナメントタイプと違い1ヶ月近くで行われる長丁場、自ずと戦い方も違ってくると思いますが、今後控えるレインボーソフトボール大会など大きな大会に向けて鎬を削って欲しいです。

また昨日は九州沖縄防衛議員連盟連絡協議会総会が福岡県で開催され、九州・沖縄の8県24市町から防衛議員連盟が参加しました。
護衛艦「あしがら」や自衛隊装備品の見学を行った後、航空自衛隊西部航空方面隊司令官の宮川空将から「我が国を取り巻く安全保障環境と航空自衛隊の活動」というご講演を頂きました。
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地政学的に九州・沖縄は古来から重要な国防の要所であります。また一昨年の北部九州豪雨等大規模災害の時には自衛隊の災害対応が被害の拡大を防ぎ迅速な復旧を果たせました。
様々な情報収集や意見交換を行い、正しい知識の下自衛隊の活動実態に理解を深め、防衛意識の啓発を図る事は大切です。各地の防衛議連が住民の皆様と自衛隊の相互理解に寄与する事を期待します。

その防衛議連の見学会の最中、机からカメラを落としてしまったのですが、見事に液晶が割れてしまいました
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そんなに高い机じゃなかったのですが、、、、重宝していたカメラなのにショックです。

カリフォルニア州視察完了

7月14日から3泊5日でカリフォルニア州を視察して参りました。

福岡県が既に友好提携しているハワイ州以外にも、米国本土で連携が模索できないかというテーマで、福岡県が事務所を設置しているご縁もあるカリフォルニア州に白羽の矢が立ちました。
カリフォルニア州は自動車による排ガス問題や水問題、IT・新エネルギーなどで福岡とも共通点が多い州です。また、日本で唯一県の事務所を置いているのが福岡県。カリフォルニア州政府、在サンフランシスコ総領事館、JETROロサンゼルスや600人の会員を誇る南加福岡県人会・サンフランシスコ福岡県人会との意見交換など、短い行程でしたが充実した内容でした。
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特に水素自動車に関しては、州政府として100カ所の水素ステーションを早急に設置し、普及を加速させたいとの意向をブラウン州知事が持っており、福岡県としても連携には大いに意味があります。
カリフォルニア州は1994年に大阪府と既に友好姉妹都市提携を結んでおり、一つの州で複数の日本の都道府県と提携できるのか?ちょっとハードルが高いのは正直なところですが、今後、議員間の交流や、現地福岡県事務所や福岡県人会を有効活用して部分的な連携も視野に入れ友好関係を模索できないかと思います。

これから報告書まとめを始めねば。。。

時差ぼけのせいか、この時間でも眠れません、決して眠くない訳ではないのですが、海外出張はコンディションの調整が大変ですね。

帰りの飛行機で「ガリレオX 科学との付き合い方」というビデオを見たんですが、これが面白かった!
統計の悪用により、相関関係をあたかも因果関係のように錯覚させるような物の言い方は以前から気になっていたのですが、そんな心のモヤモヤを晴らしてもらいました。「科学的に証明されている」という決め台詞に惑わされること無く、慎重に物事を見極めなければなりませんね。

台湾・故宮博物院展

ちょっと書きそびれてた台風8号関連のメモ。

台風8号は幸いにして福岡は被害が殆ど無かったのですが、台風が北西側を通過するか、南東側を通過するかで影響が全く違う事を再認識しました。
テレビなどで「7月では観測史上最強クラスの台風」や「沖縄に特別警戒」「命を守って下さい」など強烈なメッセージが流れていたため、肩透かしを食らった方で報道が大げさだとの批判もあったようです。
古屋防災担当相が特別警戒を発表した頃、[空振りを恐れず、被害を最小限に留める」と仰っていました。しかし安全サイドに流れ過ぎて、いつも三振ということになると、警報の受け止め方が「またか」となる。また、台風にばかり注目が集まり、刺激された梅雨前線による集中豪雨への警戒が心理的に薄れたかも知れない。結果論だけで語るとどうとでも批判は出来るから、本当に難しい判断だと思います。
私自身、台風シーズンはじめに防災グッズや避難経路の点検が出来た事に意味があると思ってます。今後も様々な警戒警報が出された際は、油断しないようにしたいですね。

この秋、九州国立博物館では台湾・故宮博物院展が10月7日から11月30日の予定で開催されます。
既に6月24日から東京国立博物館でも開催されており、門外不出の「翠玉白菜」には押すな押すなの長蛇の列。最長4時間待ちの日もあったとか。
九州国立博物館では「翠玉白菜」と並ぶ秘宝である「肉形石」が展示されます。こちらも10月7日から20日までの期間限定なので混雑が予想されますが、本当に楽しみです。
この展覧会は、東京と日本国内もう一カ所で開催が予定されておりましたが、日台友好議員連盟で台湾との友好を推進していた福岡県議会から平成24年10月に議員団を派遣し、強く福岡開催を要望し実現したものです。

先日台湾駐福岡経済文化辦事處の戎所長から、故宮博物院展を記念した「故宮経典文物郵票別冊」なるものを頂きました。
中には「翠玉白菜」と「肉形石」等の記念切手やポストカードが!
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戎所長、いつも細やかなお心遣いありがとうございます。展覧会サポーターとしてソフトバンクホークスの王貞治会長などが就任され、段々と機運が盛りあがりつつあり、私も日台議連の一員として盛り上がりのお手伝いをしたいと思った次第です。