柳川の熱い一日-琴奨菊関大関昇進水上パレード

本日は柳川出身の琴奨菊関の大関昇進を祝って水上パレードが行われました。
水郷柳川はお堀を「どん小舟」と呼ばれる小さな船で移動する「川下り」が有名ですが、大関から更に上を狙って貰わなきゃいけませんので縁起を担いでパレードは御花を出発して三柱神社へ向かう「川上り」。
船の数も「15勝(しょう)」とかけて「15艘(そう)」。
私は、琴奨菊関の御家族と一緒の2番船に乗せて頂きました。御家族の手により船には琴奨菊のお祖父さんの遺影が。
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思わずパレードが始る前からうるうるしてしまいました。

しかし今日の柳川は凄かった。一体どこからこんなに人が集まってくるんだろうと思うほどの人人人
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掘割り沿いに途切れること無く琴奨菊関への祝福を送る人たちで埋め尽くされました。その全ての人たちが笑顔笑顔!その様子はあの九州新幹線のCMを彷彿とさせられウルウルしそうに。同乗した方も「こんなにみんなが笑っているのは久しぶりに見た」と満足そうでした。

そして市民栄誉賞授与式の行われる三柱神社に到着、ここもまた凄い人
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後援会長である立花柳川商工会議所会頭も「ここにこんなに人が集まるのは初めてじゃないと?!」と目を白黒させていらっしゃいました。柳川警察の牧野署長によると署員の半分が琴奨菊関連の警備に当たっていたとのこと。また新聞によると約2万人の人出だったそうです。
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柳川名物どろつくどんもお出迎え。
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拝殿にて参拝後、式典会場にて市民栄誉賞が授与されました。副賞は琴奨菊関の体重と同じ174キロのお米と有明海で取れた海苔。これで更にパワーアップして九州場所も是非好成績を残して欲しいです。
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琴奨菊関の受賞スピーチは人柄が滲み出てくるような朴訥で誠実なものでした。
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最後は歓喜の万歳。私は壇上右から三番目に映ってます。

この地域は高齢化率が高いと言われています、でも今日のパレードの熱気に触れ事でこの地域の底力を感じました。琴奨菊関から頂いた元気をきっかけに、柳川が、この地域が益々元気になることを心から祈っています。そして次は初優勝の凱旋パレード、そして横綱昇進パレード、夢は膨らむばかりです。頑張れ琴奨菊!
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9月議会終了!&美術展に出品しました

9月議会は10月7日に無事終了しました。また私の一般質問も福岡県議会のWEBサイトにて公開されたようです

平成23年9月定例会
10月3日 一般質問
自民党県議団  板橋 聡
一、筑後広域公園について
一、県職員の研さんについて
一、福岡県総合計画について

前回よりちょっとはゆっくり喋れていますが、カミカミになっている箇所が多くこれは反省。午後3番手ということもあり議場の雰囲気がちょっと疲れていたからでしょうか、私ももうちょっと元気を出して議場を巻き込むくらいの迫力が必要だったかも知れません。一方、知事の再答弁に対する最後の要望は個人的には熱く語れたなと思います。一歩一歩前進するよう努力を続けなければなりません。

さて本日はまいピア高田という施設で「第五回みやま市総合美術展」が開催されました。
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第5回ということもあって年々レベルが高くなっております。
私も写真の部に出品し入選させて頂いたため、会場に作品が飾ってあります。10月14日まで開催されておりますので皆さん是非のぞきに行ってください!

その後山中地区の若宮神社の竣工奉祝祭に行ってきました。
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若宮神社は県道湯辺田瀬高線の拡幅整備工事に伴い、移転する事となり約110年振りに再築することとなりました。古くからの地権者が30名以上いらっしゃり所在が不明な方も多い中、その手続きは困難を極めましたが建設委員長である田中区長はじめ皆様のご尽力により今日の竣工を迎えることができました。
多くの方々が男泣きをされているのを目にして、この神社が地域の皆様に愛され地域の発展を今までもこれからも見守っていくのだなぁと感動しました。
奉祝祭後の直会では施工業者さん及び棟梁と「今日の酒が一番旨か!」と満面の笑みで杯を酌み交わさせて頂きました。本当に関係者の皆様ご苦労様でした。

東日本大震災における陸上自衛隊第四師団の活動

先日のブログでご報告しましたが、去る9月28日に私が所属している防衛議連にて講話会が開催されました。講師は陸上自衛隊第四師団長 陸将木野村謙一氏。演題は「東日本大震災に伴う災害派遣における第四師団の活動」。

講話は15分間の災害派遣活動の模様を移したビデオ鑑賞から始りました。約70日間の活動をBefore/Afterで表現したりして、自衛隊の皆さんの活動が如何に被災地に貢献したかひしひしと感じられるものでした。特に映像の最後、派遣活動から引上げるシーン、避難住民の見送りの姿に涙が止まりませんでした。「自衛隊の皆さんがいるだけで安心できました」という横断幕を掲げ、笑顔で手を振る被災者。救助活動、遺体捜索、瓦礫除去だけでなく炊き出し、医療、慰問演奏などまで幅広くまさに粉骨砕身努力してきた自衛隊の皆さんに対する厚い信頼を感じる映像でした。
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その後、木野村師団長から講話がありましたが、印象的な部分をご紹介します:

  • 地震当日の正式な出動命令は22:45だったが、14時の段階で出動を予想し準備を整えていた。
  • 九州北部は地政学的に自衛隊オペレーションの要であり、7000人いる師団ではあるが、全員を派遣するわけにはいかなかった。最大で4000名程度の派遣
  • 救助出来たのは1名、遺体捜索は521体の発見。これは震災後2日以上経って現地に入ったため。初動という意味では地方駐屯地の重要性が改めて認識された。
  • 震災復興においては首長のリーダシップと市民の意識が問題。常日頃からの首長と市民の距離が大切。
  • 自助・共助の気持ちを失わないよう、何でもかんでも自衛隊がやらない。そうしないと自衛隊依存に陥って、本当の復興から遠のいてしまう。
  • 自衛隊員は被災地の悲惨な状況に過剰適応してしまい、ハイな状態になり頑張りすぎてしまう傾向有り。無理にでも休ませるよう努力した。
  • マスコミのスタンスはこれまでの自衛隊活動ではあり得なかった程概ね好意的。ただ相変わらず伝聞情報でいい加減な事を書くマスコミもいた。その場合、傷つくのは自衛隊では無く、共に行動しているボランティアだったり市職員だったりする。

また最後に今回の活動を通じて、今後の災害対応のための提言も頂きました:

  • 防災と防衛は似て非なる物。国の防衛においては彼我の心理的要素が抑止力となるが、防災に情けは通用しない。
  • 駐屯地の存在意義の再認識。過去駐屯地を集約せよという議論もあったが、今回の震災で、初期行動が救助出来る人数に大きく影響する事が痛感された。遠方から被災地に乗り込んでも時間的に助けられる人は少ない。
  • ワーストケースシナリオに基づく防災計画が必要。発生予測が高い災害に対して準備することは大事だが、それだけでは不足している。①蓋然性の高いもの(台風・地震など) ②蓋然性は低いが被害が大きいもの(原発) ③複合事態となるもの(気仙沼では津波で油タンクが破損。燃料が街中に広がり大火災を引き起こした)のように優先順位をつけてあらゆる事態に対処できるよう立案すべき。
  • 平素からの行政・指定公共機関などと自衛隊の連携が大切。自衛隊運用を熟知した人間の行政機関への登用が有効では。村井宮城県知事は自衛隊出身で、今回の震災に於いて宮城県が一番自衛隊との連携はスムースではなかっただろうか?(ちなみに福岡県には自衛隊OBの受け入れは無い)
  • イベント的訓練から「みちのくアラート2008」のような実践的訓練への深化。

私の備忘録みたいになってしまいましたが本当に素晴らしい講演でした。ご興味の有る方はお問い合わせくださればもうちょっと詳しくご説明します。とにかく自衛官の皆さんの士気の高さがひしひしと伝わってくる講話でした。本当に有り難うございました。

想いを語る夢を語る

10月3日(月)に一般質問をさせていただく事になりました。今回は筑後広域公園や県職員の研鑽について県民幸福度の視点から質問をしたいと思います。私の順番は午後3番目ですので恐らく2時半過ぎかと予想します。傍聴ご希望の方連絡下さい。またこちらのページ(http://www.fukuoka-pref.stream.jfit.co.jp/)で生中継を行ってますので、ご興味有る方は是非ご覧下さい。

議会中、特に質問をする場合とにかく忙殺されます。議会の前後に執行部に資料要求したり、外部の方含め関連各所にヒアリングなどをする為昼の休憩時間すらもったいなく思える程です。そんな中で2つほど感動的な事がありました。
陸上自衛隊第四師団長木野村謙一様御講話
1つは所属している防衛議員連盟が開催した懇話会。陸上自衛隊第四師団の木野村謙一師団長が東日本大震災に災害派遣された第四師団の活動についてお話して頂いたのですが、これが素晴らしかった。第四師団7000人を率いるトップマネジメントしての使命感、被災地復興に対する想い、そして冷静沈着な分析に震えました。是非皆様にお伝えしたい内容ですので、議会が落ち着いたらブログにて報告したいと思います。

もう一つは、昨日行われた一般質問で日本開催が決まっている2019年ラグビーワールドカップの福岡誘致について自民党福岡県議団の先輩でもある鬼木誠議員が質問されたのですが、議場の全ての会派からあれだけの万雷の拍手(しかも大変前向きな答弁をした知事にまで拍手)が起こったのには驚きと共に感動しました。なにかと暗い話題が多い昨今ですが、だからこそ夢・理想を語り人々を鼓舞し自ら先頭に立ち行動する事が必要なんだと思い知らされました。この質問内容は来週水曜日頃には先程紹介した福岡県議会中継のページに動画がアップされると思いますので、ご興味有る方は是非ご覧下さい。

祝!新割引切符

10月1日から九州新幹線の日帰り二枚切符が発売されるそうです。博多ー筑後船小屋 片道2260円が往復3200円になります。ただし有効期限は一日限り。

博多ー筑後船小屋間の選択肢は、4000円で30日間有効な二枚切符と3200円で1日だけ有効な日帰り二枚切符の二種類なります。先日九州自立の会でJR九州唐池社長にお目に掛かった際「もっと安くして下さい!4枚切符は出来ませんか?」とお願いしたら「4枚切符は難しいですが・・・」と言ってニヤリとされたのはこの事だったのでしょうか。この割引切符のお陰で地方から博多へのアクセスはもっと身近になること間違いなしですが、それだけで満足せず逆に筑後船小屋はじめとする各駅周辺の魅力を向上させて博多からのお客様を呼び込むチャンスと捉えなければと思います。

そう言えば、先日山門青年会議所が九州クリエイターズマーケット内で作成したモザイクアートが九州新幹線筑後船小屋駅構内に展示されることになりました。
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現在展示するために保護加工を施しているそうで準備に時間が掛かっていますが、4ヶ月間程度の期間、改札を入って右手奥にて皆様のお目にかかれる予定です(展示されたらまた報告します)。約15000枚の写真を幅7.2mx高さ2.4mの巨大パネルに貼り付け筑後船小屋駅から見える風景を表現したモザイクアート。是非ご覧下さい!

ちなみに私も多数プライベート写真を提供しております。10年以上前の飲み会の写真とか懐かしい(恥ずかしい?)想い出写真も混じってますが、万が一見つけても見て見ぬ振りをして下さい。

9月議会開始&新地方公会計制度勉強会

本日より9月の定例議会が始りました。
冒頭小川県知事より提出議案の説明があり、補正予算案をはじめ暴力団廃止条例改正案や副知事人事など20の議案が提出されました。
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恒例のニュース画像です。上段中央が私、その手前の面々は同期当選の方々です。議会がはじまると議員控室の雰囲気もピリッといつも以上に引き締まり、我々一期生の表情にも緊張が滲んでます。代表質問は9月27日、一般質問は29日からの予定です。

今日は本会議終了後、全議員を対象に「新地方公会計制度勉強会」が日本公認会計士協会北部九州会の篠原会長、関西学院大学の石原教授、新日本有限責任監査法人吉村副室長を迎えて開催されました。これがもの凄く面白かった。
2時間の勉強会でしたが、時間が全く足りない位でした。石原教授の「住民は一つ一つの行政サービスに掛かるコストの情報が不十分。受益額とコストが透明になると増税論議も建設的になるはず」という見解は正鵠を射ていると思います。また吉村副室長は「発生主義」「複式簿記」の視点から福岡県の財務諸表を用いて財務分析をして頂き、現在の県財政に対する危機感を煽られてしまいました。
私自身は民間企業の複式簿記で育ってきたので、どうしても自治体財務諸表には違和感と煙に巻かれるような消化不良を感じています。ただ、自治体の特殊性もありますので全く民間企業と同じシステムを適用するのも難しいでしょうが。。引き続きこの件については研鑽を積みたいですね。

これからも笑顔を宜しくお願いします

本日はとある特別養護老人ホームの敬老祭に出席してきました。
入所者・デイケア併せて約90名のお年寄りとその御家族が参加されており大盛況でした。100歳の入所者が2名いらっしゃって、お二人には総理大臣・県知事・市長からの表彰状と記念品が有りました。もちろん総理や知事はお越しではないので、たまたま私がご指名にあずかり総理大臣と県知事の表彰状を代読させて頂きましたが、代読とはいえ「内閣総理大臣野田佳彦」と言うところは緊張したなぁ。
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敬老祭の最後に入所者とデイケアサービスを受けている方からそれぞれ謝辞がありましたが、入所者の100歳の女性が立派にご挨拶をされたのにはびっくりしました。またデイケアの男性は「笑顔は良いですね、職員のみなさんの笑顔のお陰でまだまだ生きております。これからも笑顔を宜しくお願いします。」と謝辞を締めくくられ、その暖かい心遣いに胸を打たれると同時に笑顔でいる事の大切さを思い知らされました。
高齢化社会と言われる現状ですが、逆に言えば日本はお年寄りが多い国。お年寄りに元気になって貰うことが日本の活力のために重要です。来年もホームの皆さんの笑顔に触れることが出来ればと思います。

九州の自立を考える会設立総会

昨日は「九州の自立を考える会」設立総会が福岡県庁議会棟本会議場にて開催されました。
九州広域行政機構の呼びかけ人でもある大分県の広瀬勝貞知事が基調講演を行い、来賓として各県の議会を代表して佐賀・熊本・大分・鹿児島の県議会議長そして九州議長会会長、九州財界からもJR九州唐池社長はじめ多数のご列席を賜りました。
九州広域行政機構の構想は既に九州知事会で合意していますが、その運営には地域住民の意思を反映する仕組みなどが必須となり、組織イメージは二元代表制となります。故に各県議会が広域行政機構の二元代表の一翼を担うべく議会主導で「九州の自立を考える会」が発足するに至りました。今後は考える会をベースに各県の議会と連携を取りながら広域行政機構の実現に向けて邁進することとなります。
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総会後の懇親会では金子万寿夫鹿児島県議会議長が二元代表制の中での県議会議員の重責について熱く感動的なスピーチをされました(上記写真がその模様)。
ところで私はこの総会/懇親会にて進行役を担当させて頂いたのですが、初めて本会議場の執行部側の席(つまり普段は知事達が座っている側)に座って議事進行をしました。議員席はもちろん傍聴席や記者席からの視線をまともに受ける執行部の雛壇は、普段とは全く違うプレッシャーがある事を知り、来週からの定例議会に向けて良い経験をさせて貰いました。

先日「軽油取引税等の免税措置恒久化実現福岡県漁民大会」に参加したのはブログでご報告した通りですが、その際ご臨席されていた福岡県選出の松山政司参議院議員が本日(9月16日)13時から代表質問に立たれ、早速軽油取引税免税措置などについても質問されるそうです。漁連関係者の方にもお知らせして、NHKで放送があるようなので私はTVかラジオにて応援したいと思います。

福岡県総合計画審議会

本日は福岡県総合計画審議会に委員として参加してきました。
この審議会、昭和61年に発足したようです。麻生県政時には14年間の長期計画を策定していましたが、時代の変化に遅れない為にも、今回は小川新県政の下で10年先を見据え、実効性のある5年間の長期計画を立てるのが目的です。前職のサラリーマン時代にお世話になった北九州市の政策部長と偶然再会したり、唯一の学生から選出された委員が我が地元みやま市出身だったりと、不思議なご縁を感じる会でした。
夜のNHKニュースを見ていたらちょっとだけ取り上げられてました
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おっと右上に私の姿が↓
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報道の内容としてはプレスリリースをそのまま取り上げるような感じで、ちゃんと議論の場まで取材していないのが伝わってきて寂しい気がします。

その後県庁議会棟に立ち寄ると一階に「九州の自立を考える会」のオフィススペースが出来てました
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着々と動き出しているなぁ。15日の九州自立の会設立総会では懇親会の司会を仰せつかる予定です。

「九州の自立を考える会」と都久志会館の想い出

先日「九州の自立を考える会」の記者発表がありました。

九州の道州制を視野に入れて地方分権推進の政策提言をする「九州の自立を考える会」が、福岡の県議や経済人によって15日に設立される。今後、福岡以外の九州各県でも県議会主導で同様の組織をつくるよう働きかけ、相互に連携を図るという。(略)
引用元: asahi.com(朝日新聞社):「九州の自立を考える会」設立へ 福岡の県議ら分権推進 – 社会

私もこの会には参加しておりますし、私が副委員長を務める広域行政推進対策調査特別委員会(以下『広域行政特別委員会』)は地方分権や九州広域行政機構を調査することが一つのテーマとなっています。
道州制や地方分権等は馴染みがあるもののなかなか奥が深いです。(1)国の持つ財源・権限を地方に渡していくという分権と、(2)既に地方自治体がもっている権限を集約して横断的に執り行うボトムアップの分権と、(3)国の出先機関が行っている広域性のある事務を新しい枠組み(具体的には九州各県が受け皿となる広域行政機構を設立する)に移管する分権等があります。

(3)については橋本府知事で有名な関西広域連合があります。ただし、九州広域行政機構に関しては九州知事会として合意をしておりますが、関西広域連合は奈良県が不参加を表明しており国の出先機関の権限委譲については効果が懸念されます(奈良県の為だけに国の出先機関が必要となる可能性あり)。法制度的には(2)の既存権限を集約して広域で執り行う事については整備が進んでいますが、(3)については対応案(ただし財源については不明)が内閣府から出された状況でまだまだ整理していかなければならない部分多いです。

いずれにせよ、今大きく状況が変化しつつある分野ですのでとてもやりがいのある仕事なので楽しみです。

さて、昨日は「軽油取引税等の免税措置恒久化実現福岡県漁民大会」に参加してきました。
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もともと軽油・A重油の軽油取引税は道路特定財源だったので、道路整備とは縁の無い漁業用船舶や農林水産業の作業機械の燃料として使用する場合は恒久免税されていたのですが、平成21年4月に軽油取引税が一般財源化されたため、3年間の臨時措置として免税されていたのですがいよいよ平成24年3月末にて免税期間が終了。野田新内閣が増税路線に舵を切っている中、特別措置では無く恒久免税化を要望するために行われた集会です。私の地元有明海の海苔漁家の方々も多く参加されており、会場には大漁旗が四方に飾られて凄く勢いを感じると同時に漁家の皆さんの切実な想いがひしひしと伝わってきました。

余談ですが、この大会が行われた「都久志会館」はコンサートでも使われることが多く、若かりし頃何度か足を運んだ記憶があります。あの憧れのアーティスト達が演奏していたステージに座ってるのかと思うとなんとも言えない不思議な感慨がありました。ホノルルマラソンを2006年に一緒に走ったジェイクシマブクロさんが10月にはコンサートを予定しているようですね。久しぶりに観客として都久志会館に行ってみようかな。

柳河特別支援学校訪問

本日は柳河特別支援学校を訪問してきました。
柳河特別支援学校
創立は明治42年、柳河訓盲院として視覚障害者の教育を行ったのが始まりで、現在は筑後地域の視覚障害・肢体不自由・病弱の3つの部門の教育を担う県立学校です。
視覚障害においては一番多いときは150名ほどの生徒数だったそうですが、医療の発達により早期の発見治療が可能になり、普通学校にて治療を受けながらの教育が進み現在の生徒さんは10名でした。一方、昨年筑後支援学校から移管された肢体不自由部門は50名の生徒さんがいらっしゃいます。
医療的ケア体制など学校生活をおくる上でのハードルは大きいのですが、校長先生はじめ教職員の皆さん限られた予算の中でも一所懸命安心安全を確保し充実した学校生活が送れるよう努力されている姿勢がよく伝わってきました。一方で、普通学校の感覚では見過ごされがちな施設面の細やかな配慮が足りない部分もあり、こういう点は出来るだけ速やかに改善するよう働きかけていきたいと思います。

学校説明の時に、「我が校の校歌を是非聴いて下さい」と紹介された校歌は本当に素晴らしかった。
詞は柳川出身の詩人北原白秋が昭和11年6月に寄贈、曲は「赤とんぼ」等数々の名曲を生み出した山田耕筰が昭和11年9月に寄贈しています。是非メロディーと一緒にご紹介したい所ですが、詞だけ掲載しておきます

一 人なり思へ朝     明らかに色に観ずとも
  日の光額に感じ    心眼つねにひらく  
  あふれよ歓喜     生きて われら輝く 

二 水の上きけよここに  かぎりなく柳吹くもの
  微風を頬に感じ    心耳よひとり澄ぬ  
  さぐれよかの空    生きてわれら輝く  

三 幸ありゆけよともに  陰ながら誠ある道  
  世の命 指に感じ   心頭つひにすずし  
  報せよ國恩      生きてわれら輝く

この歌詞は「柳河盲学校校歌」として寄贈されましたが、昨年学校再編で柳河盲学校から柳河特別支援学校となった際も校歌はそのまま残したとの事です。

そして、白秋自身も晩年眼底出血により視力を失っていたというエピソードを教頭先生から紹介されました。「だからこんなに視覚障害を真っ正面から捉え、切なくも力強く美しい歌詞が書けたのか!」と一人勝手に納得していましたが、よく調べてみると実は白秋が視力を喪失したのは昭和12年。この歌詞を寄贈した翌年の事でした。改めて北原白秋の才能に感動しました。

この歌詞に込められた「心眼」「心耳」「心頭」は柳川特別支援学校の教育信条にもなっています。この学校で学んだ生徒さん達が「心眼」「心耳」「心頭」を磨き社会へ羽ばたけるよう、私も県議の立場でできる限りの努力をさせて頂きたいと思います。

ささやかなサプライズ

台風一過で今朝は秋の気配が感じられます。
9月は20日より「9月定例議会」が開催されます。それに合わせて所属している総務企画地域振興常任委員会が明日開催。また副委員長を務める広域行政推進対策特別委員会の勉強会が明後日開催。来週は議員総会と、議会モードに突入です。6月議会が7月下旬まであったので、あっという間に次の議会。本当に慌ただしい気がします。今回も一般質問を出来ればしたいと思っていますが、同期当選の自民党県議団の中でもまだ一般質問をされていない先生がいらっしゃるので、状況を見ながらの対応になりそうです。いずれにせよ突然の指名が有っても良いように準備だけは進めるつもりです。

みやま市の月刊広報誌が先日配布されたのですが表紙を見てびっくり。我が家の息子達が表紙に!
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嫁さんに聞くと、先日みやま市の「つどいの広場」に子供を遊ばせに行った時に市の広報の方が写真撮影にお越しになっていたとの事。「良い写真が有ったら広報誌に使うかも知れません」と一言説明は有ったものの、スナップ撮影のような雰囲気でパシャパシャと色んな子供を撮っていたので気にもとめてなかったそうです。
ささやかなサプライズを有り難うございました。

飲酒運転撲滅条例について

飲酒運転撲滅の条例制定に向け、県議会4会派の代表と関係委員会の委員長でつくる「飲酒運転撲滅条例調整会議」(座長・樋口明県議)の会合が31日あり、飲酒運転事故の被害遺族が出席して意見交換した。
 出席した遺族は、21歳の次女三弥子さんを亡くした糸島市の大庭茂彌(しげみ)さん(64)、31歳の長男和明さんを亡くした福岡市西区の松原道明さん(64)、16歳の長男寛大(かんた)さんを亡くした同市東区の山本美也子さん(43)。会合の冒頭、山本さんは「(違反者が)恐れおののき、絶対に飲酒運転をしないような条例をつくっていただきたい」などと要望した。
 樋口座長によると、この日の会合では、遺族が16日に県議会議長に提出した条例づくりに遺族の参加などを求める陳情書の内容について説明。学校で飲酒運転撲滅の教育を徹底することや、家族や地域住民が飲酒運転をさせないよう監視する取り組みなどについて、意見が出されたという。(後略)

引用元: 飲酒運転撲滅条例制定へ 県議会4会派 / 西日本新聞

2006年に福岡市職員が飲酒運転事故で子供三人を死亡させたことをうけ、2007年に道交法が改正され飲酒運転とひき逃げの厳罰化がなされました。また社会的にも飲酒運転撲滅の機運が高まりました。にも関わらず福岡県の飲酒運転の検挙率は全国でもワーストクラスであり、議会として飲酒運転撲滅のための条例を制定しようという話です。

私はこの会議体のメンバーではありませんが、たままた座長の樋口明県議、メンバーで現在福岡県議会警察常任委員長の鬼木誠県議とお話する機会に恵まれました。お二人とも若くして当選三回の気鋭の議員。飲酒運転撲滅の為に効果的な条例を作ろうという意欲に燃えておられ、引用した記事中にもある被害者家族と意見交換をさせて頂いた事により更にその思いを強くされているようです。

しかしながら、「条例」は憲法によって「法律の範囲内で制定される」と定められており、法令との矛盾や逸脱が有ってはならないため内容については慎重な議論が求められ、被害者御家族に納得頂きそして効果が高い条例にするにはどうすればよいか悩みも多いようです。分かりやすく言うと、法律で「酒酔い運転は5年以下の懲役又は100万円以下の罰金」という罰則が定められている限り、条例で「酒酔い運転は死刑」に出来ないという事です。

せっかくの機会でしたので私からも飲酒運転撲滅について、条例の制限を踏まえて下記のような思いを伝えてみました:

(1)そもそも飲酒運転になってしまうような状況を生み出さないように出来ないか?(つまり明らかに酒を飲む為の場、例えば居酒屋や結婚式場、に車で行かないようにする。自分の車が無ければ物理的に飲酒運転出来ない)
(2)飲酒運転即懲戒解雇という重い社会的制裁を加える一般企業が増えている。それでも飲酒運転をしてしまうような人は社会的制裁が意味を成さない状況にいたり、アルコール依存症だったりして医学的治療が必要な場合も多いのでは?治療には周囲のサポートも必要だろう。飲酒運転者本人の家族や勤務先等に対して罰則を科すような罰則範囲の拡大をした場合、飲酒運転者をますます社会から孤立させ自暴自棄にさせてしまわないか?
(3)条例による罰則強化が難しいなら、逆の発想で例えばアルコール依存の治療を施すような事は出来ないだろうか?(予算の壁があるが)
(4)また、飲酒運転即懲戒解雇という一般企業が増えている一方で、公務員の飲酒運転即解雇については処罰が重すぎるとして裁判により処罰取消の判例が出ている。これはあまりにも官民間で不公平だし、そういう風潮が飲酒運転に対する認識を甘くするのではないか?

難しい課題ですが、調整会議の皆さんには頑張って頂き、撲滅条例によって飲酒運転の被害者が一人でも少なくなる事を願ってやみません。

溜まっていた話題を駆け足で

いよいよ明日で8月も終わり、サラリーマンの頃は2月8月というのは仕事的に結構余裕が有ったんですが、今年はバタバタと時間が過ぎ去りあっという間に駆け抜けた感じです。
夏休みの宿題を纏めてやるような気分で、先日ブログに書いた東北視察以降の主な活動を備忘録代わりに書き留めておきます。

7月29日に八女選出の桐明和久議員からご依頼で初めての講演をさせて頂きました。講演と言っても、県議としては駆け出しの自分ですので、内容は商社時代の経験などが中心ですが。寝不足に成りながら資料作成。お聞き頂いた方の心に何か一つでも引っかかる物があれば良かったと思います。ところで、今回はMacBookAirをフル活用、Keynoteでスライドを作成し、iPhoneのKeynote Remoteを駆使して講演してみました。この組合せは凄いです。スティーブジョブスになりきってプレゼンできます。今後積極的に活用したいと思います。

8月2-3日は所属している総務企画地域振興常任委員会の管内視察。福津市にある県消防学校、福岡県が整備した大島港大島海洋体験施設、現在世界遺産の暫定リストに載っており世界遺産指定を目指している「宗像・沖ノ島と関連遺産群」等を訪問してきました。やはり所属委員会の管轄している事業について自分の眼で確かめて、質問させて頂くのはとても重要です。充実した視察になりました。
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8月9日には県議になって初めての県政報告会を高田町で開催させて頂きました。大がかりな告知は行わず、年齢層も3〜40代の同世代を中心にじっくりと板橋聡を知って貰おうという狙いで40名弱の皆さんにお集まり頂きました。「議院内閣制と二元代表制」「県議会議員の役割」という初歩的な事から、「福岡県の現状」「みやま市の問題点」を絡めて自分の想いをたっぷりと語らせて頂きました。
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少々時間オーバーもしましたが、本当に熱心に耳を傾けて頂き、一所懸命準備をした甲斐がありました。拙い部分も多いかと思いますが、これをきっかけに皆さんが少しでも県政に興味を持って頂き、私の政治姿勢に賛同を頂ければと願っています。報告会の後は会場を移して会費制の懇親会を行わせて頂きました。一人一人の方とたっぷりお話しする時間が持てたことは今後の活動のための貴重な財産です。これからも各地でこの様な催しが行えればと思っていますので、ご興味ある人はどんどんリクエストしてください。
この模様はご参加頂いた方のブログでも紹介して頂きましたのでそちらもどうぞ⇒若大将のブログ

先週末は全国都道府県議会議員親善野球大会に福岡県議会の軟式野球部として参加してきました
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試合は1回戦がVS奈良県議会と対戦。3回表まで2対10で負けていましたが、そこからの猛攻で20対14の大逆転勝ち。たっぷり2時間試合してヘロヘロのところ続けての2回戦はVS群馬県議団。なんと先発メンバー中4人が高校野球経験者、内一人は甲子園経験者というレベルの違いを見せつけられ5対26のコールド負けで残念ながら決勝進出ならず。でも個人的にはランニングホームランも打てて、普段のジョギングの成果が披露できたので満足です。来年は肩をもうちょっと鍛えて挑みたいなぁ。
酷暑の中、熱中症でダウンする先輩や打撲などで怪我する先輩がいましたが大事には至らず良かったです。また今まであまりプライベートで話すことが無かった自民党の先輩議員や民主党所属議員の皆さんともお近づきになる良い機会でした。スポーツの連帯感はもちろんですが、その後の懇親会で馬鹿話あり選挙の苦労話あり昔話あり裏話あり、こういう人と人としてのざっくばらんな付き合いが信頼関係を生むんだろうなぁと思います。選挙以降休みらしい休みを取っていなかったのですが心身共に本当にリラックスする機会となりました。

さて、やっと在庫になっていたトピックを駆け足ですが一掃する事が出来ました、今後はもうちょっとマメにブログを更新したいですね。

民主党代表選投票直前に思うこと

まもなく新しい総理大臣となる民主党の新代表が決まりますね。立候補受付から僅か3日で代表選挙が終わるのはいかにも拙速だと感じます。もちろん今回の代表選挙に自民党の私は投票権は有りませんが、民主党の代表は事実上の総理大臣ですし、今回全ての立候補者がどのような思想信条をもっているか詳らかにする事は民主党をより深く知って貰える点でメリットがあると思います。
しかし、実際は小沢元代表が誰を応援するか、「親小沢か?反小沢か?」に報道は終始し、民主党側もすっかりそれに乗っているかのような国民無視の代表選挙になってしまいました。

もう一つ気になったのは、「わたしたち有権者が直接選べないから駄目だ」的なメディアの論調。
そりゃ国会は議院内閣制だから当たり前の事で、それを民主党の代表選挙の時に言っても詮無い事でしょう。
我々が出来るのは地元選出の国会議員が誰を支持して、どのような投票行動をするのか理解すること。だからこそ民主党内の代表選挙であっても政策面の主張にもっとフォーカスしてくれなければ困るのです。そして立候補者のみならず投票した議員も含め、その積み重ねが国会議員の言葉の重みに繋がると信じています。

宮城県視察

先日野球の練習をしました。普段からジョギングしてるんで足腰には不安は無いのですが、その気分で思いっきり野球をしたら肩から背中、腰に掛けて強烈な筋肉痛、ついでにぎっくり腰。筋肉痛も度が過ぎると身体が熱を持つみたいで体温も38度近くあがって昨日は全く使い物になりませんでした。選挙戦以降全く病気知らずでしたが、気が張っていたからでしょう。一回体調崩れるとキツイですね。夏の暑さもお盆を過ぎて一息入っている様ですが、みなさん体調管理には十分お気を付け下さい。

さて夏休みの宿題のように、ちょっと遅れ気味に活動報告させて頂きます。
東日本大震災をうけて今年福岡県では地域防災計画が見直されますが、実際の現地にて復興に携われていらっしゃる方から生の声を拝聴し情報交換させて頂くために、7月25〜26日に自民党県議団一期生の有志9名で宮城県を視察しました。
訪問したのは宮城県庁、宮城県東部地方振興事務所、石巻港。宮城県東部地方振興事務所は事務所自体が被災したため、専修大学石巻校の体育館を臨時事務所とされていました。

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こちらには福岡県庁から二名の職員が派遣されており仮堤防工事を担当しています。宮城県側からはスキルを持った職員の派遣については非常に高く評価して頂きました。

また宮城県庁においては渥美巌宮城県議会議員から県議会としての対応について説明を頂き、その後県庁危機対策課・復興計画課の方より宮城県が提案している震災復興計画についての説明などを頂きました。

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今回の震災において「想定外」という言葉自体がタブー視されましたが、渥美県議と県庁職員は口をそろえてやはりハード面ではどうしても対応に限界が有り避難意識の醸成が必要、と力説されていました。
また復興費用の負担について政府の対応が決まらない(7月26日時点)ために地元自治体の負担額が見えず、復興事業が進められないと嘆いていらっしゃいました。被災地の声を届けようと、地元自治体から国会議員へ意見陳述の機会を与えられた会議において、テレビカメラが引いたら間もなく退席する議員もいたとのエピソードを披露された際は我々からも思わず溜息が漏れた程です。

最後に、テレビなどではなかなか感じられない事でしたが、宮城県でも被害が大きくなかった仙台市街地においては人の出入りが活発でアーケード街や飲食店も結構賑わっているなぁという印象でした。人とカネが全国から被災地に集まり復興に向かっている感じがしました。これは嬉しい反面、今後の福岡県の事を考えると様々な影響を想定しなければならないと身が引き締まりました。

6月定例議会のまとめ

すっかり更新が滞っておりました。でも忙しいを言い訳にしちゃいけませんね。出来る事から少しずつ。
とにかく6月定例議会本会議及び予算特別委員会における私の活動を下記の通り纏めておきます

7月5日 〜小川知事に対して初質問
質問要旨
◎福岡県内の地域格差(特に所得や人口構成比)是正
◎農業の後継者確保対策に関わる高収益園芸産地育成事業の今後
◎農林水産物鳥獣被害対策費について
◎県南地域の有害鳥獣加工施設について
◎鳥獣被害対策を全庁横断型のプロジェクトに
◎ミカンなど作付面積が広い作物に対する鳥の食害対策
◎矢部川水系の水源開発について知事の認識の確認及び今後の対策

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(写真は本会議場での一般質問の様子)

予算特別委員会にて県執行部に対して質問
7月7日 地域防災力強化費・避難活動コミュニティ育成強化について
7月8日 地域自殺対策緊急強化事業費について
7月12日 水産業の高収益化及び「元気な福岡農業作り推進費」について
7月13日 中小企業海外展開支援について
7月15日 有明海高潮対策について
7月15日 県立高校の魅力向上について
7月19日 知事保留質問「中小企業海外展開支援について」

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(写真は予算委員会で知事保留質問を行う様子)

もうちょっとしたら福岡県議会ホームページにて議事録が公開されますので、それを纏めてお知らせするようにしたいと思います。
既に一般質問についてはビデオが公開されていますので、ご興味の有る方はそちらもご覧下さい。

しかし質問した日付を見て頂ければ分かるとおり、予算特別委員会は殆ど自転車操業状態で質問作成して議場に向かっていました。学生の時だってあんなに勉強したことは無かったかもしれません。それだけに委員会終了後の達成感はひとしおでした。

完全燃焼

初めての定例議会を一言で表せばこの4文字です。

さて、お盆です。これから地元の御霊祭りに行ってきます!

6月定例会終了、明日より東北視察

6月定例会は7月20日に終了しましたが、その後も溜まりに溜まった事務処理を筆頭に、地元の市議会議員選挙やお祭りや勉強会と息つく暇もない毎日です。

今日の午後やっと6月定例会にて私が行った一般質問及び予算特別委員会での質問を個人的に纏めてみましたが、特に予算特別委員会の質疑は一問一答形式で、執行部の微妙な言い回しを含め議事録が上がってからでないと纏めきれない部分が存在します。
こちらは言質を取ろうとあの手この手で答えを引き出そうとしますし、あちらは言質を取られまいとなるべくフリーハンドに解釈できる言い回しで逃げようとするし、困ったものです。
誤解の無いように、先ずは私の質問意図を纏め、執行部回答は議事録を入手してから付け加えたいと思います。しばしお待ちを。

さて明日から自民党県議団一期生の有志で石巻地方振興事務所と宮城県庁を含み東日本大震災の被災地を視察してきます。今後見直される福岡県防災計画への反映を踏まえ、現地の実情を目に焼き付けしっかりと学んできたいと思います。

予算特別委員会が佳境です

昨日は予算特別委員会が紛糾し質問6本残して流会となりました。私も農林水産部関連で「水産業の高収益化」「元気ふくおか農業づくり」について質問予定でしたが本日に持ち越しです。

本日はもともと商工部関連の質問と県土整備関連の質問をする予定でしたので、もしかすると一日3本質問の荒行になるかもしれません。いずれにせよ、質問準備はほとんど終わってますので、あとは体力気力勝負というところでしょうか。1つの質問につき、答弁含め20分という持ち時間が決められています。質問中はあっという間に過ぎる20分ですが、脳みそフル回転でやり取りするため終わったら本当にグッタリ放心状態になります。

ところで、本会議同様、予算特別委員会にも傍聴席がもうけられており一般の方の傍聴が可能です。本会議とは違い、一問一答形式ですので見ている方にも論点が分かりやすいかと思います。また委員毎のキャラクターが質問の仕方にも色濃く反映されていて興味深いです。にこやかに進めながら最後に一刺しする人もいれば、淡々と理詰めで迫る方もいれば、ストーリー仕立てで聴衆をグイグイ引き込む質問をする人もいれば、表情・間合い・言葉遣い、本当に参考になります。
ご興味のある方は是非傍聴をされてみては如何でしょう。大人の社会科見学という事で。

しかし福岡もいよいよ梅雨明けですね。

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↑それにしても議員控え室の窓からみえる青空が眩しい!この時期が一年で一番好きな季節です。

福岡県の自殺対策について質問しました

昨日は予算特別委員会2日目で私は「地域自殺対策」に関して質問しました。国の緊急自殺対策基金はH23年度で一旦終わりますが、その後に関しても基金なしで継続的に対策を打てるよう努力するとの事で、この点は前向きな答弁でした。また、自殺対策の内容について、現在県内で設立した対策協議会において方針を決めているようですが、先進的な取り組みを進めている他自治体等の情報も参考にするよう要請しておきました、これに関しては今後の動きを注目したいと思います。
一方で、7月4日の政府自殺対策タスクフォースにて内閣参与である清水康之氏が言及されていたWHOが提唱する「自殺予防 メディア関係者のための手引き」について、福岡県でも是非取り組みを県内報道機関に呼びかけてみたらどうかという質問については全く当事者意識に欠ける答弁でした。
この点は知事保留質問とさせて頂き、「県民幸福度日本一」を掲げる小川知事が福岡県における自殺対策をどう考えているのか直接問うてみたいと思います。

来週は引き続き予算特別委員会です。農林水産・県土整備・商工部・教育庁関連で連日質問の予定です。自民党の方針で一期生議員にはどんどん質問をさせて鍛えて頂いてますが、そろそろ質問作成も自転車操業。週末がこんなに待ち遠しかったのも久しぶりです。しっかり英気を養い、質問を練り上げて来週に挑みたいと思います。

昨晩、帰りの電車で見つけた同志社大学の広告に目を引かれました

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同志社大学創設者新島襄の言葉だそうです

「我が校の門をくぐりたるものは、政治家になるもよし、宗教家になるもよし、実業家になるもよし、教育家になるもよし、文学家になるもよし、且つ少々角あるも可、気骨あるも可、ただかの優柔不断にして安逸を貪り、苟も姑息の計を為すが如き軟骨漢には決してならぬこと、これ予の切に望み、ひとえに希うところである。」

思いがけず元気を頂きましたので皆さんにもご紹介しておきます。では良い週末を!