https://youtube.com/shorts/8F5nn6Ye3Fs
令和7年度 福岡県『中高生と乳幼児のふれあい体験』が、上庄ひいらぎこども園で開催されました。
これは、社会が直面する「少子化」という深刻な課題に対し、人間の「種の保存」本能に直接働きかける“エモーショナルな施策”として、昨年の予算特別委員会で提案した「中高生と乳幼児のふれあい体験」を県執行部から形にして頂いたものです。
参加したのは、私の母校である福岡県立山門高等学校の2年生12名(男子6名・女子6名)と、同園の3〜5歳児クラス49名。

🎨ふれあいの時間:一緒に笑い、一緒に学ぶ
開会挨拶ののち、高校生たちは3つのクラスに分かれて園児との交流を深めました。
交流タイムでは、ニックネームを交えた自己紹介に続き、手作りおもちゃを一緒に作る「おもちゃづくりタイム」が行われました。

3歳児は紙コップけん玉づくり、4歳児はゆび風車づくり、5歳児は手裏剣づくりなどで、それぞれが笑顔で触れ合い、ゲームを楽しみ、最後には、園児と高校生が一緒に給食を楽しむ「給食タイム」が設けられ、教室中が笑顔であふれました。

💬心の変化:理屈ではなく「感じる」体験
参加した女子生徒の多くは保育士志望で、
> 「実際に子どもと触れ合って、将来の夢がより具体的になった」
と目を輝かせて話してくれました。
男子生徒も、
> 「最初は緊張したけど、最後は本当に楽しかった!」
と笑顔で語ってくれました。
園児たちも感情を素直に表現し、大いにはしゃぎ、笑い、おしゃべりして、別れ際には
> 「帰らないで〜〜😭」
と泣き出す子もいたほどです。
私からは、子育てをした経験を踏まえて、「どんなに仕事で嫌なことが有っても、子供の寝顔を見るだけで全てのストレスが吹っ飛んで明日も頑張ろうって気になる。それ位子供が与えてくれるパワーって凄い!」と、高校生達に子を持つ親の本音をお伝えしました。
短い時間ではありましたが、園児と高校生の心が確かに通じ合ったことを、肌で感じました。

🧠なぜ今、乳幼児とのふれあいが必要なのか
近年、社会全体でタイパ(タイムパフォーマンス)やコスパ(コストパフォーマンス)が重視され、
「出産・育児は非効率」とする価値観が若い世代に広がりつつあります。
しかし、結婚や出産は理性や効率だけでは成り立ちません。
私は令和6年度予算特別委員会(2024年3月13日)で、
> 「結婚には理屈を超えた“エモーション(情緒・感情)”が不可欠である」
と訴えました。
📎 ご参考:
令和6年度予算特別委員会「福岡県の少子化対策〜乳幼児との触れ合い体験について」https://itahashi.info/blog/20240313172351
令和6年度予算特別委員会 知事保留質疑「福岡県の少子化対策〜乳幼児との触れ合い体験について」https://itahashi.info/blog/20240319122904
知識や情報ではなく、実際に赤ちゃんを抱き、肌のぬくもりや甘い匂いを感じる——。
その瞬間に脳内でドーパミンがあふれ、「命って尊い」と心が震えます。
この感覚こそ、若者に“未来の家族像”を描かせる最も根源的な体験だと確信しています。
🤝縦割りを超えた連携と感謝
この事業を実現するには、教育庁(高校生側)と福祉労働部(保育側)の連携が不可欠でした。
私は知事保留質疑(2024年3月19日)で服部知事に対し、
> 「知事自らが市町村長や教育長に働きかけてほしい」
と求めたところ、知事から前向きな答弁をいただきました。
今回の成功は、県職員の皆様、上庄ひいらぎこども園、そして山門高校の皆様のご尽力の賜物です。
心より感謝申し上げます。

🌱未来へ:若者の心に“命のぬくもり”を
少子化対策は、一朝一夕に成果が出るものではありません。
しかし、若者の心に「命の尊さ」を直接届ける取り組みこそ、最も確実で、未来へと続く第一歩です。
これからも、地道に、そして情熱をもってこの取り組みを広げてまいります。
(ちなみに、私はお爺ちゃんになった時の予行演習の気分で、めっちゃ楽しませていただきました😁)
*写真・動画は掲載許可を頂いております
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