【みやま市長に松嶋盛人氏が初当選】

みやま市の新市長が誕生しました。大激戦でした。
地域から県議会へ送って頂いている私も、西原前市長同様に松嶋新市長としっかり協力して、山積する地域の課題を市民の皆さんと心を一つに、スピード感を持って解決できるよう努力して参ります。

【スポーツ振興・国際交流推進調査特別委員会 管外視察 兵庫県・大阪府】

【スポーツ振興・国際交流推進調査特別委員会 管外視察 兵庫県・大阪府】
私が副委員長を務めるスポーツ振興・国際交流推進調査特別委員会で管外視察を10月23−24日に行いました。備忘録として書き留めておきます。

○ 神戸市御崎公園球技場(ノエビアスタジアム神戸)「RWC2019開催に向けた神戸市の取組について」
開催まで一年を切ったラグビーワールドカップ2019日本大会(以下「RWC2019」)で試合会場になっている神戸市御崎公園球技場(以下「ノエビアスタジアム」)はイングランド対アメリカ戦などい4つの試合会場となっています。ノエビアスタジアムは27600席を有し、福岡県のRWC2019試合会場であるレベルファイブスタジアムと規模的にはほぼ同じです。神戸市で行われているラグビー普及啓発やプロモーション活動などを参考にするべく訪問致しました。

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ノエビアスタジアムは総工費約220億円で開閉式の屋根が特徴的です。開催試合のチームが福岡と被っているところが多く、それらのチームのファンにRWC2019開催中に神戸と福岡を周遊して頂けるような観光振興を考えられないか具体的な提案をさせて頂きました。
一方で、福岡のレベルファイブスタジアムと違い、ノエビアスタジアムは住宅地のど真ん中に存在しており、アクセスは便利ですが逆に地元対策は苦労しそうです。

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神戸市側からは福岡では青年会議所が主導するドリームラグビーフェスティバルのような行政主導で無い盛り上がりが羨ましいとのコメントがありました。

○ 兵庫県国際交流協会「多文化共生の取組について」
「多文化共生社会の実現」「交流人口の拡大」「人づくりへの貢献」の3つを活動の柱とし様々な事業を実施している兵庫県国際交流協会。阪神淡路大震災、東日本大震災の2つの震災から、災害時のセーフティネットにもなる日本語教室の重要性に着目し、県内全ての市町に教室を開設する取組を行っています。

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縦割り行政の弊害で、住民保護の観点で実態の把握が難しい在留外国人。技能実習生の増加で、県内全体に様々な国籍の住民が増えています。更に日系三世ビザで在留する場合、技能実習生における受入企業などと違い身元引受人的な役割が居ないなど、在留外国人を地域を構成とする一員として捉えていく必要があります。
そのセーフティネットとして日本語教室を兵庫県内の全ての市町に開設する事を目標とし平成24年から事業を開始しました。

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その結果、外国人住民と日本人住民の関係作り、市町などと日本語教室の連携、日本語教室から地域全体への発信、近隣地域との連携など具体的な成果が現れ、平成27年度末に日本語教室が無い空白地が解消され、兵庫県内全市町に教室が設置されました。

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内閣府のガイドラインでは災害時要援護者の具体例として外国人を対象としていますが、自治体においては「避難行動要支援者」に日本語の理解が困難で災害時に配慮が必要となる外国人の所在が把握出来ている自治体は殆ど無いのではと思われます。その観点から、セーフティネットとしての日本語教室は効果があると感じました。

○ 国際交流基金関西国際センター「国際センターの事業について」
独立行政法人 国際交流基金 関西国際センターは海外の様々な国の外交官、公務員や日本研究を行う研究者などを招へいし、それぞれの職務や研究に役に立つ専門日本語の研修を行っています。また周辺自治体やNPO等の団体と協力し、研修生と地域の人々との交流事業を実施しています。

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外交官などは、ほぼゼロの状況から8ヶ月合宿研修を行い日常会話に支障が無いまでに日本語を習得されるそうです。
研修事業として、外交官・公務員・文化学術専門家への日本語研修を中心に、海外の非営利団体等の要請を受けて経費負担をして頂き受託研修を行ったり、海外の日本語学習奨励の為に若年層(高校生など)を日本に招聘し日本語学習研修を行ったりしています。

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また、来日せずともインターネット環境で日本語学習が出来るEラーニング事業にも力を入れています。例えばアニメ・漫画でよく使われる日本語をクイズ・ゲーム形式で学べるサイトなど、日本語を学習したくても地理的・時間的に機会に恵まれない方へ様々なEラーニングを提供しています。

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関西空港近くにある関西国際センターは、先日の台風21号でガラスが割れたり、屋根が剥がれたり多くの被害があったそうですが、幸いな事に被害当日には研修生がたまたまゼロだったそうです。

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(台風21号の影響で、人工芝は剥がれ、左奥のフェンスは倒壊した、関西国際センター内のテニスコート)
この施設を通じて多くの知日派外国人が増える事を期待しております。

【自民党学生部にて主権者教育講演】

自民党学生部からお声かけ頂き、主権者教育の講演をしてまいりました。
学生部9名と衆議院事務所等のインターン生9名の大学生ばかり計18名の参加を頂きました。
今年7月に山門高校生に主権者教育講演を行った私のブログを、学生部長の有村君が発見したのがお招き頂いた切っ掛け。こまめに情報発信してると色々と広がりが出てくるもんですね、嬉しかったです。

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忙しくてプレゼン資料をアップデートする暇も無く、殆ど高校生向けと同じ内容。意識高い系の自民党学生部の皆さんには「ちょっと内容的に物足りないかも」と不安を持ちながらの開催でしたが、終始熱心に聞いて頂きその後の懇親会も今時の学生生活、就職から政治、生まれ故郷の話まで幅広く盛り上がりました。

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普段これだけ多くの大学生と話すことは無いんですが、皆さん悩みながらも、しっかり自分を持っていて日本の未来は明るいなと感じた次第です。人生の先輩として皆さんにより良いバトンタッチが出来るよう頑張ります!

【自民党総裁選告示】

【自民党総裁選告示】
本来なら9月7日に告示されている自民党総裁選ですが、相次ぐ自然災害の為に9月9日迄を自粛期間として、9月10日より本格的な選挙戦が開始されました。
私の事務所にも自民党総裁選投票用紙が本日往復ハガキにて到着しました。9月19日必着です、是非お忘れにならぬよう早めの投函をお願いします。
衆議院において約2/3の議席を占める自民党の総裁を決めるという事は、日本の総理大臣を決めるという事と同義です。有権者である自民党員の皆様は誇りと責任感をもって貴重な一票を投じて頂けるよう宜しくお願いします。

【国際交流推進議員連盟 オーストラリア視察】

私が事務局長を務める国際交流推進議員連盟にて、8月16−22日の日程でオーストラリアを視察して参りました。福岡県には5つの外国領事館が有り、外交拠点としてそれぞれの国の地域と友好提携を結んでいます。しかしながら総領事館を設置して頂いているオーストラリアだけは執行部、議会共に具体的な取組が存在しておらず、今回その可能性を探るために、ニューサウスウエールズ州(シドニー、カウラ)とクイーンズランド州(ブリスベン、スタンソープ)を訪問してきました。備忘録代わりに纏めておきます:

○ カウラ市戦没者慰霊式典
カウラ市は1944年8月5日にカウラ事件と呼ばれる日本兵士捕虜の大脱走事件が発生し、日本人231名、オーストラリア人4名の犠牲者を出し、両国の戦没者墓地や、追悼の日本庭園が造園されました。

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(永倉三郎パークにて)
今回は元九州電力の社長である永倉三郎氏が設立した永倉パークにてカウラ市長ビル・ウエスト氏はじめ関係者の皆様と意見交換会を行い、オーストラリアと日本両国の戦没者墓地にて慰霊式典を挙行しました。

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(カウラ市のビル・ウエスト市長と)

○ シドニー福岡プロモーション
シドニーでは、来年日本で開催され、福岡でも試合が行われるラグビーワールドカップを控え、福岡への誘客を目的とした福岡プロモーションを、オーストラリア代表対ニュージーランド代表の試合会場にて行いました。視察メンバー一同でこの日のために揃えた赤いTシャツは、オーストラリア代表の黄色、ニュージーランド代表の黒の二色に染まったスタジアムでは大変目立ちました。

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2015年のW杯において日本代表が対南アフリカ戦でみせた逆転勝利劇をまだ覚えているファンも多く、それ以外でも日本に親しみをお持ちの方など多くの方から声を掛けて頂きました。

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○ シドニー福岡県人会との意見交換
シドニー福岡県人会との意見交換では、福岡県出身の竹若シドニー総領事からは「今回の視察団の行程は、カウラ、ラグビーワールドカップ、農業と大変玄人受けする充実した内容ですね」とご評価いただきました。カウラは戦後初めてオーストラリアに日章旗が立った、日豪友好の起点となった地でありますが、昨今日本の政治家が訪れる機会は減っており、そういう意味でも今回の来豪は意義深いとの事。ニューサウスウェールズ州は日本の39の地域と姉妹都市を持ち、豪州からの日本人観光客は平均で13泊して約22万円の消費をするそうです。また日豪間にFTAが存在するのは両国の信頼関係の証しであり、もっと積極的な交流が期待できます。

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また、偶然にも柳川市出身で同い年の方とも遭遇。共通の知り合いがいたりして話に花が咲きます。遠い異国の地で活躍されている姿に大いに刺激を受けました。

○ クイーンズランド州 フード・バリュー・チェイン関連視察
クイーンズランド州では日豪の農水省が進めているフード・バリュー・チェイン(以下、FVC)の実現性を評価して参りました。FVCとは日豪間で季節が真逆な事を活用し、柿などの果樹を通年を通じて栽培し、東南アジアや中東市場に通年を通じて提供できないかという試みです。今回は県農林水産部の岡本部長やJAみなみ筑後の乗冨組合長にも同行いただきましたが、まだ事業自体始まったばかりで、このような大規模な県の視察団を受け入れるのは初めてとのことでした。

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▶ スタンソープ農場視察
スタンソープでは、小規模の家族経営農家、中規模農家、そして栽培繁忙期には200人からの従業員を抱える大規模農家、そして種苗業者をそれぞれ視察しました。その視察内容を含め、アレンジ頂いたクイーンズランド州政府も大変力の入ったプロジェクトなのがヒシヒシと伝わってきます。

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雨は多いが、地盤の関係で貯水が出来ないスタンソープにおいて灌漑システムの構築は大変重要です。今回視察した大規模農場ではイチゴを露地栽培から高設栽培に切り替えることで、収穫コストを抑え品質の向上をする上に、水の消費を1haあたり1メガリットル減らすことが出来たそうです。

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米国から輸入したいちごの苗を使って生産されてましたが、そのビジネスモデルは、品種使用のライセンスを払って独自ルートに流通させる方法と、生産のみ行ってマーケティングフィーを支払い販売・流通にはタッチしない方法(委託生産?)と、大きく分けて2種類あります。

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人材育成については基本はOJT。オーストラリアでは人件費が高騰し、また単純作業を嫌う性質も手伝い、収穫や箱詰めを担うのはワーキングホリデーなどの外国人労働者。一定のスキルを確保するのに苦労しているそうです。今後は採用人数を減らして、技術力の高い人を雇い効率を高めることが課題との事。

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オーストラリアでは物価と人件費の高騰が激しい事も、単純作業労働力の確保が大変厳しい理由だそうです。日本も後継者不足や少子化による労働力不足が取り沙汰される中、日豪で共通して取り組むべき問題が多数存在しており、FVCのような取り組みを研究する価値は充分あると感じました。

▶ クイーンズランド州議会・州政府、在ブリスベン日本国総領事
クイーンズランド州議会で今回色々とお世話をして頂いた、カーティス・ピット下院議長はじめとする議会の皆さん、及びクイーンズランド州政府農業開発・水産省 副事務次官のディッチフィールド氏らと意見交換も行いました。

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(カーティス・ピット下院議長と州議会にて)

オーストラリアにとってFVCは初めての試み。11月にクイーンズランド州の農水大臣が日本を訪問予定だそうです。事業の仕組みについては州として特にこだわりが有るわけでは無く、日豪の当事者同士の契約によとの事。

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(クイーンズランド州ディッチフィールド農水省副事務次官との面談)

また今後の友好関係構築に向けて、カーティス・ピット下院議長には福岡県議会議長の親書を手渡し、来年のラグビーワールドカップの折に是非福岡を訪問して欲しい旨お願いをしております。

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また在ブリスベン日本国総領事館では柳井総領事らと面談。クイーンズランド州は30近い姉妹都市関係があるが福岡県関係の自治体とは結んでいないそうです。クイーンズランド州はオーストラリアの中で一番日本語を学んでいる人が多く、学校同士の友好関係から延長して姉妹都市関係を結ぶ場合もあるそうです。特に姉妹都市である埼玉県とは活発な交流活動をおこなっているそうです。柳井総領事からは、福岡県がオーストラリアのいずれかの地域と友好関係を結ぶなら是非クイーンズランドで、全面協力します、と熱烈なお言葉を頂きました。

オーストラリアは大きいとつくづく感じさせられる長時間移動の多い視察でしたが、今回の視察内容を今後の県政にしっかり活かしていきたいと思います。

【少年ソフトボールの振興を目指し、第一回みやまフレッシュドリーム大会開催!】

8月11日、私が会長を務めるみやま市少年ソフトボール連盟が主催する「第一回みやまフレッシュドリーム大会」が開催されました。

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自分達が子供の頃は夏休みのラジオ体操の後は行政区の子供達でソフトボールの練習をして、校区のソフトボール大会に備えるのが風物詩でした。

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昨今はサッカー始め多くのスポーツが選択肢として存在し、更に少子化の影響もあり、競技人口を維持拡大する為にそれぞれの関係者は努力をされていると思います。

ソフトボールや野球は昔から競技人口も多く、プロ野球もあり、認知度や親しみやすさは非常に高いのですが、一方で9人集まらないと試合が出来ません。バスケットなら3 x 3、サッカーならフットサル、ラグビーならタグラグビーなど、初心者や少人数でも試合の楽しさを味わえる手段があるのですが、ソフトボール・野球はハードルが高く、年少の子供達はなかなか試合に出場する機会が少ないのです。

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そこで、みやま市少年ソフトボール連盟の役員さん達が「年少の子供達も試合に出てソフトボールを楽しめる大会を作ろう!」と発案したのが2年前。

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みやまフレッシュドリーム大会は出場選手を5年生以下と制限し、年少者に試合出場の機会を設けることで、ソフトボールの楽しさ・面白さを保護者とともに試合を通じて体感することを目的に、今年開催に漕ぎ着ける事が出来ました。

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みやま市・柳川市・大牟田市のみならず、熊本県からも趣旨に賛同頂き16チームからの参加申込を頂きました。

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ちょっとブカブカで、10番以上の二桁の背番号のユニフォームの背負ったちびっ子選手達が目をキラキラさせてグラウンドを一所懸命に駆ける姿は、微笑ましくも感動的でした。

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保護者の皆さんも、普段はベンチで声出ししている子供達がスタメンでグラウンドに登場し必死に白球を追う姿に大歓声!
監督・コーチからも、「5年生以下の子が試合経験を出来るのは勿論だけど、この試合を観ている6年生にとっても刺激になる、良い大会になりますよ」と嬉しいお言葉を頂きました。

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栄えある第一回の優勝チームは「桜舞館ジュニアソフトボールクラブ」準優勝「Takata All Jr」3位「瀬高南少年ソフトボールクラブ」4位「手鎌少年ソフトボール」でした。瀬高南少年ソフトは人数ギリギリ9名の参加でした。

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しかし勝ち負けより大事なのは、子供達がこの大会を通じて、益々ソフトボールに興味を持ち好きになり、練習に励み、ソフトボール仲間を増やしてくれる事です。心より期待しております。

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初めての大会運営、しかも大変暑い時期でもあり、ご参加頂いた皆様にはご不便を感じさせる事も多く有ったかと思いますが、今回の反省を踏まえて、来年も「みやまフレッシュドリーム大会」を是非開催したいと思っています。どうぞ多くのチームからご参加頂けますよう宜しくお願いします。

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最後になりましたが、大会開催に当たりまして多くの関係者から多大なるご厚情を賜りましたこと心より御礼申し上げます。

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【国際交流議連 フィリピン共和国視察 Vサインの意味は?!】

8月6日〜9日にかけて、私が事務局長を務めている国際交流議員連盟にてフィリピン共和国を視察して参りました。

福岡県国際交流協会が岡垣国際交流協会とともにヴァレンズエラ(Valenzuela)市に消防車を寄贈し、贈呈式に出席。

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ヴァレンズエラは水害をはじめ自然災害が多く、市民の安全安心の為に消防車を増やしたいとの思いを市長がお持ちで、その思いに応える形で今回の寄贈となりました。

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前後してヴァレンズエラ市のRex Gatchalian市長(写真上 右)、及びヴァレンズエラ市議会議員の皆様(写真下)とそれぞれ意見交換を行いました。

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ヴァレンズエラ市議会では若者代表枠というのが存在しており、日本では被選挙権にもなっていない24歳という若さの市議会議員(写真上 後列右から3番目の女性)の方にもご参加頂きました。

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ご存じの通りフィリピンには日本のODAで地下鉄の建設が決まっており、ヴァレンズエラ市ではその車両メンテナンスなどを行う基地を誘致中です。今回初日に視察に伺ったヴァレンズエラ市立大学においても、Gtchalian市長の強い思いで鉄道工学部を設立(写真下がその授業風景)、エンジニアの養成などに力を入れ将来の産業としたい考えです。意見交換の中では、福岡市営地下鉄の車両基地との交流が考えられないか等の意見が出ました。

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また、福岡県と県医師会で行っている、経済連携協定(EPA)に基づく看護師候補の再受験支援について、制度の周知への協力要請が行われました。

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(写真上 ヴァレンズエラ市立大学図書館にて学生達と)

翌日はマニラから約160キロの道のりを経て訪れた、スービック経済特区にある山洋電気フィリピン会社では内堀代表取締役直々にご説明を頂きました。

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山洋電気フィリピンは2002年に資本金24億円で設立。約4000人の地元雇用をし、主力のファンモーターを中心に2017年度は196億円の売上を上げています。スービックは港・高速道路などのインフラが整備されており、労働力も豊富で質が高く、英語で会話可能。賃金の上昇も比較的穏やか(年間5%)。外部からの侵入に二重のチェックが行われるなどセキュリティーも高い。首都マニラから距離があるため、暴動や政変が起こっても影響が少ない、などがこのスービック地区への進出の決め手だったそうです。

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フィリピンは治安が心配なイメージがありますが、スービック地区は夜出歩いても全く問題無く、車の運転も自分自身でやっているとの事で日本人駐在員として仕事に専念するための環境が整っているという生の声を頂きました。一方で近隣には日本人学校は存在しないなど教育環境の問題で単身赴任にせざるを得なかったり、海に近い低地であるため大雨が降ると水害が発生し自宅が水没する従業員も多く、事業継続リスクなどの問題も存続するそうです。

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今後マネージャーを日本人から現地人にどうやって移行させていくかが大きな課題で、如何に現地スタッフのモチベーションを上げ継続して働き続けて貰うかなどに腐心されているとの事でした。

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マニラからスービックはバス移動で約2−3時間を予定しておりましたが、途中の高速道路でバスが故障。急遽代車を手配する事となりました(写真下 高速道路で立ち往生するバス)。そのせいで1時間半も遅刻してしまい、山洋電気の皆様には大変ご迷惑を掛けましたが、快く対応を頂き本当に有難うございました。

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今回の視察で学んだ事を、しっかり県政に活かしていきたいと思います。

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(写真上 ヴァレンズエラ州議会議場にて)
ちなみに写真で「Vサイン」が多いのはヴァレンズエラでは「V」は「Valenzuela」を意味しており、写真を撮るときは皆さんから「Vサイン」を要求されるのでした😁

【日本でたった3つ、みやま市の宝物】

#みやま市 の #筒井時正玩具花火製造所 さんは、日本でたった3つしかない日本製線香花火を作る会社の一つです。板橋さとし後援会の有志で、夏のイベントとして「 #線香花火作り体験 」を開催して頂きました。

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筒井さんは #線香花火 の素晴らしさを皆さんに知って頂くために、線香花火作り体験ができるワークスペースをこの度増設。

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線香花火作りとスイカ割りとかき氷を約100名の参加者の皆さんと楽しませて頂きました。

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子供達の歓声は自然と大人を元気にしますね。自分で作った線香花火、綺麗に燃えるかな??この夏のもう一つのお楽しみですね。

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酷暑の中ご参加頂いた皆さん、そして筒井さんはじめご協力頂いた皆様、本当に有難うございました!

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筒井時正玩具花火製造所のHPはコチラ↓
http://tsutsuitokimasa.jp/
みやま市の観光資源としても素晴らしいクオリティ、今後とも連携して地域振興に取り組んで行きたいと思います(^_^)b

【国連ハビタット シャリフ事務局長と福岡方式】

九州で唯一国際連合(国連、United Nations)の旗がたなびくのが福岡県です。
国連ハビタット福岡本部がアクロス福岡に拠点を構えたのは21年前。
居住環境の改善や、住宅を中心とした「まちづくり」に取り組む国連機関として、発展途上国などの社会基盤の整備、安全あ水の供給、廃棄物処理、都市計画など包括的な事業を行っています。
本日国連ハビタットの事務局長に就任されたマイムナ・モド・シャリフ氏が福岡県議会を表敬訪問されました。私も国際交流議連の事務局長として同席。
ナイロビから26時間掛けて福岡にお越しになったシャリフ氏は、マレーシア生まれで、セベラン・プライ市で初の女性市長を歴任されています。
2014年には小川知事とともに福岡県議会も国連ハビタットを訪問し、その際「福岡方式」と呼ばれるゴミ埋め立て技術などの移転契約を結んだ経緯があります。シャリフ氏は「あれから4年経って福岡方式の効果がハッキリ現れているので、是非ナイロビにまたお越し下さい」とビフォーアフターの写真を見せて頂き、その変化に一同感激!これは見たいねという雰囲気でしたが「あ、でも来年は統一地方選挙があるので、難しいなぁ、、、」、すると「私の任期は2022年までなので、それまでには是非どうぞ!」と笑顔で返して頂きました。
福岡の技術やノウハウが世界に貢献している事を実感し、大変誇りに思います。有難うございました。

20180801 国連ハビタットシャリフ事務局長

【平成30年7月豪雨 自民党福岡県連・県議団合同視察】

平成30年7月豪雨は西日本を中心に中部地方や北海道など全国幅広い地域に爪痕を残しました。
福岡県においても死者3名をはじめとする人的被害や家屋・インフラ・施設被害が発生しており、被害総額は309億円と言われています(7月28日時点)
自民党福岡県支部連合会と自民党福岡県議団では、復旧復興・今後の災害対策の為に政府・自民党本部へ要望活動を行うため、発災から一段落した7月28日に県内の被災地を視察して参りました。
視察箇所は越水被害が起こった山ノ井川・筑後川合流地点、久留米市北野町の施設野菜冠水被害現場。
大久保久留米市長、石川大木町町長、久留米市議会・佐藤議長をはじめ地元議員の皆様にもおいで頂き、県管理河川のライブカメラ・水位計新設など御要望を直接お聞かせ頂きました。施設野菜の冠水により2−3ヶ月の出荷停止状態になっている北野町では、被災時における外国人研修生の雇用について苦慮されているなど、現場の切実な生の声に触れる事が出来ました。
今回、甚大な被害を被った広島・岡山・愛媛などにスポットが当たるのは当然ですが、福岡県からの声もしっかりと伝え反映させて参ります。

県消防ポンプ車操法大会へ向けて最終調整!

7月22日に #福岡県消防学校 で開催される #消防ポンプ車操法大会 。
#みやま市消防団 からは田中分団長率いる大江分団が代表として参加します。
4月の結団式以来、それぞれ仕事を持ちながら週3回、厳しい訓練に耐えて頑張って来ました。
今日も猛暑の中朝9時から訓練。気合い十分、完成度も高い素晴らしい操法を披露してくれました。
是非本番もこの調子でベストな結果を残して貰いたいと思います。頑張れ!
#1万件ポストプロジェクト #みやま市 #消防団 #操法大会 @ Miyama-shi, Fukuoka, Japan

【山門高校主権者教育「一生使える政治の話」】

去る7月5日に山門高校にて全校生徒を対象に主権者教育の講演を行いました。

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演題は「50分で一生使える政治の話」

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主権者教育には「狭義の主権者教育」と「広義の主権者教育」があるそうです。前者は、選挙に行って貰う=棄権理由を潰す教育。後者は、主権者としての意識を持たせる、主権者として行動できる教育。この両方を50分に詰め込むのはなかなか大変ですが、”盛った”演題に恥じないよう、50分の講演時間みっちり盛りだくさんの刺激的な内容にしたつもりです。退屈そうな子がいるのは当然と思っていましたが、予想以上に多くの生徒さんがしっかり私の目を見て、話を聞いて頂いた事に感謝すると同時に、彼らを受け入れる社会を担う大人としての責任を痛感しました。

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今年後半から来年に掛けて統一地方選挙、参議院選挙を含め多くの選挙が行われます。1人でも多くの生徒さんが、「自分の一票で社会が変わる」という刹那的な期待ではなく、日々の生活の中で自分の立ち位置を確かめる行為として、一票を投じられる事を期待しています。

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【平成30年7月豪雨】

平成30年7月豪雨と名付けられた災害は、全国で175人死亡87人安否不明(7月11日19時時点)という甚大な被害を及ぼしています。ご冥福をお祈りするとともに、一日も早い復旧復興に向けて福岡県議会議員の立場で出来うる努力をしっかりして参ります。

平成になって最悪の豪雨災害となってしまいました。大きな災害が起こる度に、セルジオ越後さんが東日本大震災直後に書かれたコラムを思い出します。皆さんと共有できればと思い、その一部をご紹介します

”今、日本に何が必要か。被災地への義援金、節電、物資の救援。やらなければならないことは山ほどある。一方で、この国の経済活動をきちんと回すこともしなければならない。

経済活動、つまり血の流れを止めてしまうと、本当に日本が沈没してしまうかもしれない。だから、元気な人は、行動するべきだ。それぞれの立場で、どんどん働くべきだ。停電で3時間しか働けないなら、3時間だけでも働けばいいじゃないか。働けない人たちの分まで仕事を増やすのだ。使えない人の分までお金を使うのだ。いっぱい仕事をして、いっぱいお金を生んで、飲みに行って、お金を落として、税金を納めて、どんどん経済を回すべきだと思う。

自粛とは、休むことと同意だよ。元気な人が休んだところで、被災者にとって何の役にも立たない。ニュースを見て心を痛めるのは理解できる。でも、ニュースを見て心を痛めることが復興につながるのかな。

残念ながら、君がいくら涙を流したところで被災者は救えない。社会活動に貢献することこそが、被災地を助けることになるのだと思う。”

【セルジオ越後コラム】すべての日本人へ「倒れた人の分まで走るのが、サッカーだ」
http://news.livedoor.com/article/detail/5423519/

福岡県では豪雨が去るとともに梅雨明けし、私の地元、矢部川と沖端川の分岐点にある松原堰では、堰付近にたまった土砂の浚渫作業が始まっています。共に前を向いて走り続けましょう。

【大阪北部地震発生。ヒゲの隊長こと佐藤正久外務副大臣講演】

6月18日7:58に発生した大阪北部地震では夜の時点で9歳の女児を含む死者4名など多くの被害が発生しております。お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。熊本地震では余震の翌晩に本震が発生しました。引き続き関西地方の皆様はご用心ください。またそれ以外の地域の皆様も、これを機会に再度ご自宅の防災グッズをチェックするなどしてみては如何でしょうか。

昨晩は隊友会筑後地区総会に出席。記念講演はヒゲの隊長でお馴染みの佐藤正久外務副大臣が講師でした。
演題は「わが国の最新国防事情について」。つい先日の米朝会談を念頭に、元自衛官で現外務副大臣・参議院議員として語られる内容は理想論に囚われることなく現実を捉えたリアリティのある内容でした。

北朝鮮の脅威により、日本国内に色々な配備を行っているが、その為に教育訓練が疎かになる事象が起こっている。教育訓練が疎かになったら戦えない。その上、雇用環境の改善による人手不足が自衛隊にも募集定員割れをもたらし、55歳定年制見直しも含め、人材確保をどうするかが大きな課題。また北朝鮮も重要だが、その影に隠れている中国が更に大きな脅威。などなど。

また、憲法改正については、自衛隊を明記することと、大規模災害時の緊急事態条項が一番の問題点と、具体的に海外派遣や東日本大震災時の災害対応などを引き合いに出して解説をして頂きました。奇しくも、その翌朝大阪北部で震度6弱の地震が発生し広い範囲で混乱が生じる中、こういったセンシティブな問題を平時から国民の皆さんが正面から受け止めて議論することは大切だと改めて感じた次第です。

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しかし佐藤副大臣、大らかな笑顔の中に気品と優しさを感じさせるオーラを纏った方でした。今後益々のご活躍を期待しております。

【九州自立の会広域行政セミナー講演「東京の政治、日本のこれから」】

【九州自立の会広域行政セミナー講演「東京の政治、日本のこれから」】
6月7日から6月定例議会が始まりました。その初日に「九州の自立を考える会(九州自立の会)」の総会と広域行政セミナーが開催され、中央大学名誉教授の佐々木信夫氏が「東京の政治、日本のこれから」と題して講演を頂きました。
この講演が大変刺激的、80分間瞬きも出来ないほど。備忘録として纏めておきます。

○ 人とインフラが老いる東京
東京は日本最大のリスクを抱える都市となっていく。
国民の1割、GDPの2割500兆円、国税収入の4割を集める東京が、日本最大のリスクを抱えている。今でも借家住まいが4割を超える高齢者。団塊の世代が75歳を過ぎる2025年以降、税金も家賃も払えず住む所がない高齢者=ホームレスが溢れる大都市・東京となる可能性がある。「人が老いる東京」。
50年前の東京オリンピックの頃、首都高速をはじめとするインフラが整備された東京。一気にこれらの「インフラが老いる東京」。インフラの維持整備の為だけで東京に3−4兆円の投資が必要。重大な財政危機に陥る可能性がある。
人が老い、インフラが老いる東京を地方が支えなければ日本は構造として国を維持することが出来なくなる。

○ 東京圏が抱える税収面でのリスク
東京圏(一都三県)は国民の1/4、3500万人が住む。2040年にはその1/3が高齢者になる。
東京圏においても高齢者の増加により、郊外から段々限界集落かが始まっている。市町村の主力財源は住民税と固定資産税だが、高齢者が増えることにより、住民税が激減し、過去ニュータウンと言われた団地には若い人が入らずお年寄りばかりで固定資産税が入らなくなっている。これらの税金が失われると自治体行政が成り立たなくなる。日本全体で見ると東京圏は発展しているように見えるが、郊外から崩壊が始まっている。一方で医療介護費用は急増。
ふるさと納税創設当初は年間150億円規模だったが、今年は約3000億円と伸びている。地方にとっては良いことかも知れないが、一方では東京を崩壊させる可能性も有る。

○ 小池百合子都政の功罪
2016年6月舛添前知事が辞任し、小池都政が誕生。2017年10月に希望の党が大惨敗するまで日本は小池百合子一色。
小池都政の看板は「東京大改革」しかしやっていることは東京を変えるという話ではなく、「都政の見える化」つまり「都政改革」のレベル。看板とやっていることに大きなズレが有る。結局1年半経って小池都政の評価は「問題提起は良いけれども問題解決は出来ない」だった。都庁官僚を使わず特定の特別顧問に政策の意思決定を委ねており、事実上都庁の官僚制度は機能不全に陥っている。
2020年の東京オリンピックの準備は大幅に遅れている。築地市場移転を遅らせたため、大動脈になる筈だった環状2号線の整備も間に合わず恐らく大渋滞が発生する懸念等。このままでは東京オリンピックは大混乱に陥るのではないか?小池都政はあと2年間有るが、その前に都知事の首を差し替えた方が良いのではないかという空気も有る(本人の耳には届いていないだろうけど)。
都政の混乱は5年半前、石原慎太郎氏が都知事を辞任してから始まっている。後継指名された猪瀬氏は僅か1年で辞任、舛添氏は2年4ヶ月で辞任。
都政には振り子があり、「経済重視・ハード重点」と「生活重視・ソフト重点」が都知事ごとに交互に入れ替わるのが特徴で、過去、東・美濃部・鈴木・青島・石原(+後継の猪瀬)の歴代都政はそうだった。しかし石原・猪瀬都政以降はこの都政の方向性が全く見えない。小池都政がやっていることは「都政の見える化」、経済ハード・生活ソフトどちらでもない。

○ 東京2割減反政策
都政が解決すべき問題3つの問題は(1)2020東京五輪の成功、(2)「老いる東京」問題への挑戦、(3)東京一極集中の率先抑制
東京一極集中の率先抑制の秘策として「東京2割減反と副首都形成、そして道州制」がある。国土面積僅か1%の東京に総人口1割が住むことは、住んでいる人にとっても幸せとは思えない。8年間掛けて1300万人の東京の人口を1000万人に減らすという東京の減反政策を、前回の東京都知事選で小池氏に挑んだ増田寛也氏に提案した(さすがに、その事を演説では触れてくれなかったが)。

と、ここまでが前半です。後半も書きたいと思いますが期待せずお待ちください。

【道の駅みやま に「チャレンジショップ」オープン、試食レビュー】

年間60万人の集客力を誇る #道の駅みやま に地方創生拠点整備交付金を活用した #フードコート、名付けて「 #チャレンジショップ 」が本日オープンしました。

チャレンジショップでは #米 #茄子 #有明海産海苔 #高菜 #セルリー など #みやま市 #名産品 をふんだんに活用して、和洋中様々な形態の6店舗が出店。道の駅の集客力を活用し、起業・雇用創出・6次産業化の推進を目指すものです。

本日は試食会ということで、全店舗の試食レビューを!

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「 #みやま食堂 」は、市内にある3つの飲食店( #天照 #喜家 #あとらんた )がコラボしたお店。本格派の豚骨ラーメン、みやま産丸天・高菜・ネギを使ったあまり腰の抜けていない福岡うどん、クロワッサン風の絶品ワッフル

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「 #石窯ピッツァ ナチュレ 」は、本格石窯で焼き上げるカリッとして食感が素晴らしい #ピッツァ と、 #あまおう や #セロリ をベースにした身体に良さそうな #酵素ドリンク

「#まつしまや 」は、酸味が絶妙なスパイスになるセルリーをふんだんに利用したセルリーカレー

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「#三代目松尾米穀店 #手結び屋 」は、食味コンテストでも金賞を取ったお米を使って、若者も食べやすいハンバーガースタイルのおむすび。インスタ映えするよう見た目にも拘ってます。

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「 #かぐらや 」は、子供のころお婆ちゃんに作って貰った味を思い出す、昔懐かしの #だご汁 が郷愁を誘います。

「 #水茶屋 #樹徳庵 」は、水出し #八女茶 も美味しいのですが、 #濃厚抹茶ソフト が大人の味わい

という事で、予想以上の美味し満載で全て完食!腹がパンパンです!

明日から本格フルオープンとの事!店舗数だけでなくイートインスペースが50席から100席に増え、新たな魅力を発信する「道の駅みやま」に是非お立ち寄り下さい。

【総務企画地域振興委員会 管内視察 北九州市】

【総務企画地域振興委員会 管内視察 北九州市】
5月8-9日にかけて総務企画地域振興常任委員会で北九州市を管内視察してまいりました。備忘録代わりに書き留めておきます。

○ 北九州空港
北九州空港は九州唯一の24時間利用可能な空港です。福岡県ではビジネス・観光路線や早朝深夜便を誘致するとともに、貨物拠点空港としての発展を目指しています。

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また、国際線18路線・国内線26路線を有し年間17万5千回の発着回数を誇る福岡空港と連携を強化し、24時間空港である北九州空港と役割分担・相互補完を進めマルチエアポート化を推進し、県・九州全体の発展に寄与する事を目指しています。

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今回は空港長の菅田様と北九州エアターミナル(株)片山社長にご出席頂き、6月4日にANAカーゴが週5便就航予定で貨物拠点空港として更に存在感を増すこと。また、国際線の利用増に伴い本来150万人対応で設計されていたターミナルが手狭になり、小型機2機を同時に受け入れる事が出来るようにターミナルの改修工事を行うことで、福岡空港で受け入れきれないエアラインを確実に福岡県内で対応をする事が可能となるなど、今後の可能性についてご説明を頂きました。

○ TOTOミュージアム
TOTO創立後100年にわたる地域発展への取り組みについて、TOTO株式会社の鳥越担当部長よりご説明頂きました。

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TOTO株式会社は、森村グループの一員で、世界最大級の高級陶磁器・砥石メーカーであるノリタケカンパニーリミテッドや電力用がいじ・セラミックス製造の日本ガイシのルーツである日本陶器合名会社から派生する形で1917年に「東洋陶器株式会社」として設立されました。初代社長の大倉和親氏が欧米視察の際に衛生陶器を知り、まだ上水道すら普及していなかった日本にも必ず衛生陶器が普及すると確信し、1914年に国産初の腰掛け式水洗便器を誕生させたのが始まりです。

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しかし当初は便器だけでは経営が成り立たず、磁食器の生産なども行っておったり、INAXとはライバルと言うより衛生陶器の普及の為に一緒に努力をして成長してきたなど秘話もご披露頂きました。
創立100周年記念事業として、TOTOの創業精神や歴史を正しく理解し受け継げ社会とともに発展する為に開設されたのがTOTOミュージアムです。

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水まわり賞品の進化など過去の商品展示はもちろんですが、TOTOの志をテーマにTOTO創立者 大倉和親氏、森村グループ創始者 森村市左衛門氏、TOTO五代目社長 江副孫右衛門氏の功績や、その想いを紹介するコーナー等大変充実した展示内容でした。

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初代ウォシュレット発売時にTVで放映された戸川純さんが登場するCMが流れているところでは一同テンションが上がりましたね。

○ 安川電機
革新的な技術・製品開発を通じた地域の産業振興と国際的な事業経営の取り組みについて、安川電機みらい館副館長の奥村様より説明を頂きました。

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安川電機はTOTOより2年早い1915年創業。こちらも100周年記念事業として、本社棟、ロボット工場、安川電機みらい館、安川電機歴史館、YASUKAWAの森から構成される「ロボット村」が誕生しました。

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創業家は地域の技術者養成の為に、国立九州工業大学の前身となる明治専門学校を設立したり人材育成に力を注いでおり、TOTOもそうですが、その当時ほとんどが輸入品であった電気品の国産化に取り組み世界を目指していた企業が北九州市に存在していたことに地域の底力を感じた次第です。

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ちなみに安川電機創業者の安川第五郎氏は1964年東京オリンピックの組織委員会会長でもあります。

以上、駆け足ですがレポートしておきます。

【祝!みやま市・柳川市・築上町・みやこ町ホストタウン登録完了】

【祝!みやま市・柳川市・築上町・みやこ町ホストタウン登録完了】
4月27日に内閣官房東京オリンピック・パラリンピック推進本部から「ホストタウン」第七次登録の発表があり、福岡県・みやま市・柳川市・築上町・みやこ町が共同でオセアニア・オリンピック委員会に所属する十五カ国のホストタウンに登録される事が発表されました。福岡県内においては福岡市・北九州市・久留米市などに続いて七番目のホストタウン団体登録となります。

「ホストタウン」とは2020年東京オリンピック・パラリンピックを契機に、特定国のホストタウンとなり、事前キャンプ誘致などで選手達との交流、参加国の人々との交流を通じ互いの歴史文化を知り・伝え、パラリンピアンとの交流により共生を学ぶ、という3つの柱を目的とする自治体・公共団体です。東京オリ・パラ終了後も継続して交流し、人材育成・文化交流等を大会のレガシー(遺産)とすることを目指します。

昨年12月にオセアニアオリンピック委員会のキャンプを上記4市町で受け入れる事が発表されたのはお知らせしたとおりで、既にホストタウン登録の申請はしておりましたが、県と4つの市町が登録団体となり協働して十五カ国のホストタウンとなるのは日本初の試みということで時間が掛かり、やっと登録完了した次第です。

これにより政府関係各省庁からホストタウンとして人材派遣・情報提供や特別交付税などの財政支援を含めた協力を得ることが出来、スポーツ振興や教育文化向上を核として地域のグローバル化・活性化・観光振興などに本格的に取り組む事が出来ます。

計画の特色に「国や都市の規模に関わらず実施できる国際交流を実現し、ホストタウン登録を契機として、相手国と4市町が、異文化理解教育の推進、青少年の健全育成、並びに地域の活性化を図る。」と記してありますが、大規模とは言えない福岡の4市町が、これまた大規模とは言えないオセアニアの十五カ国をおもてなしする、日本初の試みとなる複数市町による共同登録です。

お骨折り頂いた県関係者に心より感謝するとともに、私もスポーツによる広域地域振興が、このホストタウン登録により益々進められるよう県政において尽力して参ります。

【在福岡オーストラリア総領事と意見交換会】

【在福岡オーストラリア総領事と意見交換会】
最近海外づいてますが、昨日は福岡県にあるオーストリア総領事館を、私が事務局長を務める国際交流議員連盟の会長でもある樋口明議長と訪問。

福岡にはアメリカ、韓国、中国、ベトナム、そして先日設置が発表されたタイ、と、このオーストリア領事館が存在しますが、オーストラリア以外の5カ国とは県と友好提携が交わされ様々な国際交流が進められています。そこでオーストラリアとの関係構築模索のために意見交換を行いました。

オーストラリアは1992年に福岡と札幌に領事館を設置、2000年に福岡の領事館を総領事館に昇格していますが、スキー客の誘客などで成功している北海道と比較しても、福岡県は総領事館が存在する優位性を存分に活用する余地があります。

イアン・ブレイジア総領事、加藤商務官にご出席頂き、2019ラグビーワールドカップを控え、ラグビー熱の高い両地域同士ラグビーを通じた交流や、時差が無いけど季節が夏冬反対の地理的特性を活かした観光経済面での交流が考えられないかなど活発な意見交換ができました。

特に夏冬が逆転するという視点は、米国とインドの昼夜が逆転している地理的条件を活かしたIT産業の連携の様に、一捻りしたサプライチェーンが構築出来るかもとワクワクさせられます。

【ロシア・ウリヤノフスク州知事が福岡訪問】

ロシア・ウリヤノフスク州のセルゲイ・モロゾフ知事をはじめとする訪問団が福岡県にお越しいただき、小川洋知事、樋口明議長、藏内勇夫九州自立の会会長はじめ各会派代表者の皆様とお迎えしました。

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ウリヤノフスク州は人口125万人、モスクワから東南東に900キロ位置し、航空機、自動車などの製造業が発達しているとのこと。福岡県との末長い交流を望まれてのキックオフとなる会合でした。

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先ずはお互いの地域における特徴的な取り組みを紹介しあい、協力関係を持てる分野を模索することから始めることとなります。
プーチン大統領とフィギアスケートのザギトワ選手に秋田犬が日本から贈られたエピソードなども登場し、和やかに懇親することが出来ました。日本政府においても外交面でスポットライトが当たるロシア。福岡県としてどのような関係構築が可能か、今後注目して参ります。

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