【立花宗茂と誾千代を大河ドラマに!】

【立花宗茂と誾千代を大河ドラマに!】
本日は柳川市金子市長をはじめとしたキャラバン隊の皆様から、立花宗茂と誾千代をテーマにしたNHK大河ドラマの招致を目指す要望活動をお受けいたしました。
1567年に生まれた戦国武将は伊達政宗、真田幸村そして立花宗茂。華の67組と称されることもあるそうです。関ヶ原の戦で西軍につき唯一旧領回復した大名。そして宗茂の妻誾千代は、放送中の「女城主直虎」がありますが、一級の古文書で城主となったことを確認出来る唯一の女城主。
時代考証についても学術書や研究成果が充実しており、脚本家の方が書きたくなるような人物像とエピソードが満載。信長・秀吉・家康との絡みもあり、アニメやゲームでも取り上げられ中高生からの認知度も高い宗茂と誾千代。プレゼンを聴くと「もうこれしかないだろう!」と思えてくる程ですが、現在誘致活動をしている自治体は20以上有るらしく激戦です。
この日のために誂えた甲冑姿の金子市長の心意気に応えるために、福岡県議会も全力で柳川市の誘致活動を支援する事を中尾議長、藏内自民党県連会長と共にお約束いたしました。

【九州北部豪雨から5年、水防訓練が行われました】

九州北部豪雨災害から5年が経ちましたが、災害は忘れた頃にやってきます。

今年も出水期を前にみやま市消防団が菅原新消防団長の下、水防訓練を行い、私も参加して来ました。

日曜にも関わらず21分団から500人近い団員が参加し、本当に心強い限りです。

絶好の晴天の中、積み土嚢工法、シート張り工法、改良積み土嚢工法、チェーンソー取扱などについて訓練が行われ、皆さん真剣な眼差しで、そして時々和気藹々と取り組んでおられました。

年々重みを増す土嚢に歳を感じながら、私もいい汗かきました。舫い結びや巻き結びなどロープワークも勉強になります。

日頃の地道な訓練あってこその有事対応。消防団の皆さん頼りにしてます!

 

【聡政会県政セミナー 山口覚先生「新しい価値観による新しい街づくり」】

昨日は私をサポートして頂いている聡政会主催の県政セミナーを開催しました。

今年の講師は福津市津屋崎にて津屋崎ブランチを立ち上げ、移住者支援・古民家再生や起業支援などを通じまちづくりに尽力してある山口覚先生。演題は「新しい時代の 新しい街づくり」

北九州出身で大手ゼネコン鹿島建設で勤務されていましたが、東京から地方のまちづくりに関わる事に疑問を持ち福津市に移住し津屋崎ブランチを立ち上げまちづくりをされています。

2009年から5年間で34組108名の移住者を呼び込み、その後(山口先生曰く)面倒臭くなって数えてはいませんが国勢調査によると10年間で津屋崎エリアの人口は902名増加しています。

昨年8月、私が委員長を務める総務企画地域振興委員会で視察をした際に津屋崎千軒のまちづくりについてご説明を頂き、その発想と情熱に感動し是非これを地元の皆さんと共有したいと思い立ち、今回の講師依頼に繋がりました。

つい先日の徳島県神山町のまちづくりでも感じましたが、今必要とされるのはメディアや中央官庁ベースで喧伝される「地方創生の成功事例」の逆をいく発想。

今回の山口先生の講演でもそのような目から鱗のお話しを沢山聞けました、例えば

「合併したから昔の町名で呼ばずに、新市の名前で呼んで欲しい」→「一括りにする事で旧町の個性が消えるから、敢えて昔の名前で呼ぼう」
「東京(或いは福岡市)にあって津屋崎に無い物を持ってこよう」→「それでは勝てない。同じ土俵で勝負しない」
「田舎に住みたい」→「でも時々は都会に行きたいのが移住者の心情」
「移住者ツアーは人数を多く集めると盛り上がっているように見える」→「あえて少人数(5名程度)のツアーにしてその代わり参加者には手厚いサポートをする方が実は効果が高い」
「単身者は身軽なので移住しやすい」→「しかし単身者はすぐに転居も出来る。だから敢えてターゲットは30代夫婦+1〜4歳の子持ち」
「誰でもいいから来て下さい」→「地元の文化を大切にして街の担い手になる心意気の有る方を呼ぶ」
「挨拶をしない100人」→「挨拶をしあう50人の方が地域力は強い」

それ以外では
「起業と言っても都会の論理でやるのでは無く、3万円とか5万円のお小遣い程度のプチ起業を目指す。自分の好きなことを活かしお小遣いを稼いで、それが街づくりに繋がる流れを作る」
「田舎で月30万円稼ぐのは大変厳しい。しかし月10万円の仕事を3つ作るという発想ならハードルは低い。しかも月10万円しか稼げない仕事は、誰もやり手がいない仕事になっている」
「金銭的な部分を追い求めるのではなく、誰と生きていくか?どういう暮らしが出来るか?という視点が住民にとって大切になる」
という発想も凄い。

また空き家対策についても「空き家対策の問題点は、大家さんが空き家をリフォームしたり清掃したり初期投資をしないと貸せない状況がネック。大家さんに金銭的な負担を一切させないスキーム作りが大切」と看破されました。

産み出されたスキームは
寄附方式:リフォーム費用が600万円かかるなら、50万円の権利を12口売り出し、それを原資に旅館を作った。権利者は7年間自由に泊まる権利を与える。7年後に物件は大家の手元に戻る。
家賃前払い方式:12年分の家賃を先に貰ってリフォーム&改築。13年目に大家は出て行って貰うか継続して住むか判断する。
自主改修方式:オーナーは津屋崎生まれだが北海道に嫁ぎ二度と津屋崎に戻ってくる予定は無い。しかし自分が津屋崎にルーツがあることを証明するのはその空き家の登記簿だけだから絶対に他人に渡したくない。だったら月々5000円程度の超低価格で貸して、改修は借り主の好きにさせて、管理までして貰う。
などなど。これには多くの社長さんがヒントを得ていたように見えました。

山口先生の刺激的な講演のお陰で、その後の懇親会は話題が途切れず最後まで残って頂ける方が多く大盛況でした。
みなさんのハートに地方創生の火が付いた瞬間だと思います。私も県政の立場からしっかりと盛り上げて参ります。

山口先生、ご参加頂いた皆様本当に有り難うございました。

 

【2月18日 九州オルレ「みやま・清水山コース」オープン!】

オルレは韓国済州島からはじまったトレッキングコースの総称です。ここ九州においては、九州観光推進機構が2012年から韓国からの観光客誘致を目的に「済州オルレ」の姉妹コースとして「九州オルレ」を立ち上げ4コースを選定したのが始まりです。すでに九州に17コースが存在していますが、この度第6次認定が行われ「みやま・清水山コース」と「出水コース」が新たにコースに加わり19コースとなりました。福岡県内にはこれで「宗像・大島コース」「久留米・高良山コース」「八女コース」に続き4コース目、九州内では一番多いんだそうです。

「みやま・清水山コース」は女山の麓にある八楽会教団がスタート地点。国指定文化財である女山神護石をはじめ多くの史跡や美しい竹林がある女山史跡森林公園を通り、清水山の本坊庭園、五百羅漢などを抜けて清水寺・三重塔へ向かい、最後は道の駅みやまでゴールする全庁約11.5キロ(所要時間4−5時間)のコースです。

今日のオープン初日にはなんと600名近くのオルレファンが韓国はもちろん日本からも参集頂き大盛況だったそうです。

一方で、昨日は駐福岡韓国総領事金玉彩さん、済州オルレ理事長Sun Myung Sookさん、そして韓国のテレビ・新聞など多くのメディアの皆さんや旅行代理店関係者40名以上をお招きし祝賀会が開催されたのですが、その中で、九州観光推進機構の高橋専務理事が「オルレはコース認定されてからが大変。コースを美しくメンテナンスし続けるには地元の皆さんの理解と努力が必要になります」と仰いました。

認定されることだけで安心せずに、これを地域の観光資源として磨き上げ、九州オルレの人気コースになるべく周遊性やリピーター向上を目指しみんなで頑張りましょう!

 

【嘉麻市、新消防学校視察】

1月17日からのハワイ州視察から怒濤の視察ラッシュで、レポート連発ですが、これをしっかり残すことが自分の活動の厚みを増すと信じてます、が、流石に1ヶ月弱で5回視察(海外、管外、管内とりまぜて)は結構な時間が必要です。

という事で、2月14日に私が委員長を務める総務企画地域振興委員会で嘉麻市の新消防学校を視察して参りました。

福津市にあった消防学校ですが老朽化が進み建て替えする事になりました。そんな中で県有施設でもある、廃校になった旧県立嘉穂工業高校跡地を活用して、新たに教育訓練機能を強化し防災拠点としても活用できる新消防学校が嘉麻市に建設され平成29年4月1日に供用開始されることになりました。

敷地面積は83,700㎡、延床面積は15,900㎡。総工費70億円。14名の職員(内、教官8名)で運営されます。

訓練施設も豊富です。登坂訓練やロープ渡過やロッククライミングが出来る大きなジャングルジムのような6階建ての救助基本訓練施設はもちろんですが、高層マンションを想定した10階建ての高層訓練棟、燃焼実験や実火災訓練が行える5階建ての中層訓練棟。雨天やカミナリが鳴っても訓練が出来、はしご車も使える約1400㎡の屋内訓練場。火災の7割を占める一般住宅火災での、ベランダからの救助訓練等が出来る2階建ての家屋火災消火訓練施設。最大深度5mの水難救助訓練が出来るプールなどなど、最新のニーズに応えられる素晴らしい施設の数々。
また消防隊員は最初に6ヶ月の研修が課されますが、150人の一団が訓練以外ではプライベートを確保し快適に過ごせるよう工夫と配慮が施された宿泊棟や食堂でした。

嘉穂工業高校校舎から流用しているのは体育館と教育棟に生まれ変わった校舎ですが、体育館は床が貼り替えられたり塗装もやり直しパット見た目新築なのかと見間違うほどです。

そしてなんといっても周辺地域に「ちょっと飲みに行こう」みたいな誘惑が見当たらない立地なので、研修に入っている間消防一筋に集中できる素晴らしい環境!
新消防学校建設を機に福岡県の消防力が益々向上することを期待しています。