【🌸ルーツは福岡 夢は世界へ🌈県人会世界大会🌏✨】

去る11月5日から8日にかけて、6年ぶりとなる「第12回海外福岡県人会世界大会」が、故郷・福岡の地で盛大に開催されました。新型コロナウイルスによるパンデミックという困難を乗り越え、世界各地から約400名の海外福岡県人会の皆様が一堂に会しました。


今回の大会のキャッチフレーズは、「ルーツは福岡 夢は世界へ ~繋がる世代、広がる未来~」。
本県からの海外移住は、1885年のハワイへの移住に始まります。移住された先人の方々は、言葉や気候、文化の異なる異国の地で多くの困難を乗り越え、その国や地域の発展に大きく貢献されてきました。現在、福岡県人会は世界24の国・地域に39の組織を有し、遠く離れた人々の心の支えとなっています。


何より嬉しかったのは、世界各地で活躍されている多くの県人会の皆様との再会でした。
特に、前回2022年にペルーで開催された第11回世界大会で親交を深めた皆様に再びお会いでき、あの時、会場を熱く盛り上げてくださった躍動的なダンスの御礼をお伝えできたこと。
また、長年にわたり交流を重ねてきたハワイ州から、ハワイ福岡県人会長のクックさんが来福され、再会を果たせたことも格別でした。「ウェルカムバック!」と声を掛け合った瞬間の感激は忘れられません。海外の県人会の皆様は、国や地域を越えて経験や思いを共有し、福岡から新たな繋がりを生み出すことを願っておられます。


大会記念式典の終盤では、福岡県立朝倉高等学校音楽部の皆さんによる合唱が披露されました。
「上を向いて歩こう」や「川の流れのように」といった名曲が会場を包み、そしてクライマックスは、毎回恒例となっている参加者全員による「故郷(ふるさと)」の合唱でした。


「兎追いし かの山、小鮒釣りし かの川」
「志をはたして いつの日にか 帰らん、山は青き 故郷、水は清き 故郷」
この歌を口ずさむ中で、海外で長年にわたり苦労を重ねてこられた先人たちの姿、そして今も遠い地で故郷を思い活動を続ける皆様の想いがひとつになったのを感じました。

福岡県と海外県人会、そして県人会同士の絆がさらに強まり、この活動が未来を担う若い世代へと確実に受け継がれていくことを願ってやみません。
「ルーツは福岡、夢は世界へ」を合言葉に、この大会で得たエネルギーと絆を力に変え、また次回、この故郷・福岡で皆様と笑顔で再会できる日を楽しみにしています。