令和6年度予算特別委員会「福岡県の少子化対策〜乳幼児との触れ合い体験について」

◯板橋 聡委員 自民党県議団、板橋聡です。
 福岡県の少子化対策について質問させていただきます。
 今から十年前、二〇一四年五月、日本創成会議が発表した人口減少による消滅可能性自治体は、衝撃的な内容でした。その後、国はじめ、自治体において人口減少問題が活発に議論されることとなりました。私も二〇一四年六月議会以降、県の少子化対策について質問し、今回は三年半ぶり七回目、甲子園の常連校のような質問となりますが、少子化対策の一丁目一番地は、結婚し、家庭を持つことを希望する若者が増え、その希望を実現できる社会にすることという認識を執行部の皆様と共有できているつもりでしたが、当年度当初予算の重点施策に関する資料を確認したところ、出会い・結婚応援事業が見当たりません。知事は、令和六年の予算編成について、将来を守るサステナブル社会への改新として、少子化進行への対応を大きな柱として掲げているにもかかわらずです。
 そこで、改めて問います。少子化対策の一丁目一番地は、結婚し、家族を持つことを希望する若者が増え、それを実現する社会づくりという認識は共有いただけているでしょうか。また、そのために県はどのような取組をされていますか。

9◯桐明和久委員長 山田こども未来課長。

10◯山田こども未来課長 少子化の要因とされる未婚化、晩婚化の流れを変えるためには、まず若者が将来結婚し、子供を産み育てたいという夢や希望を持つことができるようにすること、そして、こうした夢や希望をかなえられる社会にしていくことが重要であると考えております。
 このため県では、若者や県民に家族のすばらしさや子育ての楽しさを伝える啓発事業、出会いの場の提供などに取り組む企業や団体による出会い応援団体登録制度、就職後間もない若者が結婚の具体的なイメージを持つためのライフデザインセミナーなど、若者が結婚、子育てに希望を持つための事業に取り組んできたところでございます。

11◯板橋 聡委員 これまでの取組は分かりました。それを踏まえ、来年度予算には、プレコンセプションケア推進費という聞き慣れない言葉を含んだ事業が計上されていますが、どんな事業なのか、子育て支援課長、具体的にお示しください。

12◯桐明和久委員長 若藤子育て支援課長。

13◯若藤子育て支援課長 プレコンセプションケアとは、妊娠前の健康管理を意味しています。例えば、低体重児の出生等の要因としまして、痩せや肥満、喫煙、持病、高齢などがございます。これは妊娠に気づいてから対策を始めても遅いため、思春期等の若い世代の男女に対して、生活スタイルや妊娠に係る知識普及を行う必要がございます。このため、県ではプレコンセプションケアセンターを設置し、オンライン漫画や、大学、専門学校等への出前講座を実施し、若い時期から知っていただきたい情報の発信を行うとともに、不安や悩みを抱える若者からの相談に助産師や専門医師が対応していくこととしております。

14◯板橋 聡委員 今、説明をいただいたこれらの事業は、若者の将来の家庭づくり、家族計画について考えてもらうという点では意義はありますけれども、研修や講座、あるいは相談の受付といった形で、若者の知識、情報の提供にとどまっているように感じられます。私はそこに大きな視点が欠落していると思います。
 フランスの劇作家アルマン・サラクルーはこう言いました。結婚は判断力の欠如、離婚は忍耐力の欠如、再婚は記憶力の欠如。後ろの二つは置いておいて、結婚は判断力の欠如というのは私自身もうなずかざるを得ない、思い当たる節が多々あります。ちなみに、山田課長はいかがでしょうか。

15◯山田こども未来課長 私も結婚いたしておりますが、将来のことを心配していたら結婚はできなかったという感想を持っております。

16◯板橋 聡委員 ですよね。目先のタイムパフォーマンス、コストパフォーマンスを追求すれば私もそうでしたけれども、若いときは一人で気ままに暮らして、頂いたお給料を自分のためだけに使ったほうがいいに決まっています。それを乗り越えて結婚ということに向かうには、もう理性をぶっ壊す感情的、情緒的、エモーショナルな要素が不可欠だと思います。つまり、感情、情緒に訴えるような若者の心を直接揺さぶるようなエモーショナルな施策、今風に言えば、エモい施策が必要だと思います。
 そのヒントが、こども家庭庁により昨年十二月に策定されたこども大綱に記載をされています。それは、乳幼児との触れ合い機会の創出です。赤ちゃんを抱っこした経験がある方は共感していただけると思うんですけれども、自分の子供はもちろん、他人の赤ちゃんでも、見た目、手触り、匂い含め、その存在全てがいとおしく、もう抱っこした瞬間に理屈、理性を吹っ飛ばして、ドーパミンがどばどばあふれ出るような多幸感は忘れることができません。
 一方で、地域のコミュニティーのつながりが希薄化し、少子化が進む中で、日常生活において若い人たちはそもそも乳幼児と接する機会が激減し、出産や子育てを自分のこととしてイメージすることが困難になっています。若い人たち、特に中学生、高校生のような子供から大人に変貌する感受性の強い時期に乳幼児との触れ合い体験の機会をつくることは、親となって子供を育てるイメージを持ち、家庭づくり、家族計画について前向きに感じることにつながると大いに期待をしております。
 そこで、質問です。地方自治体は今後、こども家庭庁のこども大綱の内容を踏まえ子供施策を実施していくことになりますが、乳幼児との触れ合い体験について、福岡県がどういうふうに取り組むのかお答えください。

17◯山田こども未来課長 来年度の当初予算でお願いしておりますこどもまんなか社会づくり推進費では、社会全体で子供や子育て中の方々を応援する機運を醸成するため、子供、子育てに優しい取組を行う県民や事業者などを開拓し、新たに構築するホームページやSNSなどで紹介することとしております。
 乳幼児と中高生などの若者が触れ合う機会の創出につきましても、子供、子育てに優しい取組の一つであると考えております。このため、こうした取組を実施していただくよう県民や事業者の方へ働きかけてまいります。
 また、就職して間もない若者を対象に、出会いイベントの体験会やライフデザインセミナーを行う未来応援フェスを開催しておりまして、この中で乳幼児との触れ合い体験イベントを行うなど、出産や子育てが身近に感じられるよう実施内容を工夫してまいります。

18◯板橋 聡委員 一方で、この乳幼児の触れ合い体験は、中学生、高校生の学習指導要領にも盛り込まれており、市町村においては次世代育成支援対策推進法に基づき策定する行動計画に乳幼児との触れ合い体験を盛り込むことが既に国の策定指針で定められております。公立中学校は市町村の教育委員会が所管しており、乳幼児の触れ合い体験を県内隅々まで浸透させるには、市町村の理解と協力が不可欠と考えます。
 そこで、質問です。県内の市町村における次世代行動計画の策定状況と、どれだけの市町村が策定した計画の中で乳幼児との触れ合い体験を具体的な取組として記載しているかお尋ねします。

19◯山田こども未来課長 県内市町村における次世代行動計画の策定状況につきましては、令和六年三月八日現在で五十五の市町村が策定しておりまして、全体の九一・七%となっております。また、この計画の中で乳幼児との触れ合い体験の取組を記載している市町村は二十二団体で、全体の三六・七%となっております。

20◯板橋 聡委員 少子化対策強化のために整備された次世代育成支援対策推進法に定められているにもかかわらず、乳幼児との触れ合い体験の取組を計画に記載している自治体が全体の三分の一程度しかないことに驚いておりますが、では、それらの市町村では具体的にどのような乳幼児触れ合い体験を実施しているのか教えてください。

21◯山田こども未来課長 教育庁の義務教育課に確認いたしましたところ、昨年度、中学校で実施された乳幼児との触れ合い体験授業では、幼稚園や保育所等に生徒が出向いて直接乳幼児と触れ合う事業を実施している学校もあれば、幼稚園や保育所における保育者の映像ビデオを見る、または生徒が乳幼児や保育者などの役を演じ、ロールプレイングを行う学校もあるとのことでございます。

22◯板橋 聡委員 今の御説明によると、リアルな触れ合いを伴う真の乳幼児との触れ合い体験、これが実施されている市町村は計画に記載している三六・七%よりさらに少ないことが分かりました。県として、今後、未実施の市町村に対し、どのようにこの事業の働きかけを行っていくのかお答えください。

23◯山田こども未来課長 まず、市町村における乳幼児との触れ合い体験の実施の有無やその内容、実施している学校数など実態を調査した上で、各市町村の状況に応じた働きかけを行ってまいります。具体的には、市町村が今後策定する予定のこども計画に係る説明会ですとか、教育、保育の需要を見込み提供体制などをまとめた子ども・子育て支援事業計画の改定に係る個別ヒアリングにおいて、次世代行動計画の策定や乳幼児との触れ合い体験の実施を働きかけてまいります。その際、小中高生と乳幼児との触れ合い体験イベントといった首長部局の取組のほか、教育委員会と連携し、それぞれの中学校で乳幼児と直接触れ合う体験授業を行っていただくよう促してまいります。
 また、結婚や子育て支援などの少子化対策につきまして、複数市町村での広域的な取組の協議や各施策の課題を共有する場として、全ての市町村が参加する協議会を毎年開催しておりまして、その中で乳幼児との触れ合い体験に取り組んでいる市町村の事例を紹介し、実施を呼びかけてまいります。

24◯板橋 聡委員 さて、来年度は現行のふくおか子ども・子育て応援総合プランの最後の一年になります。私はこのプランにおいて、少子化対策に関わる政策目標として、理想の子供の数と実際に持つつもりの子供の数の増加とその差の縮小、平均初婚年齢の上昇の抑制、合計特殊出生率の向上という具体的な数値に着目した目標が設定されたことを非常に高く評価しておりますが、残念ながら全ての数値において現状では目標達成は大変困難な状況だと伺っています。
 新型コロナによる世界的な混乱もあったため、この結果も致し方ない部分もあるかなと思いますし、また同時に、新型コロナが五類になり、世界中が自粛ムードから解き放たれて日常を取り戻すモードになっている今、若者の家庭づくり、家族計画に対する意識も併せて高揚させる大きなチャンスが訪れたと私は信じています。
 そこで、部長にお伺いします。
 乳幼児との触れ合い体験の取組を行うことの重要性について、部長はどう認識されているのか御披瀝ください。

25◯桐明和久委員長 徳永福祉労働部長。

26◯徳永福祉労働部長 先ほど委員からも御指摘ございましたように、少子化の進行、あるいは地域社会での人と人の結びつきは弱くなっていると。こういった状況から、ふだんの生活で乳幼児と触れ合う機会が大変減少しております。こういう状況の中、乳幼児との触れ合い体験は子供、若者にとりまして、子供を産み育てることや家族を持つことがイメージできる機会になるものと考えております。
 次の世代の親となる子供、若者たちが家族の大切さや子供、子育てについてビデオを見たり、人の話を聞くといった間接的に知識を得るだけではなく、実際に目の前に赤ちゃんがいて、それを見たり、触れて柔らかさとか滑らかさを感じる、あるいは安らぎを与えるような甘い匂い、そういったものを嗅ぐといった五感で感じることができる生の体験が大事だと考えております。このような体験を通しまして、小さな命のいとおしさやかけがえのなさといったことを感じ、自らも将来、子供が欲しいと思えるような乳幼児と触れ合う機会をつくるということは、若者が結婚や子育てに夢や希望を持ち、それをかなえる社会づくりを進める上で大切な取組であると考えております。

27◯板橋 聡委員 この事業は、事業の対象となる学生は教育庁が所管しており、一方で事業実施に必要な乳幼児は知事部局が所管しており、乳幼児との触れ合い体験の着実な実施には、縦割り行政の弊害を乗り越え、知事部局、教育庁が県のみならず市町村もしっかりタッグを組み、進めていくことが必須と考えます。先ほどの答弁で、乳幼児との触れ合い体験は若者が結婚、子育てに夢や希望を持ち、それをかなえる社会づくり、すなわち少子化対策の一丁目一番地にとって大切な取組とおっしゃった部長ですが、どうやってこの事業を前に進めていくつもりかお答えください。

28◯徳永福祉労働部長 それぞれの市町村でこの乳幼児との触れ合い体験に取り組んでいただくためには、この事業の大切さを市町村に理解していただく、それとともに児童館や保育所などを所管し、乳幼児やその保護者とのつながりが強い市町村の子育て支援担当部署がどう取り組んだらいいのか悩んでいる学校との橋渡しをするなど、首長部局と教育委員会、学校が連携して進めることが重要であると考えております。
 また、実施に当たりましては、乳幼児への関心を高め、関わり方を実体験として学べるよう、直接、乳幼児と触れ合う機会となることが肝要でございます。このため、副市町村長が集まる会議の場で、乳幼児との触れ合い体験の重要性、先ほども申しましたが、実際に見る、触れるといった生の体験によって、想像ではなく、心から子育てについて理解できるということについてしっかり説明いたしまして実施を働きかけますほか、先ほど課長が申し上げたとおり、こども計画の市町村説明会、あるいは子ども・子育て支援事業計画改定に係る個別ヒアリング、こういった場がございますので、そういう場においても、市町村の子育て支援担当部署に対し、教育委員会や学校との協力を呼びかけてまいります。
 また、庁内では教育庁ですとか私立学校を所管しております私学振興課とも連携いたしまして、公立学校につきましては県の教育事務所長や市町村の教育長、県立高校の校長が集まる場、そして私立学校につきましては、各学校の理事長や校長が集まる私学団体の会議、こういった場を活用させていただきまして、生徒が直接乳幼児と触れ合う機会となるよう効果的な事業の実施について働きかけてまいります。こうしました取組によって、子供、若者が乳幼児の育ちや子育てについて生の体験を通じて心の気づきが得られるよう、乳幼児との触れ合い体験の実施率向上を図ってまいります。

29◯板橋 聡委員 部長の決意のほどを聞かせていただきました。この体験は組織の垣根を越えて推進する必要がありますし、さらに市町村の首長、教育長の理解と協力が必要です。ここは、県民から直接選ばれた服部知事のお考えを伺いたく、委員長、知事保留質疑のお取り計らいをお願いします。

30◯桐明和久委員長 ただいま板橋委員から申出のありました知事保留質疑を認めることにいたします。
 なお、知事保留質疑は三月十九日火曜日に行う予定でありますので、御了承願います。

31◯板橋 聡委員 終わります。(拍手)

【みやま市で発生した小学一年生男児の窒息死亡事故について】

昨日みやま市の小学校において、給食時の窒息により小学一年生男児の尊い命が失われました。
衷心よりお悔やみ申し上げると共に、二度とこの様な痛ましい事故が繰り返されないことを祈るばかりです。

14歳以下の子供が食品を喉に詰まらせて亡くなる事例は、2014年から2019年までの6年間で80件発生しています。参考までに、65歳以上の方が餅を詰まらせて窒息死する事例は2018年〜2019年の2年間で661件発生。食品による窒息死は意外に身近で、誰にでも何処でも起こり得るものです。教育現場による再発防止策の検討はもちろん必須ですが、各ご家庭でも普段から注意すべき事、いざという時の対処法を学ぶことが大切だと再認識しました。参考までにリンクを貼っておきます↓

窒息に対する応急手当(成人・小児:腹部付き上げ法)(東京消防庁)https://youtu.be/lsrO0H4sfm0?si=F-LqJDOSAMJJxMiH
食品による窒息 子どもを守るためにできること|公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY https://www.jpeds.or.jp/modules/guidelines/index.php?content_id=123
こどもの救急(ONLINE-QQ) – 事故と対策 – 窒息 http://kodomo-qq.jp/jiko/index.php?pname=jiko_chissoku

なお、西日本新聞の記事では
「内閣府などが16年に策定した「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン(指針)」は、給食などに使用しないことが望ましい食材として、カットしていないウズラの卵やミニトマト、ブドウなど球形の食材を挙げている」
と記載してありますが、この内閣府のガイドラインは「小学校未満の幼稚園・保育園などの教育・保育施設」を対象施設として作成されている事をどうぞご理解ください。

小1男児が給食詰まらせ窒息死 福岡・みやま市教委「ウズラの卵が危ない食材と認識せず」|【西日本新聞me】 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1182920/

教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン【事故防止のための取組み】~施設・事業者向け~https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/03f45df9-97e1-4016-b0c3-8496712699a3/39b6fd36/20230607_policies_child-safety_effort_guideline_02.pdf

【高校生主催によるワンヘルスシンポジウム@九州芸文館】

NHKアナウンサー佐々木理恵さん、ワンヘルスの伝道師芝田良倫さんをゲストに、福岡舞鶴高校・柳川高校・山門高校・八女高校の学生さんにより行われた取組発表とディスカッション。



最後に全員が「自分の中のワンヘルス」を一言で表現。これが素晴らしかったのでご紹介します

・世界の基盤
・生命の根源
・人、動物、植物、環境も全ての命は繋がっている
・命
・人間として全ての生物の命を守らなければ
・つながり
・基本的だけど難しい
・当たり前の事が習慣に
・世界の中心になる考え方
・地球は人間のエゴだけではいけない
・これから「来る」考え方
・愛



子供達の方が柔らかにそして自分事として「ワンヘルス」を捉えているなぁと、感心しきりでした。
我々も大人の背中を見せられるように努力しなくては。


【養護老人ホーム・軽費老人ホームの職員処遇改善等ご要望】

2月21日、県老人福祉施設協議会から自民党県連へ職員の処遇改善などについての要望書を頂きました。

既に自民党県連・県議団への要望会は12月議会の折りに開催されておりましたが、県保健医療介護部へ要望書を提出されるのに併せ、県連にも改めてお立ち寄り頂いた次第です。

永原会長からは人手不足による職員確保の難しさや、福岡市近郊など都市部の介護施設への入所希望集中により福祉施設が抱える問題が多様化してきている旨御訴えがありました。DXなどでの効率化が非常に難しい分野です、今回のお話しを参考に施策へ反映出来るよう努力致します。

私の「こだわりの一品」

自由民主党WEB「こだわりの一品」に寄稿しました
地元企業、#クロキビスポークルーム と #石橋鉄工所 が開発した、世界初のヘッド脱着式カフリンクス「#NOC(Not on the CUFF)」を紹介しています
2月27日発行の機関誌「自由民主」にも掲載予定です

こだわりの一品 NOC

ワンヘルスセンター予定地を海外の研究者達が視察

第4回福岡県ワンヘルス国際フォーラムの共同調査でみやま市のワンヘルスセンター建設予定地(保健医療経営大学跡地)を視察頂きました。


世界獣医師会ラファエル・ラガンス会長、コロラド州立大学ワンヘルス研究所トレーシー・ゴールドステイン所長、国際獣疫事務局アジア太平洋地域代表事務所 北川獣医官はじめ九州大学、熊本大学からも蒼々たるメンバーにお越し頂き、県のワンヘルスセンター概要、みやま市のワンヘルスの取組等をご説明しました。


ラガンス会長はじめ皆様から「Very impressive!」と繰り返し仰っていただき、近い将来この地に世界中から多くの研究者達が集まる光景を想像しワクワクしました!

【総務企画地域振興常任委員会管内視察 みやま市・久留米市・ひこぼしライン】

私が所属する総務企画委員会の管内視察が2月13-14日に行われました。備忘録代わりに書き留めておきます。

○ みやま市 メタバースによる取組について
国のデジタル田園都市国家構想交付金を利用して、みやま市に現存する国指定無形文化財「幸若舞」、県指定無形文化財「新開能」をメタバースを活用して紹介している取組を視察しました。
残念ながらメタバース体験は出来ませんでしたが、委員各位からは活発な質問が飛び交い、大変関心が高かったです。

○ 久留米市 特設サイトを活用したふるさと納税の取組について
地方自治体の新たな財源として活用されている「ふるさと納税」。令和4年度は全国で約9654億円(5184万件)と過去最大になっています。一方で、人気返礼品を擁する一部自治体に寄附が集中するなど自治体間の二極化が進む中、久留米市の生き残り戦略を視察しました。
久留米市は、外部ポータルサイトの利用とは別に、市独自で特設サイトを立ち上げ、ポータルサイト運営者に払う利用料分を利用者へ還元するような仕組みを構築して努力されています。

○ JR九州 日田彦山線BRT ひこぼしライン
平成29年7月九州北部豪雨により壊滅的なダメージを受けた日田彦山線。地域住民とJR九州の合意形成に向けて、九州自立の会・福岡県議会の共催で勉強会や対話集会などを重ね、最終的にBRTによる復興が決定した経緯があります。


2023年8月28日に開業した日田彦山線BRT「ひこぼしライン」を視察して参りました。


一般道区間では学校や病院など生活に密着したエリアに24駅のBRT駅が増設され、同時に専用道を存続させることで定時制も確保させています。また運賃は鉄道時代と同等、ダイヤは鉄道時以上の本数を設定することが出来ました。地方の公共交通維持が今後の大きなテーマとなるなか、一つの参考事例になる「ひこぼしライン」でした。

今回は自分の地元みやま市を視察しましたが、他地区選出議員の反応が非常に興味深かったです。
今後の県政振興にしっかり役立てて参りたいと思います。

【建築都市常任委員会、筑後広域公園を視察】

建築都市常任委員会の皆さんが筑後広域公園を視察。私は地元選出議員としてオブザーバー参加。


視察頂いた委員の皆様は整備概要説明に熱心に耳を傾けられていました。


地元にいると「当たり前」のように存在して有り難みを忘れてしまいそうですが、スポーツゾーン、文化体験ゾーン、交流ゾーン、環境保全学習ゾーンを備えた県南地域唯一の広域公園。地元市町村と連携しながら、県南振興にしっかり繋げてまいります!

【第13回新春の集い-県政報告会ご参加有り難うございました!】

松葉杖姿でしたが無事終了しました。ご来賓の皆様はじめ550名を超す皆様のご参加有難うございます。県政報告はもちろん、ご来場の皆様と直接お話しする機会となり大変有意義な時間を過ごさせて頂きました。


懇親会は4年振りという事もあって、不手際もあったかと存じますが、どうぞお許しください。


今回は県南全般のお話しでしたが、地域の世話人の方と相談し、校区単位の県政報告会ではもっと地域密着のお話しをさせて頂く予定ですので、その折りには是非ご出席の程宜しくお願いします。

【松葉杖でもやります!新春の集い、県政報告会!】

 ふくらはぎの肉離れ発症から9日間経過。昨日お医者さんから「最短でもあと1週間ギブスと松葉杖」と宣告を頂きました😭

 しかし!脚以外は元気有り余っておりますので、予定通り新春の集いは開催します。恐らく松葉杖での登場になりますが、一人でも多くの皆様のご参加をお待ちしております!

 しかし、怪我をすると周囲の皆さんの優しさが心に染みます。様々なお気遣い、本当に感謝しています。私自身、脚が使えないことを経験して初めて分かることが沢山ありました。この経験を今後の県政にしっかりと活かして、ご恩返しして参りたいと思います🙇
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板橋さとし県政報告会「新春の集い」
会場:みやま市総合市民センター MIYAMAX
日時:2024年1月27日(土)
開場:16:30- 開会17:00-
会費:2000円
※ 県政報告終了後、新春懇親会を行います。
 飲酒運転の無いようご配慮下さい
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【愛しとーと岩本会長、服部知事表敬訪問】

#愛しとーと の #岩本初恵 会長、#服部誠太郎 #福岡県知事 を表敬訪問。

 私立 #杉森高校 の新理事長に就任され、#柳川市 はじめ県南で話題沸騰の岩本会長ですが、早速SNSなどで「子供を入学させたい」という嬉しい反応がある事を御披瀝され、学校経営に対する抱負と力強い決意を表明されていました。

 私からも、働く女性のロールモデルとして県南の子供達に大きな刺激を与えて欲しい旨と、地域に根付くソフトボール文化の再興へのご協力をお願い致しました。

 私の松葉杖姿をご覧になられると破顔一笑「大丈夫、すぐ良くなりますよ」と言われ、無性に元気が湧いてくる。岩本会長は歩くパワースポットのようなお方でした😊

【みやま市にスポーツの新スポット誕生「ジョーキーボール」】

正月休み最終日は、みやま市に新たに出来たスポーツスポット「ジョーキーボール・パーク」にてジョーキーボール体験会を開催。


あまり聞き慣れないスポーツだと思いますが、「ジョーキーボール」とはスカッシュのようなカベに覆われたコートでプレイするサッカーです。1980年代後半にフランスで誕生し、FIFAワールドカップのエキシビションとして参加、近年では国際連盟が設立されワールドカップも開催されています。


本日は雨模様でしたが、室内に設置されたコートなので全く問題無し。接触プレイが禁止されているので、サッカー経験関係なく、大人も子供も一緒に混じって最高に盛り上がりました。エクササイズ効果も高く、たっぷり汗を流し、正月太りも解消されたかも?


参加された御家族からは「明日もやりたい!」「次はいつにしましょうか?」と大好評でした。サッカー初心者でも全然問題無く楽しめるジョーキーボール、団体や子供会の盛り上がりイベントとしても超オススメです!


お問合せ先や料金は下記をご覧下さい↓
https://www.kofu-field.com/staff_blog/archives/3965

ルールはこんな感じ↓
https://www.kofu-field.com/staff_blog/archives/875

【今年はフルスペック開催、新春の集い!】

明けましておめでとうございます!
新型コロナで人々の行動が抑圧された3年間の鬱憤を、一気に解放するかのような賑わいが街に戻って参りました。
恒例の「新春の集い」、4年振りに懇親の部を復活させてフルスペックで開催します!
久しぶりすぎて、スタッフ一同初心に戻り準備に勤しんでいます。皆様のご来場を心よりお待ちしております!

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板橋さとし県政報告会「新春の集い」

会場:みやま市総合市民センター MIYAMAX
日時:2024年1月27日(土)
開場:16:30- 開会17:00-
会費:2000円

※ 県政報告終了後、新春懇親会を行います。
 飲酒運転の無いようご配慮下さい
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【「福岡有明のり」今年初の入札会開催!】

昨年は凶作で大変でしたが、今年は非常に味も濃く深みがあり、皆さん口々に「良い海苔が出来た」と仰っています。


服部誠太郎県知事も舌鼓を打たれ「口の中でとろけて、鼻から抜ける香りが抜群ですね」と絶賛されていました!

【自民党FUKUOKA政治塾 再始動!】

 コロナで中断していた、自民党FUKUOKA政治塾第二期生にとって3回目の講座が開催されました。

 今回は新たに塾長に就任された原口剣生自民党福岡県連会長が講師を務められました。テーマは「福岡県における近年の災害と復旧・復興」。


 長年県土整備常任委員を務められた豊かな見識と、近年災害が頻発している久留米地区選出の議員として、我々が聞いても大変実践的で勉強になる講座で、塾生の皆様も真剣な眼差しで耳を傾けていらっしゃいました。

 次回は12月。内閣府特命担当大臣 自見はなこ参議員議員を講師として開催予定です。

 政治に対して有為な人材輩出を目指す、自民党FUKUOKA政治塾。どうぞ宜しくお願いします。

【自民党 九州地区政調会長会議】

県域を越えて、九州地区の政策課題を共有し要望する、九州地区政調会長会議が鹿児島サンロイヤルホテルにて開催されました。

党本部からは片山さつき政調会長代理がご出席。


各県それぞれ特徴ある課題をお持ちで大変勉強になりました。特に台湾有事に対する切迫感は身につまされるものがありました。


片山先生の政策や政府方針に関する解説は、さすが元主計官だけあって理路整然として明快なものでした。


このように地区でまとまり県連政調会長が会合を行うのは、日本で九州だけとのこと。今後は連携すべき共通課題を、九州地区として党本部に要望しようとの話で盛り上がりました。

園田豊政調会長はじめ自民党鹿児島県連の皆様には大変お世話になりました。今回の経験を今後の県政振興のために活かすとともに、来年は福岡開催!しっかりお持て成しできるよう頑張ります💪️

【動画版「故郷から見たアジア太平洋戦争〜戦中編」公開!】

第二次世界大戦が故郷とどのように関わり、過酷な環境をもたらしたか、記憶を風化させないためにみやま市遺族会が開催した討論会の内容をAIナレーションで動画化。

第二弾「戦中編」です。国内においても生々しい戦争の爪痕が存在することを繋いでいかねばなりません↓

戦後編は順次公開します。ご興味のある方に拡散どうぞ宜しくお願いします🙇

戦前編

↓↓↓ブログ版はこちら↓↓↓
https://note.com/itahashisatoshi/n/n7b4ae1ff1c61
https://note.com/itahashisatoshi/m/meb5e0d3c6f27

【動画版「故郷から見たアジア太平洋戦争〜戦前編」公開!】

 第二次世界大戦が故郷とどのように関わり、過酷な環境をもたらしたか、記憶を風化させないためにみやま市遺族会が開催した討論会。

先日内容をブログ化しましたが、PCやスマホで文字を読むのが辛い方向けにAIナレーションを利用し、戦前・戦中・戦後に分けて3つの動画にしました。↓

戦中編・戦後編は順次公開します。ご興味のある方に拡散どうぞ宜しくお願いします🙇

↓↓↓ブログ版はこちら↓↓↓
https://note.com/itahashisatoshi/n/n7b4ae1ff1c61
https://note.com/itahashisatoshi/m/meb5e0d3c6f27

【「故郷から見たアジア太平洋戦争」公開!】

戦争が私達の故郷にどのように関わり、過酷な環境をもたらしたのか、今一度思い起こし、その足跡を繋いでいくために、みやま市遺族会が戦没遺族者による討論会を開催。内容を冊子に纏めた「故郷から見たアジア太平洋戦争」を発行しました。

ネットを通じて、若い世代にも故郷から見た太平洋戦争(大東亜戦争)の記憶を繋ぐべく、みやま市遺族会の許可を頂きnoteに再掲いたします。是非ご一読ください↓

故郷から見たアジア太平洋戦争 #1 「戦前をめぐる語り合い」https://note.com/itahashisatoshi/n/n7b4ae1ff1c61

PDF版のダウンロードページもございます。将来的にはPCやスマホで字を読むのが辛い向けに、AIナレーションで朗読させてYouTubeに公開もしたいと思っています。

完成したらSNSなどでお知らせしたいと思いますので、ご興味のある方に拡散どうぞ宜しくお願いします🙇

【九州自立の会 総会・広域行政セミナー開催!】

 党派や政治的理念を超えて新しい公共政策問題を考える集団として、九州の成長戦略づくり等に関する研究を進める「九州の自立を考える会(九州自立の会)」、令和5年の総会・広域行政セミナーが、来賓に香原勝司県議会議長・服部誠太郎県知事などをお迎えし開催されました。

 平成23年5月に設立されて以降、藏内勇夫会長のリーダーシップの下、様々な政策提言を行い、それを実現して参りました。特に、近年では平成27年九州北部豪雨で壊滅的な打撃を受けた日田彦山線をJR・県・地元自治体を取りまとめ「BRTひこぼしライン」として復活させたり、新型コロナで人獣共通感染症が注目される中、ワンヘルスの重要性を提起し、FAVA OneHealth 福岡オフィスの開設、ワンヘルスセンターの設置、そして将来のアジア新興人獣共通感染症センターの誘致活動等を主導したり、その他スポーツや観光による広域地域振興等様々な実績を積み上げて参りました。

 広域行政セミナーでは、九州大学総長の石橋達朗氏が講師を務められ、総合知による社会変革を目指す九州大学の、研究の展開、成果の社会実装、人材育成について示唆に富むご講演を頂きました。


 九州大学は今年4月の福岡県ハワイ州訪問団の一員として、福岡県とハワイ大学の連携協力体制を構築する覚書の調印式にもご列席いただき、今後福岡がワンヘルスの世界的先進地となるべく取組に貢献を頂く予定です。

 また、現在長崎大学において高度感染症研究センター設置検討されている、長崎県議会の徳永 達也議長もご列席の中、藏内会長から「アジア新興人獣共通感染症センター」の福岡県への誘致に関し九州各県議会議長会において賛同を頂いた旨のご報告がありました。


 創立13年目に入る九州自立の会が政策集団として今後益々九州全体の振興をリードしていくことを心より期待しております。