【みやま市で発生した小学一年生男児の窒息死亡事故について】

昨日みやま市の小学校において、給食時の窒息により小学一年生男児の尊い命が失われました。
衷心よりお悔やみ申し上げると共に、二度とこの様な痛ましい事故が繰り返されないことを祈るばかりです。

14歳以下の子供が食品を喉に詰まらせて亡くなる事例は、2014年から2019年までの6年間で80件発生しています。参考までに、65歳以上の方が餅を詰まらせて窒息死する事例は2018年〜2019年の2年間で661件発生。食品による窒息死は意外に身近で、誰にでも何処でも起こり得るものです。教育現場による再発防止策の検討はもちろん必須ですが、各ご家庭でも普段から注意すべき事、いざという時の対処法を学ぶことが大切だと再認識しました。参考までにリンクを貼っておきます↓

窒息に対する応急手当(成人・小児:腹部付き上げ法)(東京消防庁)https://youtu.be/lsrO0H4sfm0?si=F-LqJDOSAMJJxMiH
食品による窒息 子どもを守るためにできること|公益社団法人 日本小児科学会 JAPAN PEDIATRIC SOCIETY https://www.jpeds.or.jp/modules/guidelines/index.php?content_id=123
こどもの救急(ONLINE-QQ) – 事故と対策 – 窒息 http://kodomo-qq.jp/jiko/index.php?pname=jiko_chissoku

なお、西日本新聞の記事では
「内閣府などが16年に策定した「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン(指針)」は、給食などに使用しないことが望ましい食材として、カットしていないウズラの卵やミニトマト、ブドウなど球形の食材を挙げている」
と記載してありますが、この内閣府のガイドラインは「小学校未満の幼稚園・保育園などの教育・保育施設」を対象施設として作成されている事をどうぞご理解ください。

小1男児が給食詰まらせ窒息死 福岡・みやま市教委「ウズラの卵が危ない食材と認識せず」|【西日本新聞me】 https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1182920/

教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン【事故防止のための取組み】~施設・事業者向け~https://www.cfa.go.jp/assets/contents/node/basic_page/field_ref_resources/03f45df9-97e1-4016-b0c3-8496712699a3/39b6fd36/20230607_policies_child-safety_effort_guideline_02.pdf