【福岡県の新型コロナ発生状況は「陽性者数」に統一されました】

 先日委員会で質した、福岡県の広報における「新型コロナウイルス感染症の発生状況」に関する標記ですが、12月21日(月)より、記者クラブへのリリースを含めて、「感染者」「患者」は使用せず、全て「PCR検査陽性者」で統一されることになりました。

 これに併せて「福岡コロナ警報」の指標の一つであった「感染者数」も「陽性者数」に変更されました。


 今後、県民にとって「陽性者」「感染者」「患者」の定義を分かり易く理解してもらうように、県のWEBサイト上でも解説する予定ですが、こちらは専門の部署との調整が必要なのでもう少し時間がかかりそうです。

 医学的に「感染者」には色んな解釈があったり、行政の事務手続き上「陽性者」を「感染者」と読み替える必要がある場合を否定はしません。しかし、PCR検査ではウイルスが細胞内に入り込み増殖している(つまり「感染」している)かどうかを判定出来ない以上、PCR陽性者の数を統計するのなら、県の広報では「感染者」でなく「陽性者」と標記すべきです。

 この対応が、県民が新型コロナに対して正しく知って正しく恐れる為の一助となり、感染拡大防止と経済活動の立て直しに繋がればと願います。
 
 県民情報広報課においては迅速な対応を取って頂き、有難うございます。

福岡県内での発生状況(福岡県ホームページ)
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/covid19-hassei.html
【県の「陽性者」と「感染者」の定義について質しました】(板橋さとし公式blog)
https://itahashi.info/blog/20201215173727

【福岡県版GoToトラベル「避密の旅」、県内GoToイートの取扱い。菅総理8人会食について】

新型コロナで落ち込んだ観光需要を喚起を目指したGoToトラベルが、12月28日から1月11日まで全国で一時休止されるのはご存じの通りです(東京、大阪、名古屋、札幌は先行して停止)。

福岡県では「GoToトラベル」を補完する事業として、宿泊費最大5000円を助成する「避密(ひみつ)の旅キャンペーン」を11月5日に開始(利用期間が11月5日から3月1日)、第一弾は既に完売しておりますが、小川知事はGoToトラベルの一時休止はあるものの、県内の感染状況が他地域と比較して落ち着いており、宿泊施設でのクラスタも発生していない事を理由に、年末年始の利用を制限しないと表明しました。第一弾の販売額は10億円ですが、その9割近くが福岡県内の購入者だったのも影響していると思われます。

避密の旅については第二弾として15億円分を1月上旬から、福岡県内のみで販売する予定です。マイクロツーリズム的な、県民による県内観光需要の喚起を狙います。

また、農林水産省が行っているGoToイートについては、農水省から福岡県の責任において一時休止をしたらどうか打診があったようですが、こちらも同様の理由から県内の販売利用について制限をしないそうです。

本日の全国知事会のWEB会議においても小川知事は「GoToトラベルの全国一斉休止は理解するが、再開にあたっては地域の感染状況などを考慮して欲しい」と発言したそうです。今後とも、感染防止と経済の立て直しのバランスを、地域の実情をよく踏まえて進めて欲しいと思います。

さて、菅総理が8人で会食を行ったことがマスコミで殊更に批判されています。

その影響なのか、少なくない団体や企業でも年末年始の新年会・忘年会禁止命令がでたそうです。あるマスコミの方によると、その方の会社は会食禁止命令、会食するなら許可を取らなければならないとの事。

しかし、5人以下なら良いのか、8人は多いのかという数値を論うことにあまり意味を感じません。

小川知事に以前「会食は何人なら大丈夫などの、基準を作るのか?」と尋ねた際、「人数だけではなく、会場の広さなどを考慮することが大事である」との見解を頂きました。この考え方に賛同します。

5人の会食に一人の感染者(本人は濃厚接触者とも知らず、後日陽性が判明)が居たために、新たに3人のPCR陽性者が出た例もあります。会食に参加する時点では、自分が感染しているどころか濃厚接触者とも分からず、体調も問題ない以上、会食時に問題にすべきは人数云々より飛沫感染対策、これに尽きるのでは?

もちろん、確率論的に人数が多ければ、後日感染している人が判明する可能性が高くなるのは理解しますが、大人数の会食の本当の問題点は、参加者の中から後日感染者が判明した場合、濃厚接触者の追跡が出来なかったり時間がかかり、迅速な囲い込みが出来ない点ではないでしょうか。感染の封じ込めに一番有効である、参加者の把握は徹底すべきです。

新型コロナ感染を100%防ぐには、誰とも接触せずに一人きりで生活することですが、そんなことは不可能です。体調がすぐれない、持病がある、ご高齢である等、それぞれのリスクを一人一人が把握して、どこまで社会活動をするのか判断する事が大切ですし、その為には正しく恐れるための判断材料を、行政やマスコミ、そして我々が提供する努力を続けていかねばと思っております。

【県の「陽性者」と「感染者」の定義について質しました】

11月30日のブログにて報告した、新型コロナ検査で陽性だった私の身内ですが、特に大きな症状も出ず12月10日に無事退院して日常を取り戻しております。「重症らしい」とか「脳梗塞で入院したらしい」とか流言飛語が飛び交っていたようですが、ゆっくり静養したお陰で本人はいたって元気です。ご心配お掛けしました。

さて、昨日は、私が所属する総務企画地域振興委員会が開催されました。
その中で、福岡県の広報において「陽性者」と「感染者」をどのように定義して使っているのか確認をさせて頂きました。

まず、大前提として「陽性」と「感染」と「発症」の違いを整理しておきます。

PCR検査は、新型コロナウイルスの遺伝子の断片が、被検者から採種した唾液や粘液などに含まれているかどうかが分かる検査です。

これで一定数のウイルスが存在すると確認されれば「陽性」です。が、「そのウイルスが生きているのか?死んでいるのか?」「単に唾液に付着しているだけなのか?細胞内に入り増殖しているのか?」「少量か?多量か?」などは分かりません。

一方で、ウイルスに「感染」する。という事はどういう事なのか?

wikipediaによると
「感染とは、生物の体内もしくは表面に、より体積の小さい微生物等の病原体が寄生し、増殖するようになる事。また、侵入等のその過程。」
と定義してあります。つまりウイルスが存在するだけではなく、細胞に侵入・寄生し増殖いている事が要件となります。

そして、「感染」した後、病状が出ると「発症」となります。

先程書いたとおり、PCR検査でウイルスの存在が確認されて「陽性」判定されたとしても、そのウイルスが生きているのか?死んでいるのか?単に付着しているのか?それとも細胞内に入り込み増殖しているのか?は判断出来ないわけですから、「感染」しているかどうかはPCR検査では分からないと私は理解をしております。

ところが、福岡県の新型コロナウイルス感染症ポータルページを見ると、PCR陽性者の数は、資料によって「感染者数」だったり「陽性者数」と書いてあったりまちまちです。



更に、先日発動された「福岡コロナ警報」では、その基準の一つに「一日当たりの感染者が3日連続で40人以上(三日移動平均)…」とありますが、この感染者数はPCR検査陽性者数で計算されています。

そこで、県民情報広報課に対し、新型コロナウイルス感染症情報については「陽性者」と「感染者」の使い分けを明確にして、その上で県民に対して「『陽性者』とは何か」「『感染者』とは何か」と分かり易く定義をすべきではないかと提案しました。

みやまでは11月下旬に新型コロナのクラスターが発生し、濃厚接触者・陽性者・感染者・発症者を一緒くたにして過度に恐怖を感じたり、パニックに陥ったり、流言飛語の原因になったりしていると感じた次第。

正しく恐れて、正しく対策して、感染拡大防止と社会経済活動を両立させるためには、県の発信する情報が県民を混乱させるようではいけません。県側からは今後関係部署と相談の上、対応を検討する旨返事を頂いておりますので、結果が出ましたらまたご報告致します。

参考資料:
福岡県内での発生状況 – 福岡県庁ホームページ
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/covid19-hassei.html
PCR論争に寄せて─PCR検査を行っている立場から検査の飛躍的増大を求める声に:日経メディカル https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/report/t344/202004/565349.html
新型コロナ「検査の陽性者」=「感染者」ではない…!PCR検査の本当の意味(本間 真二郎) | マネー現代 | 講談社
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/75285
新型コロナ感染者数「大幅水増し」疑惑報道は本当か | ダイヤモンド・オンライン https://diamond.jp/articles/-/250443
コロナ雑感:PCR検査の問題点(11/16) | 武田クリニック
https://www.takedaclinic.com/news/747/
感染 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%84%9F%E6%9F%93

【福岡コロナ警報について】

昨日(12/12)福岡県新型コロナウイルス感染症対策本部会議が開催され、「福岡コロナ警報」が発動されました。前回8月5日に発動され10月8日に解除され、約二ヶ月ぶり二度目の発動ですが、馴染みが薄い言葉だと思いますので、噛み砕いて解説したいと思います。

福岡コロナ警報とは、県が定めた4つの各指標(感染者数、感染経路不明者の割合、病症稼働率、重症病床稼働率)の推移を総合的に判断し、感染が拡大局面を迎え、今後医療機関への負担が懸念される場合に発動される、県独自の指標です。

警報発動をうけて、県は県内医療機関に新型コロナ患者の受入病床として確保している現在551床の内、「準備病床(1週間以内に入院可能な病床)」として確保している239床を、「即応病床(すぐに入院に対応出来る病床)」に転換する事を要請しました。また同時に、更なる病床の確保(目標760床)を医療機関に働きかけています。

一方で、県民・事業者に対しては、限りある医療提供体制を維持し、社会経済への影響を出来るだけ小さくするために、引き続き感染拡大防止対策の徹底への協力をお願いするというもので、新たに特別な何かを要請するという訳ではありません。

「コロナ警報」というネーミングがおどろおどろしいのですが、基本的には医療提供体制の整備を進めるものなので、県民の皆様は、今までどおり、一人一人が自分が感染しているかも知れないという意識を忘れずに行動を心がける事が肝要と思います。

参考の為に昨日の対策本部会議の資料の一部を掲載しておきます。






令和2年12月定例議会一般質問「園芸農業における新型コロナウイルス感染症対策支援」「本県産ミカンの輸出促進」

中継録画にて知事答弁を含め視聴する事が可能です
板橋聡の議会質問録画中継

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質問要旨 一、園芸農業における新型コロナウイルス感染症対策支援
     一、本県産ミカンの輸出促進
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通告に従いまして「園芸農業における新型コロナウイルス感染症対策など」について質問します。

まず、園芸農業における新型コロナウイルス感染症対策の支援について伺います。

新型コロナウイルス感染症の状況については、1 1月に入り、東京、大阪、北海道など、全国各地で感染者の増加が続いており、第3波が押し寄せている状況にあります。

本県においても、昨日は3ヶ月ぶりに80人を超える陽性者が判明するなど、感染の拡大が懸念されており、引き続き、感染防止対策を徹底する必要があると考えています。

現在、国では、様々な業種において、「新型コロナウイルス感染者が発生した時の対応、及び事業継続に関する基本的なガイドライン」を示し、感染防止策の徹底を呼び掛けているところであります。

その中で、農業におけるガイドラインでの具体的な対策としては、農産物の生産、流通、販売等の各段階で、農業者や従業員の体調管理や、手洗い、アルコールなどによる手指の消毒などの衛生管理はもちろん、接触機会を避けるための十分な感染拡大防止対策を講じる必要があるとされています。

みやま市は、園芸農業がたいへん盛んな地域であり、温州ミカンや、 ナス、セルリーなどでは、若い世代が新たな担い手として就農し、規模拡大による雇用の導入が進んでおります。

そんな中、園芸農業者と消費者を結ぶ流通の要所である、JAの集出荷施設では、多くの作業員の方が働いているため、万が一、新型コロナウイルスの感染者が発生した場合、施設の消毒や作業員同士の濃厚接触などで、農産物の出荷を停止せざるを得ない可能性も有り、代替施設の確保が必要になったり、最悪の場合は、農産物が廃棄せざるを得なくなるなど、生産者やJ Aに 大きな負担が発生することが考えられます。

これらのリスクを低減させるために、まずは、感染を予防する対策の徹底が必要で、人との接触機会を低減させることができるスマート農業機械を導入したり、作業場が密にならないよう、広い空間を確保するために、施設の改修を行うことは、新型コロナウイルのス感染対策として、非常に有効ではないかと考えます。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、園芸農業においても、需要の低下により価格が下落し、生産者の経営は厳しい状況となっております。
今後、コロナ禍における園芸農業の生産・流通の現場の不安を払拭し、次世代を担う若手の農業者が希望を持って営農を継続していただくためには、新型コロナウイルス感染対策を徹底することが喫緊の課題であり、県としても積極的に支援する必要があると考えます。

そこで知事にお尋ねします。
園芸農業における新型コロナウイルス感染症対策への支援として、 スマート農業機械の導入や施設の改修などにより、 農作業での接触機会を低減させる取り組みが重要であると考えますが、県として今後どのように支援していくつもりなのかお答えください。

次に本県産ミカンの輸出促進について伺います。

本県は全国有数の温州ミカンの産地です。中でも、私の地元みやま市は、「山川みかん」の生産地として知られております。

「山川みかん」は、「北原早生」など優良品種への改植、果実の着色や糖度を高めるため土壌水分を制御する栽培法「シートマルチ栽培」の導入による高品質ミカン栽培に取り組んだことで、ブランドが認知されるようになり、価格競争でもアドバンテージを持つに到りました。

その先進的な取組みは高く評価され、平成3 0年には、JAみなみ筑後柑橘部会が「全国果樹技術経営コンクール『農林水産大臣賞』」を受賞しております。

このように、かって、オイルショックやオレンジの輸入自由化により、悪化したミカン農家の経営状況は、現在大きく改善されつつあります。

その一方で、国内では人口減少や少子高齢化が急速に進展しており、それに伴い国内市場の縮小が見込まれております。国内消費が減少すれば、ミカン農家を取り巻く経営環境が再び厳しい状況に戻ってしまうことが懸念されます。そうした中、国内にとどまらず、輸出により国外へ販路を求める取組みは、大変重要であると考えます。

国においては、農林水産物の輸出拡大を図るため、本年4月、農林水産省に新たに「農林水産物食品輸出本部」を設置。輸出目標額を2030年までに5兆円と設定し、先月末には「農林水産物・食品の輸出拡大実行戦略」を決定するなど、輸出拡大に向けた取組みを加速させています。

議会では、これまで知事に対し、度々、県産農林水産物の輸出拡大に向けた取組みについて質してまいりました。知事からは、輸出拡大に向け、海外の量販店やレストランにおける販売促進フェアの開催、商談会への出展、バイヤーの産地への招へいなどに取り組んでいるとの答弁をいただいております。

しかし、農林水産物とーロに言っても、いちご、かき、いちじく、みかん、品目によって、輸出先国におけるニーズ、嗜好性等はそれぞれです。また、新型コロナウイルス感染症の影響で一変した外食需要・中食需要等への対応も必要ではないでしようか。

今後、本県産ミカンの一層の輸出促進を図るには、そうした様々な条件を把握し、より効果的な輸出に取り組むことが重要であると考えます。

そこで、知事にお尋ねします。
農産物の輸出促進に向けどのように取り組んでいくのか、今日は本県産ミカンに特化して、知事の御所見を御披瀝ください。

【みやま市の新型コロナウイルス感染症、感染の連鎖に一区切りつきました】

みやま市において、11月18日に約3ヶ月ぶりに新型コロナウイルス陽性者が判明しました。その後、市内の銀行支店にクラスターが発生したと報道され、12月4日までにみやま市において計24名の陽性者が判明し大きな話題になっているのはご存じの通りです。

私の元にも色々な情報が色んな方からもたらされますが、そのほとんどが流言飛語とまでは言いませんが、正確でない情報でした。厄介なことに、完全なデマではなく、一部は真実で残りは不正確という情報なので、噂話というのは恐ろしいなと感じるばかり。

私は先日ブログやFacebookで情報公開したとおり、濃厚接触者でもありませんし念の為受けた抗原検査の結果も陰性でしたが、「みやま市、50代、男性、議員」という事で、心配の電話が何件か掛かってきたほどです。直接電話してくる人が居るくらいだから、その背後には凄い噂が飛び交っているんだろうなぁと想像します。

プライバシーの兼ね合いもあり、新型コロナの状況は完全に公開される事はありませんが、住民の皆さんが疑心暗鬼の中では、逆に過度であまり効果の無い自粛ムードばかりが広がりそうで危機感を募らせます。

そこで、今日は私の知りうる限りの、行政機関から入手した一次情報を元に12月5日時点のみやま市の新型コロナウイルスの状況について思う事をお伝えしたいと思います。


11月18日のみやま市では約3ヶ月ぶりに8例目となる新型コロナ陽性者が判明しました。その後20日1件の陽性者が判明し、全国的に勤労感謝の日を含んだ11月21ー23日の三連休に突入しましたが、その間に濃厚接触者が芋づる式に、そして加速度的に増え、今回の陽性者の急増に繋がりました。

新型コロナ陽性者が判明すると、保健所では聞き取り調査を行い、行動履歴や濃厚接触者の洗い出しを行い、濃厚接触の可能性がある方へ連絡を行いPCR検査を受けてもらうようにします。こんな流れです↓

新型コロナ陽性判明 →聞き取り→濃厚接触者洗い出し→濃厚接触者に連絡⇒翌日PCR検査→夕方結果判明→最初に戻る

しかし、個人の記憶が曖昧だったり、連絡先がすぐ分からなかったりして、濃厚接触者へ連絡をつけるのに少々時間が掛かる場合がどうしても発生します。わずか1日2日の遅れでも、この作業が遅れれば、自分が濃厚接触者だったり、新型コロナに感染していても全く気付く事も無く、他の人に感染させてしまうリスクが高まり、さらにそこから更なる濃厚接触者の洗い出しの遅れに繋がり感染が広まってしまう訳です。

今回は、初期の陽性者発生後に三連休に突入し、会食や旅行などで無自覚・無症状(または発症前)の感染者が更なる濃厚接触者を広めていき、感染が拡大したと考えています。

その後、三連休明けの11月25日1件、26日1件、27日2件、28日5件、29日7件と陽性者は増えていきましたが、濃厚接触者の洗い出しと検査が一通り終わった後は、11月30日1件、12月1日3件、2日1件、3日0件、4日1件、5日0件と収束して、今日12月5日の段階で、みやま市内の銀行支店から発生した新型コロナウイルス陽性者とその濃厚接触者の洗い出し及び検査は終了したとの事です。

一連の濃厚接触者数としてPCR検査を受けた方は約300人(みやま市以外の方を含む)、内陽性者35人(みやま市は24人)でした。

これが多いと感じるか少ないと感じるかは人それぞれだと思いますが、とにかく現時点でみやま市内の銀行支店から発生したクラスターは押さえ込まれたと理解しています。

もう一度言います、みやま市内の銀行支店から発生した新型コロナの連鎖に一区切りがつきました。

保健所・医療機関をはじめとした多くの関係者の皆様のご尽力に心から感謝致します。また、感染された方の一日も早いご快復をお祈り申し上げます。そして、みやま市においては感染対策にも配慮した上で、速やかに経済活動を正常化させるための努力を始めるべきだと思います。

私は感染者に罪は無いし、そもそも1番傷ついているのは感染者で、我々が取るべきは「コロナ憎んで、人を憎まず」の精神だと思います。

今日も、「近所の誰々さんが感染されて心配だ」という声を聞きました。しかし、濃厚接触と確認された方はすべてPCR検査を受けて頂いていますし、陽性になって症状があれば入院、無症状でも宿泊療養をされます。また陰性だった濃厚接触者は約10日間の自宅待機を指示されます。

そういう観点で、所謂「犯人捜し」の噂話は意味がありません。そんなあなたも想像も出来ないような経路から何時何処で無自覚・無症状の陽性者になっているか分からないのですから。その上で我々が現実的に出来る防御策はマスクと手洗いしかないと思っています。

「コロナ憎んで、人を憎まず」

新型コロナはワクチンも特効薬もまだ製品化されていません。しかし、我々は感染拡大防止と経済活動の両立を目指し、正しく恐れ、正しくそして楽しく生活していきましょう!

【まごころ製品販売会開催中!】

12月1日から12月議会が開催されています。
本議会においては、福岡県で初めて発生した鳥インフルエンザの対策、県内の新型コロナ陽性者数の増加を受け介護施設の従事者向け新型コロナ検査への補助はじめ多くの重要案件が審議されます。
12月議会恒例の「まごころ製品」販売会も開催されました。12月3日ー9日の障がい者週間に合わせて、障がいの有る皆さんの所得向上などを目的として、県内の障がい者施設で作られた「まごころ製品」を販売します。
私は毎年購入しているリース風のしめ縄とパンなどを購入しました。パンは今朝の食卓にさっそく並びましたが、家族にも大好評でした。
12月3日〜9日まで県内各地の県総合庁舎、12月7日〜11日まで福岡県庁1階ロビーでも「まごころ製品」販売会は開催されています。どうぞ皆さんご利用下さい!
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/press-release/magokoro-hanbaikai.html