昨日(12/12)福岡県新型コロナウイルス感染症対策本部会議が開催され、「福岡コロナ警報」が発動されました。前回8月5日に発動され10月8日に解除され、約二ヶ月ぶり二度目の発動ですが、馴染みが薄い言葉だと思いますので、噛み砕いて解説したいと思います。
福岡コロナ警報とは、県が定めた4つの各指標(感染者数、感染経路不明者の割合、病症稼働率、重症病床稼働率)の推移を総合的に判断し、感染が拡大局面を迎え、今後医療機関への負担が懸念される場合に発動される、県独自の指標です。
警報発動をうけて、県は県内医療機関に新型コロナ患者の受入病床として確保している現在551床の内、「準備病床(1週間以内に入院可能な病床)」として確保している239床を、「即応病床(すぐに入院に対応出来る病床)」に転換する事を要請しました。また同時に、更なる病床の確保(目標760床)を医療機関に働きかけています。
一方で、県民・事業者に対しては、限りある医療提供体制を維持し、社会経済への影響を出来るだけ小さくするために、引き続き感染拡大防止対策の徹底への協力をお願いするというもので、新たに特別な何かを要請するという訳ではありません。
「コロナ警報」というネーミングがおどろおどろしいのですが、基本的には医療提供体制の整備を進めるものなので、県民の皆様は、今までどおり、一人一人が自分が感染しているかも知れないという意識を忘れずに行動を心がける事が肝要と思います。
参考の為に昨日の対策本部会議の資料の一部を掲載しておきます。