遠賀高校作青米パン

私が所属している総務企画地域振興委員会の管内視察にて遠賀・中間広域連携プロジェクトを調査させて頂きました

北九州市に隣接する遠賀中間地域は遠賀郡4町と中間市にて構成され、歴史的にも市町の結びつきが強かったそうです。北九州・福岡両政令指定都市の大都市近郊として一括りにされ、地域の個性が発揮しにくい点を克服すべく立ち上げられた広域連携プロジェクト。地域の中心を流れる遠賀川と響灘をモチーフにプロジェクトのテーマは「水の環(わ)」だそうです。
IMG_3383
北九州市立大学の内田晃准教授からプロジェクトの解説がありました。住民参加型のプロジェクトだとメンバーが固定化されやすい問題の解決策や、イベント告知などにFacebook活用を検討するなど、私が住んでいるみやま・柳川地域でも活用できるようなアイディアが多くとても参考になりました。

私が注目したのはこのプロジェクトを通じて出来た新ブランド「おんが米麺(べいめん)」「青米パン」
おんが米麺は地元で採れる遠賀米99.8%で作られる生麺。
IMG_3387
食感はうどんよりプリプリっとして、つるんとした舌触りが卵麺とか手延べ素麺に近い感じでしょうか。肉うどん風にして頂きました。
IMG_3393
「米米肉うどん」と呼んでいらっしゃいましたが、「うどん」のイメージを脱皮して早く「米麺」のブランドを前面に押し出すべきとの意見も出ていました。

一方、遠賀高校が開発した「青米パン」
IMG_3389DSC00202
青米とは収穫されたお米の1割くらいを占める成熟しきれなかった規格外の「青いお米」の事だそうです。青米は味噌や醤油、米菓子の原料として使われていました。価格は規格内のお米の約6割。青米と麦は4:6で混ぜ合わせもちもち感と粒々感が特徴です。説明通りもっちり感とほんのりとした甘みが最高でした。我が家に持ち帰って嫁さんと子供達に試食して貰いましたがあっという間に食べ尽くす程。味には問題有りません。また青米は米粉よりコストが安く、現在流行っている米粉によるパン作りに比べると製造過程が簡単と良いことずくめだそうです。

ただ遠賀高校で生産する限りは利益を得るわけにはいかないので、近隣のメーカー等とビジネスモデル作りに努力している状況です。
南嶋校長とお話しする中で、是非生徒さんには開発だけでなく販売面や遠賀高校のブランドアップなどビジネス的な視点も勉強して頂けるよう青米パンを有効活用して下さいとお願いしました。

視察から帰宅後、返す刀で琴奨菊関の大関昇進記念祝賀会に出席
DSC00208DSC00209
相変わらずの柔和な雰囲気ですが、確実にオーラを纏ってきた琴奨菊関。スピーチでも師匠の言葉を引用し「土俵には地位も名誉も全部有る、強くなりたければ努力しろ」と力強く締めくりました。次は優勝パレードを盛大に行えれば良いですね。