九州国際重粒子がん治療センター視察など

纏めて備忘録

6月23日に自民党福岡県連の政経セミナーが開催されました。
今回の講師はサンデープロジェクトなどマスコミでも活躍されている双日総合研究所の吉崎達彦副所長。
IMG_6046
私自身、吉崎氏が運営されている「かんべえの不規則発言」というブログの読者(しかも小泉政権の頃から)で、日米の選挙事情やら政局やら経済動向に対する数字を使った鋭い洞察にいつも感服していたものですから「生かんべえ」にワクワクしておりました。
講演のポイントは

○2013年は先進国経済が再評価される。BRICs台頭や中国経済が一段落
○アベノミクス効果で家計部門は動きが出始めたが企業部門は慎重
○企業の動きはコーポレートカレンダーから考察するに、5月の決算発表から6月下旬の株主総会が終わるまでは社内根回しのタイミング。7月以降の動きを注視。
○企業決算はP/LイマイチでもB/Sは劇的に良化。この点を踏まえても企業は夏頃から動き出すのでは。
○日本は所得収支(投資によってもたらされる効果)が良い。海外の利益を海外へ再投資するのでは無く、円にして日本への投資を促進する為にも円安は重要。
○第二次安倍内閣が置かれた状況は、関東大震災から犬養内閣で高橋是清蔵相が誕生した頃によく似ている。歴史に習えば、今後安倍内閣が直面するのは出口戦略の難しさだ。
○対中政策について安倍総理は「日中が協議するドアは開かれている」と繰り返すが、これは「自分から行きませんよ」というメッセージ。習近平にとって対日政策は内政関数である事を鑑みれば非常に上手い対応だと思う。

自民党政経セミナーでの講演と言う事で、ブログみたいなノリではありませんでしたが大変勉強になりました。

その後6月24日に九州国際重粒子がん治療センターを福岡県議会として視察に訪れました。この施設は佐賀県のJR九州新幹線新鳥栖駅の目の前にありますが福岡県も5億9千万円を寄付しています。
IMG_6054IMG_6069IMG_6057IMG_6084
写真左上は理事長の十時忠秀氏、理事長みずから我々素人にも分かり易く重粒子線治療や施設についてご説明頂きました。右上は治療室です、まさにここで重粒子のビームを癌病巣に照射します。
左下は重粒子線を病巣に確実に照射するため、身体を動かさないようにする固定具。これを患者さん一人一人専用で作成するそうです。

6月1日のオープン以降83名のセカンドオピニオン外来を受け付けたそうですが、その内福岡県から53名という事でした。国内に3箇所しかない重粒子線がん治療センター。すべての癌に効果があるわけでは無いですが、一人でも多くの患者さんを救うことができればと思うと同時に将来の保険適用を切望します。

そして29日は上庄校区の県政報告会。
地域に合わせた説明資料作りは本当に大変ですが、終わった後「分かり易かった!」「定期的にやってくれ!」というお言葉を頂くと本当に嬉しく思います。
IMG_1463IMG_1480
特に国際リニアコライダー誘致の話は夢があるので盛り上がりますね。また上庄校区は昨年の水害で大きな被害が出ていますので、災害対策に関しても熱心に耳を傾けて頂きました。
これから8月に掛けてほぼ毎週各所で県政報告会を行います。今年の活動目標である「地域毎の県政報告会」着々と進めています。開催場所、日時等のお問合せはこちらにてどうぞ。

30日は江浦の祇園大蛇祭りの小屋入り。頭を始め世話方の皆さん、これから本番当日まで本当にお疲れ様です。アップテンポでテンション上がるお囃子を聴くと「夏が来たな!」とワクワクします。今年は7月20日開催で参院選投票日の1日前で、それ以外にも花火大会他多数イベント目白押しですが四山競演は絶対に見たい!
DSC01711−2

とまぁ写真が手元にあるものをダイジェスト。その日のうちに一つ一つブログを書けば良いのですが、本当に何が何やらという感じでアレコレ奔走してます。もっと活動の質と密度を高めたいと思います。

議員連盟の活動事例

議会の中には議員有志がなんらかの目的をもって結成する「議員連盟」略して「議連」というのが多数存在します。
福岡県には16の議連が存在します。日米友好議連のような国際交流を目的とした議連、観光産業振興議連、果樹振興議連、林業活性化議連のような産業活性化を目的とした議連、過疎地活性化対策議連、産炭地活性化議連のような地域特有の問題に取り組む議連、それ以外にも防衛議連、文化議連、スポーツ議連等々。

議会開催中は本会議だけが行われている訳では無く、ほぼ連日各種議員連盟の催しが行われます。特に勉強になるのは講演会。
先週金曜日は台湾友好議員連盟の主催で、台北駐福岡経済文化弁事処長である戎 義俊氏を講師に招き「日台関係と経済交流の現状について」というテーマで講演を頂きました。
IMG_6021
台湾は3万6千㎢でほぼ九州と同じ面積に人口2300万人を抱え、1人当たりGDPはUSD20,378−です。
そして一昨年の東日本大震災では台湾の民間から250億円の義援金が日本に寄せられるほどの親日国家。講演は「なぜ台湾が世界一の親日国家になったのか?」を軸に日台の特別なパートナーシップや経済貿易関係について解説がありました。
最後に戎処長が仰った「漫画や芸能によって日本に対する認識はあるが、浅い部分での認識である。もっと両国が歴史・文化をお互いに知って深く理解し合って欲しい」という言葉が胸に響きました。

一方で、昨年台湾議連を中心として「桜絆会」という会を作り有志を募って、台湾のとある公園に桜を100本以上植樹しました。またその際、台湾議連の働きかけにより、故宮博物館の所蔵品を九州国立博物館で展示する「故宮展」が2014年10月に開催されることとなりました。議連がその目的を果たし日台の絆作りに一役買っている事例です。その他の議連も地道な活動を通じ、地域に貢献するために努力しています。なかなか一般的に理解してもらいにくい議連の活動ですが、折に触れここでもご説明したいと思います。

ところで先週の日曜日は父の日、子供達からの手紙は嬉しいものです。
IMG_6031
幸福度日本一を目指す福岡県ですが、私も個人的に父の日の週末は忙しいながらも幸せな一時を過ごす事が出来ました。家族に感謝です。

横倉義武日本医師会長講演

6月議会も各会派の代表質問が終わり、来週から一般質問です。
前回ブログで告知したとおり私も一般質問を予定しておりましたが、執行部側から実態に即した回答をするための調査に時間が必要とのことで今回は見送る事としました。9月か12月の議会にて詳しくやりますのでお待ち下さい。

今朝は私の後援会名誉会長でもある日本医師会会長横倉義武先生が、大家敏志参議院議員の朝食会にて講演を行われました。
IMG_6025
ポイントは3つ。まず一つは、医師会の立場から見たアベノミクスについて。政府が打ち出した成長戦略の一つとして健康寿命の延伸が取り上げられていますが、健康寿命は平均寿命より8.9年短い。これを伸ばすことによってより多くの方が健康に長生きして頂き社会活動に関与すると同時に、医療介護費の抑制が目指せる。その為には現在相対的に受診率が低い市町村国保と中小企業が加入している協会健保の健康診断受診率の向上を目指す。
二つ目は薬のネット販売に対する懸念。大前提として「薬=毒」。タイミングや量を上手くコントロールして服用することで効果が生まれる。また、咳止めなど一部の薬には覚醒剤や麻薬の成分も(微量ですが)含まれており常習性がある。だから対面販売が必要。
三つ目はTPPに関する医師会の問題提起。国民皆保険制度の必要性や、混合診療全面解禁や医療に営利企業が参入する事により発生するリスクをご説明頂きました。
横倉先生は医療を取り巻く様々な問題を、素人の我々にも分かり易く簡潔に伝えて頂き大変勉強になりました。

その後、7月に選挙を向かえる松山政司参議院議員がご挨拶に登場されました。
IMG_6029
大家先生からも国政報告がありましたが、衆議院で2/3の議席をもつ与党とはいえ、参議院がねじれているために法律や条約に関して衆議院を通過してから成立するまで30〜60日のタイムラグが発生するそうです。日本再生の為に政府が取る施策に遅れが生じる事は今の日本に許されません。7月の参議院選挙において、ねじれ状態を解消させ安定した政権運営で日本再生を加速させられるよう、私も県議の立場でしっかり頑張りたいと思います。

小川知事被災地視察と6月定例議会開会!

6月3日は前日の荒れ模様から一転して梅雨の中休みの素晴らしい晴天にめぐまれました。
その中、小川洋県知事が昨年7月14日の九州北部豪雨災害の被災地であるみやま市・柳川市を視察に訪れました。知事は被災以降、公式・非公式含め事あるごとに当地を訪れて頂いており、地元の区長さんともお互い声を掛け合える関係を築いてもらいました。
今回は梅雨時期を前に災害復旧の現状と被災企業等の状況を把握して貰う事が大きな目的です。

沖端川の決壊箇所は梅雨を前にここまで復旧が進みました。
DSC_1276
右側が新たに築堤された部分ですが、養生するまで3年程度時間が必要なので左側の土嚢で作られた仮堤防もその間しっかりバックアップ機能を果たします。
DSC_1305DSC_1295
IMG_5978IMG_5980
マスコミの取材も多く、復旧の現状を多くの方に知って頂けたのではないでしょうか。

被災した企業も訪問しました。
一つは本郷の松木漬物食品。地元名産の高菜漬けなどを生産販売しておられ、TV番組などで紹介されたそうで地元のみならず全国的に伸びていた会社です。昨年の9月に視察した時は、製造機器や冷蔵庫などが水に浸かり大変な状況でした。食品製造業ですので衛生第一。相当な負担だったと想像しますが、新たに設備投資を行い営業を再開されていました。社長のご子息に丁寧にご対応頂きました。
DSC_1321
次に訪問したのは中山の(株)フコク。元々綿製品を作っていた会社ですが、その技術を派生させ今は自動車の内装材や建材の分野で成長しています。沖端川の決壊箇所のすぐ裏に工場があり、被災時は腰の辺りまで水没し大変な状況でしたが、社員のみならず取引先や知人・友人が一丸となって復旧活動を行い予想以上に早く元通りの生産が開始出来たとのこと。
視察に伺うと全社員そろってのお出迎え。胸が熱くなりました。
DSC_1359DSC_1348
大変嬉しかったのは松木漬物食品もフコクも若き経営者、これからの地域の経済界を引っ張っていって欲しい世代です。水害という大変な困難に見舞われても前を向き、一歩一歩着実に踏み出している姿に私の方が逆に勇気と元気を頂きました。
本当にありがとうございました。

6月7日より定例議会が開会されました。被災地視察の件はもっと早く書きたかったのですが、議会前のバタバタですっかり遅れてしまいました。今回私は一般質問を行う予定です。恐らく6月18日(火)または19日(水)になると思います。詳しい内容が決まりましたら告知致しますのでどうぞ宜しくお願いします。

平成25年県総合防災訓練。災害情報収集システム運用開始!

本日は福岡県総合防災訓練が開催されました。福岡、北九州、筑豊、筑後と福岡県の4地域を持ち回りで開催されているこの訓練、大牟田で開催されるのは20年ぶりだそうです。
IMG_1448
私の地元からほど近い開催地という事も有り、多くの方に見学をお勧めしましたが、残念ながら昨日からの大雨で足下はグチャグチャでした。
IMG_1426
訓練開始の頃には雨は上がりましたが、予定されていた訓練メニューが変更され、ヘリコプターによるビルや海上からのレスキュー訓練等が中止となり見せ場は減ってしまいました。
IMG_1443IMG_1427
しかしながら、国の指揮命令系統にある自衛隊、県の配下で有る警察、市町村の配下で有る消防等、指揮命令系統の違う各種組織が一堂に会し災害訓練を行う事は重要です。今後とも県総合防災訓練の趣旨をご理解頂ければと存じます。

昨年11月の決算特別委員会で私が質問したGPS機能付き携帯電話を活用した災害情報収集システムについて福岡県としてきちんと対応して頂き、6月1日から運用開始されたそうです。九州北部豪雨災害時に現場を駆けずり身にしみた情報収集の大切さ、それを踏まえた提案が実を結び感無量です。今後の災害対応に大いに役立つことを期待します。
こちらがプレスリリースです↓
「福岡県災害情報収集システム」の運用開始について

今のところ県及び市町村の防災関係職員を対象としたシステムですが、災害時に混乱する現場で適切な状況把握をする第一歩になると確信します。
速やかに導入に動いて頂いた県執行部に感謝すると共に、今後とも現場感覚に基づいた提言を行っていきたいと思います。