横倉義武日本医師会長講演

6月議会も各会派の代表質問が終わり、来週から一般質問です。
前回ブログで告知したとおり私も一般質問を予定しておりましたが、執行部側から実態に即した回答をするための調査に時間が必要とのことで今回は見送る事としました。9月か12月の議会にて詳しくやりますのでお待ち下さい。

今朝は私の後援会名誉会長でもある日本医師会会長横倉義武先生が、大家敏志参議院議員の朝食会にて講演を行われました。
IMG_6025
ポイントは3つ。まず一つは、医師会の立場から見たアベノミクスについて。政府が打ち出した成長戦略の一つとして健康寿命の延伸が取り上げられていますが、健康寿命は平均寿命より8.9年短い。これを伸ばすことによってより多くの方が健康に長生きして頂き社会活動に関与すると同時に、医療介護費の抑制が目指せる。その為には現在相対的に受診率が低い市町村国保と中小企業が加入している協会健保の健康診断受診率の向上を目指す。
二つ目は薬のネット販売に対する懸念。大前提として「薬=毒」。タイミングや量を上手くコントロールして服用することで効果が生まれる。また、咳止めなど一部の薬には覚醒剤や麻薬の成分も(微量ですが)含まれており常習性がある。だから対面販売が必要。
三つ目はTPPに関する医師会の問題提起。国民皆保険制度の必要性や、混合診療全面解禁や医療に営利企業が参入する事により発生するリスクをご説明頂きました。
横倉先生は医療を取り巻く様々な問題を、素人の我々にも分かり易く簡潔に伝えて頂き大変勉強になりました。

その後、7月に選挙を向かえる松山政司参議院議員がご挨拶に登場されました。
IMG_6029
大家先生からも国政報告がありましたが、衆議院で2/3の議席をもつ与党とはいえ、参議院がねじれているために法律や条約に関して衆議院を通過してから成立するまで30〜60日のタイムラグが発生するそうです。日本再生の為に政府が取る施策に遅れが生じる事は今の日本に許されません。7月の参議院選挙において、ねじれ状態を解消させ安定した政権運営で日本再生を加速させられるよう、私も県議の立場でしっかり頑張りたいと思います。

小川知事被災地視察と6月定例議会開会!

6月3日は前日の荒れ模様から一転して梅雨の中休みの素晴らしい晴天にめぐまれました。
その中、小川洋県知事が昨年7月14日の九州北部豪雨災害の被災地であるみやま市・柳川市を視察に訪れました。知事は被災以降、公式・非公式含め事あるごとに当地を訪れて頂いており、地元の区長さんともお互い声を掛け合える関係を築いてもらいました。
今回は梅雨時期を前に災害復旧の現状と被災企業等の状況を把握して貰う事が大きな目的です。

沖端川の決壊箇所は梅雨を前にここまで復旧が進みました。
DSC_1276
右側が新たに築堤された部分ですが、養生するまで3年程度時間が必要なので左側の土嚢で作られた仮堤防もその間しっかりバックアップ機能を果たします。
DSC_1305DSC_1295
IMG_5978IMG_5980
マスコミの取材も多く、復旧の現状を多くの方に知って頂けたのではないでしょうか。

被災した企業も訪問しました。
一つは本郷の松木漬物食品。地元名産の高菜漬けなどを生産販売しておられ、TV番組などで紹介されたそうで地元のみならず全国的に伸びていた会社です。昨年の9月に視察した時は、製造機器や冷蔵庫などが水に浸かり大変な状況でした。食品製造業ですので衛生第一。相当な負担だったと想像しますが、新たに設備投資を行い営業を再開されていました。社長のご子息に丁寧にご対応頂きました。
DSC_1321
次に訪問したのは中山の(株)フコク。元々綿製品を作っていた会社ですが、その技術を派生させ今は自動車の内装材や建材の分野で成長しています。沖端川の決壊箇所のすぐ裏に工場があり、被災時は腰の辺りまで水没し大変な状況でしたが、社員のみならず取引先や知人・友人が一丸となって復旧活動を行い予想以上に早く元通りの生産が開始出来たとのこと。
視察に伺うと全社員そろってのお出迎え。胸が熱くなりました。
DSC_1359DSC_1348
大変嬉しかったのは松木漬物食品もフコクも若き経営者、これからの地域の経済界を引っ張っていって欲しい世代です。水害という大変な困難に見舞われても前を向き、一歩一歩着実に踏み出している姿に私の方が逆に勇気と元気を頂きました。
本当にありがとうございました。

6月7日より定例議会が開会されました。被災地視察の件はもっと早く書きたかったのですが、議会前のバタバタですっかり遅れてしまいました。今回私は一般質問を行う予定です。恐らく6月18日(火)または19日(水)になると思います。詳しい内容が決まりましたら告知致しますのでどうぞ宜しくお願いします。

平成25年県総合防災訓練。災害情報収集システム運用開始!

本日は福岡県総合防災訓練が開催されました。福岡、北九州、筑豊、筑後と福岡県の4地域を持ち回りで開催されているこの訓練、大牟田で開催されるのは20年ぶりだそうです。
IMG_1448
私の地元からほど近い開催地という事も有り、多くの方に見学をお勧めしましたが、残念ながら昨日からの大雨で足下はグチャグチャでした。
IMG_1426
訓練開始の頃には雨は上がりましたが、予定されていた訓練メニューが変更され、ヘリコプターによるビルや海上からのレスキュー訓練等が中止となり見せ場は減ってしまいました。
IMG_1443IMG_1427
しかしながら、国の指揮命令系統にある自衛隊、県の配下で有る警察、市町村の配下で有る消防等、指揮命令系統の違う各種組織が一堂に会し災害訓練を行う事は重要です。今後とも県総合防災訓練の趣旨をご理解頂ければと存じます。

昨年11月の決算特別委員会で私が質問したGPS機能付き携帯電話を活用した災害情報収集システムについて福岡県としてきちんと対応して頂き、6月1日から運用開始されたそうです。九州北部豪雨災害時に現場を駆けずり身にしみた情報収集の大切さ、それを踏まえた提案が実を結び感無量です。今後の災害対応に大いに役立つことを期待します。
こちらがプレスリリースです↓
「福岡県災害情報収集システム」の運用開始について

今のところ県及び市町村の防災関係職員を対象としたシステムですが、災害時に混乱する現場で適切な状況把握をする第一歩になると確信します。
速やかに導入に動いて頂いた県執行部に感謝すると共に、今後とも現場感覚に基づいた提言を行っていきたいと思います。

九州沖縄防衛議連協議会感想、平成25年県総合防災訓練について

第八回九州・沖縄防衛議員連盟連絡協議会に出席するために熊本を訪問しました。

最初に研修事業として第八師団が駐屯する北熊本駐屯地を視察。模擬戦闘訓練、装備品展示、除染活動などを視察しました。
IMG_1423IMG_1411IMG_1377IMG_1407
特に除染活動の設定に驚きました。
北朝鮮が先日発射をちらつかせた長距離弾道ミサイル(自称人工衛星)のロケット燃料にはメチルヒドラジンという物質が使用されています。気化したヒドラジンを大量に吸い込むと神経系が侵され死亡に至ったり、液体が身体に触れると大やけどを負う可能性がある強烈な毒性物質です。

北朝鮮のミサイルの件は、PAC3配備などミサイル防衛の方にばかり目が奪われていましたが、ミサイル発射後に切り離されるロケット部分が落下する事により発生するヒドラジンの被害まで想定して訓練をされていたとは。改めて北朝鮮のミサイルに対する怒りを覚えると同時に、自衛隊の対応に心強さを感じました。

その後、前防衛大学校校長だった五百旗頭 真(いおきべ まこと)先生より「日本の安全保障」という演題で防衛講話を頂きました。
IMG_5960
白村江の戦いから蒙古襲来、戦国時代、江戸時代、産業革命、日清日露戦争、第二次世界大戦と時系列で国際情勢と日本の対応をご説明頂きました。歴史観としては自分とはちょっと違う点もありましたが、非常に興味深い示唆に富む分析でした。
最後に述べられた「外交能力を駆使して平和をもたらし、領民の生産能力を高めるのが政治の力」という言葉は胸にしっかり留めたいと思います。

さて、話は変わりますが6月2日(日)に大牟田市で福岡県総合防災訓練が行われます。
自衛隊、警察、消防を始め各種組織、団体が大規模災害を想定して連携した訓練を行います。
私も毎年参加しており、その感想をブログにも綴っております(進化する総合防災訓練平成23年度福岡県総合防災訓練)が、災害時にどういう事が起こり、どういう指揮命令系統で避難、救助が行われるか、一般市民の目線から知っておくことは現場の混乱を少しでも押さえるために大変重要だと思います。
当日は炊き出しカレーが振る舞われたり、各種イベントも開催されますので、お時間有る方は是非見学をされる事をお勧めします。会場や時間などの詳細はこちらをご覧下さい(click!)

警察委員会副委員長に選任されました。

去る5月23日に臨時議会が開催され、正副議長辞職の意向を受けて、新正副議長選挙が行われました。
第63代議長に就任したのは松尾統章議員(八幡西区選出)、第75代副議長は長裕海議員(福岡市東区選出)です。二元代表制の一翼を占める議会のリーダーとしてこれまで以上の活躍を期待致します。

また常任委員会の任期は2年なので、私の所属委員会が総務企画地域振興委員会から警察委員会に変わりました。
その後委員会にて互選の結果、警察委員会副委員長に選任されました。
県警察は約11,000人の条例定員を抱えており、暴力団犯罪、飲酒運転など多くの課題が有りますが、副委員長として福岡県の安全・安心の為に粉骨砕身職責を果たしたいと思います。

5月は総会シーズンでも有りますが、本当にバタバタしていました。
筑波と北九州への視察が二件入った後、私が支部長を務める自民党山門支部の総会。参議院選挙間近な松山政司外務副大臣はじめ古賀誠先生、藤丸敏衆議院議員に来賓としてご列席頂きました。
IMG_1276
みやまいいまち会の皆さんへ県政報告。質問がバンバン飛び出す非常に緊張感のある会合、昨年に続き2度目ですが今年も3時間近く喋りっぱなしの県政報告会でした。
IMG_1296
その直後、江浦校区の皆さんへ県政報告会。今年の目標で有る地域毎の県政報告会第一弾です。江浦聡会の皆さんのおかげで懇親会を含め大変盛り上がりました。
IMG_1303
そして、私の後援会の一つである「聡政会」の主催で県政セミナー。講師には福岡県中小企業診断士協会会長の槇本健次氏をお迎えし、「見直そう、地域の底力!」というテーマでご講演頂きました。会場には父の代から応援して頂いている皆様はもちろん、私と同世代の若き地域を担う方々にも多数お集まり頂き、異業種交流も含め楽しい一時を過ごさせて頂きました。
DSC_0889

自分が務める総会や県政報告は会合そのものより、その準備が時間的にも精神的にも大変です。そういう意味で5月は本当にしんどかった。お世話役の皆さんと力を合わせてとにかく突っ走ったという印象ですが、困難を一つ一つ乗り越える度に手応えが少しずつ増してくる気がします。
任期4年の折り返し地点を過ぎましたが、初心を忘れず凡事徹底して県政の為に邁進する所存です。今後とも宜しくご指導ご鞭撻をお願い致します。