参議院議員選挙の争点は「成長」です

本日は地元みやま市瀬高町公民館で松山政司外務副大臣の激励集会を開催しました。
土曜日の午前十時からの開催、しかも連日の猛暑という事でどれ位人が集まるか心配しておりましたが開場はほぼ満員で立ち見の方もチラホラ出るような状況でした。
ご多忙な中足を運んで頂いた皆様、本当に有り難うございました。

来賓として藤丸敏衆議院議員、古賀誠前衆議院議員、西原親みやま市長、柗本俊介農政連委員長が公務ご多忙にも関わらず駆けつけて頂き、激励の言葉を頂戴しました。
IMG_1562
松山先生は昨年12月より外務副大臣として国内外を飛び回っておられ、なかなか地元福岡に帰ってくる事が出来ませんでしたが、この県南の主要産業である農業従事者の一大関心事項であるTPPの交渉窓口として国益にかなう交渉結果を得る事ができるよう頑張ることを力強く宣言して頂きました。
3期当選の栄に浴し、国会で飛躍して頂く事を切に願うと同時に、それにはやはり勝ち方が重要になってきます。圧倒的な票数で勝たねばなりません。
自民党優勢の声がマスコミでは踊っています、しかしながら逆に「もうよかろうもん」と無関心になる方が増えるのは残念な事です。

今回の選挙について興味深い考察をされているブログ記事をご紹介します
↓↓↓
長谷川幸洋 ニュースの深層「今回の参院選は与党勝利の「つまらない選挙」ではない 成長をめぐる歴史的選挙だ」
以下、要点を抜粋します

  党首討論で、海江田はそこから一歩踏み込んで「子ども手当や高校授業料無償化を通じて消費を増やす」という考えを披露した。しかも、それが「健全な消費」という認識である。子ども手当も高校授業料無償化も元は税金だ。消費の源泉を税金に求めて、どこが健全なのか。

 税金を子育て世代に配って消費させるという政策は、所得の再配分にほかならない。

 つまり、民主党は「所得再配分が成長を促す」という考え方である。世界標準の経済政策は「まず成長を目指して、次に所得を再配分する」と考える。まったく因果関係、優先順位が逆なのだ。所得再配分が成長を促すのだとしたら、政府の役割はひたすら高所得者や儲かっている企業から税金を徴収して、若年者や低所得者に配ればいいという話になってしまう。

民主党政権で官房長官、経済産業相を経験した枝野が「成長は幻想だ」という認識なのである。簡単にいえば「もう低成長だからパイは増えない。夢は捨てよ。コストやリスクの分担を考えよう」という主張だ。控えめに言っても、枝野はパイをどう増やすかに熱心でない。

これに対して、アベノミクスはデフレ脱却を目指して金融と財政のマクロ政策を総動員し、その後、中長期の安定成長を目指して規制改革を進めるという政策である。改革の進展具合に不十分さはあるが、もちろん景気回復も成長もあきらめてはいない。

 肝心要の経済成長について、自民党は言葉だけでも「全力を尽くす」姿勢なのに対して、民主党は「まず分配政策。成長幻想から覚めよ」と言っている。両党の考え方がこれだけ違ってしまうと、いまの段階では、とてもまともな議論にならない。根本が違うからだ。

民主党敗北がきっかけになって「成長こそが肝心」という認識が広まれば、政治の重要課題は少なくとも1つが「成長をどう実現するのか、なのだ」という点がはっきりする。そうなれば、成長政策をめぐる議論が活性化する。ひいては日本の政治全体が活性化するからだ。

まさに正鵠を射る分析です。「もう低成長だからパイは増えない。夢は捨てよ。コストやリスクの分担を考えよう」という前提では人々は現状維持に汲々とすることに精一杯になるでしょう。ちゃんと成長戦略を示して、次の一歩を踏み出す。それなくしてデフレ脱却も日本の再生も有り得ません。
今回の参議院選挙で「成長こそが肝心」との認識を多くの国民が持ち、今後の争点が「成長をどう実現するのか?」という真っ当で前向きな国会運営を心から望むと同時に、私も「現状維持すなわち退歩也」の精神で県政の立場で努力していきます。

7月21日の参議院選挙、「成長こそ肝心」という視点を忘れずに、成長をめぐる歴史的選挙として多くの方に一票を投じて頂きたいと思います。
IMG_1566
IMG_1568

警察委員会初視察

週明けから気持ちの良い青空が続き、九州地方も梅雨明けした模様との事です。
しかしながら、梅雨明け時期のゲリラ豪雨には皆さんご注意をお願いします。

さて、本日は警察委員会の視察で警察学校と警察犬訓練所を訪問しました。

まず警察学校
IMG_6139IMG_6129
1886年に福岡県巡査教習所として設置された警察学校は、現在443人が在席し法学などの基本科目、捜査や警備を学ぶ警察実務、柔剣道、逮捕術、救急法などを学ぶ術科科目を通じ警察官としての訓練を受けています。職場での実習を含め、高校卒業で約21ヶ月、大学卒で15ヶ月の研修期間があるそうです。たまたま友人の娘さんが在籍中でしたのでご挨拶したところ、学校を卒業後、警察学校に入学して僅か3ヶ月程にも関わらず非常にきびきびとした所作だったことに感動しました。厳しい指導の下、福岡県の安全安心の要である素晴らしい警察官になられる事を期待しています。
4階には過去に殉職された警察官の遺影と遺品が飾ってある遺品室があり、公務中に無念にも命を落とされた皆様に手を合わせて参りました。

警察犬訓練所は昭和49年福岡市中央区平尾にて3頭の警察犬で開所され、平成22年に移転して現在は6頭の警察犬が配置されています。
平成24年は捜索追求31件、行方不明者捜索103件、爆発物捜索5件など計143件の出動がありました。
視察では本物の覚醒剤や乾燥大麻の匂いをつけた目標物を選別する訓練が披露されました。
IMG_6135
警察犬訓練所は鑑識課に所属するとの事で、指紋識別の最新技術の説明も頂きました。
IMG_6131
指紋採取というと刑事ドラマなどでポンポンみたいな機具で白い粉(正体はアルミの粉だそうです)をはたいていたような認識しか無かったのですが、捕まえる側と捕まえられる側のイタチごっこの中で最新鋭のハイテク機器を使い技術は相当進化しているとのこと。とは言え、アルミの粉を使った採取方法は今でも基本中の基本だそうですが。

警察委員会に所属して初めての視察でしたが、委員会が変わると視察内容も全く違うので大変勉強になります。

流石Facebookシティ武雄

先日、警察常任委員会の副委員長に選任されたことをご報告しましたが、それ以外にも幾つか新たな役職が加わりましたのでFacebookの情報を更新しました。

景気・雇用対策特別調査委員会は、経済を活性化し、景気及び雇用を回復するための諸施策の推進を図るため、地域中小企業の技術開発などの高度化支援対策、新規成長産業の創出支援対策、職業能力開発支援対策、中高年求職者就職支援対策について調査活動する特別調査委員会です。県議会議員は常任委員会と特別調査委員会にそれぞれ所属します。
また、警察委員会の関係で福岡県青少年問題協議会委員を拝命しました。

また福岡県日米友好議員連盟の事務局長にも選任され、早速7月1日に開催されたアメリカ合衆国独立237年記念レセプションにご招待を頂きました。
IMG_1487IMG_1488
日米両国の国家斉唱が厳粛な雰囲気の中行われ、在福岡アメリカ領事館主席領事代行のマイケル・チャドウィック氏のご挨拶やジョンケリー国務長官のビデオレターが上映。その後はカントリーミュージックをBGMに福岡から集まった政財界の皆さんと一緒に、領事館の皆様と交流を深める事が出来ました。商社勤務時代、米国の取引先から招待を頂きこういうアメリカンな雰囲気のパーティーに顔を出したことが懐かしい!久々にあの頃を思い出しました。
福岡県はハワイ州と友好姉妹都市で、現地県人会の皆様を含め定期的に交流を深めていますが、私も事務局長としてその一翼を今後担っていきたいと思います。

さて、現在(7月3日14:30)激しいゲリラ豪雨が福岡県をはじめとする九州各所を襲っているようです。みやま市もカミナリを伴った豪雨です。
福岡県の防災ホームページは、私も決算特別委員会等で情報提供の充実を要請しましたが、昨年の豪雨災害以降改良されて各地の雨量、ダム・河川の状況、監視カメラのリアルタイム情報がワンストップで確認出来るようになっています。是非ご活用下さい。

で、感心したのが武雄市
私は武雄市のFacebookページを「いいね!」登録しているのですが、この様な緊急時はカバー写真(ページトップにある大きな写真)を「只今、防災情報配信中」というものに変更されるようです。
これが凄いところは、カバー写真を変更すると「いいね!」している人のFacebookタイムラインにカバー写真の変更情報が周知され、あたかもテレビなんかである「番組の途中ですが…」のような告知効果があることです。
私のFacebookのタイムラインに流れてきた武雄市のカバー写真変更のお知らせは下記のような感じ↓
Facebook
Facebookページを持っている自治体は増えてきていますが、Facebookの特性を活かしたこのような活用方法は流石Facebook City武雄!巧いなぁと思いました。
Facebookを使っていない人には分かり難いかも知れませんがちょっと感動したものでご紹介まで。

九州国際重粒子がん治療センター視察など

纏めて備忘録

6月23日に自民党福岡県連の政経セミナーが開催されました。
今回の講師はサンデープロジェクトなどマスコミでも活躍されている双日総合研究所の吉崎達彦副所長。
IMG_6046
私自身、吉崎氏が運営されている「かんべえの不規則発言」というブログの読者(しかも小泉政権の頃から)で、日米の選挙事情やら政局やら経済動向に対する数字を使った鋭い洞察にいつも感服していたものですから「生かんべえ」にワクワクしておりました。
講演のポイントは

○2013年は先進国経済が再評価される。BRICs台頭や中国経済が一段落
○アベノミクス効果で家計部門は動きが出始めたが企業部門は慎重
○企業の動きはコーポレートカレンダーから考察するに、5月の決算発表から6月下旬の株主総会が終わるまでは社内根回しのタイミング。7月以降の動きを注視。
○企業決算はP/LイマイチでもB/Sは劇的に良化。この点を踏まえても企業は夏頃から動き出すのでは。
○日本は所得収支(投資によってもたらされる効果)が良い。海外の利益を海外へ再投資するのでは無く、円にして日本への投資を促進する為にも円安は重要。
○第二次安倍内閣が置かれた状況は、関東大震災から犬養内閣で高橋是清蔵相が誕生した頃によく似ている。歴史に習えば、今後安倍内閣が直面するのは出口戦略の難しさだ。
○対中政策について安倍総理は「日中が協議するドアは開かれている」と繰り返すが、これは「自分から行きませんよ」というメッセージ。習近平にとって対日政策は内政関数である事を鑑みれば非常に上手い対応だと思う。

自民党政経セミナーでの講演と言う事で、ブログみたいなノリではありませんでしたが大変勉強になりました。

その後6月24日に九州国際重粒子がん治療センターを福岡県議会として視察に訪れました。この施設は佐賀県のJR九州新幹線新鳥栖駅の目の前にありますが福岡県も5億9千万円を寄付しています。
IMG_6054IMG_6069IMG_6057IMG_6084
写真左上は理事長の十時忠秀氏、理事長みずから我々素人にも分かり易く重粒子線治療や施設についてご説明頂きました。右上は治療室です、まさにここで重粒子のビームを癌病巣に照射します。
左下は重粒子線を病巣に確実に照射するため、身体を動かさないようにする固定具。これを患者さん一人一人専用で作成するそうです。

6月1日のオープン以降83名のセカンドオピニオン外来を受け付けたそうですが、その内福岡県から53名という事でした。国内に3箇所しかない重粒子線がん治療センター。すべての癌に効果があるわけでは無いですが、一人でも多くの患者さんを救うことができればと思うと同時に将来の保険適用を切望します。

そして29日は上庄校区の県政報告会。
地域に合わせた説明資料作りは本当に大変ですが、終わった後「分かり易かった!」「定期的にやってくれ!」というお言葉を頂くと本当に嬉しく思います。
IMG_1463IMG_1480
特に国際リニアコライダー誘致の話は夢があるので盛り上がりますね。また上庄校区は昨年の水害で大きな被害が出ていますので、災害対策に関しても熱心に耳を傾けて頂きました。
これから8月に掛けてほぼ毎週各所で県政報告会を行います。今年の活動目標である「地域毎の県政報告会」着々と進めています。開催場所、日時等のお問合せはこちらにてどうぞ。

30日は江浦の祇園大蛇祭りの小屋入り。頭を始め世話方の皆さん、これから本番当日まで本当にお疲れ様です。アップテンポでテンション上がるお囃子を聴くと「夏が来たな!」とワクワクします。今年は7月20日開催で参院選投票日の1日前で、それ以外にも花火大会他多数イベント目白押しですが四山競演は絶対に見たい!
DSC01711−2

とまぁ写真が手元にあるものをダイジェスト。その日のうちに一つ一つブログを書けば良いのですが、本当に何が何やらという感じでアレコレ奔走してます。もっと活動の質と密度を高めたいと思います。

議員連盟の活動事例

議会の中には議員有志がなんらかの目的をもって結成する「議員連盟」略して「議連」というのが多数存在します。
福岡県には16の議連が存在します。日米友好議連のような国際交流を目的とした議連、観光産業振興議連、果樹振興議連、林業活性化議連のような産業活性化を目的とした議連、過疎地活性化対策議連、産炭地活性化議連のような地域特有の問題に取り組む議連、それ以外にも防衛議連、文化議連、スポーツ議連等々。

議会開催中は本会議だけが行われている訳では無く、ほぼ連日各種議員連盟の催しが行われます。特に勉強になるのは講演会。
先週金曜日は台湾友好議員連盟の主催で、台北駐福岡経済文化弁事処長である戎 義俊氏を講師に招き「日台関係と経済交流の現状について」というテーマで講演を頂きました。
IMG_6021
台湾は3万6千㎢でほぼ九州と同じ面積に人口2300万人を抱え、1人当たりGDPはUSD20,378−です。
そして一昨年の東日本大震災では台湾の民間から250億円の義援金が日本に寄せられるほどの親日国家。講演は「なぜ台湾が世界一の親日国家になったのか?」を軸に日台の特別なパートナーシップや経済貿易関係について解説がありました。
最後に戎処長が仰った「漫画や芸能によって日本に対する認識はあるが、浅い部分での認識である。もっと両国が歴史・文化をお互いに知って深く理解し合って欲しい」という言葉が胸に響きました。

一方で、昨年台湾議連を中心として「桜絆会」という会を作り有志を募って、台湾のとある公園に桜を100本以上植樹しました。またその際、台湾議連の働きかけにより、故宮博物館の所蔵品を九州国立博物館で展示する「故宮展」が2014年10月に開催されることとなりました。議連がその目的を果たし日台の絆作りに一役買っている事例です。その他の議連も地道な活動を通じ、地域に貢献するために努力しています。なかなか一般的に理解してもらいにくい議連の活動ですが、折に触れここでもご説明したいと思います。

ところで先週の日曜日は父の日、子供達からの手紙は嬉しいものです。
IMG_6031
幸福度日本一を目指す福岡県ですが、私も個人的に父の日の週末は忙しいながらも幸せな一時を過ごす事が出来ました。家族に感謝です。