みやま市出身で長唄三味線の日本第一人者である杵屋勝国さんが、令和元年に人間国宝に認定されました。その名誉を讃えるために、みやま市は市民栄誉賞を創設し、杵屋さんを初の受賞者として昨日贈呈式が開催されました。
「人間国宝」とはよく耳にしますが、正確には、文化財保護法第71条第2項に基づいて、重要無形文化財の保持者として認定された人物を指す通称だそうです。ご存命中の人間国宝は約100人余、長唄三味線では僅か2名のみ。間違いなく郷土の誉れでいらっしゃいます。
杵屋さんは2013年、瀬高中学校同窓会設立60周年を記念して、みやま市で帰郷公演を開催していただき、母校瀬高中学校の生徒さんにもその演奏をご披露されるなど、故郷への関わりを大切にして頂いており、贈呈式にも多くのご友人が駆けつけて祝福されていました。