柳川出身の琴奨菊関が引退されることになりました。
2011年に大関昇進、2016年初場所では10年振りに日本人力士として優勝するなど華々しい活躍をされ、がぶり寄りに代表される力強い真っ直ぐな相撲は応援する我々に元気を与えてくれるものでした。
大関陥落や怪我に悩みながらも「35歳までは」といつも口にされていたので、ここを一つの区切りとされたのでしょう。本来なら11月場所は九州場所の筈だったんですが、新型コロナの為に最後の場所を故郷で迎えられなかったことは残念です。
琴奨菊関で私が印象深いのは、私の子供を抱っこしてもらった時の優しい笑顔。土俵上の厳しい顔からは想像出来ないようなデレデレの笑顔で赤ちゃんをあやす姿に「本当に子供が好きなんだなぁ」と感じた次第。その後ご結婚されて、ご長男が誕生され、琴奨菊関一家とプライベートでお目に掛かったときもご長男をずっと抱っこされデレデレの優しい笑顔だったのが忘れられません。
私にとって琴奨菊関は「強くて、大きくて、優しい」関取でした。
一昨日深夜に頂いた、引退を決意された旨のご報告には「これからも相撲を愛し、親方として一から頑張りたい」と仰っていましたが、相撲を通じて我々に夢や希望を与えて頂く事を心から願っています。
お疲れ様でした、有難うございます!