【イングランド視察に行ってきます】

【イングランド視察に行ってきます】
本日より小川知事と県議団有志にてイングランドを視察します。現在ラグビーワールドカップ2015が開催されているイングランド。次回開催地は日本です。福岡県は試合会場を持ち、多くの地域がキャンプ地候補として名乗りを上げています。次なる受入側の目線で試合会場・ファンゾーン(世界中のラグビーファンが集い交流を深める場所)の運営やイベント、セキュリティ体制などを視察予定です。またラグビーW杯2019・東京オリンピック・パラリンピックのキャンプ地誘致ブース等を設けた福岡プロモーションを行い、英国政府・メディア・在英旅行代理店などの関係者を招待し福岡の猛烈PRも行う予定です。
私自身一般質問などでスポーツによる広域地域振興やキャンプ地誘致を要請し、また現在スポーツ議連副会長を仰せつかっております。しっかり福岡の魅力をPRして、2019/2020に繋がる充実した視察にしたいと思います。
写真は結団式前に取材を受ける小川知事と井上議長。では行ってきます!

 

【果樹議連でみやま市のみかん産地を視察頂きました】

【果樹議連でみやま市のみかん産地を視察頂きました】
議員連盟、略して議連。有志の議員により特定目的の調査を行い県政に反映させようというグループです。その中に果樹産地選出議員有志で構成される福岡県果樹振興議員連盟(略して果樹議連)というのがあります。

昨日は果樹議連の皆様にみやま市を視察して頂きました。視察先は(1)今年度建て替えられたJAみなみ筑後山川総合集出荷施設、(2)伍位軒地区におけるみかん栽培の状況、(3)道の駅みやま、でした。

JAみなみちくご柑橘部会は部会員370名、生産面積370haの国内有数のみかん産地を形成しています。
生産者の意欲向上、産地活性化の為に、園地(いわゆるみかん畑)を3つに区分。それぞれ別集荷、別販売、別計算して差別化を図っています。生産者にしてみれば、園地を区分されるのは抵抗があったと思いますが柑橘部会長の強いリーダーシップにより園地区分のポリシーが浸透し、今では北原早生を中心とする山川みかんのブランド戦略の要諦となっています。

また伍位軒地区は以前ブログでも紹介しましたが
http://itahashi.info/blog/20150613113428
11月上旬に発表される平成27年度「豊かなむらづくり全国表彰事業」で、みかんを中心とした村づくりが評価され選考に残っております。
低コスト園地整備や農道拡幅、鳥獣害防止対策などを直接視察していただき、美しいみかん畑を眺めながら山川みかんトップブランドである「北原早生黒箱」を議連メンバーにご賞味頂きました。

この視察を機会に、県議会の中でJAみなみ筑後柑橘部会の取組に理解が深まり一層のご支援を頂ければと思います。

 

【こども・子育て特別委員会で田川・みやこ町を視察しました】

【こども・子育て特別委員会で田川・みやこ町を視察しました】
先週は総務企画地域振興常任委員会の視察を報告させて頂きましたが、本日は所属している「こども・子育て支援調査特別委員会」の管内視察で田川・京都郡みやこ町を訪問しました。
以下、視察先と備忘録

(1)田川児童相談所
児童福祉法や児童虐待防止法に基づき相談援助活動を行う児童相談所は、平成21年度から児童虐待などの相談に迅速に対応するために6カ所体制で運営されています。
田川児童相談所が管轄する地域は旧産炭地域、生活状況(経済的)が不安定な世帯が多い、生活保護受給率が高いなどの特徴があります。平成26年度の相談件数は1665件とここ3年は減少傾向にあります。その内122件が虐待の相談との事。
児童虐待事案に適確に対応するために平成27年度から警察官を配置し、援助要請、対置入り検査、臨検・捜索などに関する所轄警察署との連携体制推進が図られています。
視察では実際に保護された児童の居室なども見せて頂きましたが、不安定な精神状態から壁が蹴破られていたり、壁紙が引きはがされていたり、乱暴な落書きがあり、その心中にある我々では計り知れない闇を目の当たりにしました。職員の皆様も24時間体制で対応が求められ、体力・メンタル面共に厳しい職場環境で頑張っておられます。
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(2)豊津寺子屋
平成16年に開設された、子育て支援事業「豊津寺子屋」は「子供の元気・熟年の元気・女性の元気」を目的に、「保育」と「教育」を統合した安心安全な「居場所作り」+「活動づくり」を中核機能としています。
放課後児童クラブ(学童保育)とアンビシャス広場と放課後子供教室を足して割ったようなイメージ。
ボランティアの有志指導者は55名いらっしゃいますが、タダでは絶対に長続きしないとの信念の下、3時間程度の指導に対し1500円の活動支援を行っています(この活動支援費はみやこ町からの補助金)。
また、「体力」「我慢強さ」「約束や決まりを守る」「思いやりや協力の心を持つ」「発表力、発言力」などの目指す子供像を設定。時には厳しい指導も行うそうで、そういった指導方針や必要経費(1日100円)に賛同された保護者が同意書を添えて申込みをするスタイルだそうです。
実際の指導現場を見学しましたが、最初に寺子屋の理念と宮沢賢治の「雨ニモマケズ」の暗唱からはじまり、規律ある中にも伸び伸びと群れ遊びに興じる子供達の姿をみてこちらも元気になりました。
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(3)認定こども園「太陽の森」
太陽の森は県内では大変珍しい「保育所型認定こども園」です。平成26年に認定されました。
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最大の特徴は施設に併設して妊婦や就園前の乳児を抱えたお母様が集い育児に対するサポートを受けることができる「子育て支援センター(いわゆる、子育てひろば)」や小学生の放課後の居場所を確保する「放課後児童クラブ」を併設していること。またこの園のとなりには小学校があり、妊娠時期から小学校6年になるまで一貫して子育てサポートが受ける事が出来ます。まさに地域に密着した安心して子育てが出来る環境が構築されており、これから子供を持とうというご夫婦にとって凄い魅力に映るのではないでしょうか?
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また外観・内装ともに非常にお洒落!写真だけみたらちょっとしたCafeですよ。そして、見た目だけではなく、いたる所に子供が喜びそうな隠れ場所やハシゴがあり、遊び心が刺激される作りでした。また1階は仕切り扉を開放すると大きなホールに変身し、入園式・卒園式はそこで行われるそうです。
施設自体は国のこども園建設の補助金を含め、過疎債なども上手く活用しているとの事。運営的にも工夫が凝らされており、大変参考になりました。
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【東京・石川・富山方面、管外視察備忘録】

【東京・石川・富山方面、管外視察備忘録】
総務企画地域振興委員会として最初の管外視察に行ってきました。視察には福岡県内を視察する「管内視察」と県外に向かう「管外視察」があります。前者は2年の任期で大体4-5回ほど、日帰りか一泊二日。後者は任期中に大体2回、一泊二日か二泊三日の旅程となります。
今回の訪問先と目的及び所感を備忘録代わりに書き留めておきます

(1)東京臨海広域防災公園「防災学習施設と内閣府所管の防災拠点施設について」
湾岸エリアに基幹的広域防災拠点として平成20年に竣工された施設。東京湾沿いなので津波や地盤が心配かと思ったが、このエリアは防災を前提とした埋め立て地で、建物の耐震設計や津波の高さも含め綿密に計算をされているとの事。大地震の時は逆に外に出ずに建物の中で待機を呼びかけているそうです。
防災拠点機能であるオペレーションルームは約960平米、300インチのモニターを備え圧巻でした!写真を撮ったのですが、ネットでの公開には内閣府の許可が必要とのことですのでまた後日。
また併設されている防災体験学習施設は、エレベーター内にて震度7の首都直下地震が発生して、そこから避難までの流れが体験出来ます。これがもの凄くリアル。避難所を再現してあったりと、非常事態をシミュレーションする事が出来ました。

(2)東京都議会「東京オリンピックへの取組状況などについて」
なにかと話題になっている2020東京オリンピック・パラリンピック。視察を受け入れて貰えるか心配しておりましたが、東京都オリンピック・パラリンピック準備局大会準備部施設調整担当課より大会準備の状況をご説明頂きました。IOC会長がロゲ氏からバッハ氏に交代し打ち出されたオリンピックアジェンダ2020や、近年IOCが最も力を入れているテーマの一つである「オリンピックレガシー」を東京都として取り込んでいるとの事。新国立競技場の問題はこのオリンピックレガシーを理解すると全く見方が違ってきます。
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(3)金沢海みらい図書館「図書館を起点とした地域コミュニティづくりなどの取組について」
武雄市のTSUTAYA図書館が注目を浴びておりますが、図書館は年齢を問わず多くの方々が交流出来る地域コミュニティの核となる施設。金沢市は住民が4キロ圏内で図書館にアクセス出来るような配置を目指し、道路整備の為に移転をした工場跡地を利用して、平成23年5月に新たに海みらい図書館をオープンさせました。外壁に約6000もの丸窓をつけた、斬新なデザイン。それからの採光により照明を徹底的に工夫し、省電力化と「明るすぎない、読書に最適な環境」を構築。また書架の下から送風したり館内全体の空気を循環させ熱交換を活用するなどの省電力化も素晴らしかったです。「世界で最も美しい公共図書館25」「BBC 世界のスーパーライブラリーベスト4」「世界の魅力的な図書館ベスト20」日本建築家協会賞・日本図書館協会建築賞など数々の賞などに選出されています。学生の時ならここで「図書館デート」したいくらい素敵な施設でした。図書館機能以外にも約200席のホールやコミュニティスペースもあり、開業4年で約300万人の来場者で賑わっています。
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(4)富山県議会「空き家を活用した定住者受入に積極的な地域取組への支援について」
富山県では、大都市圏から富山県への移住・交流を促進する「くらしたい国、富山」推進本部を平成19年より設置。北陸新幹線開業や地方創生の気運を逃さず、人口減少や空き家対策などの取組を行っており、その説明を頂きました。
就職相談会などを併せて実施してUターンへのきっかけになることを目指す「30歳の同窓会in富山」。空き家バンクの登録から、更に流動化を促す仕掛けとして宅建協会・不動産協議会を巻き込み行う「空き家コーディネートの推進事業」など特徴有る取組を行われています。これらは福岡県やみやま市でも参考になりそうです。

(5)石川県議会「北陸新幹線金沢駅開業効果の最大化と持続・発展に向けた新たな石川の魅力づくりについて」
石川県においては、大変ご多忙な中、中村勲県議会議長にお出迎え頂きご挨拶を頂きました。
東京からの移動は今年3月に開通した北陸新幹線を使ったのですが、金沢駅に降り立った直後からその賑わい振りは凄かったです。過去3時間47分掛かっていた東京~金沢間の移動が2時間28分となり、東京近郊から来訪者が激増。首都圏からの入り込み客数を500万人に設定。開業効果を県内全域に波及させ、リピーターを増やすよう「おもてなし」をキーワードに、観光事業者等の指導者層の底上げや、観光客の意見の把握・迅速な改善の仕組みを構築し、県民自らもおもてなしを考えるきっかけづくりの機会を作ったり、全県挙げての取組が進んでいます。
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【地方創生総合戦略の議論がNHKにて紹介されました】

【地方創生総合戦略の議論がNHKにて紹介されました】
福岡県議会9月定例議会は10月9日に約3週間の会期を経て無事終了しました。

今回は自民党福岡県議団の代表質問という大役を務めることが出来、意義深いものとなりました。

また委員長を務める総務企画地域振興委員会では、現在県が策定中の「福岡県人口ビジョン・地方創生総合戦略」等が議題となりました。

人口ビジョンとは、人口減少社会の諸課題に対処し、持続的な地域社会・経済を実現するため、本県における人口の現状と県民の希望する子供の数などを踏まえた本県独自の将来人口を展望するものです。また地方創生総合戦略は、昨年策定された「まちひとしごと創生法」に基づき閣議決定された「地方創生総合戦略」の福岡県版となり、平成27年から平成31年度までの5カ年について4つの基本目標を設定し具体的取組を推進するものです。

この議題についてNHKから取材に来て頂き、10月7日の「NHKニュース8:45」と翌8日の「ロクいち!福岡」にて2分ほどにわたり紹介をして頂きました。

この総合戦略を元に今後5年間の福岡県の舵取りが決まるわけで、大変重い内容です。しかしながら、県民の皆様にとっては取っつきにくい為、メディアの方に分かりやすく簡潔に解説を頂けるのは、政治意識を高める上でもとても大事だと思います。

私も今後の県政報告会等で、人口ビジョン・地方創生総合戦略の詳細については皆様にご報告差し上げます。

 

【戦争では無く平和のゲーム 囲碁】

【戦争では無く平和のゲーム 囲碁】
昨日は囲碁サミット2015 in みやま・柳川が開催されました。

みやま市では毎年プロ棋士をお招きして、「囲碁フェスティバル」を2011年から開催しています。この囲碁サミットはその全国大会みたいなもので、囲碁を活用したまちづくりを行う全国14自治体と日本棋院和田紀夫理事長、大竹英雄碁聖をはじめとするプロ棋士の皆様がみやま市と柳川市に集結。

昼の部はみやま市まいピア高田にて石倉昇九段の基調講演、14自治体の市長や教育長をパネリストとしたパネルディスカッション、プロ棋士による指導碁や子供・初心者教室。その後柳川市御花に移動して交流会が開催されました。

石倉昇九段が「教育における囲碁の効用」と題して行った基調講演は、囲碁をよく知らない私にも大変示唆に富んでいました。
特に記憶に残ったのは

「囲碁は相手の言い分も少し聞いてやるゲーム。チェスやテレビゲームのようにボスを攻略するのと違い、殺しあいのゲームではない。相手にもある程度取らせるが、相手よりちょっとだけ多く取るゲーム。すなわちgive & take。戦争では無く平和のゲーム。」

という一節。地方議員として、今後の活動に是非活かしたいと思います。その為にはまず囲碁を嗜まなければ!

実は石倉昇九段監修の「囲碁講座ー入門編」というiphoneアプリを持っていたのですが、石倉九段からは「それよりパンダネットのヒカルの碁っていうビデオ講座が役に立ちますよ」とのアドバイス。がんばります!

そして今年も柳川市出身の大渕盛人九段にお越し頂きました。紳士で知的で更にダンディーな佇まいの大渕九段。会う度にファンになります。

母君が私と同じ山門高校卒業と聞き、益々親近感を覚えました。今後とも故郷の囲碁を活用したまちづくりの為に引き続き力を貸して頂くようお願いをしました。

写真上「石倉九段と金子柳川市長」下「大渕九段と和田日本棋院理事長」