我が家の長男長女は私が卒業した幼稚園に通っています。
帰宅すると一心不乱に読書をしている娘。9時近かったので「もうそろそろ寝なさい」と言うと、「じゃぁお父さんこの本、寝るとき読んで」とお願いされました。手に取ってみると随分黄ばんでいて色々と修繕テープが貼ってある年期の入った「そんごくう」。幼稚園の図書館から借りてきた本だそうです。
もう少しで読み終わるから最後まで読んでとねだられ、ちょっと時間は掛かりましたが最後まで読んで裏表紙をめくるとそこには「初版発行昭和38年」の文字。
間違いなく私が生まれる前に発行された本です。
って事はこの本は私が幼稚園の頃、あの幼稚園の図書館で手に取っていた、大好きだったあの「そんごくう」
幼稚園の図書館には何種類か「そんごくう」の本が置いてあるらしいですが、時間を超えて自分の子供が全く同じ本を手に取る感動!
この「そんごくう」を娘の子供(つまり私の孫)が手に取ることはないかも知れないけど、子供達には「本は大事に扱えばいつまでも読める」ことと、「自分の大好きな本を大切にとっておいて、将来自分の子供が読んでくれると嬉しいよ」と教えておやすみなさいをしました。
ちょっと暖かい気持ちになったので、これから一般質問の原稿作り頑張ります。