2015年、未来に追いつきました

心穏やかに新年をお迎えになられたことと存じます、2015年が皆様にとって素晴らしい一年となることを祈念致します。

今年は未年で、私もめでたく年男です。
未年の歴史を振り返ってみると、少々きな臭い。

1967年 第三次中東戦争開始
1979年 ソビエト連邦がアフガニスタンに侵攻
1991年 湾岸戦争勃発、ソビエト連邦崩壊
2003年 イラク戦争開戦

自分の干支である「未」、牧場で群れをなし、争い事より団結を好むイメージです。今年からの「未」はイメージ通り世界に平和を運んでくれるよう祈るばかりです。

一方で、25年前私が学生の頃(1989年)に公開された不朽の名作「バック・トゥー・ザ・フューチャー2」

ここで描かれて居るのが、まさに今年、2015年です。

先日BSで放映されたのを録画して一緒に鑑賞した息子が「お父さん!2015年って今年だよ!」と大興奮した割に、劇中に登場するホバーボードもありませんし、濡れたら自動的に乾く機能がついている服も存在しません、自動車は普通に4本のタイヤで動いています。あ、大画面テレビは実現してます。25年、意外と世の中は進化していないのかも知れません。しかし胸をときめかせて見たあの映画、そこで描かれた未来に自分の存在が追いつくのは本当に不思議な気分です。

子供達に我々はどういう未来を残すことが出来るのか?年末の報道特番を見ると、暗く憂鬱になるような事ばかり取上げられていますが、25年後の未来をワクワクして語り合えるような社会で有り続ける事が日本が活力を持ち成長する原動力になる。地方創生の要諦はそこだと私は信じています。

皆さんと共に県南創生の想いを共有する為に、今年も恒例の新春のつどいを下記の要領で開催致します。

福岡県議会議員 板橋聡を囲む
第四回 新春のつどい「県政報告会」ご案内
日時:1月25日(日) 受付16:30 開会17:00
場所:まいピア高田
会費:2000円
◎ 託児コーナー有ります。お母さん大歓迎(事前に後援会事務所まで御連絡下さい)

(昨年の様子です↓)
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多くの皆様のご参加をお待ちしております。

最後に、年末ちょっと嬉しかったこと。
子供達が成長し、色々なお手伝いが出来るようになりました。
私の実家には蔵の神様、竈の神様はじめとして6つほどの神棚があり、これらを年末に掃除するのは小学校の頃から私と弟の役目でした。
その当時は給湯器もなく、寒い中バケツに水を張り凍えながら掃除して、いや「させられて」嫌で嫌でたまらなかったものですが、子供達は協力し合い一生懸命お手伝いをしてくれました。
昔、父親が自分の事をこうやって眺めていたのかと思うと、さっきのバックトゥーザフューチャー2の話では無いですが、未来に自分の存在が追いついたような気分になります。
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新ためて、子供達にワクワクする未来を感じさせる大人の背中を持ち続けたいと胸に誓いました。

消防団頑張ってます!

昨晩はみやま市消防団の夜間訓練を激励に行って参りました。
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今年は1月10日に開催される出初式。みやま市では毎年ポンプ車操法と小隊訓練を見学にお越しになった皆様に展示をします。その為に選ばれし分団の皆さんは、11月初旬から週3日夜間に訓練をしています。
今年は二川分団・岩田分団が小隊訓練、山川南部第二分団がポンプ車操法を披露する事になっています。
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先日完成した「みやま市消防署」の駐車場を利用して夜間訓練でした。昼間は天気が良かったので暖かかったのですが、夜も8時を過ぎると身体の芯から冷えてきます。その中、昼間はそれぞれの仕事をこなした上で、気合いの入った練習をする消防団員の皆様には頭が下がります。

今晩からは年末の特別警戒で夜間警備です。消防団の「自分の地元は自分で守る」という士気の高さには常々感謝しております。皆さんも、夜警の鐘の音が聞こえたら彼らの努力に想いを馳せて頂ければと存じます。

1月10日(日)午前9時より、今回初めてみやま市消防署にて開催される出初式、みやま市内の消防車が勢揃いしてお子さん達もとても喜んで貰えます。
お気軽に立ち寄って激励の声を掛けて頂ければと思います。

ホークス応援祭りが九州芸文館で開催

「福岡県議会ソフトバンクホークスを応援する会」事務局次長として「ホークス応援祭in九州芸文館」にお招き頂きました。冠は「日本一おめでとう!福岡ソフトバンクホークスファーム本拠地誘致記念 西日本スポーツ創刊60周年記念」。
パリーグ最多安打の中村晃選手のトークショーが目玉で、芸文館の駐車場が満杯になる大盛況!中には千葉県からのファンもお越しでした。
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ホークスファーム本拠地誘致については誘致者である筑後市のみならず、みやま市をはじめとする近隣市町の期待も大変高く、私も今年2月議会一般質問にて近隣市町・県・ホークスの3者で地域振興を目指すような協議会開催を要請しており、実現に向かっております。これからが地域の知恵の使い処です。みやま市もこの流れをしっかりと活用してもらえるよう頑張って貰いたいです。
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先週日曜日には第8回みやま市駅伝大会も開催されました。
小学生から大人まで、本気走りあり楽走あり。参加チームはなんと95チーム、過去最高ではないでしょうか?
残念ながら前日の大雨の為に一人1.5kmのコースを変更し900mに短縮されましたが、皆さん和気藹々、爽やかに、一本のタスキを繋ぐ光景にスポーツの力を感じました。
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現在進行中の県南を中心とした「スポーツを核とする広域地域振興」。先ずは地域マラソンイベントで面白い仕掛けが始りそうです、乞うご期待!

木蝋の里みやまキャンドルナイトで癒やされる

第16回木ろうの里みやまキャンドルナイトに参加してきました。
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以前、平成25年2月議会の一般質問「伝統産業のレッドデータ」でも取り上げましたが、みやま市にはクスノキを原料とする天然樟脳、国産線香花火、そしてハゼの実を原料とする木蝋など、世界的に見ても大変希少価値の高い伝統産業が存在します。
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木蝋から作られる和ロウソクは300年近くの伝統を持ちますが、その地位を石油由来のロウソクに取って変わられました。しかし、和ロウソクの油煙が少なく色々な表情を見せる大きく温かい灯火は、「電気を消してロウソクの灯火の下、ひとりひとりがゆっくりと考える時間を持とう」というイベントの趣旨に見事に合致します。
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コンサートの部では、二川のスコップ三味線
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そしてプロ琴奏者のLeiHaさん
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スペシャルゲストとして鬼太鼓座。世界的にも有名な創作和太鼓集団の鬼太鼓座が「なぜ、みやまに?!」と訝る方もいらっしゃるでしょう。これは、福岡県が行っている「ちくご移住計画」で現在みやま市に在住のクリエイター渡部さんの御縁で特別にお越し頂いたとの事。
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途中、みやま弁を操るサンタクロースが子供達の為にクリスマスプレゼントを持って登場。我が家含めちびっ子達も大満足のキャンドルナイトでした。毎年夏至と冬至の頃に行われる「木蝋の里みやまキャンドルナイト」、テレビだネットだスマホだ、でお疲れ気味の貴方、ちょっと癒やされに来ませんか。
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2014年第47回衆院選挙を終えて雑感

第47回衆議院議員選挙は14日投開票が行われました。寒い中投票所にご足労頂いた皆様有り難うございました。
福岡七区からは藤丸代議士が無事2期目当選の栄に浴することが出来ました(公選法上御礼が出来ませんのでご報告まで)。
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さて、今回の選挙についての備忘録

新聞には「大勝」「圧勝」の文字が踊るが、自民党は前回2012年衆議院選挙の294議席当選から当選数を3議席減らしており、前回比較では全く大勝とは言えません。これがピークアウトとならないよう、今後厳しく政権運営に対して向けられる国民の期待に応えなければなりません。

藤丸代議士については前回得票の96127票に肉薄する95796票獲得。第七選挙区の投票率が60.1%から48.5%に11.5%激減しているなか、この得票は立派です。しっかりと基礎票を固められたのではないでしょうか。

一方、第七選挙区の共産党対立候補は前回9845票から40003票に4倍増。ただし、前回は民主党・みんなの党も出馬していたので、それを併せた自民党以外の合計得票83267票からは半減しています。

  2012年⇒ 2014年   増減
共産党の得票
   9845⇒ 40003 △30158
共産+民主+みんな(自民以外)
  83267⇒ 40003 ▼ 43264

これは、前回自民党以外に投票をされた方の内、自民党は支持しないが、共産党には投票したくない人約4万人は投票を棄権し、前回民主党・みんなの党に投票した人のうち3万人が共産党(つまり自民党批判票)に流れたと考えられます。実際投票者数は18万4千人から14万6千人と約4万人減っており、今回の投票率の激減は、自民党支持以外の方々の受け皿がなかったからと想像します。

今回の選挙、共産党を除く野党は選挙協力で候補を一本化したり、準備不足で空白区を多く出し、投票率を左右する遠因になったと言われていますが、その視点で福岡県の比例区の推移をみてみると

          (単位 1000票)
  2012年⇒2014年   増減
合計 2297⇒1958  ▼ 339
自民  647⇒ 651  △  4
公明  384⇒ 384  ±   0
民主  332⇒ 314  ▼  18
共産  132⇒ 204  △ 72
維新  448⇒ 268  ▼ 180
その他 351⇒ 135  ▼ 216
(維新は2012年は維新の会、2014年は維新の党)

自民、公明、民主の得票はほぼ横ばい。2012年の総選挙で維新とその他、所謂第三極にに投票した人は今回棄権するか一部が共産に流れたと見て取れます。つまり、第七選挙区同様、前回第三極に期待して投票した方の多くが今回は棄権した事が投票率の低下に繋がったのではと推測します。民主党は組合という強固な支持基盤が全国的にありますが、第三極は確固たる支持基盤が無く、空白区や野党候補の一本化をすることによって幅広い浸透がなされず無党派層を投票所に向かわせるほどの支持が広がらなかった、と。

また、今回の選挙に対する「無駄」や「大義が無い」という批判は、「投票したい政党が無い」というフラストレーションも一つの要因かもしれません。

いずれにせよ、選挙結果は一番確実な現時点での国民世論です。しっかり受け止めて県政においても努力して参ります。