【第13回筑後七国卑弥呼の火祭りが本日開催!】

九州芸文館が主催する「卑弥呼の火祭り」は、筑後七国(筑後市、みやま市、柳川市、八女市、大川市、大木町、広川町)を中心とした地域に遺る重要無形文化財や民俗行事を一同に集めて 地域文化の継承発展を願うお祭りです。

今回は「『つくし窯』を支える会」との共催とし、代表である今林久県議(東区)と地元筑後市選出の藏内勇夫県議が、卑弥呼様から頂いた種火を使い、窯へ火入れ式を行いました。

みやま市からも股をくぐり無病息災を願う大人形さん、国指定無形文化財の幸若舞のご披露があります。

本日(11/20)20時まで筑後広域公園筑紫石人像前広場にて開催中です!天気も良いですし、お散歩がてらお越しをお待ちしてます!

【総務企画地域振興委員会 管外視察 高知・香川】

私が所属する総務企画地域振興常任委員会にて今年度初となる管外視察を11月9-11日の二泊三日の行程で実施しました。備忘録として綴ります。

○ 四万十市役所〜地震津波対策について〜


近い将来南海トラフ地震の発生が予想されるなか、四万十市は土砂災害警戒区域が約1900カ所、3本の一級河川を抱える四万十川流域は、想定最大規模降水時要避難者が2万人を超えると予想されており、四万十市の防災対策について、地震防災課からご説明を頂きました。
特筆すべきは、プライバシーの問題などもあり、多くの自治体で作成に苦労している避難時の要支援者リストがほぼ100%出来ている事です。


四万十市によると、行政が主体としてやるのではなく、地元主体で作成を進めたとの事。最初は地元区長等の負担が大きく不満も出たが、完成してしまうとその価値をよく理解頂けたそうです。

○ 日高村役場〜村まるごとデジタル化事業について〜


高知県日高村は今年5月日本全国に向けて「日本で初めてスマートフォン普及率100%を目指す村」を宣言しました。


日高村で生活する全ての住民をエンパワーメントする事を目的に、Society5.0の実現に向けて、KDDIや(株)チェンジとの包括連携協定などの説明を頂きました。

○ 高知県庁〜濱田省司高知県知事表敬訪問〜


濱田知事は平成7年から福岡県にて財政課長などを務められた経歴があり、その御縁で今回知事表敬が実現しました。
当時の福岡県議会の苦労話など貴重なお話しを伺うことが出来ました。

○ 瀬戸内ワークス(株)〜人と地域を繋ぐ地域活性化の取り組みについて〜


讃岐うどんを学びながら地域を楽しむ「うどんハウス」など様々な事業展開を通して街の関係人口を増やす取り組みを行う瀬戸内ワークス。代表の原田氏は楽天などで地域活性化の取り組みの経験を活かし、父母ヶ浜でブレイクしている香川県三豊市に移住。地域の魅力的なプレイヤーと共に、地域にコミットして多様なチャレンジを行っています。


印象に残ったのは
「都会の人は地方に住むことに興味があっても『地方には仕事が無い』という。一方で地方で新しいチャレンジをしようとする人は『地方には人が居ない』という。ここにミスマッチが起きている」
という言葉。衝撃的でした。

○ 丸亀市川西コミュニティセンター 〜川西地区自主防災会の取り組みについて〜


川西地区自主防災会は平成7年に設立以来、内閣総理大臣表彰・総務大臣表彰を受賞しています。公民館活動からコミュニティ活動へ地域の課題を自主的・自発的に解決しようと進化していった過程を、岩崎会長からご説明頂きました。

○ 高松市役所 〜中心市街地活性化基本計画について〜


人口41万5千人という四国最大の都市である高松市。2019年から2025年にかけて計画されている第三期高松市中心市街地活性化基本計画についてご説明を頂きました。


第二期において目標指標が達成出来ないなどの反省を踏まえ、新たな都市像、基本方針、目標指標と目標値の設定を掲げ、事業が進められています。

今回の視察内容を踏まえ、今後の県政振興にしっかりと活かしていきたいと思います。

【スケート教室@筑後広域公園スケートパーク 再開!】

 緊急事態宣言中閉鎖されていた県営筑後広域公園スケートパークが復活!そして、初心者・中級者向けスケートボード・インラインスケート教室も今日から再開されました。

 予想を超える30人以上のスケボー・インラインスケートキッズ達が集結し、見た目ちょっと怖そうだけどとっても丁寧で優しい教え上手のインストラクター達の手ほどきで、思い思いに汗を流しました。

 東京オリンピックで認知度が急上昇したスケートボードなどのアーバンスポーツ、筑後広域公園もしっかりその熱を受け止めて、福岡県南からスケート文化の発信基地として頑張ります!

 筑後広域公園のスケート教室は毎月第二・四日曜日午前9:30-11:30に行われます。詳細については筑後スケート協会のインスタをフォローください↓

【ロバートヤング博士が分析した新型コロナワクチンに未公開成分?!等の噂を検証】

 新型コロナワクチン接種は任意ですが、明らかな誤情報・デマ・根拠に乏しい怪情報や、データを誤読するような分析がSNS等で拡散され飛び交っています。

 それらを真に受けて、接種についての正しいリスク・利益を冷静に判断出来ないのは問題だという立場で、コメント欄に頂いた

「ロバートヤング博士がワクチンを分析したら未公開成分が発見された」

「ファイザーCEOは自社のコロナワクチンを接種していない」

「議員はワクチン接種しなくて良いよう法律が改正されている」

「そもそも厚生労働省発表の数字自体が信用成らない」

など、噂を検証したいと思います。

令和三年9月議会一般質問「災害に強い果樹・園芸産地作り」

中継録画にて知事答弁を含め視聴する事が可能です
板橋聡の議会質問録画中継

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質問要旨 一、災害に強い果樹・園芸産地作り
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◯四十五番(板橋 聡君)登壇 
 皆さん、こんにちは。自民党県議団の板橋聡です。通告に従いまして、災害に強い果樹、園芸産地づくりについて一般質問を行います。午後一番の質問ですので、吉村議員を見習い、爽やかにまいりたいと思います。

 本県では、八月十一日から降り出した雨により、五年連続の大雨特別警報が発令され、県内複数の観測所で、七十二時間の雨量が過去最大となる記録的な大雨となりました。また、みやま市においても、八月十一日から十四日にかけての降水量が千ミリを超える大雨となり、多くの園芸品目でハウス施設の浸水や樹園地の土砂崩れといった深刻な被害が発生しました。

 そこでまず、ミカンの園地の復旧についてであります。みやま市は、県全体の温州ミカンの栽培面積の三割を占める県内有数のミカン産地です。みやま市のミカン栽培は、栽培に適した中山間地を中心に展開されており、生産者の皆様は、高品質なミカンを生産するために様々な努力をされてきました。特に三十年ほど前から、夏場の暑い中、木の株元を雨水が入らないシートで覆うことで、糖度が高く甘いミカンを生産することに尽力してまいりました。また、北原早生という、平成十三年にみやま市旧山川町で発見された品種は、今までのわせミカンとは比較にならない色づきのよさに、甘みと酸度のバランスが絶妙で、十月の中旬、下旬に出荷されるミカンとしては、市場から他の追随を許さない高い評価を獲得しております。さらに、このような高品質なミカンのブランド化を図るために、ミカンの品質ごとに園地を区分し、取引先を決めて販売することも、JAみなみ筑後柑橘部会が平成十六年度から県内で先駆けて始めた取組です。こうした農家の皆様のたゆまぬ努力により、今の高いブランド力が築き上げられております。

 しかし、近年、本県は、毎年のように豪雨災害に見舞われ、みやま市も昨年、今年と連続してミカン園地の崩落や土砂流入が発生し、ミカン栽培に大きな影響をもたらしております。また、園地自体の被害がない場合でも、園地へのアクセス道路が被災したために、定期的な管理作業に入ることができず、結果的に収穫ができない、もしくは収穫ができても品質の低い果実しか出荷できない状況が頻発しております。

 そこで知事に質問です。みやま市では、既にミカンの収穫が始まっております。被災された農家の方が営農意欲を維持するためには早期の復旧が必要ですが、今回の豪雨で発生した果樹や樹園地、または農道や水路の崩壊などの被害について、どのように復旧を進めていくのか、知事の所見を御披瀝ください。

 次に、樹園地の整備についてであります。みやま市では、現在、旧山川町の甲田地区において、経営規模を拡大して生産基盤の強化を図りたいという農家の意向を受け、県が事業主体となって樹園地を整備する計画が進められております。また、この地区では、樹園地としては県内で初めて農地中間管理機構を活用して、約二十名の意欲ある若いミカン農家に園地を集積する予定であります。しかしながら、甲田地区で樹園地を整備しても、豪雨のたびに園地やアクセス道路の崩壊などが発生しては、せっかくの若いミカン農家の営農意欲に支障を来すことになります。このため、整備を行うに当たっては、近年の降雨量を踏まえた計画とすることが求められているのではないでしょうか。

 そこで知事にお伺いします。計画されている甲田地区の樹園地整備が成功すれば、優良事例として他の地域のミカンをはじめとする果樹の振興につながるものと考えられますが、甲田地区の計画について、現在どのようなスケジュールで進められているのか。また、近年の豪雨の状況をどのように計画に反映させていくおつもりなのかお答えください。

 最後に、施設園芸の災害対策についてであります。みやま市は、県内で最大の産地となっておりますナス、セルリーをはじめ、イチゴのあまおうなど、冬の時期にはハウスで加温栽培することによって、年中、新鮮な野菜を提供できる、いわゆる冬野菜、春野菜の栽培が非常に盛んな地域となっております。今回の豪雨では、飯江川や大根川といった中小河川が内水氾濫したことにより、多くのナスのハウス施設が浸水し、ひどいところでは人の背の高さまで浸ったところもあります。幸いにもハウスそのものの損壊は避けられましたが、ハウス内に設置されている暖房機、炭酸ガス発生装置や、かん水ポンプといった栽培に必要なハウスに附帯している施設、装置が甚大な被害を受けております。ナスやあまおうは、現在、一年の作業を通じて最も忙しい苗の定植時期となっており、農家の皆さんが今年も新鮮な野菜を届けようと必死にやってこられたものの、損壊した施設や機械の復旧が大きく遅れてしまいますと、農家の経営に与える影響が大きくなるばかりか、これまで培ってきた市場への安定供給体制が崩れれば、野菜産地としての信頼も揺るぎかねません。

 そこで知事に質問です。今回被災した暖房機などのハウスの附帯施設の早期復旧に向け、どう対応されるのか、知事の見解をお聞かせください。

 以上、知事の前向きな答弁を期待して質問を終わります。(拍手)

30◯議長(秋田 章二君) 服部知事。

*知事答弁
31◯知事(服部 誠太郎君)登壇
 御答弁を申し上げます。

 みやま市のミカン園地の復旧についてでございます。県では、被災した樹園地や農道の復旧に向けまして、みやま市に対し、災害査定に必要な事業計画作成の指導、助言を行いますなど、復旧工事が早期に着手されるよう支援をしているところでございます。また、被災された農家に対しましては、園地の崩壊に伴って損傷いたしました樹木の植え替えや、園内に流入した土砂の撤去工事に要する費用の助成につきまして、必要な予算を追加提案をさせていただいているところでございます。県といたしましては、こうした支援によりまして、被災された農家の方々が早期に営農を再開、そして継続できるようにしっかりと取り組んでまいります。

 次に、みやま市甲田地区における樹園地整備の計画についてでございます。県では、果樹農家の経営規模の拡大による所得向上を図りますため、みやま市甲田地区におきまして、ミカン園地約二十五ヘクタールを新たに整備することとしております。現在、国と補助事業の活用につきまして協議を行っておりまして、来年度から現地測量や設計を経て、令和六年度の工事着手を目指しております。樹園地の整備に当たりましては、近年の降雨量を踏まえ、それに必要な規模の調整池でありますとか排水路といった防災施設を設置する計画といたしております。県といたしましては、この甲田地区の取組がモデルとなり、本県の果樹産地の発展につながりますよう、計画的な整備を進めてまいる考えでございます。

 次に、ハウスの附帯施設の早期復旧についてお尋ねがございました。今回の大雨によりまして、みやま市では、ハウス内の暖房機でありますとか、かん水ポンプなどの附帯施設が浸水をし、損壊する被害が発生しておりまして、その被害額は、九月七日時点で一億円を超え、県全体の被害額の三割を占める状況となっております。こうした施設は、みやま市、そして本県の主要品目でございますイチゴのあまおうやナスなどの生産に欠かせないものでありますことから、県では、損壊した施設の再取得や修繕に必要な経費を追加提案をさせていただいたところでございます。また、こういった品目は、現在、苗の植付けが始まっておりまして、今後、栽培が本格化してまいります。このため、ハウス附帯施設の災害復旧事業につきましては、事業計画の承認前に着工したものも対象となりますよう、市町村と連携して進めることといたしておりまして、被災した農家が早期に営農再開、継続できるように対応を図ってまいります。