【自分はこれからも布マスク派です】

 今日「ひるおび」という情報バラエティで「各地で急増 不織布マスク着用のお願い」という特集をやっていました。


 ザックリ言うと、不織布マスクの方が効果が高いので、布マスクやウレタンマスクを装着している来訪者に不織布マスクを着けるようにしている病院や美容院があるとの事。

 まるで不織布マスクを着けていないことが悪いかのような(もちろん直接的な表現はありませんが、全編見ているとそのように洗脳される)報道でした。

 理研が協同でスーパーコンピュータ富岳のシュミレーションを元に、飛沫・エアロゾル感染を防ぐためのマスク効果について研究結果を8月24日に発表しました。今回の特集も、その研究結果を論拠として話が進められていましたが、理研の研究発表を読む限り「不織布も、布マスクも、リスク低減効果が期待出来る」と明確に書いてあります。

理化学研究所 2020年8月24日記者勉強会動画資料
https://www.r-ccs.riken.jp/outreach/formedia/200824Tsubokura/

(上記資料の7ページ参照)

 昨年4月の緊急事態宣言下のマスクの品不足騒動時に、自分達に出来る事をとの心意気で、地域の色んな業種の方々が手作り布マスクを作って販売したり、寄附したりされました。私の知り合いの仕立屋さんも、マスク製作のおかげで雇用を守れたと仰ってました。ささやかな抵抗かも知れませんが、地域の皆さんが新型コロナと闘った証しの一つが手作り布マスクだと思っています。

 もちろん、不織布と布・ウレタン、どれが良いと言うつもりは全くありませんし、不織布着用を指定される場所ではそのルールに従いますが、これからも自分は地元で買った布マスクを出来るだけ使いたいと思います。

 出演者の八代英輝さんが最後に

 「マスクをしない人と比べるなら分かるけど、これが、健全な話なのか?行きすぎた話なのか?判断が付きかねています。街で『あなたウレタンマスクしている』と非難されるような空気になるのはどうなのかなと、ちょっとそれは怖いですね」

 とコメントされたのだけは救われた気がしました。報道に右往左往せず、一次ソースを確認し自分の頭で考えることを忘れずに、正しく知って正しく恐れましょう。