【横倉弘吉先生お別れの会。人をみる】
初代みやま市名誉市民であり、みやま市の重要な医療拠点となるヨコクラ病院の創設者横倉弘吉先生が11月29日にご逝去され、そのお別れの会が本日行われました。
御子息の日本医師会会長横倉義武先生が喪主を務められ、会場には麻生太郎副総理、塩崎恭久厚生労働大臣、小川洋福岡県知事、古賀誠元自民党幹事長をはじめとする多くの皆様がご参列されていました。
弘吉先生は医師としてのご活躍にとどまらず、戦後の荒んだ青少年の健全育成を目指し、地域の子供達をあつめ「子鹿子供会」を立ち上げ、地元密着の社会教育の先駆けとなられ、最終的には福岡県の教育委員長までお務めになられました。
私自身は議員になってからのお付き合いですが、みやま市文化協会の会長としてお目に掛かることが多く、ご高齢でも矍鑠とされて、いつも温厚な笑顔で接して頂いた事が忘れられません。
医療と教育には大切な共通項があり「それは『人をみる』事だ」というお話しや、大学時代の恩師から頂いた「病む人の気持ちを大切に」という言葉から病院の基本理念「病む人の心を大切に全人的医療を行う」が生まれたエピソードや、幼き頃から仏教への信心が厚く、亡くなる二日前には数珠と経典を持ってきて貰い自らお経を唱え安らかに浄土へ旅立たれたという最後のご様子など、本日のお別れの会で耳にすること全てが大切な教えを頂いているかのようでした。
心からご冥福をお祈りするとともに、地域の人々に広く遍く様々な形で注いで頂いた愛情を胸に刻み、私も自分の立場でしっかり故郷に恩返しをせねばならないと改めて心に誓いました。
写真は会場入り口に飾ってあった、私も所属する絵手紙友学のみなさんが作成した旧高田町の町花であるすいせんの寄せ書きです。