福岡県立山門高校大運動会

昨日は延期されていた福岡県立山門高校の第14回大運動会を見学してきました。
山門高校は私の母校でもあり同窓会総会などで思い入れも有るのですが、正直、これ程まで素晴らしい運動会を行っているとは想像していませんでした。

DSC00518

以前は一学年320人、全校で約1000人の生徒数でしたが、現在は一学年200人全校で約600人の規模。確かに規模は小さくなりましたが、中身は着々と進化しています。
生徒会が実行委員となり、学校を3ブロックに分け学生の自主的運営の中で行われた競技は、一つ一つに細やかな工夫が成されており、観戦者を中だるみさせずぐいぐい引っ張っていく力がありました。若さ故の荒削りな強引さもあれば、細やかな演出で人を惹きつける一捻りもあり、緩急取り混ぜて今の若者のポテンシャルが伝わってきます。
とは言え、とにかく若い人たちが全力で何かに集中している様子は見ている此方側にとてつもないパワーを与えてくれます。

公務のため午前中の競技しか拝見できませんでしたが、最後まで観戦できなかったことが本当に残念でなりません。
午前中最後の競技、男子組体操。青・黄・赤ブロックの演技を映像に納めました。私の高ぶった思いを共有できればと思います
青ブロック 6段ピラミッド

「六段ピラミッド乗り込め!」の掛け声以降の盛り上がり、見ているだけでも血湧き肉躍ります。そして完成した後、肩を叩き隊列に戻るように指示する組体操リーダー達の優しさに涙。

黄ブロック 動く人間ピラミッド

ど迫力!3段ピラミッドの前進に思わずのけぞりました、凄い!そして、このブロックだけ太鼓を二人で叩いていましたが、これが前進する人間ピラミッドを見事に盛り上げてくれました。演出賞。

赤ブロック 五段ピラミッド

5段ピラミッド完成直前「がんばるばい!がんばるばい!」と励ましの掛け声、もうね歳のせいか無性に涙腺が緩みます。
そして完成してしまうと「いち!に!さん!し!ご!」の掛け声と共にあっけなく潰れてしまうピラミッド。未来を見据えて過去に囚われない潔さを連想するのは私だけでしょうか?

昼休み後も素晴らしい競技が披露されたと確信しますが、いずれにせよ今回の大運動会は14回目、私が卒業した以降に始まったこの運動会を見るにつけ、山門高校はしっかりと成長し新しい文化を育みつつあるんだと実感します。僅か1ヶ月強の準備期間でここまで生徒達をまとめ上げた井上校長先生はじめ教員の皆様、そしてブロックリーダーを中心に一致団結して頑張った生徒さん達、本当にご苦労様でした。そして有り難う。

少子化などで今後も厳しい運営が強いられる県立高校ですが、ここから巣立つ卒業生達はみやまを青春の地として成長し、そう遠くない将来に今度はこの地域を成長させる人物が出てくることでしょう。
地域と学校の関係や、郷土愛について深く考えさせられた一日でした。

福島県産野菜チャリティー即売会

昨日は自由民主党青年部・青年局の全国統一行動として行われた、福島県産野菜チャリティー即売会に参加しました。
場所は福岡市の天神中央公園。本当は13時開始だったのですが、空模様が怪しかったのでテントの準備が終わってすぐ時間を早めてのスタート。
私が到着したときは既に半分位の野菜が売れていました。

DSC00443

野菜を掲げる私の隣に写っているマイクを持った爽やかな青年は、全国最年少県議会議員吉村悠先生25歳。同じ「青年局」に居ることが照れくさくなる程の年の差ですが、想いは一つ「絆、がんばろう日本!」。自民党青年局一丸となって通行人の皆様に福島県産野菜のアピールをさせて頂きました。

DSC00449

色々な風評被害もある中、どのような反応があるか若干心配していましたが、福岡県連で100袋用意していた野菜セットはあっという間に完売し、無事終了。全国で何袋が販売されたかまだ情報を頂いておりませんが、全国各地で多くの皆さんが福島県産野菜をご購入頂いたり、アピールを耳にされたのではと思います。ご購入頂いた皆様、募金に協力して頂いた皆様、本当にありがとうございました。皆様の復興への想いはしっかりと東日本にお届けさせて頂きます。

最後に現地に集合した自民党青年局青年部・福岡県連広報委員の皆さんで記念撮影

DSC00452

みなさんお疲れ様でした!

様々な影響

昨日は私が卒業した山門青年会議所のOB合同例会にお招き頂き出席してきました。山門青年会議所は本年度福岡ブロック大会を開催する事になっており、気合いの入ったプレゼンが披露されました。

1000001105

地域との繋がりを重視し、ライブありアートイベントありグルメありと内容盛りだくさんで一観客として是非楽しみたいと思っています。開催日は9月18日。一つだけ心配なのは9月18日は地元の全ての中学校が運動会のためバタバタしそうな事。悩ましいなぁ。

OB合同例会後の懇親会で、菊美人酒造の江崎先輩が乾杯の挨拶の中で触れられましたが、東日本大震災後の被災地支援の一環で「みんなで東北のお酒を飲もう!」という大きな流れがあるそうです。それはそれでとても素晴らしいのですがあまりに極端な流れになってしまい東北以外の酒蔵の売り上げに悪影響が起こり始めているとの事。

広がる復興支援の想いですが、色んなところに影響が出ていることを知るとちょっと複雑な気持ちになりました。
江崎先輩が「九州のお酒もしっかり飲んで、東北のお酒も飲みましょう」と締められた乾杯の挨拶は偽らざる気持ちだと思います。その心意気に応えるため昨晩はしっかり呑ませて頂きました。

平成23年度福岡県総合防災訓練

昨日遠賀郡の芦屋港で行われた平成23年度福岡県総合防災訓練を見学してきました。

遠賀郡消防本部、県警、海上保安庁、自衛隊をはじめ約150機関、訓練参加人員約1300人が参加する大規模な防災訓練でした。

DSC00409

小川県知事が総括訓練本部長

DSC00393

訓練の内容も東日本大震災の教訓を活かし、津波災害対策訓練や地域の要援護者を支援する訓練が行われ、また住民参加型訓練は内容が拡充されたそうです。
がれきの中から生存者を救助する訓練があったり

DSC00386

倒壊した家屋の屋根を壊して救助する訓練では津波を想定しているのか屋根に土砂が被っていったりしました

DSC00377

インパクトが強かったのは倒壊しそうなビルの屋上から避難民をヘリで救助する訓練

DSC00365

ヘリのプロペラが発する強風にあおられ砂が舞い散りあっという間に頭から砂だらけになってしまいましたが、凄い迫力でした。緊迫感が伝わってきます。

地元婦人会の方々が訓練用に作られた炊き出しのカレーも頂きました

DSC00405

訓練用炊き出しとはいえ普通に美味しかったです。ごちそうさまでした。

思ったこと2点:
一つ一つの訓練内容も大切だが、なにより消防・警察・自衛隊・海上保安庁そして地域住民等、複数の組織が一つの指示命令系統で防災訓練を行うことはとても重要。これなしに迅速でスムースな連携が取れた防災活動は難しい。総合訓練のコストや準備は大変だろうが決して無駄にはならないと確信した。
37も訓練項目が有り、初めて見学している自分は「どうせなら一つ一つゆっくり見せてくれればいいのに」と最初思ったが、実際の災害現場では全ての防災活動が同時並行して行われるのが当然であり、その意味でとても実践に即した訓練内容だと思い知った。

初めての見学でしたがとても勉強になりました、訓練に参加した皆さん本当にご苦労さまでした!

「津波ごっこ」が流行 衝撃克服のため

産経新聞で興味深い記事を見つけました

今回の大震災に限らず、平成5年の北海道南西沖地震で大きな津波被害を受けた奥尻島でも、津波ごっこが子供たちの間で流行したという。臨床心理士でもある藤森和美武蔵野大教授は「子供たちがレスキュー隊員役と遺体役に分かれる形の津波ごっこで、当時は物議を醸した」と振り返る。

(略)

「基本的にはアポロ11号の月面着陸という大きなインパクトを受けて月面ごっこがはやったのと同じ。災害を体験した子供たちは遊びを通して不安や怖さを表現し、心の中で克服しようとしている」と指摘する。

このため、被災地ではごっこ遊びを禁止せずに見守る対応がとられている。子供たちが不安や恐怖を克服すれば、時間とともにこの種の遊びは自然に消失していくとみられるからだ。

引用元: 【東日本大震災】「津波ごっこ」が流行 衝撃克服のため- MSN産経ニュース.

災害に遭遇した子供達が津波ごっことは辛すぎます。ただ、そうやって自分の中で一度感情を消化することが恐怖の克服に必要との解説にはなるほどと思いました。
これ被災地の子供に限らず、被災地以外の子供そして大人にも同様の衝動があるような気がします。もちろん大人の場合は「不謹慎」」の一言で片付けられてしまいますからグッと堪えてる人が殆どだと思いますが、あれだけの衝撃を克服するにはこんなセラピーも必要なのかもしれません。