【バンドワゴン?アンダードッグ?】

自民党総裁選は明日行われますが、福岡県における予備選の結果が新聞各紙に載っていました。

県連では総裁選挙が行われた後に予備選挙の投票結果について発表する予定だったそうで、私の手元にも正式な通知は届いておらず新聞で知った次第。

「バンドワゴン効果」「アンダードッグ効果」、選挙において事前に情勢が伝わることについては功罪両方あると言われます。それも含めて候補者はどう戦うかが問われるのだと思います。一方で、高度な取材力で情勢を把握して、報道するのは構いませんが、だからといって、「最初から流れが決まっていた」的な論調になるのにもちょっと違和感を覚えます。

有権者側は、総裁選だろうが総選挙だろうが地方選だろうが、事前の情勢にかかわらず、しっかり候補者の主張を見極めて一票を投じる行為を選挙の度に真剣に繰り返すことが、結果的に政治に対するリテラシーに繋がると個人的には思っています。

【自民党総裁選、党員による予備選挙が行われます】

昨日自民党福岡県連の執行役員会が開催され、8日告示14日投開票予定の自民党総裁選について、県内党員による予備選挙を行うことが決定しました。

安倍総理総裁が辞意表明をしたことで、次期自民党総裁を決定する為の総裁選挙が行われることになりました。

自民党総裁選挙は原則として、選挙期間12日間で国会議員一人一票と党員票(過去二年間党費を納めた方を有権者とし、国会議員票と同数票を得票に応じて按分)によって党大会で選出されますが、緊急性が有る場合は選挙期間を7日間に短縮し、国会議員一人一票と各都道府県連がそれぞれ3票を持ち票として、党大会で無く両院議員総会で選出する事が可能です。

今回は、ご存じの通り安倍総理総裁の突然の辞任表明により、両院議員総会にて次期総裁を選出する事になりましたが、党内では党員の声を聞くべきだという声も強く、福岡県連をはじめ全ての県連で党員による予備選挙が行われる見込みになりました。

福岡県連の予備選挙では、今後投票用紙となる往復葉書を約2万8千名の党員(昨年・今年の党費を納入した方)に発送し、9月11日必着で投票を行い、得票数に応じて県連持ち分の3票を分配して総裁選に投票することとなります。

政権与党である自民党の総裁選は、日本の総理大臣に直結します。常日頃より党勢拡大に尽力頂いている自民党員の皆様の声に耳を傾ける機会を作ることが出来て良かったと思います。党員の皆さんは忘れずに投票をお願いします。

尚、今回の総裁選挙で選出された新総裁の任期は、前の総裁の残任期となり、来年9月頃には再度総裁選挙が行われる見込みです。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/kitakyushu/20200903/5020006911.html

【山門高校生と考えるSDG’s】

県立山門高校と山門青年会議所が産学連携プロジェクトとして開催した「キャリア教育」に講師として参加してきました。私以外にもみやま市・柳川市の市役所や地元企業から講師が多数お越しで、地元山門高校に協力しようという大人の意気込みが伝わってきて嬉しくなりました。

参加者となる山門高校1年生の皆さんは、SDG’Sを主軸に、講師が準備した業界団体が抱える課題をテーマとして、その解決策をグループワークで探ります。


私のテーマは「少子化と若者の投票率低下による世代間格差」、9名の生徒さんが集まってくれました。

少子化でただでさえ人口構成比が減っている若者世代、輪をかけて選挙における20代30代の低い投票率で、将来を担う若者世代の声が政治の世界に届きにくい、反映されにくい現実について、高校生の生の意見を伺う貴重な機会。

もちろん、まだまだ選挙権も無い高校一年生ですので、もの凄い完璧な解決策が出てくる訳ではありませんが、だからこその既成概念に囚われない斬新なアイディアには目から鱗が落ちますし、これをきっかけに政治に興味を持って、声を上げていこうと思って貰えれば幸甚です。

みやま市は「コミュニティバス」をテーマに選んだとか。この利用率については議会においても議論があるようで、結構攻めてるテーマだなぁと感じました。


次回は9月8日の予定。どんな生徒さんと会えるのか楽しみです。新型コロナの影響で、学生生活には大変な不自由があるそうですが、このような機会が少しでも子供達の経験に役立つことを心より願っています。そしてなにより、私にとっても将来を担う若い方々と触れ合うのはとっても刺激になりました、ありがとうございます!

【総務企画地域振興委員会管内視察 福岡市早良区/中央区】

8月4日に私が所属する総務企画地域振興委員会管内視察が行われました。昨年3月以降、コロナ渦の中、各種視察もほとんど取りやめになり、久しぶりの委員会視察となりました。

〇 福岡市民防災センター・早良消防署
福岡市民防災センターは、疑似体験を通じて利用者の防災知識の深化を目指した施設です。平成4年1月に開館して累計来館者数は314万人を超えており、令和元年度は9万人を超える来館者を迎えましたが、今年は新型コロナの影響で、2-4月は休館し、ウイルス対策のために一部体験施設を閉鎖するなどしたため来館者は激減し、夏休みにも関わらず閑散としておりました。



また早良消防署では、九州に2台しかない、「拠点機能形成車輌」を視察。
拠点機能形成車輌とは、緊急消防援助隊の後方支援体制強化をし、大規模災害の被災地において長期の消防応援活動を可能とする車輌です。国の無償使用制度をかつようして整備されました。
全長11.9m、幅2.49m、高さ3.58m、排気量9839cc、その大きさは40m級はしご車とほぼ同等。現地での指揮本部を即座に設営可能とし、100人規模での宿営を可能とします。


平成28年熊本地震や平成30年西日本豪雨の広島県、令和2年7月豪雨で熊本県と、昨今の大規模災害において活躍しています。

〇 天神中央公園西中洲エリア再整備事業について
天神中央公園はアクロス福岡に隣接し、芝生広場・貴賓館・福博であい橋などを有する面積3.1haを誇る県営公園です。


その西中洲エリアは、100年以上の歴史を誇る国の重要指定文化財「貴賓館」を中心とした福岡部と博多部を結ぶ絶好の立地にある公園ですが、以前は鬱蒼とした樹木に囲まれ、くつろげる空間が少なく、多くの人が通行しているにもかかわらず滞在時間が短い公園でした。


そこで、公募設置管理制度を活用したPark-PFIにより再整備が計画され、樹木の整理屋照明演出により明るく安全な環境をつくり、飲食を楽しめる賑わいのある空間創出を目指し、令和元年8月に完成することが出来ました。

【新型コロナ、みやま市の最新状況と福岡コロナ警報について】

 7月26日、PCR検査の結果みやま市において新たに1名の新型コロナウイルス陽性者が判明しました。
 なお、この陽性者は、7月24日に判明した陽性者の濃厚接触者でした。
 13名いた濃厚接触者のうち、残りの12名に関してはPCR検査の結果陰性が既に判明しており、念の為に自宅待機を要請している状況です。また、感染拡大阻止のために、26日に新たに判明した陽性者の濃厚接触者の確認と、そのPCR検査が今後進められる予定です。この対応はみやま市に限らず、陽性者が判明した全ての市町村で同じように行われています。

 今後ともみやま市に限らず、いたるところで陽性者が出てくると思われますが、ワクチンも特効薬もない今、大切な事は、(1)新型コロナ感染者が重篤化したときにちゃんと命を救える医療体制を維持する事、と、(2)新型コロナ感染者からの更なる感染拡大を阻止する事、この二つに尽きると思います。

 県内の医療体制については、こちらのページ↓で最新の「福岡コロナ警報」の指標が確認出来ます
https://www.pref.fukuoka.lg.jp/contents/covid19-hassei.html

 ここ最近の陽性者の増加により、基準値50%にはまだ到っていないものの、病床稼働率が30%近くになっている事が気になります。一方で重症者を治療するための重症病床については5%(3床)しか稼働しておりませんので、まだまだ余裕があります。

 また、感染拡大阻止のためには、濃厚接触者の追跡が大変重要です。これについては、先日も述べたとおり、行政も努力しておりますが、調査には限界があるため、国が提供する 「新型コロナウイルス接触確認アプリ(ダウンロードは下記リンクをクリック)」を一人でも多くの方が利用して実効性を持たせることが大切だと思う次第です。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/cocoa_00138.html

 新型コロナと共生する社会がしばらく続くであろう中、正しく知って、正しく恐れ、適切に行動する事が大切です。高齢者や持病をお持ちの方は日常生活に十分な注意を払ってください、そうで無い方は社会生活を維持するためにも新しい生活様式を意識しながら、仕事や学校生活を進めて頂く事が肝要だと思います。