【令和3年8月豪雨について】

 8月11日から始まった8月豪雨ですが、降ったり止んだりを繰り返し、やっと本日災害対策本部が廃止(復旧復興本部に移管)となりました。


 自民党県議団においても、災害対策本部を立ち上げ、時節柄参加者を厳選して県内の被災地視察を行っております。


 みやま市においては11日から14日にかけて約1000mmを超す降雨量が記録されました。


 みやま市の被害は、軽症1名、床上浸水10件の他、道路・河川被害や土砂災害が起こっています。


 特に今回は、豪雨が長く続いたことから、地盤が緩み土石流の発生、土砂災害、または地滑りの危険性が高まっている箇所が多く発生しています。


 現場の手を煩わせないようタイミングをずらし、地元区長さんなどの要請に応じて、出来うる限りの現場を拝見させて頂きました。


 国県市よく連携を取り、それぞれ役割分担しながら、一刻も早く安全を確保して、復旧復興出来るよう尽力する所存です。

【今更の緊急事態宣言追加?】

 政府が明日8月17日、東京の緊急事態宣言の延長と、他県への追加指定を発表するようです。緊急事態宣言の指定をお願いしていて10日ほど放置されていた福岡県も含まれるのでしょう。

 一方で、東京都の実効再生産数(一人の感染者が何人に感染させるかを表す数値。1を下回ると感染は減少傾向になる)は7月31日の1.74を最大として8月14日は1.06と下がり続けています。

 福岡の実行再生産数は8月1日の2.27から、8月14日は1.17と、東京都にちょっと遅れていますが、同様に下がり続けています。

 つまりピークアウトが間近になっていると。

 そんな中、福岡コロナ警報やまん延防止措置で人流抑制をしてきた福岡県が、今更緊急事態宣言にする効果ってあるのか訝っています。あるとするなら、「緊急事態宣言で陽性者が減った」という間違ったメッセージを受け止める人が出て、今後も何かあると先ず「人流を」という論調になる負の効果ではないでしょうか?
(表は東洋経済ONLINEより)

【警戒レベル5と緊急事態宣言】

 みやま市では土砂災害の危険が高まったので、水上・清水・桜舞館・岩田・二川校区に警戒レベル5「緊急安全確保」が8月14日12:15に出されました。

 山間部の赤水が一部発生して土砂災害の前兆が現れていますが、避難する方が少ないため、万が一に備えて「緊急安全確保」にしたそうです。

 2021年5月より、市町村が出す避難指示が変更され、従来の「避難勧告」は廃止され「避難指示に統一」、「避難準備・高齢者等避難」は「高齢者等避難」に統一されました。

 その中で、警戒レベル5「緊急安全確保」は「命の危険があるため直ちに安全確保」を要請するもので、「災害が切迫しているか既に災害が発生している段階で、そこから避難を開始することが困難となるような状況」を意味します。だから「緊急安全確保」の場合は、避難せずにその場に留まるという判断もありなんです。

 警戒レベル4「避難指示」で避難する方が少ないから、警戒レベル5「緊急安全確保」を出すというのは本末転倒に思えます。正常性バイアスというやつでしょうか?効果が失われている、新型コロナの緊急事態宣や人流抑制のお願いに似たものを感じます。大変難しい問題です。

【素根輝選手、金メダルおめでとう!】

2018年、南筑高校3年生でアジア選手権優勝した際に、南筑高校柔道部の先輩である原口剣生先生(当時自民党県議団会長)の御縁で、自民党県議団にご挨拶に来て頂いて以来、我々自民党県議団は素根さんを心より応援して参りました。



あれから3年、オリンピックの舞台で金メダルを勝ち取って頂き、本当に嬉しく思います。まだまだ21歳、これからも更に成長してどんどん強く成られる事を期待しています!

【新型コロナ陽性者急増について】

 7月28日に405人の陽性者が判明した福岡県は、県独自の「福岡コロナ警報」を発出し、8月1−29日まで飲食店の時短営業を要請する事になりました。

 テレビを見ると、病床逼迫、入院待ちや中等症が増えているなどなど、不安を煽る報道が垂れ流されています。一方で少ないながらもこんな報道もあります↓

東京都 福祉保健局長「いたずらに不安あおらないで」|NHK 首都圏のニュース

 これが全て。東京は65歳以上のワクチン完全接種率が60%を超えて、高齢者の陽性者は激減。陽性者の過半数を占める20−30代の重症者はほぼゼロ(写真は先週のモニタリング会議のものだが、最新でも同様の傾向)。

 高齢者の次に重症になる可能性がある40−50代のワクチン接種希望者への接種を進める事が鍵。

 イギリスのように「新型コロナの陽性者数と重症・死亡はリンクしない」という事実へあと一歩の状態なのが日本。

 あと、オリンピックとコロナ感染者増は全く関係ない。なぜなら、オリンピックが行われている東京以外、福岡・沖縄・大阪など全国的に陽性者数は激増しているから。デルタ株が全国に散らばって猛威を振るっていると推察するのが妥当。

 報道は不安を煽りますが、今年1月と現在は新型コロナを取り囲む状況はワクチン接種が進むことでかなり変わってきています。もちろん、新型コロナは怖くないという訳ではありませんが、データを把握して冷静に判断し行動する事が大切です。

 デルタ株について解説した私のYouTube動画なども参考にして下さい(最近忙しくて更新出来てませんが、言っている内容は今でも変わりません)