民主党代表選投票直前に思うこと

まもなく新しい総理大臣となる民主党の新代表が決まりますね。立候補受付から僅か3日で代表選挙が終わるのはいかにも拙速だと感じます。もちろん今回の代表選挙に自民党の私は投票権は有りませんが、民主党の代表は事実上の総理大臣ですし、今回全ての立候補者がどのような思想信条をもっているか詳らかにする事は民主党をより深く知って貰える点でメリットがあると思います。
しかし、実際は小沢元代表が誰を応援するか、「親小沢か?反小沢か?」に報道は終始し、民主党側もすっかりそれに乗っているかのような国民無視の代表選挙になってしまいました。

もう一つ気になったのは、「わたしたち有権者が直接選べないから駄目だ」的なメディアの論調。
そりゃ国会は議院内閣制だから当たり前の事で、それを民主党の代表選挙の時に言っても詮無い事でしょう。
我々が出来るのは地元選出の国会議員が誰を支持して、どのような投票行動をするのか理解すること。だからこそ民主党内の代表選挙であっても政策面の主張にもっとフォーカスしてくれなければ困るのです。そして立候補者のみならず投票した議員も含め、その積み重ねが国会議員の言葉の重みに繋がると信じています。

宮城県視察

先日野球の練習をしました。普段からジョギングしてるんで足腰には不安は無いのですが、その気分で思いっきり野球をしたら肩から背中、腰に掛けて強烈な筋肉痛、ついでにぎっくり腰。筋肉痛も度が過ぎると身体が熱を持つみたいで体温も38度近くあがって昨日は全く使い物になりませんでした。選挙戦以降全く病気知らずでしたが、気が張っていたからでしょう。一回体調崩れるとキツイですね。夏の暑さもお盆を過ぎて一息入っている様ですが、みなさん体調管理には十分お気を付け下さい。

さて夏休みの宿題のように、ちょっと遅れ気味に活動報告させて頂きます。
東日本大震災をうけて今年福岡県では地域防災計画が見直されますが、実際の現地にて復興に携われていらっしゃる方から生の声を拝聴し情報交換させて頂くために、7月25〜26日に自民党県議団一期生の有志9名で宮城県を視察しました。
訪問したのは宮城県庁、宮城県東部地方振興事務所、石巻港。宮城県東部地方振興事務所は事務所自体が被災したため、専修大学石巻校の体育館を臨時事務所とされていました。

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こちらには福岡県庁から二名の職員が派遣されており仮堤防工事を担当しています。宮城県側からはスキルを持った職員の派遣については非常に高く評価して頂きました。

また宮城県庁においては渥美巌宮城県議会議員から県議会としての対応について説明を頂き、その後県庁危機対策課・復興計画課の方より宮城県が提案している震災復興計画についての説明などを頂きました。

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今回の震災において「想定外」という言葉自体がタブー視されましたが、渥美県議と県庁職員は口をそろえてやはりハード面ではどうしても対応に限界が有り避難意識の醸成が必要、と力説されていました。
また復興費用の負担について政府の対応が決まらない(7月26日時点)ために地元自治体の負担額が見えず、復興事業が進められないと嘆いていらっしゃいました。被災地の声を届けようと、地元自治体から国会議員へ意見陳述の機会を与えられた会議において、テレビカメラが引いたら間もなく退席する議員もいたとのエピソードを披露された際は我々からも思わず溜息が漏れた程です。

最後に、テレビなどではなかなか感じられない事でしたが、宮城県でも被害が大きくなかった仙台市街地においては人の出入りが活発でアーケード街や飲食店も結構賑わっているなぁという印象でした。人とカネが全国から被災地に集まり復興に向かっている感じがしました。これは嬉しい反面、今後の福岡県の事を考えると様々な影響を想定しなければならないと身が引き締まりました。

6月定例議会のまとめ

すっかり更新が滞っておりました。でも忙しいを言い訳にしちゃいけませんね。出来る事から少しずつ。
とにかく6月定例議会本会議及び予算特別委員会における私の活動を下記の通り纏めておきます

7月5日 〜小川知事に対して初質問
質問要旨
◎福岡県内の地域格差(特に所得や人口構成比)是正
◎農業の後継者確保対策に関わる高収益園芸産地育成事業の今後
◎農林水産物鳥獣被害対策費について
◎県南地域の有害鳥獣加工施設について
◎鳥獣被害対策を全庁横断型のプロジェクトに
◎ミカンなど作付面積が広い作物に対する鳥の食害対策
◎矢部川水系の水源開発について知事の認識の確認及び今後の対策

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(写真は本会議場での一般質問の様子)

予算特別委員会にて県執行部に対して質問
7月7日 地域防災力強化費・避難活動コミュニティ育成強化について
7月8日 地域自殺対策緊急強化事業費について
7月12日 水産業の高収益化及び「元気な福岡農業作り推進費」について
7月13日 中小企業海外展開支援について
7月15日 有明海高潮対策について
7月15日 県立高校の魅力向上について
7月19日 知事保留質問「中小企業海外展開支援について」

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(写真は予算委員会で知事保留質問を行う様子)

もうちょっとしたら福岡県議会ホームページにて議事録が公開されますので、それを纏めてお知らせするようにしたいと思います。
既に一般質問についてはビデオが公開されていますので、ご興味の有る方はそちらもご覧下さい。

しかし質問した日付を見て頂ければ分かるとおり、予算特別委員会は殆ど自転車操業状態で質問作成して議場に向かっていました。学生の時だってあんなに勉強したことは無かったかもしれません。それだけに委員会終了後の達成感はひとしおでした。

完全燃焼

初めての定例議会を一言で表せばこの4文字です。

さて、お盆です。これから地元の御霊祭りに行ってきます!

6月定例会終了、明日より東北視察

6月定例会は7月20日に終了しましたが、その後も溜まりに溜まった事務処理を筆頭に、地元の市議会議員選挙やお祭りや勉強会と息つく暇もない毎日です。

今日の午後やっと6月定例会にて私が行った一般質問及び予算特別委員会での質問を個人的に纏めてみましたが、特に予算特別委員会の質疑は一問一答形式で、執行部の微妙な言い回しを含め議事録が上がってからでないと纏めきれない部分が存在します。
こちらは言質を取ろうとあの手この手で答えを引き出そうとしますし、あちらは言質を取られまいとなるべくフリーハンドに解釈できる言い回しで逃げようとするし、困ったものです。
誤解の無いように、先ずは私の質問意図を纏め、執行部回答は議事録を入手してから付け加えたいと思います。しばしお待ちを。

さて明日から自民党県議団一期生の有志で石巻地方振興事務所と宮城県庁を含み東日本大震災の被災地を視察してきます。今後見直される福岡県防災計画への反映を踏まえ、現地の実情を目に焼き付けしっかりと学んできたいと思います。

平成23年度予算特別委員会知事保留質問「中小企業海外展開支援について」

◯板橋 聡委員 自由民主党県議団の板橋聡でございます。本日もさわやかに、そして軽やかに質問させていただきたいと思います。
 中小企業海外展開支援について質問をさせていただきました。さきの予算特別委員会においての私と商工部のやりとりというのは十分御承知のことだと思いますので、前回なかなか聞けなかった知事としての見解を教えていただければと思っております。
 まず、単刀直入に聞きますけれども、中小企業海外展開ワンストップ支援センターは、知事として必要だと思われますか、そうでないと思われますか。

◯今林 久委員長 小川知事。

◯小川 洋知事 必要であると考えております。

◯板橋 聡委員 ありがとうございます。
 ほかに、実は今年度暫定予算の中に組み込まれていた新規事業というところで、センターの設立とか協議会設立という人を置いたり事務所を置いたり、こういった固定費という形で年々年々ずっとコストがかかってくるようなものが幾つかございました。ばっと並べてみますと、認知症医療センター、アジア医療サポートセンター、認知症施策推進協議会、七十歳現役社会推進協議会、七十歳現役応援センター、先ほど言いました中小企業海外展開ワンストップ支援センター、アジア自治体間環境協力会議、次世代社会システム総合研究所、自動車先端人材育成センター、こういったものがあったわけです。
 こういったものに関して、恐らくいろいろな議員の方が一つ一つ照らし合わせて、必要ですかと聞けば、一体どんな回答が執行部から上がってくると知事は考えられますか。

◯小川 洋知事 それぞれの政策分野で事業、あるいは必要な政策を展開していく上で、そういう核となるセンター、あるいは協議会──協議会の場合は、いろいろな関係者が多い場合、その中でいろいろな調整をして、より効果的な成果を上げるといった目的で、それぞれの必要性、目的があって設立されているものと私は理解しております。

◯板橋 聡委員 そのとおりだと思います。福岡のためにこれが必要と。この間もいろいろと商工部の皆さんと議論させていただきましたけれども、いろいろ詰まっていない部分はあれ、熱意を持ってあるということは間違いないですし、福岡県のためを考えているということは間違いないと思っておりますので、先ほど小川知事が言われたとおりの答えが執行部から返ってくると私も思います。
 一方、先ほど民主党の畑中委員への答弁の中で、右肩上がりの成長というのを求めているわけではありませんということを知事はおっしゃいました。ならば、これは知事の、これから先人口増というのがなかなか期待しづらい中での本当の心中で、そういった中でどういうふうにこれからやりくりしていくのかというところも含めてのお答えだったと思いますけれども、こういった右肩上がりの成長を求めないと言われる中、県のこういった関連組織だけがこのままふえ続けるということはあり得ますでしょうか。

◯小川 洋知事 先ほど申しましたように、それぞれの協議会、あるいはセンターは目的があってつくられているわけでございます。その政策環境も大きく変わってきますし、その施策を展開することによって効果が上がっていって、目的を達成する場合もあろうかと思います。そういうことで、節目節目で見直さないといかんわけですけれども、毎年度、事務事業については不断の見直しをしていく。その一環でそれぞれのセンター、協議会がどういう活動をしているか、それから、本来、そもそもどういう目的でそれがつくられたかという原点に返って毎年毎年見直していくということは、それぞれの部局がやった上で予算要求なりをしていると私は理解しております。

◯板橋 聡委員 ただ、一番問題なのは、それぞれの部局では、人を置いて場所を置いてしまうと、これを見直すというときに、どうしても物、人をそのまま継続させてしまうのが優先課題になってしまいがちであると。それが一〇〇%とは言いません。
 これが、例えば民間企業とかの場合は、非常にわかりやすい。それは収益を上げているかいないかという一つの物差しで見れますから。ただし、県、こういった自治体の場合は、収益を上げるためだけの団体ではございませんので、一番問題になってくるのが、本当にそれが今の時代にマッチして必要なのかどうかと。この質問をし始めますと、いやいやそれぞれの部局でという話になって、堂々めぐりになってしまうものなんだと思います。
 そこで、やはりこういったときに見直し、今後、次期行政改革大綱等がこれから考えられるということですけれども、やり方としては二つあるのかなと。
 一つは、これはちょっと乱暴な言い方ですけれども、一つつくったら一つつぶすという総量規制的なやり方で、大なたを振るうような、そうすることによって全体的には人口もふえない中、県の組織としてもある程度一定の規模を保っていくというやり方にするのか。これはやはり知事のトップダウンでやらないと、なかなか部局から上がってきたという中では、こういった大なたは振るいにくいと私は思っております。
 もう一つは、つくる際にどういう基準を設けるか。この間もちょっと申し上げましたけれども、三年後、五年後、当時の課長や部長がかわって、ある程度時代の環境が変わったとしても、何年後かに見直したときに言いわけができないような、この基準まで行っていなかったらすぱっとやめてしまいますよという確実な指標、数字も含めた指標を持つべきなんじゃないかと思いますけれども、そういった件に関して、知事の所見をお伺いできますでしょうか。

◯小川 洋知事 委員にいろいろサジェスチョンしていただいてありがとうございます。二つ御提案というか、アイデアが出されたと思います。非常にいい考え方であると一方で思いますが、一つは行政改革というんですか、スクラップ・アンド・ビルドということでいくと、本当に必要なときにできない、ないしは必要でなくなったものが残るという事態が出てくる可能性があります。むしろ、つくるときにいろいろなことを考えて、本当に必要なものをつくるほうが実効性が上がるのかなと今この場で思ったところでございます。今後どうするかというのは別としまして、そう思いました。
 ただ、前段のところのスクラップ・アンド・ビルドというときに、それとは違いますけれども、財政が非常に厳しい中での予算編成をやっているわけです。その予算の中で、我々は事務的に、事業、事務の優先配分といいますか、優先度をつけているわけですね。その中で、団体、センター、協議会をどうつくるのか、つくるのかつくらないのかと。その中で、今はスクリーニングがされているという理解をしております。

◯板橋 聡委員 そのとおりなんですけれども、そこになってくると、やはり先ほど阿部委員が質問された財政規律のところに話が戻ってくるのかなと思います。今、非常に財政規律が問われている中、本当に大事なのか大事じゃないのか、このまま一度設立してしまうと、固定費という形で何年もこれが続き、それが幾つも幾つもふえてくると、これは本当に大きなおもしになっていくということを知事にはしっかりと理解された上で考えていただきたいと。
 特に、この中小企業海外展開ワンストップ支援センターに関しては、民間もやっています、国もやっている、外郭団体もやっていると。今回、私もこういった件に関しては、非常に自分自身興味があった件なので、殊さらこの件に関して問わせていただきましたけれども、そういった事業が、いろいろな予算の中にも眠っているものがいっぱいあると思います。そういった部分では、知事がしっかりと決意を表して、各部局の担当者もちゃんと鉢巻きを締めて、じっくりと財政規律の部分と今後の県の発展をあわせて、事業をどういうふうに取捨選択していくかというのをぜひ考えていただきたいと思います。
 その上で、中小企業海外展開ワンストップ支援センターに関して、知事として、この間の質疑を見ていただいた上でどのようにお考えかというのを教えていただけますか。

◯小川 洋知事 こういったセンター、協議会をどうつくっていくか、つくるつくらない、その点につきましては、いわゆる行政手段として本当にそれが必要かどうかという観点、それから財政の制約とかいろいろな観点から我々は今後ともチェックしていきたいと思っております。
 その上で、中小企業海外展開ワンストップ支援センターの件でございますけれども、暫定予算で組んでいただいたわけでございますけれども、その後、震災が起こっておりまして、積極的であった企業も復興需要がふえたりして、外に向くより今は内向き対応に頑張りたいという企業も一部出てきたりしております。そういう状況がありますが、一方で、これからの日本は、やっぱりグローバル化していかないと企業はやっていけないだろう。それは中小企業、大企業限らないと思います。人口は減っていくわけでございます。パイが小さくなって、どんどん海外からの輸入も入ってくるという中では、打って出る人が一社でも多く出たほうがこの国のためにはいいと、私はそう思っております。
 そういう状況は変わりがないし、アジアでの地の利があるという状況の中で、当面、中小企業というのはいろいろなノウハウが足りない。かつ、ほかの団体、国、いろいろな機関がやっているだろうというお話は確かにあります。けれども、それぞれの分野、それぞれの役割ないしは得意なところでやっておられて、今までの経験から、私自身は帯たすきのところがあろうかと思っております。
 そういう意味で、そういった機関をネットワークでつないで連携を強化させる。その中心にこのセンターがいれば、お困りの中小企業がそこに行って、こういうことに困っているんだ、こういう力添え、支えがないだろうかといったときに、どうやって連携をしていくのかと。そういう意味でのネットワーク、連携強化、その中心のセンターという意味で役に立ちたい。そういう必要性、重要性は変わってないと思います。
 しかしながら、先ほど言いましたように、中小企業自身が国内に向かっているところもありますから、予算は通していただいておりますが、当面は中小企業の海外展開、その意識、あるいはその必要性、重要性というのをより多くの企業に認識していただくための作業、セミナーや企業訪問活動といったものに力を注ぎたい。その成果を踏まえて、他の機関が実施しておりますいろいろな事業、国際見本市とかもありますが、そういった事業との調整を十分しながらこのセンターの事業を考え、支援していきたいと考えております。

◯板橋 聡委員 つまり、今まで出しておられた暫定予算のとおりの内容で進めていくということでしょうか。

◯小川 洋知事 基本的に進めていくということでございますが、スピード感覚と、当初いろいろ考えていたことが状況が変わったり、それぞれの役割分担の調整の結果、ダブりがありそうだったら、そこはお互いに仕分けをしてやっていくということはあり得るという前提でございます。

◯板橋 聡委員 そのときに具体的な見直しの条件といったものは設けられるんでしょうか。

◯小川 洋知事 ちょっと、今の御質問の見直しの条件というのはよくわかりませんが、要するに、重複があったりした場合に、完全に重複するんだったら、どちらがどうするかという話をしていくことになろうと思いますし、お互いに補完し合うんだったら、役割分担をうまく発揮して、一足す一が二以上になるような調整をすればいいと思っています。

◯板橋 聡委員 済みません、ちょっと私の言い方が悪かったみたいで。見直しというのは、例えば知事が先ほど言われたような効果が中小企業海外展開ワンストップ支援センターでなかなか見えづらい、あるいは今までのように民間にやらせておいたほうかよかった、県でやるほどのことでもなかった、あるいは県以外でやったほうがうまくいくのではなかろうかという事象が起こった場合、あるいは見受けられた場合に、どういうふうな時点でそういった判断ができるんでしょうかという質問です。

◯小川 洋知事 実際に予算の執行をして、関係者と協議会をつくって、これからどういう連携をしていくかということが詰まっていくわけでございます。あらあら事業の計画はあるわけでございますが、そういう中で申し上げたいことは、民間がやっているからこれは要らないだろうということにならないだろうと私は思っているわけです。
 先ほど言いましたように、私の経験からいくと、民間は銀行や商社などいろいろありますけれども、それぞれの御立場、なりわいから、ある一定の範囲、エリア、分野についてのいろいろな御支援をされているというところでございますから、そこはそれとして、その役割とこちらの役割が補完し合って連携強化を図っていくというニーズは変わらないだろうと思っております。

◯板橋 聡委員 済みません、これ以上やって細かいところに行ってしまうと、知事にわざわざ御質問することではないと思いますので。ぜひ見直しというか、常にその意識を持って、どの条件でどういうふうに見直すか、その時々の執行権者や課長、部長によって判断が変わるといったことがないような形でやっていただきたいと思っております。
 最後にもう一つ質問させていただきたいんですけれども、私自身、代表質問、一般質問、そして今回の予算特別委員会、本日の予算特別委員会を見るつけ、実は個人的には小川知事には好感を持っております。さまざまな質問にも真摯に耳を傾けて礼儀正しく、時折笑顔を見せ、やじにも反応するいい人だと。逆に言うと、人がいいとかいう言い方になるかもしれませんけれども、私が一有権者なら「知事ばそげんいじめんで」と思うかもしれませんが、ただ、議会に身を置く立場としては、逆に心配になります。
 というのは、先ほど申しましたとおり、これだけ暫定予算に政策的事業が、それも新規の政策事業というのが多数含まれております。数えましたところ五十四事業ございました。先ほど知事がおっしゃいましたとおり、暫定予算というのはもともとつなぎ予算のはずで、当面必要な経費とか緊要な施策をなすための予算が入るということなんですけれども、新しく知事もかわった、その上、三月十一日の大震災があって国内の状況も大きく変わってしまった中、こういうふうな多くの暫定予算があるということは、知事の構想だとか思いといったものを縛るものではないでしょうか。お考えをお聞かせください。

◯小川 洋知事 なかなか難しい御質問でございますが、厳しい財政状況、環境ではございましたけれども、私は私なりにめり張りのついた予算を出させてもらったと思っております。
 一つは県民幸福度日本一を実現するために、県民生活の安定・安全・安心を高めるための施策をちりばめたつもりでございます。それから、元気を西からと申し上げて、これからの東日本の復興とその間のこの国の国力の維持のために福岡県が貢献をしたいという思いで、まず福岡県を元気にしたい、経済を活性化したいと申し上げたわけでございます。
 そういう形で、その他いろいろ本会議、あるいは委員会の質疑で答弁させていただいたわけでございますけれども、そういった形で、自分としての思いは込めることができた予算だと思っております。
 その上で、暫定予算についてでございますけれども、議会で二月に成立をしていただいたわけでございます。これについては、私もいろいろ見ました。精査をしました。行政の継続性というのがございまして、中小企業、農林水産業の振興、子育て支援とか教育、さまざまな分野で継続すべき事業について私は継続したつもりでございますし、拡充強化すべきところは足したつもりでおります。そういう意味で、暫定予算が全部私の手を縛った、足を縛ったという思いはしておりません。

◯板橋 聡委員 思いは非常によくわかりました。とはいえ、まだ今回は暫定予算、しかも知事になられて一年目ということでございます。来年度はぜひこれぞ小川カラーと思えるようなオリジナリティーと力強さにあふれた予算、事業を立てていただいて、福岡県のために頑張っていただきたいというエールを送って私の質問を終わらせていただきたいと思います。(拍手)