先日東京に行った際、電車内の吊り広告でこれでもかって位宣伝してたのが池井戸潤著「下町ロケット」
なにやら下町の中小企業が大企業からの訴訟や銀行の貸し渋りなんかに負けず頑張っちゃう小説とのこと、さらに直木賞も受賞したらしいので早速読んでみました。
車内吊り広告で煽っていたスピード感と爽快感は有ります。移動の最中につらつら読んでも2日で読み切りました。逆に言うと内容紹介に書いてある「その特許がなければロケットは飛ばない」がオチの全てとなる構成は、スピード感と引き替えにリアリティという意味では随分端折ってますので、下町の中小企業経営者が読んだら「現実はこんなにシンプルじゃないよなぁ」という溜息が聞こえてきそうです。それはそれ、やはり技術力・知財は資源の無い日本が世界と伍する為に必要不可欠な要素だと再認識させられました。「やっぱ二番じゃ駄目だよな!」と気付かせてくれること間違い無しです。
民主党代表選投票直前に思うこと
まもなく新しい総理大臣となる民主党の新代表が決まりますね。立候補受付から僅か3日で代表選挙が終わるのはいかにも拙速だと感じます。もちろん今回の代表選挙に自民党の私は投票権は有りませんが、民主党の代表は事実上の総理大臣ですし、今回全ての立候補者がどのような思想信条をもっているか詳らかにする事は民主党をより深く知って貰える点でメリットがあると思います。
しかし、実際は小沢元代表が誰を応援するか、「親小沢か?反小沢か?」に報道は終始し、民主党側もすっかりそれに乗っているかのような国民無視の代表選挙になってしまいました。
もう一つ気になったのは、「わたしたち有権者が直接選べないから駄目だ」的なメディアの論調。
そりゃ国会は議院内閣制だから当たり前の事で、それを民主党の代表選挙の時に言っても詮無い事でしょう。
我々が出来るのは地元選出の国会議員が誰を支持して、どのような投票行動をするのか理解すること。だからこそ民主党内の代表選挙であっても政策面の主張にもっとフォーカスしてくれなければ困るのです。そして立候補者のみならず投票した議員も含め、その積み重ねが国会議員の言葉の重みに繋がると信じています。
宮城県視察
先日野球の練習をしました。普段からジョギングしてるんで足腰には不安は無いのですが、その気分で思いっきり野球をしたら肩から背中、腰に掛けて強烈な筋肉痛、ついでにぎっくり腰。筋肉痛も度が過ぎると身体が熱を持つみたいで体温も38度近くあがって昨日は全く使い物になりませんでした。選挙戦以降全く病気知らずでしたが、気が張っていたからでしょう。一回体調崩れるとキツイですね。夏の暑さもお盆を過ぎて一息入っている様ですが、みなさん体調管理には十分お気を付け下さい。
さて夏休みの宿題のように、ちょっと遅れ気味に活動報告させて頂きます。
東日本大震災をうけて今年福岡県では地域防災計画が見直されますが、実際の現地にて復興に携われていらっしゃる方から生の声を拝聴し情報交換させて頂くために、7月25〜26日に自民党県議団一期生の有志9名で宮城県を視察しました。
訪問したのは宮城県庁、宮城県東部地方振興事務所、石巻港。宮城県東部地方振興事務所は事務所自体が被災したため、専修大学石巻校の体育館を臨時事務所とされていました。
こちらには福岡県庁から二名の職員が派遣されており仮堤防工事を担当しています。宮城県側からはスキルを持った職員の派遣については非常に高く評価して頂きました。
また宮城県庁においては渥美巌宮城県議会議員から県議会としての対応について説明を頂き、その後県庁危機対策課・復興計画課の方より宮城県が提案している震災復興計画についての説明などを頂きました。
今回の震災において「想定外」という言葉自体がタブー視されましたが、渥美県議と県庁職員は口をそろえてやはりハード面ではどうしても対応に限界が有り避難意識の醸成が必要、と力説されていました。
また復興費用の負担について政府の対応が決まらない(7月26日時点)ために地元自治体の負担額が見えず、復興事業が進められないと嘆いていらっしゃいました。被災地の声を届けようと、地元自治体から国会議員へ意見陳述の機会を与えられた会議において、テレビカメラが引いたら間もなく退席する議員もいたとのエピソードを披露された際は我々からも思わず溜息が漏れた程です。
最後に、テレビなどではなかなか感じられない事でしたが、宮城県でも被害が大きくなかった仙台市街地においては人の出入りが活発でアーケード街や飲食店も結構賑わっているなぁという印象でした。人とカネが全国から被災地に集まり復興に向かっている感じがしました。これは嬉しい反面、今後の福岡県の事を考えると様々な影響を想定しなければならないと身が引き締まりました。
6月定例議会のまとめ
すっかり更新が滞っておりました。でも忙しいを言い訳にしちゃいけませんね。出来る事から少しずつ。
とにかく6月定例議会本会議及び予算特別委員会における私の活動を下記の通り纏めておきます
7月5日 〜小川知事に対して初質問
質問要旨
◎福岡県内の地域格差(特に所得や人口構成比)是正
◎農業の後継者確保対策に関わる高収益園芸産地育成事業の今後
◎農林水産物鳥獣被害対策費について
◎県南地域の有害鳥獣加工施設について
◎鳥獣被害対策を全庁横断型のプロジェクトに
◎ミカンなど作付面積が広い作物に対する鳥の食害対策
◎矢部川水系の水源開発について知事の認識の確認及び今後の対策
(写真は本会議場での一般質問の様子)
予算特別委員会にて県執行部に対して質問
7月7日 地域防災力強化費・避難活動コミュニティ育成強化について
7月8日 地域自殺対策緊急強化事業費について
7月12日 水産業の高収益化及び「元気な福岡農業作り推進費」について
7月13日 中小企業海外展開支援について
7月15日 有明海高潮対策について
7月15日 県立高校の魅力向上について
7月19日 知事保留質問「中小企業海外展開支援について」
(写真は予算委員会で知事保留質問を行う様子)
もうちょっとしたら福岡県議会ホームページにて議事録が公開されますので、それを纏めてお知らせするようにしたいと思います。
既に一般質問についてはビデオが公開されていますので、ご興味の有る方はそちらもご覧下さい。
しかし質問した日付を見て頂ければ分かるとおり、予算特別委員会は殆ど自転車操業状態で質問作成して議場に向かっていました。学生の時だってあんなに勉強したことは無かったかもしれません。それだけに委員会終了後の達成感はひとしおでした。
完全燃焼
初めての定例議会を一言で表せばこの4文字です。
さて、お盆です。これから地元の御霊祭りに行ってきます!
6月定例会終了、明日より東北視察
6月定例会は7月20日に終了しましたが、その後も溜まりに溜まった事務処理を筆頭に、地元の市議会議員選挙やお祭りや勉強会と息つく暇もない毎日です。
今日の午後やっと6月定例会にて私が行った一般質問及び予算特別委員会での質問を個人的に纏めてみましたが、特に予算特別委員会の質疑は一問一答形式で、執行部の微妙な言い回しを含め議事録が上がってからでないと纏めきれない部分が存在します。
こちらは言質を取ろうとあの手この手で答えを引き出そうとしますし、あちらは言質を取られまいとなるべくフリーハンドに解釈できる言い回しで逃げようとするし、困ったものです。
誤解の無いように、先ずは私の質問意図を纏め、執行部回答は議事録を入手してから付け加えたいと思います。しばしお待ちを。
さて明日から自民党県議団一期生の有志で石巻地方振興事務所と宮城県庁を含み東日本大震災の被災地を視察してきます。今後見直される福岡県防災計画への反映を踏まえ、現地の実情を目に焼き付けしっかりと学んできたいと思います。