【東京・石川・富山方面、管外視察備忘録】

【東京・石川・富山方面、管外視察備忘録】
総務企画地域振興委員会として最初の管外視察に行ってきました。視察には福岡県内を視察する「管内視察」と県外に向かう「管外視察」があります。前者は2年の任期で大体4-5回ほど、日帰りか一泊二日。後者は任期中に大体2回、一泊二日か二泊三日の旅程となります。
今回の訪問先と目的及び所感を備忘録代わりに書き留めておきます

(1)東京臨海広域防災公園「防災学習施設と内閣府所管の防災拠点施設について」
湾岸エリアに基幹的広域防災拠点として平成20年に竣工された施設。東京湾沿いなので津波や地盤が心配かと思ったが、このエリアは防災を前提とした埋め立て地で、建物の耐震設計や津波の高さも含め綿密に計算をされているとの事。大地震の時は逆に外に出ずに建物の中で待機を呼びかけているそうです。
防災拠点機能であるオペレーションルームは約960平米、300インチのモニターを備え圧巻でした!写真を撮ったのですが、ネットでの公開には内閣府の許可が必要とのことですのでまた後日。
また併設されている防災体験学習施設は、エレベーター内にて震度7の首都直下地震が発生して、そこから避難までの流れが体験出来ます。これがもの凄くリアル。避難所を再現してあったりと、非常事態をシミュレーションする事が出来ました。

(2)東京都議会「東京オリンピックへの取組状況などについて」
なにかと話題になっている2020東京オリンピック・パラリンピック。視察を受け入れて貰えるか心配しておりましたが、東京都オリンピック・パラリンピック準備局大会準備部施設調整担当課より大会準備の状況をご説明頂きました。IOC会長がロゲ氏からバッハ氏に交代し打ち出されたオリンピックアジェンダ2020や、近年IOCが最も力を入れているテーマの一つである「オリンピックレガシー」を東京都として取り込んでいるとの事。新国立競技場の問題はこのオリンピックレガシーを理解すると全く見方が違ってきます。
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(3)金沢海みらい図書館「図書館を起点とした地域コミュニティづくりなどの取組について」
武雄市のTSUTAYA図書館が注目を浴びておりますが、図書館は年齢を問わず多くの方々が交流出来る地域コミュニティの核となる施設。金沢市は住民が4キロ圏内で図書館にアクセス出来るような配置を目指し、道路整備の為に移転をした工場跡地を利用して、平成23年5月に新たに海みらい図書館をオープンさせました。外壁に約6000もの丸窓をつけた、斬新なデザイン。それからの採光により照明を徹底的に工夫し、省電力化と「明るすぎない、読書に最適な環境」を構築。また書架の下から送風したり館内全体の空気を循環させ熱交換を活用するなどの省電力化も素晴らしかったです。「世界で最も美しい公共図書館25」「BBC 世界のスーパーライブラリーベスト4」「世界の魅力的な図書館ベスト20」日本建築家協会賞・日本図書館協会建築賞など数々の賞などに選出されています。学生の時ならここで「図書館デート」したいくらい素敵な施設でした。図書館機能以外にも約200席のホールやコミュニティスペースもあり、開業4年で約300万人の来場者で賑わっています。
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(4)富山県議会「空き家を活用した定住者受入に積極的な地域取組への支援について」
富山県では、大都市圏から富山県への移住・交流を促進する「くらしたい国、富山」推進本部を平成19年より設置。北陸新幹線開業や地方創生の気運を逃さず、人口減少や空き家対策などの取組を行っており、その説明を頂きました。
就職相談会などを併せて実施してUターンへのきっかけになることを目指す「30歳の同窓会in富山」。空き家バンクの登録から、更に流動化を促す仕掛けとして宅建協会・不動産協議会を巻き込み行う「空き家コーディネートの推進事業」など特徴有る取組を行われています。これらは福岡県やみやま市でも参考になりそうです。

(5)石川県議会「北陸新幹線金沢駅開業効果の最大化と持続・発展に向けた新たな石川の魅力づくりについて」
石川県においては、大変ご多忙な中、中村勲県議会議長にお出迎え頂きご挨拶を頂きました。
東京からの移動は今年3月に開通した北陸新幹線を使ったのですが、金沢駅に降り立った直後からその賑わい振りは凄かったです。過去3時間47分掛かっていた東京~金沢間の移動が2時間28分となり、東京近郊から来訪者が激増。首都圏からの入り込み客数を500万人に設定。開業効果を県内全域に波及させ、リピーターを増やすよう「おもてなし」をキーワードに、観光事業者等の指導者層の底上げや、観光客の意見の把握・迅速な改善の仕組みを構築し、県民自らもおもてなしを考えるきっかけづくりの機会を作ったり、全県挙げての取組が進んでいます。
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【地方創生総合戦略の議論がNHKにて紹介されました】

【地方創生総合戦略の議論がNHKにて紹介されました】
福岡県議会9月定例議会は10月9日に約3週間の会期を経て無事終了しました。

今回は自民党福岡県議団の代表質問という大役を務めることが出来、意義深いものとなりました。

また委員長を務める総務企画地域振興委員会では、現在県が策定中の「福岡県人口ビジョン・地方創生総合戦略」等が議題となりました。

人口ビジョンとは、人口減少社会の諸課題に対処し、持続的な地域社会・経済を実現するため、本県における人口の現状と県民の希望する子供の数などを踏まえた本県独自の将来人口を展望するものです。また地方創生総合戦略は、昨年策定された「まちひとしごと創生法」に基づき閣議決定された「地方創生総合戦略」の福岡県版となり、平成27年から平成31年度までの5カ年について4つの基本目標を設定し具体的取組を推進するものです。

この議題についてNHKから取材に来て頂き、10月7日の「NHKニュース8:45」と翌8日の「ロクいち!福岡」にて2分ほどにわたり紹介をして頂きました。

この総合戦略を元に今後5年間の福岡県の舵取りが決まるわけで、大変重い内容です。しかしながら、県民の皆様にとっては取っつきにくい為、メディアの方に分かりやすく簡潔に解説を頂けるのは、政治意識を高める上でもとても大事だと思います。

私も今後の県政報告会等で、人口ビジョン・地方創生総合戦略の詳細については皆様にご報告差し上げます。

 

【戦争では無く平和のゲーム 囲碁】

【戦争では無く平和のゲーム 囲碁】
昨日は囲碁サミット2015 in みやま・柳川が開催されました。

みやま市では毎年プロ棋士をお招きして、「囲碁フェスティバル」を2011年から開催しています。この囲碁サミットはその全国大会みたいなもので、囲碁を活用したまちづくりを行う全国14自治体と日本棋院和田紀夫理事長、大竹英雄碁聖をはじめとするプロ棋士の皆様がみやま市と柳川市に集結。

昼の部はみやま市まいピア高田にて石倉昇九段の基調講演、14自治体の市長や教育長をパネリストとしたパネルディスカッション、プロ棋士による指導碁や子供・初心者教室。その後柳川市御花に移動して交流会が開催されました。

石倉昇九段が「教育における囲碁の効用」と題して行った基調講演は、囲碁をよく知らない私にも大変示唆に富んでいました。
特に記憶に残ったのは

「囲碁は相手の言い分も少し聞いてやるゲーム。チェスやテレビゲームのようにボスを攻略するのと違い、殺しあいのゲームではない。相手にもある程度取らせるが、相手よりちょっとだけ多く取るゲーム。すなわちgive & take。戦争では無く平和のゲーム。」

という一節。地方議員として、今後の活動に是非活かしたいと思います。その為にはまず囲碁を嗜まなければ!

実は石倉昇九段監修の「囲碁講座ー入門編」というiphoneアプリを持っていたのですが、石倉九段からは「それよりパンダネットのヒカルの碁っていうビデオ講座が役に立ちますよ」とのアドバイス。がんばります!

そして今年も柳川市出身の大渕盛人九段にお越し頂きました。紳士で知的で更にダンディーな佇まいの大渕九段。会う度にファンになります。

母君が私と同じ山門高校卒業と聞き、益々親近感を覚えました。今後とも故郷の囲碁を活用したまちづくりの為に引き続き力を貸して頂くようお願いをしました。

写真上「石倉九段と金子柳川市長」下「大渕九段と和田日本棋院理事長」

 

【平成27年9月議会代表質問無事終了】

【平成27年9月議会代表質問無事終了】
9月29日に自民党福岡県議団の代表質問者として大役を果たす事が出来ました。
質問骨子は下記の通り
○知事の政治姿勢について
ー中小企業振興条例について
ースポーツの振興による地方創生と地方活性化について
ー総合戦略の概要と策定スケジュールについて
ー若者の結婚・家族形成のための意識づけについて
ー政府関係機関の地方移転について
ー移転が実現した場合の県勢振興と移転実現のための具体的施策について
ー本県への本社機能の誘致について
ー新たな財政改革の目標について
ー県債残高に占める臨時財政対策債の割合について
ー平成26年度決算について
○新社会推進部の組織改編について
ー新社会推進部の名称について
ー男女共同参画推進課が担う機能、業務及び名称について
ー今後のアンビシャス広場事業について
○乳幼児医療費支給制度の拡充について
ー乳幼児医療費支給制度の改正時期について
ー乳幼児医療費支給制度の自己負担額の設定について
ー乳幼児医療公費負担に対する国の考え方について
ー乳幼児医療費支給制度改正にかかる市町村との協議について
○耕作放棄地対策について
ー耕作放棄地再生への取組について
○「全国豊かな海づくり大会」の本県開催について
ー全国豊かな海づくり大会を「福岡県らしい大会」とすることについて
ー県を挙げた大会とするための取組みについて
○教育問題について
ー新たな科目「歴史総合」について
ー新たな科目「公共」について
ー全国学力・学習状況調査の目標を達成できなかったという結果と要因について
ー学力向上に向けたこれまでの施策の成果と課題について
ー学力向上に向けた今後の取組について

以上25項目。NHKニュースにも取上げて頂きましたが、総合戦略をはじめとし全て今後の県政運営のなかでも基本となるべき重要な問題ばかりです。
知事答弁に関しては議会が落ち着いてからまた後日レポートしたいと思います。
質問・知事答弁を含めたインターネット録画中継は10月2日頃から視聴可能になる予定です。URLは下記の通り↓
http://www.fukuoka-pref.stream.jfit.co.jp/?tpl=speaker_result&speaker_id=388
後援会有志の皆さんも応援に駆けつけて頂き心強かったです。本当に有り難うございました。

 

【9月議会開会、初めての代表質問を行います】

【9月議会開会、初めての代表質問を行います】
昨日より福岡県議会9月定例議会が開会しました。

人件費や資材高騰による伊良原ダムの予算増額や服部副知事の人事案件などが議題として上っています。

私は自民党県議団の代表質問者にご指名頂き、9月29日に代表質問を行う事となりました。

議員個人が普段の政務活動から得た視点で行う一般質問と違い、県内幅広く選出されている自民党県議団所属議員43人の総意として、県政の方向性や知事の政治姿勢を問う質問内容となります。質問の持ち時間も45分が上限(知事答弁時間は除く)。質問項目は30近くに及びそのボリューム・内容ともに自民党県議団として恥ずかしくない重みのあるものとなっております。

その詳しい内容については質問当日まで取扱注意で門外不出。様々な情勢に応じて修正や変更がかかる場合もあります。プレッシャーたるやたまりませんが、しっかり務めたいと思います。

自民党県議団の一般質問は9月29日(火)午前11時からです。傍聴希望の方は事務所まで御連絡ください。
またネットにて生中継も行われます(録画中継は10月2日頃から)
http://www.fukuoka-pref.stream.jfit.co.jp/
どうぞ宜しくお願いします!