8月4日に私が所属する総務企画地域振興委員会管内視察が行われました。昨年3月以降、コロナ渦の中、各種視察もほとんど取りやめになり、久しぶりの委員会視察となりました。
〇 福岡市民防災センター・早良消防署
福岡市民防災センターは、疑似体験を通じて利用者の防災知識の深化を目指した施設です。平成4年1月に開館して累計来館者数は314万人を超えており、令和元年度は9万人を超える来館者を迎えましたが、今年は新型コロナの影響で、2-4月は休館し、ウイルス対策のために一部体験施設を閉鎖するなどしたため来館者は激減し、夏休みにも関わらず閑散としておりました。
また早良消防署では、九州に2台しかない、「拠点機能形成車輌」を視察。
拠点機能形成車輌とは、緊急消防援助隊の後方支援体制強化をし、大規模災害の被災地において長期の消防応援活動を可能とする車輌です。国の無償使用制度をかつようして整備されました。
全長11.9m、幅2.49m、高さ3.58m、排気量9839cc、その大きさは40m級はしご車とほぼ同等。現地での指揮本部を即座に設営可能とし、100人規模での宿営を可能とします。
平成28年熊本地震や平成30年西日本豪雨の広島県、令和2年7月豪雨で熊本県と、昨今の大規模災害において活躍しています。
〇 天神中央公園西中洲エリア再整備事業について
天神中央公園はアクロス福岡に隣接し、芝生広場・貴賓館・福博であい橋などを有する面積3.1haを誇る県営公園です。
その西中洲エリアは、100年以上の歴史を誇る国の重要指定文化財「貴賓館」を中心とした福岡部と博多部を結ぶ絶好の立地にある公園ですが、以前は鬱蒼とした樹木に囲まれ、くつろげる空間が少なく、多くの人が通行しているにもかかわらず滞在時間が短い公園でした。
そこで、公募設置管理制度を活用したPark-PFIにより再整備が計画され、樹木の整理屋照明演出により明るく安全な環境をつくり、飲食を楽しめる賑わいのある空間創出を目指し、令和元年8月に完成することが出来ました。