【6月議会一般質問と答弁の概要】
熊本地震を踏まえ「市町村の防災拠点の耐震化について」「災害時における私立学校の活用について」の二つのテーマで行った一般質問が無事終了しました。
質問骨子と答弁の概要を備忘録代わりに記載しておきます。
まず、熊本地震にて宇土市役所庁舎が半壊するなど防災拠点となる5つの市町庁舎が使用不能となりました。福岡県の市町村庁舎の耐震化率は72.6%、県としても個々の市町村庁舎の状況を把握した上で、早急な耐震化を促すよう要請しました。
知事からは、市町村庁舎の耐震化の重要性について認識を共有していただいた上で、県内の防災拠点となる市町村庁舎161棟の内、44棟が耐震化されていない事が明らかにされました。これらについて定期的に報告を求め、国の補助の割増しが受けられるようにしたり、適切な情報提供と助言を行い、市町村庁舎の耐震化の取り組みを促進させることを確認しました。
また、県内1106校の公立学校が避難所として指定されているが、一方で私立学校は8校しか指定避難所になっていません。大規模災害時に人口密集地で避難所が不足する可能性や、なるべく近くの私立学校を避難所として使用したいという要望に応えるべく、私立学校を指定避難所として活用を提案。また、県内において公立学校の耐震化率は96.9%だが、私立学校は74.6%と大きく遅れており、知事の認識を質し、耐震化促進の取り組み強化を要請しました。
知事からは、避難所が不足しないよう、市町村との会合の中で私立学校を含め、ホテル・旅館の民間施設を避難所として活用するように要請をすると同時に、私学団体を通じて私立学校側にも協力をお願いしたい旨を表明。また、私立学校は経費負担の問題から、公立学校と比較して耐震化が遅れている事を認識している事を明らかにし、各学校の課題について個別協議を行い、往来の補助制度の継続のみならず、制度の拡充・強化を国に対して要望することを確認しました。
知事から一歩踏み込んだ答弁を頂き、この内容が確実に実行されるよう引き続き注視して参ります。
公式の議事録が上がってくるまで、質問原稿を下記URLににアップしておきます(録画中継先のリンクも張ってあります。
こちらもどうぞご覧下さい↓↓
http://itahashi.info/blog/20160614133017