【選挙後雑感、低投票率など】

【選挙後雑感、低投票率など】
統一地方選挙前半戦、福岡県知事選挙は小川洋知事が二期目の当選を果たされました。
得票率も当初目標に掲げてあった80%を超え、法定チラシに記載してあった公約をもとに、福岡県を「さらに前進」させる施策を自信を持って進められる事と思われます。

一方、二元代表制の一翼を担う福岡県議会。議員にとって先ずは当選が大きなハードルですが、当選後に議会の中で活躍するために最も重要になるのは会派構成です。
新聞上では所属政党での記載しか有りませんが、福岡県議会は会派制を敷いており、12名当選された無所属の方も必ず何らかの形で会派に属します。
中でも5人以上の議員が属する会派は代表者会議を構成し代表質問権などを有し、議会運営の中心となります。

私は自民党福岡県議団に所属していますが、当選者の顔ぶれをみても、前期同様安定して議会運営を牽引する会派になる見込みです。

さて、福岡県の投票率は過去最低を更新して38.85%との事。新聞などでは「民主主義の危機」などと煽っている記事も見ました。

福岡県では3年前から議会広報を3ヶ月に一度発行するようにしたり、一般質問の録画中継を4年前まで遡って観られるようにしたり、今回の選挙では初めて選挙公報を発行したりと努力しています。また私自身は、各校区において県政報告会を年一回開催しております、ネットを使った情報発信、後援会向けの県政レポートなども行っています。他の議員の皆さんも各々様々な方法で県政について地域の皆様にお伝えする努力を行っているようです。しかし、税金を使った広報や、議員個人の活動による広報にはどうしても限界があります。もう少し普段の県政や議会について新聞等の報道を増やして頂くよう働きかけるなど、どうすればもっと有権者の関心を県政に向かわせる事が出来るか、引き続き知恵を絞らなければなりません。

一方で、有権者の方から「どうせ自分が投票に行こうが行くまいが、結果は変わらんめーもん」という声を良く耳にします。

何かを「変える」為にあるのが選挙でしょうか?

確かに「2005年郵政選挙」「2009年政権交代選挙」「2012年取り戻す選挙」もの凄くドラマチックでした、そして何かが変わったような気がしました。しかし、それはあくまで結果であって、一番大切なのは、有権者が投票に行くまでに今の政治に対する自分の立ち位置を熟考し判断する過程だと私は考えます。それが一人一人の政治意識の高まりに繋がり、同時に議員の緊張感を一層高め、結果として政治を前向きに進める。そんな鏡のような関係になれるよう、次の4年間も皆様と共に努力して参ります。