決算特別委員会終了&矢部川くすべえ目覚めました!

10月28日から開催されている決算特別委員会が無事11月7日に閉会しました。
私は今回5つの質問を行いました、こまめに報告したかったのですが、1問約20分の持ち時間とは言え、その準備の為にヒアリング等調査に費やす時間は膨大で、結局最終日まで報告出来ませんでした。

正式な議事録が上がるのに3−4ヶ月掛かりますが、取り急ぎ感想など

10月29日(水)新社会推進部「オリンピック等のキャンプ地誘致について」
現在、県内26の自治体がオリンピック・パラリンピックのキャンプ地誘致の意向を示している。が、中にはスポーツ施設は保有していても、それ以外のソフト・ハード面の対応、例えば宿泊施設や通訳スタッフの確保など、単独では対応が困難な自治体に対する支援について県側の意向を確認。
キャンプ地誘致を成功させるためには、中央競技団体とのパイプ構築の必要性を訴え、そのようなネットワークを持つ県内のスポーツ強豪校などを連絡協議会に協力頂く事を要請。今後加速する誘致活動についての取組を質しました。

10月30日(木)農林水産部「鳥獣害対策について」
これ私が初当選後、初めての一般質問で聞いたテーマです。その後補助金を含め、国・県の予算・体制がしっかり構築されつつある鳥獣被害対策ですが、一方で地元を回っていると、まだまだ地域の農業者の皆様はその効果を十分に体感していないと思われました。そこで対策が難しいとされるカラスなど鳥類の被害、捕獲を行う狩猟者の確保、県の市町村への指導等を中心に質問。今後、地域住民が鳥獣害被害の減少が体感出来るよう施策を進めて貰うことを確認しました。

10月31日(金)商工部「伝統産業の維持振興について」
みやま市は木蝋による和蝋燭、天然樟脳、線香花火という国内に留まらず世界的にも希少価値の高い伝統産業が存在しており、これは平成25年2月議会で一般質問をしたテーマです。その後県は市町村、商工会議所・商工会などに聞き取り調査を行い希少性の高い伝統産品の実情把握を進めています。またそれら伝統産業は産業観光的な側面も有り、ルート作りや受入体制強化の為の支援を要請し、進めて行くことを確認しました。

11月4日(火)私学学事振興局「代々木ゼミナール小倉校の撤退問題について」
本年8月に大きくマスコミに取り上げられた代ゼミの予備校閉鎖問題。予備校を含む私立の専修学校や各種学校の設立認可は学校教育法により県知事が行う事になっています、が一方で裁量の幅が小さく基準さえ満たせば設立認可を出さざるを得ないのが現実です。専修学校等に認可されると固定資産税の免除など大きなメリットもあり、社会的存在となるそれら私立学校はそれ相応の社会的責任を果たすべきだと考えます。儲からなくなったら撤退しますでは、学生・職員、あるいは競合することで疲弊していった地元密着の予備校などが不利益に晒されます。今後同じようなケースが再発しないよう県の行政指導の姿勢などを質しました。

11月5日(水)総括質疑(新社会推進部・教育庁)「少子化時代のスポーツ環境について」
決算特別委員会の特徴である総括質疑。これは複数の部署が関わる問題について、横串を通すような質問をします。縦割り行政の問題点を質すという意味で大変重要な意味合いがあります。
今回私は少子化のために運営が大変難しくなっている中学校の運動部活動と、地域に根ざす総合型スポーツクラブの連携について質しました。これは学校と学童保育の関係と似ている側面があり、監督部署がそれぞれ違う部活と地域スポーツクラブ双方が歩み寄りもっと情報共有すれば、生徒達にとってスポーツの選択肢が増え、中1ギャップやイジメの問題などを解消する副次的効果も期待されます。今回教育長からは学校側が総合型地域スポーツクラブに対する理解を深め活用するよう歩み寄る姿勢を示して頂きました。一方新社会推進部からは、生徒の受け皿となるべく総合型スポーツクラブの魅力向上を目指す事をお約束頂きました。

正式な議事録が上がってきたら、またブログで照会します。
ダイジェストで書くとあっさりしていますが、制限時間内で過不足無く一問一答形式の質問に昇華させるまでは入念な準備が必要で、予算委員会が終わったときの解放感は格別でした。
来年度の予算へ反映を目指すだけでなく、今後とも継続して取り組みたいテーマばかりですので引き続き頑張ります!

ところで11月1日、矢部川にある中の島公園で「矢部川くすべえ復活式」が行われました。
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重々しい神事用の祭壇の奥に見える物体、それが300年この地に眠っていた「くすべえ」です
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山門、八女、筑後の3つの青年会議所が共同事業として3年ほど前から進めていた事業。最初はだれもが「なんね、それ?」状態。でも、情熱が人を巻き込みプロジェクトを作り上げました。
最後は福岡県、みやま市、筑後市、JR九州、芸術の森などなど各種団体はじめ多くの人達が参画したこの事業。新聞やテレビ等でも大々的に取り上げて頂いたようです。今後筑後広域公園を中心とした県南のシンボルとして愛されることを期待します。
自分からは出向かない(というか出向けない)、会いに行かなきゃならないゆるキャラ「くすべえ」。明日(11月9日(日))の午前中は眠りを覚ますそうですよ!