8月下旬の欧州視察について

広域行政や地方分権をテーマに先月後半ドイツとイギリスを視察に行って参りました。
フランクフルト⇒ハノーファー⇒ヴォルフスブルグ⇒ハノーファー⇒ロンドン⇒エディンバラ⇒リヴァプール⇒ロンドンという強行軍。体力気力共に相当すり減りましたが(財)自治体国際化協会の羽生ロンドン支所長、福岡県フランクフルト事務所の山田所長をはじめ事務局の皆さんのご尽力もあり充実した内容となりました。
DSC00676
世界各国いろんな自治体制が存在するとは頭で認識していても、実際に直接話を聞くと認識の基盤が全く違う事に愕然とします。特にインスピレーションを得たのは、日本と真逆の先進的な地方分権が生んだフランクフルト地域連合というボトムアップ、ヴォルフスブルグの自治体と企業が車をテーマに渾然一体となった地域作り、イギリスが「通称」である事を実感したスコットランド政府の「four nations」、財政的には窮屈なはずなのに自由な感じのリヴァプールのリノベーション。これは決して手放しの感嘆だけでなく疑問も含めての覚え書きです。
DSC01236DSC01158DSC01321DSC01184
少子高齢化、財政の行き詰まり、地方分権・広域連携、民主主義の未来等々、やはり成熟した国家である(成熟とは一本調子の右肩上がりで無いという意味でも有りますが)イギリスやドイツに今こそ日本が学ぶべきものは多いです。今後の議員活動の血となり肉となる貴重な経験を頂き本当に感謝しています。

久しぶりのブログなので考えを纏めるのに時間が掛かりました。こういうのはやっぱり習慣化しないと駄目ですね。