絵手紙のこころ

先週末、みやま市文化協会絵手紙部会が主催した「絵手紙友学五周年記念式典講演」に来賓として参加してきました。
500人程を収容できる会場が満席に近くなるほどの盛況で、こういう文化イベントは珍しいと文化協会の横倉会長や絵手紙部会長である宮川先生も喜んでらっしゃいました。

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東京から田口孝夫先生を講師に招いての記念講演、演題は「絵手紙道中記」。田口先生の絵手紙との出会いや、その中で触れ合った人々とのエピソードが軽妙な語り口で披露され、会場も大いに盛り上がりました。

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壇上に披露されたのは田口先生が頂いた20メートルを超す絵手紙。圧巻でした。

講演の中で「なるほど」と思ったのは、絵手紙は必ず最後はポストに投函して誰かに出さなければ、それは絵手紙とは言えないそうです。つまり作品であると同時にコミュニケーションツールである。会場にお越しになった絵手紙を嗜む皆さんも、日々自分の作品を通じて同好の士とコミュニケーションを深めていらっしゃるからこのような盛会になったのでしょう。

また田口先生によると、絵手紙のモットーは「下手でいい、下手がいい」。生まれて初めてドキドキしながら書いたピーマン(それがシシトウのように見えたとしても)は必ず相手にそのドキドキ感が伝わるものだそうです。県会議員になると色んな場所であいさつをする機会が増えます。その度にいつも「言いたいことの半分も言えなかった」と後でブルーになる私ですが、慣れてなくても心を込めて一生懸命伝えようという気持ちを忘れないことが大切なんだと勇気を頂きました。