様々な影響

昨日は私が卒業した山門青年会議所のOB合同例会にお招き頂き出席してきました。山門青年会議所は本年度福岡ブロック大会を開催する事になっており、気合いの入ったプレゼンが披露されました。

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地域との繋がりを重視し、ライブありアートイベントありグルメありと内容盛りだくさんで一観客として是非楽しみたいと思っています。開催日は9月18日。一つだけ心配なのは9月18日は地元の全ての中学校が運動会のためバタバタしそうな事。悩ましいなぁ。

OB合同例会後の懇親会で、菊美人酒造の江崎先輩が乾杯の挨拶の中で触れられましたが、東日本大震災後の被災地支援の一環で「みんなで東北のお酒を飲もう!」という大きな流れがあるそうです。それはそれでとても素晴らしいのですがあまりに極端な流れになってしまい東北以外の酒蔵の売り上げに悪影響が起こり始めているとの事。

広がる復興支援の想いですが、色んなところに影響が出ていることを知るとちょっと複雑な気持ちになりました。
江崎先輩が「九州のお酒もしっかり飲んで、東北のお酒も飲みましょう」と締められた乾杯の挨拶は偽らざる気持ちだと思います。その心意気に応えるため昨晩はしっかり呑ませて頂きました。

平成23年度福岡県総合防災訓練

昨日遠賀郡の芦屋港で行われた平成23年度福岡県総合防災訓練を見学してきました。

遠賀郡消防本部、県警、海上保安庁、自衛隊をはじめ約150機関、訓練参加人員約1300人が参加する大規模な防災訓練でした。

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小川県知事が総括訓練本部長

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訓練の内容も東日本大震災の教訓を活かし、津波災害対策訓練や地域の要援護者を支援する訓練が行われ、また住民参加型訓練は内容が拡充されたそうです。
がれきの中から生存者を救助する訓練があったり

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倒壊した家屋の屋根を壊して救助する訓練では津波を想定しているのか屋根に土砂が被っていったりしました

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インパクトが強かったのは倒壊しそうなビルの屋上から避難民をヘリで救助する訓練

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ヘリのプロペラが発する強風にあおられ砂が舞い散りあっという間に頭から砂だらけになってしまいましたが、凄い迫力でした。緊迫感が伝わってきます。

地元婦人会の方々が訓練用に作られた炊き出しのカレーも頂きました

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訓練用炊き出しとはいえ普通に美味しかったです。ごちそうさまでした。

思ったこと2点:
一つ一つの訓練内容も大切だが、なにより消防・警察・自衛隊・海上保安庁そして地域住民等、複数の組織が一つの指示命令系統で防災訓練を行うことはとても重要。これなしに迅速でスムースな連携が取れた防災活動は難しい。総合訓練のコストや準備は大変だろうが決して無駄にはならないと確信した。
37も訓練項目が有り、初めて見学している自分は「どうせなら一つ一つゆっくり見せてくれればいいのに」と最初思ったが、実際の災害現場では全ての防災活動が同時並行して行われるのが当然であり、その意味でとても実践に即した訓練内容だと思い知った。

初めての見学でしたがとても勉強になりました、訓練に参加した皆さん本当にご苦労さまでした!

「津波ごっこ」が流行 衝撃克服のため

産経新聞で興味深い記事を見つけました

今回の大震災に限らず、平成5年の北海道南西沖地震で大きな津波被害を受けた奥尻島でも、津波ごっこが子供たちの間で流行したという。臨床心理士でもある藤森和美武蔵野大教授は「子供たちがレスキュー隊員役と遺体役に分かれる形の津波ごっこで、当時は物議を醸した」と振り返る。

(略)

「基本的にはアポロ11号の月面着陸という大きなインパクトを受けて月面ごっこがはやったのと同じ。災害を体験した子供たちは遊びを通して不安や怖さを表現し、心の中で克服しようとしている」と指摘する。

このため、被災地ではごっこ遊びを禁止せずに見守る対応がとられている。子供たちが不安や恐怖を克服すれば、時間とともにこの種の遊びは自然に消失していくとみられるからだ。

引用元: 【東日本大震災】「津波ごっこ」が流行 衝撃克服のため- MSN産経ニュース.

災害に遭遇した子供達が津波ごっことは辛すぎます。ただ、そうやって自分の中で一度感情を消化することが恐怖の克服に必要との解説にはなるほどと思いました。
これ被災地の子供に限らず、被災地以外の子供そして大人にも同様の衝動があるような気がします。もちろん大人の場合は「不謹慎」」の一言で片付けられてしまいますからグッと堪えてる人が殆どだと思いますが、あれだけの衝撃を克服するにはこんなセラピーも必要なのかもしれません。

絵手紙のこころ

先週末、みやま市文化協会絵手紙部会が主催した「絵手紙友学五周年記念式典講演」に来賓として参加してきました。
500人程を収容できる会場が満席に近くなるほどの盛況で、こういう文化イベントは珍しいと文化協会の横倉会長や絵手紙部会長である宮川先生も喜んでらっしゃいました。

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東京から田口孝夫先生を講師に招いての記念講演、演題は「絵手紙道中記」。田口先生の絵手紙との出会いや、その中で触れ合った人々とのエピソードが軽妙な語り口で披露され、会場も大いに盛り上がりました。

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壇上に披露されたのは田口先生が頂いた20メートルを超す絵手紙。圧巻でした。

講演の中で「なるほど」と思ったのは、絵手紙は必ず最後はポストに投函して誰かに出さなければ、それは絵手紙とは言えないそうです。つまり作品であると同時にコミュニケーションツールである。会場にお越しになった絵手紙を嗜む皆さんも、日々自分の作品を通じて同好の士とコミュニケーションを深めていらっしゃるからこのような盛会になったのでしょう。

また田口先生によると、絵手紙のモットーは「下手でいい、下手がいい」。生まれて初めてドキドキしながら書いたピーマン(それがシシトウのように見えたとしても)は必ず相手にそのドキドキ感が伝わるものだそうです。県会議員になると色んな場所であいさつをする機会が増えます。その度にいつも「言いたいことの半分も言えなかった」と後でブルーになる私ですが、慣れてなくても心を込めて一生懸命伝えようという気持ちを忘れないことが大切なんだと勇気を頂きました。

所属委員会決定&ニュース画像

本日臨時議会二日目です。
所属委員会が決まりました、私は総務企画地域振興委員会に所属します。任期は二年です。

総務企画地域振興委員会の調査事項は「行財政対策」「職員定数・給与・勤務条件」「財産取得・管理・処分」「消防防災対策」「県行政の総合企画・総合調整」「地域振興」「情報化推進」「地方税制」となっています。平たく言えば、財政、人事、市町村支援、消防防災関連。
県南地域では農林水産や県土整備の方が具体的で地元の方にとって親しみがあるかも知れませんが、総務企画地域振興委員会は全ての分野を俯瞰して勉強できるので、一年生議員で行政経験の無い私にとっては最初の所属委員会として最適だと思ってます。しっかり勉強させて頂き実力を付けるつもりです。

また東日本大震災や原発問題が発生しているなか、福岡県住民にとっても防災対策は重大関心事項でしょう。県の動きがどうなっているのか?忙しくなりそうですがやりがいが有ります。

定例議会は6月下旬から約1ヶ月の予定です。

そういえば、昨日NHKのローカルニュースで福岡県議会の話題が報道されましたが、議員としての生まれて初めての一票を投じる私の姿が映っていました

座席に座っている様子も

写真の一番上段、右から二人目が私です。本会議場の視点で説明すれば、議長席に向かって最前列の左から二番目。

隣の座席の白いスーツの方は、県議会でたった4名の女性議員の一人伊豆美沙子先生、自民党県議団控室でもお隣さんです。家業が同じ酒造業という事も有り意気投合、可愛がって頂いています。元アナウンサーという経歴をお持ちの伊豆先生の演説スキルはとても新人とは思えません、ご興味有る方は是非WEBサイトの動画でどうぞ。