小川知事二度目の被災地訪問と石油コンビナート総合防災訓練

9月9日に小川福岡県知事が二度目の被災地視察の為にみやま市と柳川市を訪問しました。
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知事視察が二度にわたって被災地入することはあまりないそうですが、7月14日の九州北部豪雨から一ヶ月半、復旧の状況を確認したいとの事で、みやま市側では堤防決壊箇所、その周辺の民家及び漬物工場。柳川市側では中島漁港に立ち寄られました。
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西原みやま市長及び区長と一緒に、外見的には随分落ち着いて来ておりますがまだまだ住民の方々が元通りの生活に戻るには時間が掛かることや、決壊部分含め堤防がきちんと復旧されないと安心してここに暮らせないこと等を説明しました。また本郷地区では一番被害が大きかった工場である松木漬物さんから、被災当日から復旧を急ぐ現状の説明を頂いております。

9月14日から9月議会が始まります。今回の議会は九州北部豪雨被害に関する補正予算を中心として、水害関連の話題が中心となる議会になる予定です。会派の代表質問でも重点的に取り上げるとの事。私も一般質問を希望しております。一般質問希望者が多い為確定的な事は言えませんが希望が叶えば、地域の皆さんの安全安心を今後も確保できるようしっかり知事の所見を問いたいと思っています。

日時は前後しますが、9月6日に福岡県石油コンビナート総合防災訓練に参加しました。震度6強の地震が石油コンビナートを襲ったという前提で、自衛隊・警察・消防・民間関係者が総合訓練を2年に一回行うものです。
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訓練終了後の現地訓練本部長挨拶に立たれた第七管区海上保安本部長のお話しが興味深かった。
この方は昨年の東日本大震災の際に被災地におられたそうで、その時の教訓から現在の福岡市近辺のリスクを次のように仰られました

1)港湾の岸壁が低い。大潮時に1mの津波が来ると相当危険と思われる。コンテナ船は空荷だと40cmの津波でも暴れはじめる。
2)警固断層は横移動の断層だが、活断層が近くにあるため地震が発生した場合ダメージが予想以上に大きくなる可能性がある。

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上記二つのリスクを踏まえて、以下三点をアドバイスされました。

1.救済機関は自分を守れ。先の大震災では警察消防など多くの方が亡くなった。救済機関が自分を守れずして他人は守れない。
2.防災無線をはじめとする全ての連絡網がシャットダウンされる可能性が有る。不測の事態で連絡が取れなければ自発的救助活動を行う事で、先の大震災では被害を少なく出来た。
3.前述した二つの懸念材料が福岡には存在する。福岡は災害の少ない街という安心感があるが、防災に関する自身の意識の高揚、他者に対する啓蒙を怠るな

これは福岡市のみならず広く当てはまる教訓だと思います。

8月下旬の欧州視察について

広域行政や地方分権をテーマに先月後半ドイツとイギリスを視察に行って参りました。
フランクフルト⇒ハノーファー⇒ヴォルフスブルグ⇒ハノーファー⇒ロンドン⇒エディンバラ⇒リヴァプール⇒ロンドンという強行軍。体力気力共に相当すり減りましたが(財)自治体国際化協会の羽生ロンドン支所長、福岡県フランクフルト事務所の山田所長をはじめ事務局の皆さんのご尽力もあり充実した内容となりました。
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世界各国いろんな自治体制が存在するとは頭で認識していても、実際に直接話を聞くと認識の基盤が全く違う事に愕然とします。特にインスピレーションを得たのは、日本と真逆の先進的な地方分権が生んだフランクフルト地域連合というボトムアップ、ヴォルフスブルグの自治体と企業が車をテーマに渾然一体となった地域作り、イギリスが「通称」である事を実感したスコットランド政府の「four nations」、財政的には窮屈なはずなのに自由な感じのリヴァプールのリノベーション。これは決して手放しの感嘆だけでなく疑問も含めての覚え書きです。
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少子高齢化、財政の行き詰まり、地方分権・広域連携、民主主義の未来等々、やはり成熟した国家である(成熟とは一本調子の右肩上がりで無いという意味でも有りますが)イギリスやドイツに今こそ日本が学ぶべきものは多いです。今後の議員活動の血となり肉となる貴重な経験を頂き本当に感謝しています。

久しぶりのブログなので考えを纏めるのに時間が掛かりました。こういうのはやっぱり習慣化しないと駄目ですね。

みたま祭り

昨日より全国各地で激しい雨が降っているようです。近畿地方では一時間100mmの豪雨も。先月の九州北部豪雨で気象庁が発表した「経験したことの無い大雨」レベルの雨がまた降っているわけで、今後は「経験したことの無い」気象状況が標準化しつつある事を念頭に治水対策を見直す必要があると思います。

久しぶりのブログ更新となりました。6月末からずーっとバタバタしていて、お盆に突入。「盆と正月が一緒に来た」という慣用句の意味をまざまざと実感しています。9月になるまでこの状況は変わらなさそう。自分は疲れが耳鼻咽喉に出るタイプのようで、先日からアレルギーっぽい鼻水や喉の腫れがあり、健康管理に気を付けて残りの夏を乗り切らねばと思っています。

さて、昨日はみやま市3カ所の忠霊塔で英霊のみたまをお迎えするみたま祭りが行われました。
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雨のため残念ながら式典は公民館で開催されましたが、その後雨が上がったのでそれぞれの忠霊塔にお参りをしてきました。提灯等でライトアップされた光景は幻想的でした。

みやま市内には瀬高町の忠霊塔に847柱、山川町に236柱、高田町に527柱の合計1610柱の御霊が祀られています。みやま市遺族会の皆様が中心となってみたま祭りのお世話をされていますが、遺族会も年々高齢化が進み色々とご苦労が絶えないとの事。それでも英霊の想いを次の世代の方々に引き継がなければならないとの一心で活動されているお姿には頭が下がります。
田中みやま市遺族会会長が挨拶で仰った「今の日本の平和で豊かな暮らしは英霊の御霊の上にある事を我々は忘れてはなりません」との言葉を噛みしめ、私のような「戦争を知らない親」の下で育つ子供達にその想いをどう引き継いでいくのか考え続けたいと思います。

8月15日まで献灯されているそうです。お時間のある方はお立ち寄りになられては如何でしょう?
出店もありません、決して派手なお祭りでは無いですが、厳かな気持ちになれると思います。

九州北部豪雨後2週間、現地の状況

7月13-14日の九州北部豪雨以降バタバタして目が回るような毎日です。ブログもちょっと間隔が空いてしまいました。

みやま市で一番被害が酷かった本郷地区は復旧作業もある程度目処が立ったということで、7月23日にて災害ボランティアの受入を終了しました。また柳川市も同様に7月29日にて災害ボランティアの受入を終了するそうです。完全に元の生活を取り戻すのにはまだまだ時間が掛かると思いますが、まずは第一歩です。本郷でも延べ3000人、多い日は350人程度のボランティアが集まり酷暑の中作業をお手伝い頂いたそうです。区長さんとお話ししていると、トイレや飲料水の手配など不備もあったそうですが献身的に活動頂いた皆様に心から感謝されていました、私からも本当に有り難うございます。

7月16日に小川知事が現地入りして頂いた旨書きましたが、その後21日に衆議院議員古賀誠先生、参議院議院松山政司先生と農地被害を中心に視察同行致しました。
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また25日には福岡県議会農林水産委員会が急遽視察先を変更して県南地域を視察、その際みやまを含めこの地域の農業・漁業の被害状況を説明、地域の主要産業である農林水産業復興を要請致しました。
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また明日27日は自民党県議団九州北部豪雨災害対策本部の視察を行い、みやま・柳川を訪問する予定です。

民家の復旧度合いに比べて、農業・漁業の現場はまだまだ課題山積です。
また、被災者の心理的弱みにつけ込んで詐欺まがいの行為が行われているとの情報も入ってきています。
この地域で「噂話」を「げなげな話」と言いますが、げなげな話に尾ひれ背ひれが付いて、ビックリするようなデマを住民の方から聞かされる事があります。前述の詐欺まがいの行為もそうですが、皆さん、こういう時こそ冷静に情報を精査して下さい。不明な点や不審な点があれば行政機関にお問合せ頂くのが確実です。

昨日は、中の島公園横の放水路で小学校4年生の男児が溺死するという痛ましい事件が起こりました。放水路が豪雨でえぐれて2m以上の水深の水たまりが出来ており、そこで誤って溺れたそうです。水が引いて一件安全そうに見えても、絶対に立ち入り禁止している区域には近づかないで下さい。
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(現場の画像です。写真を撮ったときはまだ水が引いていませんでしたが普段は車が止めてあったりする普通の平地です。まさかここに2mの深さの水たまりが出来るとは想像も出来ません)

まだまだ道半ば、引き続き地元代表の県議会議員として地元の声を聞き、地元の要望を県執行部に的確に働きかけ、自分だけの力で足りない部分は自民党県議団の理解と協力を得る、この3つをバランス良く行う為に飛び回っています。災害対応以外の業務も山積みで、当選一期目の私には荷が重いですが、地元の皆さん・諸先輩方のご指導を頂きながらしっかりと務める所存です。

小川知事被災地視察

小川知事が7月16日に県内地域の豪雨による災害視察を行いました。公務多忙の中、急遽決まった被災地視察。八女市をはじめ福岡県内各所で甚大な被害が発生しているにも関わらず、タイトなスケジュールを調整し、みやま市本郷地区を視察して頂いた事に感謝します。
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(右から西原親みやま市長、板橋聡、小川洋県知事、村山福岡県県土整備部長)

県の管理河川である沖端川堤防決壊の状況や、復旧に向けての工程が説明された後、私の方から本郷地区の地形的な問題から地域一帯の民家が軒下のあたりまで浸水した事や農家が多い為農機具が壊れてしまったこと等をお伝えし、後片付けに追われる集落の被害状況を直接見て頂きました。被災者の皆さんとも言葉を交わした小川知事は「市とも連携し、県として出来る事を精一杯やらせてもらう」との言葉を残して、次の視察場所に移動されました。

16日夕方の時点で矢部川と沖端川中山地区の決壊箇所はほぼ土が積み上がり修復間近となっていました。沖端川本郷地区の決壊箇所は重機の搬入が困難な場所で修復作業開始に手間取りました。昨日は夜を徹しての作業を行うことになっていましたが夜半に強く降った雨が心配です。
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また海苔生産の現場にも大きな被害が出ているようです。農業・漁業関係者への聞き取りを進めたいと思っています。