【祝!#G7広島サミット 及び関連閣僚会合にて #ワンヘルス が取り上げられました】

 今年1月に #大家敏志 参議院議員の予算委員会質疑で、#岸田総理 から言質を取った「ワンヘルスをG7で取り上げる」件ですが、しっかり実行して頂きました。

 ワンヘルスの世界的先進地である #福岡県、そしてその中核拠点を頂く #みやま市 にとっても、ワンヘルスが世界的に大きな注目を浴び、今後推進されていくきっかけとなる重要な宣言です。

 以下、共同声明などにおける言及箇所を抜粋し列記します。全文はリンクをご参照ください:

【G7首脳共同宣言】
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100507034.pdf
《保健 35.抜粋》
我々はまた、統合的な取組を通じて、全体的なワンヘルスアプローチを適用することにより、気候変動、生物多様性の損失及び汚染によって悪化するものを含む国際保健上の脅威に対処することへのコミットメントを改めて表明する。 我々は、薬剤耐性(AMR)の世界的かつ急速な拡 大を認識しつつ、2024年のAMRに関する国連総会ハイレベル会合に向けて、抗菌 薬の研究開発を加速させるためのプッシュ型及びプル型のインセンティブを探求し、実 施するとともに、抗菌薬へのアクセス及び抗菌薬を慎重かつ適切に使用するための管理 を促進することに引き続きコミットしている。

【G7 財務大臣・中央銀行総裁声明】
https://www.mof.go.jp/policy/international_policy/convention/g7/g7_20230513_1.pdf
《国際保健 23.抜粋》
我々は、グローバル・ヘルス・アーキテクチャー(GHA)のガバナンスとファイナン スの強化に対する強いコミットメントを再確認する。国際社会は、ユニバーサル・ヘル ス・カバレッジ(UHC)に向けた保健財政の強化やワンヘルス・アプローチの促進を含 め、将来のパンデミックやその他の公衆衛生危機に対して、より良く備えるべきである。 この努力において、我々は、財務・保健の連携を更に強化すること及び G20 財務・保健 合同タスクフォース(JFHTF)を更に強化するための政治的モメンタムを集結すること へのコミットメントを改めて表明する。

【G7長崎保健大臣宣言】
https://www.mhlw.go.jp/content/10500000/001096404.pdf
《パンデミック条約及びIHR改正 17.抜粋》
我々は、国際的な規範・規則の強化は、パンデミック PPR にとって不可欠であり、ワンヘルス・アプローチに則った国、地域、世界レベルで、ヒト、動物、植物、環境、さらには社会や経済に対する健康危機への負の影響を最小限に抑えるために、重要な役割を果たすことを再確認する。

《パンデミック条約及びIHR改正 18.抜粋》
我々は、パンデミックの脅威を早期に検知し、パンデミック PPR に対するワンヘルス・アプローチを定着させるために、多分野との協力と連携の強化を通じて、システムと能力の強化にコミットしている。

《サーベイランス 20.抜粋》
我々は、ヒト・動物・環境における統合的なサーベイランスとオープンデータ共有のための、適時で、透明性があり、効率的で、多機関連携の取組を、データ保護規則を守りつつ行うことで、データ及び情報が共有されることの必要性を再確認する。このワンヘルスの観点では、生物学的安全性の担保を前提に、全ての国による人や動物の病原体について、遺伝子配列データの迅速な検出と透明性のある共有が必要である。 我々は、 ワンヘルス ・ ハイレベル 専門家パネルとQuadripartite(WHO、国連食糧農業機関(FAO)、国連環境計画(UNEP)、国際獣疫事務局(WOAH)で構成される)が提供した専門知識と勧告を考慮しつつ、病原体配列データの生成と共有のための相互運用可能なグローバルな能力の開発、WHO の国際病原性監視ネットワーク(IPSN)などのイニシアティブの推進が強く求められる。ワンヘルス・アプローチに基づくマルチソースのサーベイランスシステムが必要であり、このようなシステムは、リアルタイムな疫学・臨床情報、血清疫学データ、下水サーベイランスシステムによるデータ等を含み、ヒト、動物、環境の各部門にわたるデータと知見をもとにした比較やアセスメントを可能とする。

《気候変動、生物多様性の損失、汚染による健康への影響 37.抜粋》
我々は、それらの影響をより良く特定し、対処し、適応するために、 また、SDGs とすべての人のための UHC 達成を支援し加速するために、ワンヘルス・アプローチの包括的な実施に貢献し、保健システムの取組を進めることを約束し、また、緊急的な戦略や行動、研究を求める。

《AMR を含む感染症 44.抜粋》
ワンヘルス・アプローチに沿った、ヒトと動物の抗菌薬の慎重かつ適切な使用と安全な廃棄を保証する抗菌薬のスチュワードシップを通じて、既存の抗菌薬の有効性を保護する取組を推進する。(中略)また、AMR に関するアジア太平洋ワンヘルス・イニシアチブ(ASPIRE)や大西洋横断抗菌薬耐性タスクフォース(TATFAR)のようなセクターを超えた連携を強化し、グローバル薬剤耐性サーベイランスシステム(GLASS)やグローバル AMR 研究開発ハブ等の国際イニシアティブへの支援を通じて国際協力に貢献し、AMR に継続して取り組むことを約束する。

《ワンヘルス 49.》
コロナパンデミックは、世界各国及び地域において、ヒト、動物の健康、環境の各セクター間の多部門かつ学際的な連携を改善する必要性を明らかにした。このような背景から、我々は、気候変動、汚染や環境悪化、生物多様性の損失に起因する将来の健康危機のリスクを軽減し、人獣共通感染症の波及や流出、パンデミック病原体や新規株の予防と早期検出を促進する必要性を強調する。例えば、データ、サンプル、情報の収集と共有、学際的な健康課題に対する分野横断的な研究開発、ヒト‐動物‐環境との接点における健康脅威への予防と対応のための協働、といった取組が挙げられる。この点に関して、我々は、昆明・モントリオール生物多様性枠組に関連する目標を実施する重要性を認識する。特に AMR の課題に取り組む上で、ワンヘルスに係る戦略を実践するためには、ヒト、動物、植物、食品安全、水、環境、農業といった複数のセクターが、社会全体及び政府全体のアプローチによって、国、地域、世界全体における取組と連携を強化し、状況に応じた協力体制を構築することが重要であると認識する。我々はこのため、2023年の後半に、すべての関係する省庁の参加を得て、ワンヘルスをテーマとしたハイレベル専門家会合を開催し、必要な方策及び協働について議論を行う予定である。また、我々は、Quadripartite が国際レベルで不可欠な役割を果たしていること、また、これらの組織が策定した Joint Action Plan on One Health の重要性を認識し、加盟国との協議の下、そのリーダーシップを支持する。また、我々は 、 PREZODE ( Preventing Zoonotic Disease Emergence ) や ZODIAC(the ZOonotic Disease Integrated ACtion)といった人獣共通感染症の出現を予防することを目的とした補完的かつ関連性のある国際的なイニシアティブならびにワンヘルス・ハイレベル専門家パネルとその作業およびワンヘルス・アプローチの定義も歓迎する。

【G7農業大臣宣言2023】
https://www.maff.go.jp/…/G7_G20/attach/pdf/230306-5.pdf
《Ⅲ 持続可能な生産性向上のための実践的な措置 16.抜粋》
人間、動物、植物及び環境の健康の相互依存性に対処することの重要性が増している。それらの分野横断的な課題に対する解決策を見つけるため、我々は、世界的にワンヘルスに関する助言を提供し、戦略的調整を強化する四者国際機関(FAO、国連環境計画(UNEP)、世界保健機関(WHO)、国際獣疫事務局(WOAH))による、「ワンヘルス共同行動計画(2022-2026)」の目的を支持する。また我々は、薬剤耐性(AMR)、越境性の動物由来感染症及び植物疫病に対する措置を、国際的な協調、科学的根拠及びリスク分析に基づいて推進・実施すること、それらの分野における 透明性を確保することの重要性を強調する。

《宮崎アクション 抜粋》
https://www.maff.go.jp/…/kikou/attach/pdf/230423-4.pdf
ワンヘルスアプローチを強化し、AMR(薬剤耐性)や越境性の動物由来感染症 及び植物疾病への対策を促進する

【G7外相コミュニケ】
https://www.mofa.go.jp/mofaj/files/100492726.pdf
《22.グローバルヘルス 抜粋》
健康な環境は、人々の健康及び福祉にとっての前提条件である。我々は、将来の感染症や パンデミックに対し、より良く予防し、備え、及び対応するために協働し、グローバルなパ ートナーと共に取り組む。ワンヘルス・アプローチは、これらの取組に不可欠な要素である。

【G7気候・エネルギー・環境大臣会合コミュニケ】
https://www.meti.go.jp/…/04/20230417004/20230417004-2.pdf
《29.ワンヘルスアプローチ》
我々は、人、動物及び生態系の健康の持続的なバランスと最適化を図り、特に気候変動、生物多様性の損失及びその要因、特に例えば土地利用変化等(だがそれに限ることなく)から生じる健康への脅威、特に人獣共通感染症の波及を低減するために、関連機関の関連決定及びイニシアティブを通じて、また、清潔な水、エネルギー及び空気、安全で栄養のある食料、気候変動に対する集団的な要求に対処しつつ、統合的ワンヘルス・アプローチの実施に係る関係省庁間の協力を強化・醸成することをコミットする。我々はまた、ワンヘルスハイレベル専門家パネルと四者会議の活動、特にワンヘルスに関する共同行動計画の実施を引き続き奨励する。我々は、ワンヘルス・アプローチに沿って、必要に応じて、適宜政府から独立した保健、食品・農業、医薬品の規制当局に責任を有する関係閣僚とともに、薬剤耐性に対処し、2024 年の薬剤耐性(AMR)に関する国連ハイレベル会合に向けて、国際規格の策定と合意、知識のギャップを埋める努力を続ける。

【強靱なグローバル食料安全保障に関する広島行動声明 抜粋】
https://www.mofa.go.jp/files/100506874.pdf
(日本、オーストラリア、ブラジル、カナダ、コモロ、クック諸島、フランス、ドイ ツ、インド、インドネシア、イタリア、大韓民国、英国、米国、ベトナム及びEUの首脳による声明)
- 食の安全、持続可能な食料生産及び環境の管理に取り組むためのワンヘルス・アプローチの採用を支持する。