みやま市では土砂災害の危険が高まったので、水上・清水・桜舞館・岩田・二川校区に警戒レベル5「緊急安全確保」が8月14日12:15に出されました。
山間部の赤水が一部発生して土砂災害の前兆が現れていますが、避難する方が少ないため、万が一に備えて「緊急安全確保」にしたそうです。
2021年5月より、市町村が出す避難指示が変更され、従来の「避難勧告」は廃止され「避難指示に統一」、「避難準備・高齢者等避難」は「高齢者等避難」に統一されました。
その中で、警戒レベル5「緊急安全確保」は「命の危険があるため直ちに安全確保」を要請するもので、「災害が切迫しているか既に災害が発生している段階で、そこから避難を開始することが困難となるような状況」を意味します。だから「緊急安全確保」の場合は、避難せずにその場に留まるという判断もありなんです。
警戒レベル4「避難指示」で避難する方が少ないから、警戒レベル5「緊急安全確保」を出すというのは本末転倒に思えます。正常性バイアスというやつでしょうか?効果が失われている、新型コロナの緊急事態宣や人流抑制のお願いに似たものを感じます。大変難しい問題です。